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■『もっともっとおおきなおなべ』/げんきわくわくえほんプチセレクション

絵:どい かや
フレーベル館/税込400円/2006年10月1日発行/ISBNなし

「もっともっとおおきなおなべ」(2002年)のコンパクト版。

26 Sep. 2006


■『長大後想變成什麼呢?』『おおきくなったらなんになる?』台湾版

図:泰好史郎、訳:張桂娥

小魯文化/250台湾ドル・80香港ドル/2006年4月1日発行/ISBN 986-7188-37-3

『おおきくなったらなんになる?』の繁体字中国語版。

⇒『長大後想變成什麼呢?』版元・小魯文化サイトでの内容紹介。
⇒『長大後想變成什麼呢?』(books.com.tw)

11 May 2006


■「花喰い猫」/『猫路地』

編:東雅夫
日本出版社/1400円(税込1470円)/2006年5月1日発行/ISBN 4-89048-955-X

猫好き作家20名による書下ろし猫ファンタジー競作集。
【収録作品】
加門七海「猫火花」/長島槙子「猫ノ湯」/谷山浩子「猫眼鏡」/秋里光彦「猫書店」/寮美千子「花喰い猫」/倉阪鬼一郎「猫坂」/佐藤弓生「猫寺」/片桐京介「妙猫」/井辻朱美「魔女猫」/菊地秀行「猫のサーカス」/片岡まみこ「失猫症候群」/霜島ケイ「猫波」/吉田知子「猫闇」/天沼春樹「猫女房」/化野燐「猫魂」/梶尾真治「猫視」/森真沙子「四方猫」/別役実「とりかわりねこ」/皆川博子「蜜猫」/花輪莞爾「猫鏡」

⇒Cafe Lumiereでの紹介

⇒オンライン書店で注文する(アマゾンbk17&Y

5 May 2006


■「『楽園の鳥』の名前」/『季刊アゴラ』35号(2006年冬)

アゴラさがみはら/476円(税込500円)/2006年1月1日発行/ISBN 4-902100-13-4

地域コミュニティ誌『季刊アゴラ さがみはら市民のひろば』35号

リレー随筆 ことばの魅力「『楽園の鳥』の名前」

⇒原稿再録(隕石標本)

1 Jan. 2006


■『小兔子的鋸齒耳朶』「ぎざみみうさぎ」台湾版

絵:金尾惠子、訳:湯心怡

大穎文化/240台湾ドル(約850円)/2005年11月1日発行/ISBN 986-7235-09-6

「ぎざみみうさぎ」(『キンダーおはなしえほん』2002年2月号)の繁体字中国語版。

⇒Cafe Lumiereでの紹介

⇒『小兔子的鋸齒耳朶版元・大穎文化サイトでの詳細な内容紹介。
⇒『小兔子的鋸齒耳朶』(books.com.tw)

28 Dec. 2005


■「雪幻想」/『読み物特集号〜話のびっくり箱 高学年(2005・下)』

絵:鯰江光二
学研/1120円(税込)/2005年11月20日発行/ISBNなし

29 Dec. 2005


■「世界の北斗七星伝説」/『マンモス』11号

画:小林敏也
ニーハイメディア・ジャパン/1143円(税込1200円)/2005年9月30日発売/ISBN 4-931407-91-9

『mammoth(11)特集:The STARS 家族で楽しむ星のてびき』

⇒オンライン書店で注文する(アマゾンbk17&Y

27 Dec. 2005


■「自然に、心地よく眠たくなって/高柳昌行『April is the Cruellest Month』」/『ザ・ベスト・オブ・ジャズ 101人のこの1枚』

CDジャーナル・ムック/1600円(税込1680円)/2005年5月31日発売/ISBN 4-86171-003-0

⇒Cafe Lumiereでの紹介

⇒オンライン書店で注文する(アマゾンbk17&Y

31 Dec. 2005


■『どんぐりたいかい』韓国版

人形制作:所 由紀子

フレーベル館/390円(税込410円)送料108円/2005年4月1日発行/ISBNなし

2001年に『チャイルドブック アップル』で発表した「どんぐりたいかい」が、ハードカバーの単行本として韓国で発売されました。日韓の草の根友好の一助になればうれしいな。

29 Aug. 2005


■「きょうからおにいちゃん」/『キンダーブック3』2005年4月号

絵:梅田千鶴
フレーベル館/390円(税込410円)送料108円/2005年4月1日発行/ISBNなし

18 Apr. 2005


■「元気な歯で宇宙をかじろう ―りんごと銀河と望遠鏡―」/「歯科広報・佐用郡8020だより」第22号

佐用郡広域行政事務組合/2005年3月1日発行

⇒歯科広報・佐用郡8020だより22号インターネット版
⇒「元気な歯で宇宙をかじろう」―りんごと銀河と望遠鏡―

⇒Cafe Lumiereでの紹介
⇒原稿再録(隕石標本)

27 Apr. 2005


■「すてきなすてきなアップルパイ」/『こどものくに たんぽぽ版』2004年12月号

絵:篠崎三朗
鈴木出版/330円(税込)/2004年12月1日発行/ISBNなし

地球をまるごと、いただきます!

 「いただきます」って、いったい、どこのだれにいうんでしょう?
 お料理してくれたおとうさんやおかあさんに、いただきます。材料を買うお金を稼いでくれたおとうさんやおかあさんに、いただきます。材料を売ってくれた八百屋さんや魚屋さんやスーパーの人に、いただきます。運んでくれた運転手さんにいただきます。運ぶ車を作った工場の人にも、車を作る鉄を作る人にも、車を動かす石油を掘ってくれた人にも、みんなみんな、いただきます。車の向こうの、魚市場や青果市場の人にいただきます。だいたいが、野菜やお米を作ってくれたおひゃくしょうさんや、お魚をとってくれた漁師さんに、いただきます。そもそも、わたしたちにぱくっと食べられちゃうお米やお魚にいただきます。お米も野菜も肉も魚も、わたしたちの血や肉になるもので、ひとつだって命のないものはありません。食べ物はみんな、めぐる命の贈り物。命に感謝、いただきます。その命を育んでくれた、大きな地球にいただきます。そよ風や夏の雨、降りそそぐお日さまに、いただきます。
 たくさんの、たくさんのありがとうがあるから、アップルパイはいつだって、とびっきりおいしいんですよね。まるごと地球を食べるみたいに。世界のやさしさ食べるみたいに。

27 Dec. 2005


■「どんぐり はやくちことば」/『ワンダーブック』2004年9月号

絵:鹿渡いづみ
世界文化社/381円(税込400円)/2004年9月1日発行/ISBNなし

21 Sep. 2004


■「なつのうみのしりとりめいろ」/『ワンダーブック』2004年7月号

絵:ミウラナオコ
世界文化社/381円(税込400円)/2004年7月1日発行/ISBNなし

12 Jul. 2004


■「ほしのメリーゴーランド」/『キンダーメルヘン』2004年7月号

絵:鯰江光二
解説:黒田武彦
フレーベル館/333円(税込350円)送料210円/2004年7月1日発行/ISBNなし
2003年作品のグレードアップ版

作者のことば

 望遠鏡でのぞいた本物の星空とかわいいイラストで、子どもたちの心に、こっそり、秘密の花火を仕掛けました。「あれ、これ、見たことある。白鳥座の網状星雲? そうか! だからあの綿菓子屋さん、白鳥だったんだ!」「土星の輪って、ほんとうに氷でできてるんだね!」
 星空に描いた夢の遊園地が、いつの日か現実と重なる瞬間。子どもたちの心に、ぱっと星の花火が咲くかもしれません。それが、科学への、そして芸術への、楽しい入り口になってくれたらと願っています。こんなきれいな絵本なら、わたしもほしかったなあ、子どものときに!

解説

 宇宙を手玉に取る人はそういるものではありません。それをやり遂げた?のが寮美千子さん。彼女は大きな宇宙を遊園地にしてオーナーになってしまいました。こんな遊園地で遊びながら、宇宙のようすを親子で語り合えたらいいなと思います。
 この絵本をきっかけに、ぜひホンモノの宇宙もながめてみてください。目で見るのもいいですが、望遠鏡を使うとさらに美しく多様な世界が広がります。実は、公共天文台と呼ばれるだれでも利用できる施設が全国各地にあります。私もそんな施設の一つ「西はりま天文台公園」にいます。口径2mという日本一の大きさの望遠鏡が間もなく完成しますが、これで宇宙の果てまで堪能してほしいと思います。ホンモノ体験は子どもたちにとって何物にも代えがたい貴重なもの。いえ、子ども以上に、親が感動の虜になってしまうかもしれませんね。
黒田武彦 兵庫県立大学自然環境科学研究所宇宙天文系教授(兵庫県立西はりま天文台公園長・天文台長)

26 May 2004


■「きつねこぶた」/『おはなしワンダー』2004年5月号

絵:島田コージ
世界文化社/333円(税込350円)/2004年5月1日発行/ISBNなし
1992年作品の再録

あとがき

 どうもすべてに名前があるらしいと気づいたころ、不思議でなりませんでした。ねこをねこと呼ぼうといちばんはじめに決めたのはだれだろう。それを伝えるためにもことばが必要で、それなら、いったいいちばんはじめのことばは何だったのだろうと、そんなことばかり考えていました。ものに名前があるばかりでなく、ことばには、ありえないものを呼びよせる力があるのだと気づいたときは、もっと驚きでした。きつね、といえばきつねだけれど、きつねとねこがくっついて「きつねこ」になったら、どんな生き物ができるだろう。ことばは、夢見る装置です。
 そのありもしないものが、絵本のなかで目に見える形になりました。夢が形になる驚き。だからいまでも、やっぱりことばが不思議で、おもしろくてなりません。

26 Apr. 2004


■「ファンタジーの復権―心に翼を持つよろこび―」(座談会)/『詩と思想』2004年3月号

土曜美術社出版販売/1200円(税込1260円)/2004年3月1日発行/ISBNなし

⇒一色さんによるご案内(Cafe Lumiere)

4 Apr. 2004


■「さくらえん」/『キンダーブック3』2004年3月号

絵:篠崎三朗
フレーベル館/390円(税込410円)送料108円/2004年3月1日発行/ISBNなし

⇒21 Nov. 2003 「さくらえん」ラフ届く(時の破片)
⇒silicaさんのご感想(Cafe Lumiere)

19 Jun. 2004


■「アリゾナからアイヌへ」/『月刊みんぱく』2004年2月号

国立民族学博物館/239円/2004年2月5日発行/ISBNなし
⇒http://www.minpaku.ac.jp/publication/gekkan/200402.html

⇒17 Dec. 2003 みんぱくエッセイ執筆(時の破片)

4 Apr. 2004


■「神話になった少年」/『ユリイカ』2003年12月号 特集・星野道夫の世界

青土社/1238円(税込1300円)/2003年12月1日発行/ISBN 4-7917-0113-5
⇒http://www.seidosha.co.jp/eureka/200312/

⇒Cafe Lunatiqueでの会話
⇒原稿再録(隕石標本)

⇒オンライン書店で注文する(アマゾンbk1イーエスブックス

27 Oct. 2005


■「どんぐりとやまねこ」/『キンダーおはなしえほん』2003年11月号

原作:宮沢賢治
絵:渡辺有一
フレーベル館/352円(税込370円)送料240円/2003年11月1日発行/ISBNなし

踊るどんぐりたちとの再会

わたしはこのお話を子どもの頃に聞かせてもらいました。三つ違いの妹は、感激して自分で紙芝居にしました。小さなどんぐりが画面いっぱいに踊っている絵は、ちょうどこの絵本のよう。優れたお話が伝える楽しさは、時代を超え、年齢を超えて、いい音楽のように心を弾ませるのだなあと、改めて思います。大人になってから、このお話が「銀河鉄道の夜」の宮沢賢治の作品だと知ってびっくり。それ以来、わたしはすっかり賢治ファンです。

出現情報▼キンダーおはなしえほん11月号

 宮澤賢治原作・寮美千子文「どんぐりとやまねこ」
恐れ多くも宮澤賢治大先生の文章を幼い子ども向けにリライトかけ、かなり短くしました。原文の雰囲気を損なわないように、なるべく原文に忠実な形にしたつもりです。幼い子への読み聞かせには、これくらいの分量の方が、すうっと心にはいるかもしれません。(Cafe Lumiereより

1 Dec. 2003


■「プラネタリウム わたしの提案」/『Twilight』2003年10月号

日本プラネタリウム協会/2003年10月発行

研究会「プラネタリウムの役割と使命を考える」の報告集。
⇒研究会での発表のレジュメ(Review Linatique)
⇒研究会「プラネタリウムの役割と使命を考える」内容報告

1 Dec. 2003


■「作家のみたプラネタリウム」/『天文教育』2003年7月号

天文教育普及研究会/500円/2003年7月25日発行

研究会「プラネタリウムの役割と使命を考える」の報告集。
⇒研究会での発表のレジュメ(Review Linatique)
⇒研究会「プラネタリウムの役割と使命を考える」内容報告

1 Dec. 2003


■「このこねこのこ」/『3歳のお気に入りえほん集』

絵:いもとようこ
小学館/1800円/2003年7月1日発行/ISBN 4-09-734511-7

小学館の絵本雑誌『おひさま』掲載作品の再録。
⇒アマゾンで注文する

1 Dec. 2003


■「ほしのメリーゴーランド」/『キンダーブック1』2003年7月号

絵:鯰江光二
解説:渡辺潤一
フレーベル館/333円(税込350円)送料240円/2003年7月1日発行/ISBNなし

⇒Cafe Lunatiqueでの紹介

1 Dec. 2003


■「いただきます!〜「命をくれてありがとう」の気持ち〜」/『読み物特集号〜話のびっくり箱 3年(下)』

絵:小林敏也
学研/1120円(税込)/2001年11月20日発行/ISBNなし

お父さんやお母さんに子どものころのことを、聞いたことがありますか? きっと、あなたの知らない昔のことを知っています。おじいさんやおばあさんなら、もっと。聞いてみてくださいね。

1 Dec. 2003


■『青いナムジル』

絵:篠崎正喜 考証:バー・ボルドー
パロル舎/1700円(税別)/2002年10月発行/ISBN 4-89419-262-4
⇒http://parol.co.jp/books/262-4.html

モンゴル馬頭琴伝説を元にした創作。バー・ボルドー氏に監修していただき、絵は「父は空 母は大地」の篠崎正喜氏。篠崎氏の絵は、美しい色彩と精緻な表現で、大草原の広がりを感じさせてくれる力作です。(Cafe Lumiereより

⇒青いナムジル/草稿など(Review Linatique)

⇒オンライン書店で注文する(アマゾンbk1イーエスブックス

4 Apr. 2004


■『父は空 母は大地[対訳版]』

パロル舎/1000円(税別)/2002年11月発行/ISBN 4-89419-263-2
⇒http://parol.co.jp/books/263-2.html

大型絵本「父は空 母は大地」を、英語ヴァージョンを入れた小型本にしました。今回は、篠崎正喜氏の絵は表紙だけになってしまい残念ですが、カットとしてアリゾナやニューメキシコに点在する先住民の岩絵をいれ、シンプルな造りになっています。持ち歩きにも便利だし、朗読テキストとしても使い勝手がよくなりました。贈り物にも最適!(Cafe Lumiereより

⇒著者サイン本 期間限定直販のお知らせ
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4 Apr. 2004


■『星の魚』

パロル舎/1000円(税別)/2002年11月発行/ISBN 4-89419-268-3
⇒http://parol.co.jp/books/268-3.html

究極のラブレター詩「星の魚」に、寮美千子本人が絵をつけた小型本。結婚するという友人のためにつくりたい!という妄想にかられて、勢いではじめて自分で絵を描いてしまいました。いったい、どんな絵なのか? 門坂画伯にけちょんけちょんに言われ落ち込んでいますが、好きだといってくれる人もいるので、救われます。衆人の前に自作の絵を晒すというのは、文章を見せるより勇気がいるのだと知りました。絵って、なんか、心より裸だね。クリスマスやバレンタインの贈り物に、ぜひ!

英文訳つき。訳は、わたしが原案を作り、国際連句で活躍なさっている俳人の谷地元瑛子さんに監修していただきました。結果的に、英文は谷地元さんとの共同制作という感じ。ラブレターに気の利いた英語をさらりと書きたい! なんていうときにも、きっと役に立ちます。ホント。(Cafe Lumiereより

⇒著者サイン本 期間限定直販のお知らせ
⇒オンライン書店で注文する(アマゾンbk1イーエスブックス

4 Apr. 2004


■「もっともっとおおきなおなべ」/『キンダーメルヘン』2002年10月号

絵:どい かや
フレーベル館/333円(税込350円)送料240円/2002年10月1日発行/ISBNなし

大きなお鍋でたっぷりしあわせ

このお話は、実話です。わたしはお料理が大好き。でも、きちんと量ったりしないアバウト料理。しょっぱすぎたかなって水を足したり、思いつきで野菜を足したり。そうこうするうちにお鍋がいっぱいに。大きなお鍋に移すと、まだ余裕があるなあ、なんてまた足しちゃって、とうとう大鍋いっぱいのスープが。食べきれないから、友だちを呼んだり、ご近所のひとり暮らしのおばあさんを呼んだり。それがまた楽しいので、こりずにまたやってしまうわたしでした。

1 Dec. 2003


■「つきのゆめ」/『キンダーブック1』2002年9月号

絵:荒井良二
フレーベル館/333円(税込350円)送料240円/2002年7月1日発行/ISBNなし

⇒Cafe Lumiereでの紹介

1 Dec. 2003


■「おむすびころりん」/『キンダーメルヘン』2002年5月号

制作:皆川良一・皆川静子
フレーベル館/333円(税込350円)送料240円/2002年5月1日発行/ISBNなし

みんなが好きな嫌われ者

このお話、みなさん、きっとどこかで聞いたことがあると思います。調べてみたら、日本各地に「ねずみ浄土」という似たような民話がありました。「おむすびコロリン」のかけ声が「トンカラコン」や「テンカラコン」になっていたり、悪いおじいさんが真似をしてこらしめられる結末だったりと、地方によって形はいろいろ。けれども、地下世界のねずみの、きらびやかでかわいらしい姿はどこも同じ。普段はとても嫌われ者のねずみなのに、おもしろいですね。

26 Apr. 2002


■「かたづけおばけ」/『ワンダー3さいのおはなし〈4〉心が豊かになるお話』

絵:冬野いちこ
世界文化社/1000円(税別)/2002年3月30日発行/ISBN 4-418-02715-7

⇒アマゾンで注文する

26 Apr. 2002


■「チクタクとけい」/『ワンダー2さいのおはなし〈3〉のびのび楽しいお話』

絵:小林直子
世界文化社/1000円(税別)/2002年1月30日発行/ISBN 4-418-02713-0
『ワンダーえほん』2001年6月号からの再録

⇒アマゾンで注文する

10 Apr. 2002


■「ぎざみみうさぎ ――シートン動物記より――」/『キンダーおはなしえほん』2002年2月号

絵:金尾惠子
フレーベル館/352円(税込370円)送料240円/2002年2月1日発行/ISBNなし

「ぎざ耳」との再会

 古本屋さんで「シートン動物記」を見つけました。幼い頃、父が買ってくれたものとまったく同じ装丁です。なつかしさに思わず開いてみると、ありました「ぎざ耳ウサギ」が。はらはらしながら読んだ記憶が、鮮やかによみがえります。動物の物語は嫌いなんだと、ずうっと思っていました。本当はどきどきがすぎたり、悲しすぎたりして、恐かったんだと、いまになってわかりました。そして、それが世界の真実の姿。やっぱり幼い頃にめぐりあえてよかったと、いまさら父に感謝です。

⇒台湾版『小兔子的鋸齒耳朶』刊行(29 Dec. 2005追記)

21 Jan. 2002


■「わたしがマザー・テレサに会いに行った本当の理由」/『ぱろる12号 ルポルタージュ』

パロル舎/1238円(税別)/2001年11月20日発行/ISBN 4-89419-242-X

⇒Cafe Lunatiqueでの紹介
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28 Nov. 2001


■「ぼくのおばあちゃん」/『読み物特集号〜話のびっくり箱 5年(下)』

絵:こみね ゆら
学研/1120円(税込)/2001年11月20日発行/ISBNなし

22 Nov. 2001


■「ゆきだるまのくにへようこそ」/『オールリクエスト』2001年10月

絵:広野多珂子
ひかりのくに/460円(税込)/ISBNなし
『おはなしひかりのくに』1995年12月号からの再録

作者のことば

 子どものころ、いつまでもぬくぬくとお布団にもぐっていたいような寒い朝に、母がなんだかとてもうれしそうに「さあ、早く起きなさい」ということがありました。その時の母はどこかうきうきとして、まるで自分が先に見つけたすてきな秘密を、たったいま知らせようとしている少女のように頬を輝かせていました。
「ほら、雪!」そういって、カーテンをさっと引くと、まぶしい光が部屋に飛びこみます。なにもかも真っ白。 「わあ、雪だ!」わたしも妹も、すっかり眠気が吹き飛んで、弾けるようにベッドから飛び起きます。
 母は、雪がうれしかっただけではなく、もしかしたら、そんなふうにはしゃぐ子どもたちを見るのがうれしくて、うきうきしていたのかもしれないと、いまになって思います。
 そのころのまだ若かった母の、そんな気持ちを思うと、なんだか記億の彼方が白くまぶしく輝いているような気がします。

22 Nov. 2001


■「どんぐりたいかい」/『チャイルドブック アップル』2001年10月号

人形制作:所 由紀子
チャイルド本社/333円(税込350円)送料240円/2001年10月1日発行/ISBNなし

作家のことば

わたしは、けっこう根性があるほうかもしれない、と自分では思います。ところが、この根性というもの、使い方によっては、百害あって一利なし。当方のド根性にまきこまれて、大変な目にあうまわりも気の毒なら、根性の出しすぎで倒れてしまい、使い物にならなくなってしまうわたしも、おバカでかわいそう。プラスマイナス考えると、あんまり根性を出したりしないで、無理のないペースで動けるのが、効率もいいし、立派なオトナというものです。
 教訓「根性だけじゃ、役に立たない」

寮 美千子
一九五五年、東京生まれ。外務省勤務、コピーライターを経て、童話を書き始める。一九八六年、毎日童話新人賞受賞。以後、童話、詩、小説、翻訳など、さまざまなジャンルで活躍中。根性の賜である。
主な作品に絵本「おおきくなったら なんになる?」(すずき出版)「おおかみのこがはしってきて」小説「小惑星美術館」「星兎」(以上、パロル舎)など。

22 Nov. 2001


■『わたしが選んだ職業』(共著)

大長老をはじめ、天文学者の森本雅樹おじさまとか、京都の仏師とか、宇宙飛行士の毛利衛さんとか、わたしのかかりつけの近所のお医者さんとか、いろんな人をインタビューした本がやっとのことでできあがり、福音館書店から出版されました。
わたしが選んだ職業』(福音館書店/1500円/2001年6月30日発行/ISBN 4-8340-1765-6)
数人で分担して取材し、書いた本ですが、わたしはわりとさぼっていて、お友達の井上荒野さんが、がんばってたくさん原稿を書いています。
プロフィールのすぐ下にある写真、大長老と森本雅樹おじさまのは、わたしが撮ったもの。どちらも人柄が現れていて、すごくいい写真になっていると自負しています。もちろん、インタビュー記事も面白い! ほんとに。
みんな立ち読みしてみてね。

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7 Jul. 2001


■「チクタクとけい」/『ワンダーえほん』2001年6月号

絵:小林直子
世界文化社/343円(税込360円)/2001年6月1日発行/ISBNなし

13 Dec. 2001


■「いたいの いたいの とんでいけ」香港版

寮美千子作品「いたいの いたいの とんでいけ」(すずき出版/月刊絵本こどものくにチューリップ版1996年5月号)が、香港で絵本になりました。今朝(5月19日)、届いたんだ! かわいい、かわいい、掌サイズの絵本です。
これは、香港芸術中心(Hong Kong Arts Centre)の主催による「芸術在医院」(ART IN HOSPITAL)というプロジェクトの依頼により、ボランティアで作品を提供したもの。長期入院中の子どもたちを励まそうという趣旨で、香港芸術発展局や、カナダの金融機関の賛助によって制作されました。
「物語を紡ぐ」ということで、こんなふうに世界に、そして、遠くの子どもたちにつながれるなんて、うれしい! ああ、子どもの本の仕事をしていてよかったなと、心から思いました。
見本が数部送られて来ただけなので、みなさんにお頒けすることができなくて残念ですが、いずれウェブで、その一部でもお見せしたいと思っています。
香港版のタイトルは『痛楚・痛楚、快快飛走!』
ISBNは 962-7630-35-7 です。

7 Jul. 2001


■『活字倶楽部2001春号』にインタビュー掲載

雑草社/1020円(税込)/2001年6月23日発行(4月25日発売)/ISBNなし

『活字倶楽部2001春号』が、店頭に並ぶよりひと足早く、我が家に届きました。
わたしは「作家登場」のコーナーにノイちゃんといっしょに登場!
48〜52ページまでを独占です!
聞き手の田端静香さんが実に的を射た質問をしてくださったおかげで、インタビューでは、一人語りする以上に、きちんとお話しすることができました。
田端さんが、作品の奥にあるものをきちんと感じていてくれていたからこそできた、きめ細かいインタビュー記事です。田端さん、ありがとう。
作品紹介で紹介された4冊の寸評も、これ以上ないというくらい、コンパクトにまとまっていて、しかも作品を魅力的に見せてくれています。
著作一覧の表には、ちゃんと「現在入手困難なもの」までチェック済み。読者の使い勝手をちゃんと考えて、労を惜しまずに調べてくださったんだなあ!
いまどき、こんなちゃんとした編集者もそういない。本に対する愛情なしにはできない仕事。脱帽です。そして、本の未来は結構明るい!と感じました。

うれしかったのは「読者push」のコーナー。これは、読者の方が作品に寄せてくれたイラストや感想、評論が載っているコーナー。うさおさんも「ラジオスターレストラン」のイラストを寄せてくださっています。
そのなかに引用された本文。

「ふしぎだなあ。空が青い。
 ふしぎだなあ。風が吹く。
 ふしぎだなあ。草が揺れる。
 ほんとにふしぎだなあ、とぼくは思った。ぼくが生きてる」

「ラジオスターレストラン」でわたしが伝えたかった肝のところ、うさおさんはちゃんとつかまえていてくれたんだなあと、うれしくなりました。他の読者の方が引用してくださったところも、そうです。

「ねえ、どうしてきれいなだけじゃ、だめなの?」>「星兎」

「船長、その永遠は小さいね。おもちゃの回転木馬みたいに。
 その小さな環の中で、永遠に変わらないなら、死んでいるのと同じだ」>「小惑星美術館」

みんな、ちゃんと受け取っていてくれるんだなあ! 伝わっているんだなあと、目頭が熱くなりました。
斎藤靖朗さんの「物語の遺伝子」という評論にもぐっときました。「物語の遺伝子」は、つい先日、鳥海さんがCafe Lunatiqueに書いてくださった「純粋粒子」に通じるイメージ。ああ、みんなそんなふうに感じていてくれるんだと、感慨無量。
もっと書かなくちゃ! と、決意を新たにしました。

28 Nov. 2001


■連載小説「楽園の鳥」/『公明新聞』2001年3月1日〜2002年4月13日

画:日置由美子

 8 Jun. 2004 「楽園の鳥」入稿/連載と単行本化の経緯(時の破片)
14 Feb. 2001 「楽園の鳥」連載開始にあたって/3度目の新聞連載(楽園日記)

11 Jun. 2004


■山田養蜂場メッセージ広告『父は空 母は大地』掲載紙一覧

⇒Review Lunatiqueでの紹介
⇒Cafe Lumiereでの紹介
⇒山田養蜂場

Jun. 2002
17
西日本新聞
19
朝日新聞/聖教新聞
21
読売新聞
22
中国新聞/河北新報/新潟日報/山陽新聞/熊本日日新聞/秋田魁新報/徳島新聞/大分合同新聞/高知新聞/岩手日報/北日本新聞/山梨日日新聞/福井新聞/佐賀新聞
23
中日新聞/北海道新聞/静岡新聞/京都新聞/信濃毎日新聞/南日本新聞/下野新聞/東奥日報/四国新聞/山陰中央新聞
29
上毛新聞/宮崎日日新聞
未定
東京新聞/北國新聞・富山新聞/愛媛新聞/福島民報/山形新聞/長崎新聞/北陸中日新聞/日刊県民福井

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■「さうすウェーブ」にインタビュー掲載

⇒Review Lunatiqueでの紹介

⇒さうすウェーブ 環境−人・インタビューNo.44

  1. 表紙
  2. インタビュー
  3. プロフィール
  4. 主な作品/活動
  5. ミニルポ・ミニレポ
  6. 「AFTER911」原稿

■谷中でリーディング・パフォーマンス

東京・谷中の THE BATHHOUSE というところで、リーディング・パフォーマンスをします。主催はBゼミという、現代美術の塾みたいな研究所みたいなところ。
当日のゲストは、作家の古井由吉氏、福永信氏、そしてわたし。さらに、お琴の奏者の西陽子氏が加わります。司会は、Cafe Lunatiqueでもおなじみの現代作曲家・藤枝守氏。
わたしは、西さんとの初コラボレで、St.Gigaのヴォイス系の作品を朗読予定。曲は、藤枝守氏の作曲。
とうわけで、ぐっと現代芸術よりのリーディング・パフォーマンスになりそう。
この催しは、Bゼミの夏のセッションの一環として行われるため、20日〜25日までの毎日の講座の通しのチケットを購入しなければ参加できません。
というところを、藤枝守氏、ならびにBゼミのご厚意により、5名ほど、寮美千子の応援団ということで、無料で入場させてもらえることに! 秘密だよ。
ということで、希望者、募ります。遠慮しないで、どんどんいってきてください。
このセッションについての詳しい情報は、こちら。⇒Bゼミ・サマーセッション2001「響きのサーカス」

企画
Bゼミ・サマーセッション2001「響きのサーカス」の一プログラム
日時
2001年8月24日(金) 18:00〜20:30
場所
THE BATHHOUSE(台東区谷中6−1−23)
出演
古井由吉氏(作家)
福永信(作家)
西陽子(箏)
寮美千子(わたし)

■「ラジオスターレストラン」リーディング・パフォーマンス

相模原市の博物館の夏季イベントで、自作リーディングをさせてもらうことになりました。
朗読でははじめて「ラジオスターレストラン」に挑戦します。
相方は、息もぴったり?か?明石隼汰氏。みなさまふるってご参加&応援よろしく。

企画
相模原市立博物館 夏季特別展「星の測量」記念フォーラム
日時
2001年8月5日(日) 13:30〜16:30
場所
相模原市立博物館 地階大会議室
出演
平林久(宇宙科学研究所)
杉浦康平(グラフィック・デザイナー)
寮美千子(わたし)&明石隼汰(ピアノ)
内容
各人40分の講演と、座談会
ただし寮美千子は講演の時間をすべて「ラジオスターレストラン」のリーディング(初演)にあてる予定。
参加
無料 当日受付先着150名

■「物語の作法」和光大学非常勤講師

日時
2001年4月20日から毎週金曜2時限(10:40〜12:10)
場所
和光大学B207教室
内容
科目「物語の作法
スパルタ式の実作講座・課題をこなす人のみ歓迎

⇒寮美千子の授業


『CDノスタルギガンテス』

『ノスタルギガンテス』パロル舎刊)をリーディング用に再構成。作者によるリーディングと明石隼汰氏の音楽のコラボレーション。

このサイトから産地直送販売いたします。

注文方法

なお、お友だちにもプレゼントしたい、親類縁者に配りたい、結婚式の引き出物にしたい、香典返しにしたいなど、たくさん欲しい方の送料は次の通り。

振り込み確認次第、さぼらずにすぐに発送させていただきます。

DATA

NOSTALGIGANTES (Red version)
音楽CD ステレオ 37分
Text & Reading
Ryo Michico
Sounds
Akashi Hayata
Recording at
STUDIO BLUE
8 Oct. 1999
Photograph
Ina Eiji
Art Direction
Motomiya Kaoru
Support
Noriko Oketani
Takashi Watanabe
(C)2000 Ryo Michico
(C)2000 Akashi Hayata
(C)2000 Ina Eiji

※このCDの製作にあたり、桶谷紀子氏と渡辺隆司氏に、特別のご協力およびご支援をいただきました。ここに深く感謝いたします。


■『ネットスクランブルドラゴン』ゲスト出演

6月6日午後6時(魔の666)に発売される声優&歌手の池澤春菜さんの新作CD「キャラメル」のために寮美千子が一曲だけ作詞をしました。春菜さんのオリジナル曲に詞を提供したのはわたしがはじめてだって! 光栄です。
作品のタイトルは「星の魚」。Cafe Lunatiqueのみなみなさまには、すでにヴォイスでおなじみのあの「星の魚」を春菜さんのためにリメイクして歌詞にしたものです。

というわけで、歌はCD発売を待たなければ聞けないのですが、インターネット・ラジオの春菜さんの番組「the Net Scramble Dragon」に寮美千子がゲスト出演。
2001年4月11日公開の第20回では、「星の魚」の制作顛末について、春菜さんとおしゃべりしています。
4月25日公開予定の第21回では……?


『ネイチャー・カラーズ』

WOWOW無料番組 ⇒番組紹介
2000年12月4日放映開始

No. タイトル ★1 放送日時 再放送日時 ★2
「Good-Night TOKYO」 12月4日(月)
 19:30〜
12月6日(水)
 7:00〜
「塔のある丘」(撮影:前田真三) 12月11日(月)
 19:30〜
12月12日(火)
 3:40〜
「海中顔面博覧会・沖縄」
(撮影:中村征夫)
12月18日(月)
 19:30〜
12月21日(木)
 4:45〜
4月21日(土)
 5:35〜
「Sea Forest ケルプの海」 1月11日(木)
 19:30〜
1月17日(水)
 21:35〜
4月4日(水)
 11:30〜
「PARIS」(撮影:稲越功一) 1月15日(月)
 17:30〜
1月20日(土)
 9:35〜
「四季の丘(1)」(撮影:前田真三) 1月22日(月)
 17:30〜
1月27日(土)
 5:50〜
「四季の丘(2)」(撮影:前田真三) 1月29日(月)
 19:30〜
2月2日(金)
 5:25〜
2月3日(土)
 5:50〜
4月12日(木)
 5:20〜
「A DOLPHIN STORY 〜イルカの海〜」
「A CORAL STORY」
「La Mer」
2月5日(月)
 19:30〜
2月9日(金)
 13:35〜
2月18日(日)
 5:50〜
「ALASKA」 2月12日(月)
 19:30〜
2月22日(木)
 20:00〜
2月25日(日)
 21:45〜
4月16日(月)
 9:35〜
10 「PENGUINS」 2月19日(月)
 19:30〜
2月22日(木)
 1:45〜
3月19日(月)
 8:00〜
11 「吉野春秋」(撮影:前田真三) 2月26日(月)
 19:30〜
3月8日(木)
 18:30〜
3月22日(木)
 18:30〜
12 「TAHITI」(撮影:三好和義) 3月5日(月)
 19:30〜
3月7日(水)
 7:00〜
3月15日(木)
 18:30〜
13 「カムイの海」(撮影:中村征夫) 3月12日(月)
 19:30〜
3月26日(月)
 14:30〜
★1
寮美千子がヴォイスを提供した作品のみ記載。(どの作品もクレジットなし)
★2
BS−5ch/BSデジタル191chでの時刻。BSデジタル192ch/193chでの再放送時刻は異なります。

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