寮美千子ホームページ ハルモニア Cafe Lumiere (No.0061)

寮美千子/軽い話題の掲示板

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寮美千子  除夜の鐘&新しい火@奈良 2005年12月31日(土)21時07分37秒

▼古都奈良で、除夜の鐘をつこう!
奈良県メールマガジン「大仏さんのつぶより情報」の情報です。

 ◎東大寺(奈良市雑司町) 0742-22-5511
 先着800人が鐘をつける。23時より整理券を配付。元旦0時〜8時、
 大仏殿中門が開かれます。大仏殿正面の桟唐戸から大仏の顔も拝める。
 拝観無料。

 ◎興福寺(奈良市登大路町) 0742-22-7755
 南円堂と大御堂の2カ所で各100人が鐘をつける。
 23時より整理券配付。

 ◎薬師寺(奈良市西ノ京町) 0742-33-6001
 希望者全員つける(写経の人優先)。23時より整理券配付。
 大晦日夕方〜元旦夜明け、金堂、東塔、西塔がライトアップされる。

 ◎唐招提寺(奈良市五条町) 0742-33-7900
 先着108人。23時15分から整理券配付、23時半からつき始める。

 ◎西大寺(奈良市西大寺芝町) 0742-45-4700
 23時45分から希望者全員つける。参加者には福寿酒のふるまいあり。

 ◎般若寺(奈良市般若寺町) 0742-22-6287
 23時45分から希望者全員つける。元旦1時まで福酒のふるまいあり。

 ◎長岳寺(天理市柳本町) 0743-66-1051
 23時半から106人つける。23時より整理券配付。甘酒の接待あり。

 ◎安倍文殊院(桜井市安倍山) 0744-43-0002
 23時45分から希望者全員つける。
 元旦0時半からまで先着1万人に知恵雑煮のふるまいあり。

 ◎聖林寺(桜井市大字下) 0744-43-0005
 23時から希望者全員つける。

 ◎室生寺(室生村) 0745-93-2003
 元旦0時から先着108人つける。

 ◎飛鳥寺(明日香村) 0744-54-2126
 23時半から希望者全員つける。しょうが湯のふるまいあり。

▼新しい火
率川(いさがわ)神社では、大松明から新年の火を分けてくれるとのこと。
火縄につけてぐるぐる回しながら家に持ち帰り、
新しい火で台所を始める習わしだそうです。
深夜1時〜2時まで。火種代 千円。>奈良市観光情報センターの情報誌より

京都の八坂神社でも同じ行事があって、
よくNHKテレビの「行く年来る年」で見て憧れていました。
今年は奈良で火縄体験できるか?

寮美千子  大きな大きな贈り物/アイヌ模様の一枚の布 2005年12月31日(土)15時25分11秒

『楽園の鳥―カルカッタ幻想曲―』で、思いがけず泉鏡花文学賞をいただいた2005年が暮れようとしています。みなさん、ほんとうにありがとうございました!

『遠くをみたい―星の贈りもの―』では、東逸子さん、『イオマンテ―めぐるいのちの贈り物―』では、小林敏也さんに、すばらしい絵を描いていただき、この2冊も、わたしのなかでほんとうに大切な、心に残る作品となりました。

いろんな形で、みなさんからたくさんの贈り物をいただきました。つぶやくような感想のひと言も、遠くから送ってくださった焼酎や地ビールも、みんなみんなうれしい励ましの言葉でした。そのひとつひとつが、わたしのなかで大きな力になっています。何とお礼を申し上げていいかわかりません。

そのなかでも、ことに印象深かったのが、寒い寒い北海道から送られてきた小さな小包でした。開いてみると、一枚の布がノートほどの大きさに折り畳まれて入っていました。

開いてみて、涙がこぼれてきました。それは、アイヌの伝統的な手法でパッチワークと刺繍がされた布。『イオマンテ』の取材に協力してくれた若きアイヌの恵さんの手作りの品でした。流れるような独特のアイヌ模様。その先端に、棘のような形の刺繍があるのは、その棘で着ている人を魔物から守るためだそうです。

そのことは、知識では知っていました。アイヌの女性は、家族の服を手縫いすると。ひと針ひと針に、祈りをこめて縫い、「棘」は魔物を退散させるためのおまじないだと。

けれど、わたしはそれを単に「頭」で理解していただけなのだと、恵さんからの一枚の布を手に、感じました。そのひと針ひと針、そこに込められた祈りと願い。そのなんといじらしい、うれしいことでしょう。わたしはもう、滂沱の涙をおさえることができませんでした。恵さん、アイヌの名をメムシさん。ありがとう。一生大切にします。この布は、どんな寒い日もわたしを温めてくれることでしょう。

アイヌの人々が、こんなに手の掛かる服を縫ったのは、そこに大きな祈りと願いを込めたたからなのですね。「効率」よりも、そんな「祈り」「願い」を大切にする文化を、アイヌの人々は大切にして暮らしてきたのですね。

みなさんがくださった言葉や贈り物のひとつひとつに、恵さんが一枚の布に込めたものと同じ願いや祈りが込められていたのだと、いまになってまたひしひしと感じます。その光に照らされ、温かさに包まれて、新しい年の険しい道を、勇気を持って歩いていきたいと願っています。

来たるべき年が、みなさまにとって美しき年になりますように! 憎しみと怒りと恐怖の連鎖が解かれ、愛と思いやりの光に満ちた年になりますように! 互いが互いを温められる世界になりますように!

寮美千子  年末の夢 2005年12月31日(土)14時14分34秒
ぎざみみうさぎ へのコメント

父が、わたしに買ってくれたシートン動物記も「オオカミ王ロボ」でした。ロボの頭のよさ、威厳さえ感じるその生き方に、強い印象を受けました。

写真家の星野道夫さんの動物写真には、きびしさとともに、生きる喜びが溢れています。そんな星野さんの写真が、わたしはとても好きです。走るだけでうれしそうな子鹿、熊が食いちぎった鮭の腹からほとばしるおいしそうなイクラ、太陽にあたためられた岩の上でまどろむ小動物。見ていると、喜びときびしさの両方があってこそ命なのだと感じます。

新しい季節を感じる、大地を踏みしめて走る、ただそれだけで、喜びが感じられる。生き物は、そもそもそういう存在なのかもしれません。人間も生き物。そのことを、みんながもっともっと感じることができれば……。そうすれば、世界も変わるかもしれない。そんな夢のようなことを、この年の瀬に思ったりします。
You may say I'm a dreamer
but I'm not the only one
I hope someday you'll join us
and the world will be as one

     "Imagine" ♪ by John Lennon

大澤貴代子  ぎざみみうさぎ 2005年12月30日(金)01時56分10秒
小兔子的鋸齒耳朶/「ぎざみみうさぎ」台湾版 へのコメント

私がシートンの作品に出会ったのは、小学校三年の頃。実写版の「オオカミ王ロボ」を見て子供ながらに、衝撃をうけ、初めて自分からこの本を買ってほしい、と「シートン動物記」を揃えてもらったのでした。その世界に夢中になりました。
「ぎざ耳ウサギ」ももちろん読みました。ちょうど同じようにシートンの世界に惹かれていた友人と、小学校の飼育小屋にいるウサギに、ウサギの世界の挨拶をしてみて、反応がないのに、「きっと飼われているうちに忘れちゃったんだよね」と言い合っていたのも懐かしい思い出です。その「ぎざみみうさぎ」を台湾の子供たちが読まれる。素敵なことですね。シートンの物語は、動物の世界の厳しい掟の中、精一杯生きる姿や、人と同じようにその生き方に歓び哀しみがあることをまっすぐに伝えてくれます。
台湾のこどもたちが幼い心に何を感じとるのか。楽しみですね。心から嬉しく思います。

寮美千子  小兔子的鋸齒耳朶/「ぎざみみうさぎ」台湾版 2005年12月29日(木)13時36分14秒

シートンの作品を幼児向けにリライトした絵本「ぎざみみうさぎ」(『キンダーおはなしえほん』2002年2月号)の台湾版が出版されました。繁体字中国語版。日本版のあとがきを再録します。
「ぎざ耳」との再会

 古本屋さんで「シートン動物記」を見つけました。幼い頃、父が買ってくれたものとまったく同じ装丁です。なつかしさに思わず開いてみると、ありました「ぎざ耳ウサギ」が。はらはらしながら読んだ記憶が、鮮やかによみがえります。動物の物語は嫌いなんだと、ずうっと思っていました。本当はどきどきがすぎたり、悲しすぎたりして、恐かったんだと、いまになってわかりました。そして、それが世界の真実の姿。やっぱり幼い頃にめぐりあえてよかったと、いまさら父に感謝です。
この仕事を受けたとき、編集の方が「これを幼児向け絵本に書き直してください」と、子ども向けに翻訳された本を持ってきてくださいました。わたしは「原文から翻訳してリライトしたい」と申し出て、シートンの原文を取り寄せてもらい、そこから作業をしました。日本で出ているヴァージョンは、訳者の趣味や意向によって採用されている箇所がずいぶん違います。原文を読んでみると、今までのヴァージョンでは重要視されず省かれていたところにも、わたしにとってはとても大切と思われる部分がありました。幼児向けの短い文章の中、わたしはそれを大切にして翻訳するよう心がけました。

その「大切な部分」とは、生きることの喜びに関する部分でした。春の野の生命の息吹に満ちあふれた世界。その喜びあってこそ、その後の過酷な物語が生かされ、再び巡ってきた春の喜びが身にしみます。多くの子ども向け翻訳版では、人生の過酷な部分と、我が子を守ろうとする母さん兎の犠牲的精神ばかりがクローズアップされていて、子どもだったわたしは、この物語を好きにはなれませんでした。ただ「怖い」「怖ろしい」「哀しい」といった印象ばかりが刻印されてしまったからです。

今回、仕事を通してシートンの原作を読むことで、この作品に対する見方が大きく変わりました。

読んだ人がどこで感銘を受けるか、そこに「正解」はありません。一人一人が、それぞれに感銘を受ける。それでいいのだと思います。しかし、その原作を翻案するとなると、責任重大。結局の所「わたしの『ぎざみみ』」しか書けない。それが、原作の魅力を最大限にアピールするものであるよう、心がけるしかありません。

子どもが最初に出会うのは、幼児向けに翻訳・翻案されたシートン。台湾の子どもたちが「わたしの『ぎざみみ』」を読むのだと思うと、喜びとともに、身の引き締まる思いがします。

寮美千子  『小説新潮』と『北國文華』に寄稿 2005年12月26日(月)14時24分40秒

『小説新潮』新年号の「コラム招待席・想い出TVジョン」に「コンバット」を、
『北國文華』第26号(北國新聞社 2006年冬)に「天翔る『楽園の鳥』」を
寄稿しました。

前者はサンダース軍曹が活躍するテレビ番組「コンバット」の思い出を、
後者は『楽園の鳥』泉鏡花文学賞受賞に至るまでの足跡を書いたものです。

『小説新潮』は、 Webでも読めます!
ぜひ読んでくださいね。

http://www.shinchosha.co.jp/shoushin/200601/c_tv.html

マミ  Merry Christmas to you 2005年12月26日(月)04時30分23秒 http://www.geocities.jp/mamy_madagascar/

今日、マダガスカル人はクリスマスを祝いました。
午前中にはみんなおしゃれで教会へ祈りに行きました。
昼間は美味しい料理を家族で一緒に食べました。
午後は動物園へ行く家族もあるし、家でテレビを見るのもあるし、。。。
あなたも楽しいクリスマスを過ごしましたと信じています。

マミ  後一週間, クリスマスです!!! 2005年12月18日(日)05時14分28秒 http://www.geocities.jp/mamy_madagascar/

後一週間、12月の25日になるのですね!
マダガスカル人は、みんな、クリスマスが来るのを楽しみに準備して、クリスマスの日に祝うのです。人によって、クリスマスの意味が違います。キリスト教にはイエス様の生まれた日です。その他には、新しい洋服とか靴などを買う機会です。他の人にはごちそうな料理を作って食べることです。子供にはサンタ・クロスから好きなおもちゃをもらうのです。他の月と比べると、12月に結婚式が一番たくさんです。
月曜日から24日まで、クリスマスの市場が行われているのです。それに店と市場は込んでいるのです。運転手には長い渋滞です。急げれば、タクシーに乗っても、着く時間はバスに乗った人と同じです。
ある家にはクリスマス・トリが色々なものを飾っているのです。

寮美千子  おん祭り/遷幸の儀 2005年12月16日(金)23時16分04秒

古沢さま。この掲示板、見ていてくださるんですね。どこか、見えないところから温かいまなざしがじっと見ていてくれると思うと、寒波の師走、心がぽっと温まります。ありがとうございます。

わたしは、昨晩のラシエットの朗読会に参加の後、深夜バスで奈良へ。一休みして、午後は東大寺・開山堂の良弁僧正坐像の特別開扉を拝見してきました。祈りの心が満ちていてすばらしかった。

そして、これから春日大社の「おん祭り」へ。若宮さまがお旅所へ移られる儀式が、深夜0時から執り行われます。明かりをつけず、撮影も禁止、榊の枝に何重にも囲まれてお出ましになられるそうです。

寒い寒い奈良。さあ、行くぞ!

古沢 広  微笑みをありがとう 2005年12月16日(金)16時31分17秒
深夜のハーモニー へのコメント

深夜の師走の駅前広場で唄っている2人の若者。寒い夜空に響く、よくハモッテいる心地好い歌声。思わず足をとめて聴き入る女性作家。その頬に微笑が浮かぶ。 立ち去りかける彼女を追いかけて、CDをさし出す若者、、、といった風景が目の前に浮かんで、微笑ましい気持になりました。 ホームページのやりとりから、何か元気印の風をもらったような気分です。セチ辛い世の中であるけれど、人間世界もけっこうイイジャン、と思える一齣をありがとう。 そして、若者たちの未来に栄光あれ! と祈りたいと思います。

寮美千子  12/15 今年最後!ラシエット朗読会 2005年12月15日(木)13時03分17秒
▼遊星たちの消息:ラシエット ポエトリー・リーディング No.19 へのコメント

とうとう今年最後のラシエットのポエトリー・リーディングとなりました。
相模大野で午後7時から。
忘年会もかねて楽しくやりましょう。
もちろん、寮美千子も行きます。お待ちしています。

寮美千子  深夜のハーモニー 2005年12月14日(水)02時32分24秒
先日は有難う御座いました。 へのコメント

深夜の相模大野駅前、今年一番と思われる凍える風の中、二人組が歌っていました。ちゃんとハモって。その元気さに、思わず微笑んだら、追いかけてきてCDを渡してくれました。そのお二人の登場です。歌いたいっていうその力、すごいなあ。ハモってるの、気持ちよさそうだったなあ! 見ているこっちも、楽しくて、一瞬寒さを忘れました。

芭蕉はこういったそうです。
「人の短をいう事なかれ、己が長をとく事なかれ。物言えば 唇寒し 秋の風 」
寮美千子はこういいます。
自分のいいとこを思いっきり自慢しよう!
他人のいいとこもうんとほめたたえよう!
気持ちいいこと、楽しいこと、うれしいこと。それをいっぱいにして、来年に突っ走ろう! 
15日、ラシエットにおいでよね!

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Abed Sexual Healing じょー、けいた  先日は有難う御座いました。 2005年12月14日(水)01時28分14秒 http://www.ismusic.ne.jp/abed/

はじめまして。
先日、相模大野の駅前で二人で歌ってた者です。

寮さんが通りかかった時、笑顔でこちらを見て頂いたので
ついつい声をかけさせて頂きました^^
とても気さくに話して頂いて、あの寒い夜に温かい気持ちになりました。

それで早速ホームページに遊びに来させて頂いちゃいました^0^
場違いでしたら、申し訳御座いません。。

今度、寮さんの本を読ませて頂きたいと思っています。
寒い時期になりましたが、お体には気をつけて頑張って下さい!

またお会いしたら声をかけて頂けると凄い嬉しいです!!
では、また遊びに来させて頂きます^^

では失礼します。

寮美千子  Bouquet de tonsコンサート/山の子供 2005年12月14日(水)01時01分37秒
▼Voice:▲ 山の子供 へのコメント

12月11日は、作曲家の高橋喜治さんからご案内をいただいたアンサンブルグループ、「 Bouquet de tons(音の花束)」のクリスマスコンサートを聞きに本八幡の「サロン松本」へ。Bouquet de tons は、武蔵野音大出身の演奏家によるフルート、ヴァイオリン、チェンバロのアンサンブル。 活動歴は20年と長く、高橋喜治氏の作曲や編曲による作品を多く手がけています。この日は、わたしが作詩した「雪の子供」を演奏してくださるというので、会場へ。

すばらしい曲目! 実に楽しく聞けました。「選曲にはこだわっています。」とフルートの斎藤佐智江さん。この方は『父は空 母は大地』を見いだしてくださり、高橋喜治氏に紹介してくださった方。彼女のお陰で、高橋&寮のコンビが誕生したのでした。で、そのすばらしい曲目は以下の通り。最後のアンコールまで、わたしが大好きな曲でした。
【演奏曲目】
モーツァルト アヴェ・ヴェルム・コルプス
タネリ・クーシスト(フィンランド)
   古様式によるクリスマスのソナチネ Op.19
J.S.バッハ  ソナタ ニ長調 B.W.V.1028
       (休憩)
高橋喜治  ジュメル ド ノエル(クリスマスの双子星)
チャイコフスキー 組曲「くるみ割人形」より
        行進曲、葦笛の踊り、花のワルツ
高橋喜治(作・編曲)日本の四季
   1 どこかで春が 2 茶摘 3 もみじ 
   4 雪の子供(寮美千子・詩)
高橋喜治  クリスマス組曲
   1 きよしこの夜 
   2 鼻のワルツ(赤鼻のトナカイに、
           くるみ割人形の花のワルツのメロディーが合体)
   2 小さな木(Tinkle Tree)
   3 星に願いを
(アンコール曲)カッチーニ アヴェマリア
この日「雪の子供」を聞いていると、まるで降りしきる雪の野原に立っているような気がしてきました。そして、高橋さんから長らく頼まれていた「山の子供」のことが思い出され、突如として言葉が出てきたのです。これは「子供四部作」の春夏秋冬のうちの秋の巻。これが完成すると、この子供シリーズも完結です。すぐにペンを探したんだけれど、見つからなかったので、脳みそに書きつけました。そして、きょう、ワープロに向かい、30分ほどで書き上げました。

さっそく高橋さんに送ると「既視の詩… 初めて見る詩のはずなのにかつて体験したことのあるような詩です。或は未来の体験? いや、まさに今のぼく?!」というお返事が。気に入っていただけたようです。voiceに掲載しました。読んでみてください。これに、どんな曲がつくのか、いまからとても楽しみです。

そういえば、タネリって、フィンランド人の名前なのですね。宮澤賢治の「タネリはたしかにいちにち噛んでいたようだった」のタネリは、一体どこからやってきた名なんだろう?

silica  音楽になった寮さんの詩 2005年12月12日(月)21時53分04秒

12月11日(日)に本八幡の松本サロンにて、寮さんの「雪の子供」がアンサンブルグループ
「Bouquet de Tons(ブーケ・ド・タン 音の花束)」によって、演奏されました。
この曲は寮さんの詩からインスピレーションを受けて、高橋さんが作曲なさった作品です。

「演奏会場の中、わたしは雪の野原にたたずんでいた。」by 寮さん
高橋さんのサイトで一部を聴くことができます。
雪の子供
寮さんの詩がメロディにのるこちらの作品も試聴できます。
フルヴァージョンの長さですので、ぜひ寮さんの詩とともにご鑑賞ください。
花の子供
海の子供

サイト上で「作詞 寮美千子」さんをクリックしますと、寮さんの詩も御覧になれます。
「花の子供」は歌いやすく、覚えやすい曲です。ぜひ、音楽といっしょに口ずさんでみてください ♪

ピアノが弾けるかたには「小惑星Ryomichico」の楽譜が手に入ります!
小惑星 Ryo Michico

このほかにもまだ試聴コーナーのリストにはありませんが、美しい音の響きを得た寮さんの詩が続々と生まれつつあります。
父は空 母は大地
組曲 インディアンフォレスト
小さな木 Tinkle Tree
星の楽譜
Merry Christmas
天使 ――パウル・クレーに
もしかしたら、まだ他にも・・・?!

寮さんの詩の純粋な美しさをいっそう際立たせてくださる高橋さんの音楽はこちらで聴くことができます。
高橋さん作曲の音楽リスト(試聴)


松永洋介  彗星観測で「なゆた」が一番乗り!来年明るくなる話 2005年12月09日(金)12時48分39秒 http://www.ceres.dti.ne.jp/~ysk/

国立天文台アストロ・トピックス(168)によると、2006年のゴールデン・ウィーク頃には肉眼で見えると期待される「シュヴァスマン・ヴァッハマン第3彗星」の姿が、西はりま天文台のなゆた望遠鏡でいち早く撮影されたそうです。
⇒撮影した画像

ちゃんと戻って来るんだか来ないんだかという心配もあったそうですが、無事に確認されました。まだ19等級なので、ふつうの望遠鏡ではぜんぜん見えないけど、これから5ヶ月かけて徐々に明るくなってくる。
見上げた夜空に彗星の光があろうがなかろうが「きょうの暮らしにどうということもないはずなのに」、人は昔から、なんだかものすごく、それが気になってきました。昔の人みたいに「凶兆」とか、へんな意味をつけないで、ただ見ることができるのは幸せです。
西はりま天文台では、光の成分を測定する分光観測も進めていくとのこと。観望会に行けば、覗かせてもらえる機会もあるのかな?

http://www.nao.ac.jp/nao_topics/data/000168.html

寮美千子  狩野智宏個展【アモルファス】 2005年12月09日(金)01時00分45秒
▼遊星たちの消息:狩野智宏個展【アモルファス】 へのコメント

寮美千子の受賞直前になぜか忽然と現われる幸運の天使・狩野智宏氏のガラスの個展を、元麻布で開催中。冷たいのにあたたかく、鋭利でいてやわらかい。不思議な素材であるガラスを、狩野氏はどのように? 楽しみです。以下、ギャラリーの解説から。

古代メソポタミア時代からガラスの世界では
「幻の技法」と言われて来た
パート・ド・ヴェールの技法を基礎に
狩野が独自に展開する、今までにないガラスを鋳造し
研磨され、表現された作品群、約34点の展示

http://www.kanoglassstudio.com/

寮美千子  祝縁 2005年12月07日(水)19時10分26秒
ラジオ私もお聞きしました! へのコメント

▼いとうさま
童画芸術協会新人賞、受賞おめでとうございます。
身の回りで、うれしいことが続きますね。
すてきなことです。
15日の木曜日には、ラシエットで恒例の詩の朗読会です。
わたしも行きます。よろしかったら、ぜひ!

▼浜野酩酊さま
浜野さんとも、ほんとうにいろいろなご縁でつながっています。
『楽園の鳥』も遡れば、浜野さんと門坂さんが古くからのご友人だったことが、
出版への長い道のりへの最初の一歩でした。感謝!
お祝いをいただいた方に、まだお礼もちゃんと申しあげていない
不義理なわたしではありますが、
五木先生のおっしゃるように「縁」を大切に、いい仕事をしたいと思います。
年末、飲み会が重なります。
浜野「大」酩酊さんにならないよう、ご自愛ください。

寮美千子  花喰い猫 2005年12月07日(水)18時40分35秒

日本出版社より来年4月に刊行予定の、猫ファンタジー競作集に寄稿します。これは、文芸評論家・アンソロジストの東雅夫氏の編による全編書き下ろしの短編集。天沼春樹氏、井辻朱美氏、梶尾真治氏、加門七海氏、菊地秀行氏、 倉阪鬼一郎氏、 高橋克彦氏、谷山浩子氏、別役実氏、皆川博子氏などが寄稿予定。寮美千子はこの作品集のために、構想5年執筆丸2日!?で「花喰い猫」を仕上げました。

受賞前から頼まれていたもので、20枚足らずの小さな作品ですが、事実上の受賞後第一作になります。いや、その前にあった。これも受賞前からの依頼で、フレーベル館の幼年向け童話「のはらの ののはなえん」。こちらが正真正銘の受賞後第一作だ!

見せたがりやのわたしとしては、いますぐにでもネットで発表したいのですが、そうもいきません。みなさま、来年4月までお待ちください。

久しぶりに幻想小説を書いて、実に楽しかったです。これから、じっくり腰を落ち着けて、長編の幻想小説に取り組みたいと思っています。乞う、ご期待。

寮美千子  12/10 舩後ライブ@稲毛に寮美千子友情出演 2005年12月07日(水)17時34分12秒
▼遊星たちの消息:第3回 舩後ファミリー主催ライブ/寮美千子友情出演 へのコメント

12月10日、午後7時より開催の舩後靖彦さんのライブに、寮美千子が友情出演して、舩後さん作の短歌を朗読します。

舩後さんはALS闘病中。この病気は、発病後、徐々に筋肉が萎え、全身が麻痺して、平均3年ぐらいで呼吸が出来なくなるといわれている難病。舩後さんは、1957年生まれ。42歳で発病し、現在闘病6年目。延命を望み呼吸器装着を選択。寝たきりで声を出すこともできませんが、眼球の動きで操作するワープロで会話をし、創作をなさっています。また、同じ病に苦しむ方々の相談役、介護や福祉関係の方々へのご講演もなさり、積極的に社会参加していらっしゃいます。現在、ディアフレンズ美浜で療養中。

ほぼ同時代に千葉で高校生活を送っていたご縁で、舩後さんとの交流が始まりました。創作意欲旺盛な舩後さんが、俳句を頻繁にメール配信してきたのを読み、むしろ短歌が向いているのではと、短歌創作を勧めました。この10月からネットを通じて添削指導を開始しましたが、舩後さんはめきめき上達、すごいことになっています。

 指一つ動かぬ我に生きる意味ありと覚悟を決めし日の空 舩後靖彦

ライブは、舩後さんを支援するご友人が、舩後さんの詩に曲をつけたロック・コンサート。寮美千子は、ゲストとして、舩後さんの闘病短歌をご本人に代わって朗読します。みなさま、ぜひ!

浜野酩酊  縁と円 2005年12月04日(日)23時15分41秒
泉鏡花文学賞授賞式 再録 へのコメント

五木さんのメッセージ、とても素敵ですね。
「縁」というのは鏡花の作品のテーマの1つという気がしますが、その縁が『楽園の鳥』の受賞に結実した。
縁は円でもあります。これから、もっともっと大きな円を描いていってください。

いとうゆりこ  ラジオ私もお聞きしました! 2005年12月04日(日)17時15分01秒
J-WAVE 聴いてくださってありがとう! へのコメント

寮さんこんにちは。仕事先に向かう車の中で、たまたま聞いていたラジオで、明日は寮美千子さんをお迎えしますと予告が流れ、エー!聞きたい。と思いながらも、次の日は丁度カルチャー教室の真っ最中の時間で、何とか生徒さんには事情を話てお許しを得て、いつもは音楽をかけて絵を描いて貰っていますが、ラジオを聞きながらにさせて貰い、電波が悪くよく聞こえないながらも、しっかり寮さんのお声お聞きしました。嬉しかったです。
生徒さん達にも寮さんの事をお伝えしたら、感動を共にしてもらえました。又、私事ですが、先日、昨年入った童画芸術協会で、新人賞を受賞しました。寮さんの掲示板の皆様もたくさん賞を受賞されてる方々ばかりですごいなあと尊敬の気持ちで見せて頂いてましたので、なにか私も寮さんに肖った気がして、嬉しく思いました。レベルの違う賞で厚かましくすみません。そんなで展覧会授賞式等忙しく、ラシエットのお祝い会も伺えませんでした。ご無沙汰してもいつも寮さんの事気に留めているいとうさんです。来年3月には、先日仕上げた絵本も出版されます。持って又ラシエットに伺えたらいいなと思います。
お目にかかれる日を楽しみにしております。

寮美千子  隕石標本に掲載/ミームとしての「宇宙の微塵」 宮澤賢治と寮佐吉 2005年12月03日(土)12時46分55秒
▼隕石標本:ミームとしての「宇宙の微塵」 宮澤賢治と寮佐吉/『一冊の本』2005年11月号 へのコメント

『一冊の本』11月号に掲載した原稿
「ミームとしての「宇宙の微塵」 宮澤賢治と寮佐吉」を
「隕石標本」に掲載しました。

ミームという言葉を、わたしの仕事のなかから見つけ、最初に紹介してくれたのは、MOON STRUCKの鳥海さん。
【ミームとしての純粋粒子】
text by Ryo Michico

転生、という概念がある。
魂の生まれ変わり。
わたしが抱いているイメージは、こんなふうだ。
ひとつの魂がこの世界を去るとき、
それは千々に砕ける。
そして、無数の破片となって、さまざまなものに生まれ変わる。
だから、新しく生まれてくるひとつの魂は、
無数の魂の破片からできているのではないかと。

さらには、こんなふうにも感じるのだ。
だれかの作品を読む。
だれかの音楽を聴く。
だれかの絵画を見る。
そして、強く心打たれる。
すると、それはもう、その作者の魂の破片が、
自分の魂に飛びこんでくることではないかと。
そしてもう、見る前、聞く前、読む前の自分ではいられなくなる。
その破片と自分とが融合し、化学結合して、新たな自分になる。

魂の破片を「純粋粒子」と呼びかえてもいい。
そうやって、純粋粒子は遺伝子のように生き延びていく。

そして、世界は少しずつ美しくなる。

Copyright by Ryo Michico 2001
著者許諾のもとCafe Lunatiqueより転載
自分が書いて忘れていたのに、鳥海さんが言葉の海の中から切り取り、光を当ててくれることで、この言葉はわたしの脳にくっきりと刻印されました。

実は、受賞スピーチの最後で『楽園の鳥』から引用した言葉もまた、鳥海さんが引用してくれたことで、わたしの中でクローズアップされてきたものです。
わたしたちは帰依することができない。
それがどんなに巨きく、すばらしい物語でも、
予め与えられた物語には帰依できない。
地図は役に立たない。
わたし、という迷宮のなか、
手探りで新しい物語を探しだすしかない。
作者以上に物語の本質を理解してくれる読者がいる。そのありがたさをひしひしと感じます。いつか、鳥海さんによる引用アンソロジーを読みたい! 世界中の言葉の海から、鳥海さんの感性と知性で選ばれた言葉たちに、一冊の本という形で出会いたい!

みなさんも、気に入ったところ、気になる場所があったら、どしどし引用してくださいね。それでは、本日はこれから明治学院大学の詩の朗読会に出かけます。

http://ryomichico.net/bbs/meteor0000.html#meteor20051202213619

松永洋介  J-WAVEサイトに写真入りで紹介 2005年12月03日(土)11時14分24秒 http://www.ceres.dti.ne.jp/~ysk/
J-WAVE 聴いてくださってありがとう! へのコメント

J-WAVEのサイトに写真入りで紹介されていました。
といっても内容の掲載はないので、そのへんはsilicaさんのレポートを見るしかありません。
「ランデヴー」も「インナースケッチズ」単体でも、ネット配信(ポッドキャスト)はやってないみたいです。残念。

※↓このページ、一週間経つと消えちゃうのかな?

http://www.j-wave.co.jp/original/rendezvous/innersketches/index/thursday.htm

寮美千子  泉鏡花文学賞授賞式 再録 2005年12月03日(土)01時06分30秒
▼Review Lunatique:第33回泉鏡花文学賞 受賞スピーチ原稿@金沢市文化ホール 2005年11月22日 へのコメント

11月22日、金沢市で行われた第33回泉鏡花文学賞の授賞式のウェブ再録です。泉名月先生のおやさしいお言葉、五木寛之先生の力強いお言葉に、改めて励まされる思いがします。

【泉名月先生  お祝いの言葉】
【五木寛之先生 授賞作品について】
【寮美千子   受賞スピーチ】

寮美千子  12月3日 第5回―現代詩に声を取り戻そう―@明治学院大学 2005年12月03日(土)00時56分10秒
▼遊星たちの消息:第5回―現代詩に声を取り戻そう― ポエトリー・リーディング へのコメント

毎年恒例の明治学院大学言語文化研究所主催のポエトリー・リーディングです。
寮美千子は、単なる観客の一人としていきます。
ゴージャスなメンバーの朗読。無料。午後3時から5時半まで。
みなさまも、ぜひ!

寮美千子  J-WAVE 聴いてくださってありがとう! 2005年12月02日(金)19時10分41秒
12/1 寮美千子 J-WAVEに生出演 へのコメント

silicaさま、HIRAOKA-Sさま。ラジオを聴いてくださってありがとう。
「聴いたよ」ってメールも2通いただいたので、
少なくとも4名は聴いてくださった方がいたとわかりました。
ありがとう!

そのうちお一人は、なんと30年前に千葉の図書館で出会った方。
わたしはすっかり忘れていたのだけれど、覚えていてくださって、
当時のことをいろいろお聞かせいただいて、記憶が甦りました。
図書館でぼうっと鳩を見ている時に言葉を交わすようになり、
また会った時に「つまんないね。どっかいこうよ!」と、
いきなり浅草にいったとのこと。
十代の時のことでした。我ながらぶっ飛んでいました。
未知子さんがブログで書かれたように
当時から「残酷なほど平等にフレンドリー」な寮美千子は
その結果、自分の母親にまで誤解を招いた模様。
あなたの母上から電話をもらい
「娘と結婚する気が有るのですか?」と聞かれ
「それは多分違う人だと思います」と言う会話が印象深い
なんて話があったとは!
そういえば、母がそんなことを言って、
わたしの方が却ってびっくりしたこともあったかも。
ごめん!

うーん。このままいくと、どんな旧悪がバラされるか、
自分で忘れているだけに、なんだか怖くなってきました。
そんな悪いことした覚えはないんだけどなあ。

silicaさん、再録ありがとう。
雰囲気伝わってうれしいです。

HIRAOKA-Sさん、リハビリ中とのこと。
わたしも車椅子生活を余儀なくされた大怪我など、怪我ばかりしてきました。
その時は、もうこれっきり復帰できないかと思ったりしたけれど、
薄皮をはぐようによくなり、昔のようにはいかないけれど、
体の自由も利くようになりました。
だんだんよくなるからね! 気長にロング・バケーションを楽しんでください。

HIRAOKA-S  ラジオ、素敵でした! 2005年12月02日(金)14時45分04秒
ラジオ聴きました! へのコメント

 寮先生、みなさんこんにちは。
 遅まきながら泉鏡花文学賞受賞おめでとうございます!
 以前、某出版社の仕事で先生にお世話になっていたものです。(ライオンくんのお話とかです)春に大きいけがをしたことなどもあり、会社をやめ、今はリハビリのジム通いと、家事の日々です。
 「楽園の鳥」、1日の半分は寝たきりだったころ、読みました。久しぶりに長編を読めて、「わたしも結構だいじょうぶ」と自信ももらいました(笑)。作品がすばらしいからなんですけどね。会社を辞めて、人生に区切りがついて、これからどうしよう…とふとんの中で不安に思っている時期でした。でも、どんなときも人の生き方の「芯」の部分は、そう簡単には変わらないんだろうなあ。

 J-WAVEは朝から晩までかけっぱなしで、”ランデブー”も毎日聴いています。昼の予告で「ランデブーの今日のゲストは寮美千子さん」と聴き、とても驚き(歯医者に行く時間を自主的にずらし)、それからしばらく、ラジオの前でわくわくしていました。
 短い時間でも、幅広い話題に深くふれられて、寮先生をはじめて知るリスナーの方にも、魅力は十分につたわったと思います。(いつか西はりま天文台のロッジに泊まりたいとおもいました)けやき坂スタジオ、のぞきにいきたかった!前の仕事仲間にも、ラジオのことうれしくて、メールしました。
 またこちらにときどきおじゃまして、イベント情報を見て、いつか遊びに行きたいとおもいます。

silica  ラジオ聴きました! 2005年12月02日(金)01時38分37秒
12/1 寮美千子 J-WAVEに生出演 へのコメント

J-WAVEの「インナースケッチ−ズ」というおしゃれな雰囲気の番組に寮さんが出演されました。この番組の33組目のゲストに第33回泉鏡花文学賞を受賞された寮美千子さんがいらっしゃいましたというご紹介から始まり、早くも寮さんの超能力(呼ぶ、呼ばれるといっためぐりあわせ)のオーラが感じられました。30分の間に「楽園の鳥」泉鏡花文学賞受賞にちなんだお話、泉鏡花への寮さんの想い、小惑星「Ryo Michico」のお話、なゆた望遠鏡のお話から「遠くをみたい」の詩のこと、宮澤賢治、寮佐吉お爺様のこと、寮さんが旅をなさった国のこと、寮さんが先住民族の絵本を書かれることが天文への関心とつながること、などなど寮さんがどんなかたかを知る入門編としてとても良い番組となりました。
寮さんがリクエストで選んでくださった曲は次のとおりです。寮さんのコメントも記します。

・「イン・マイ・ライフ」(ジョンレノン 作)タック&パティの歌で
「人生の中でいろんな人に出会って、いろんな影響を受けてきたけれども、その影響を拭い去ることはできないけれども、でもいま会ったきみをとても愛してるんだよ、とその過去を肯定しつつ、未来に向かっていくというところが、この私の楽園の鳥とかさなるなあ・・・と思って選ばせていただきました。」

・「星めぐりのうた」(宮澤賢治 作)
「高校生の時に出会って、ひじょうに衝撃を受けまして、それで童話を書こうという気持ちになったんですね。」・・・というお話から、寮さんが賢治に惹かれたこと、その賢治は寮さんのお爺様の著書を読んで影響を受けていたかもしれないということがわかったことのめぐりあわせ、不思議などが語られ、会話は盛り上がりました。

・「Somewhere」(トム ウエイツ 歌)・・・バーンスタイン作曲ですね!
「どこかに楽園があるよ。でも、今、ここが楽園。自分が生きているこのいのちこそが楽園だっていう気持ちをこめてこの曲を。」

また、寮さんのお好きな場所がかなりワイルドな土地で、アメリカのアリゾナの砂漠、インドのガンジス河口、ヒマラヤの氷河の谷、などであることを受けて、
「そういうところにいると、ひじょうに人間の命というのはもろい、私という存在はほんとに皮膚一枚でようやく生きていられるんだっていうことがわかるんですね。大地から緑も剥ぎ取られて宇宙と直結している、この惑星が宇宙の中に浮かんでいる、ぽつんと浮かんでいる命の惑星なんだっていうことをひしひしと実感するんですよ。」

「そういう場所でやっぱり地球っていうのは何てやさしい星だろう、そこから命が生まれたんだな、それが・・・
私がそのひとしずくなんだな、て感じることがすごく好きなんです。」

ほれぼれするような言葉を聴くことができました。司会者のかたの感嘆の相槌の声が番組中、何度も聞かれました。
もしも聞き逃したかたがおられましたら、雰囲気だけでもお伝えしたいと思い、書き込ませていただきました。
寮さんは、リラックスされており、ハリポタと鏡花の「幻想」の種類が全然違うというお話もぷっと吹き出し、なるほど、とうなずけるものでおもしろしゅうございました。寮さんの作家としての作品作りの本質をそこからのぞかせていただいたような気もしています。
いつまでもいつまでも聴いていたい寮さんのお話でした。

寮美千子  12/1 寮美千子 J-WAVEに生出演 2005年11月30日(水)23時51分38秒

「ランデブー」という番組のゲストとして、J-WAVEに生出演します。
時間は14時20分から14時50分の30分間。
寮美千子のリクエスト曲も3曲、かかります。
さて、なんの曲がかかるか? お楽しみに。

六本木ヒルズの「けやき坂スタジオ」というオープンスタジオで収録するので、
硝子張りのなかで見せ物になるのかも? わからん。
提供はネスカフェだ。「違いがわかる女」ってわけか?
よかったら、遊びに来てくださいね!
<RENDEZ-VOUS番組概要>
*「毎日、新しい感動や驚き、刺激に出会う150分ワイド番組」
*番組タイトル: RENDEZ-VOU(ランデブー)
*放送時間 : 月曜日―木曜日 14:00−16:30
*放送形態 : 生放送(一部録音パート)
*ナビゲーター:VIE VIE
*ゲスト・コーナー:NESCAFE GOLDBLEND INNER SKETCHES
          14:20−14:50(30分枠)
*内容:  毎週木曜日に素敵なゲストをお招きし、午後の「コーヒーブレーク」を
      ご一緒に楽しんでいただきます。ゲストの皆様の近況や思い出話などを
      伺いながら、最近の活動、エピソード、作品など、音楽をご紹介しながら
      進行していきます。尚、ゲストのお好きな曲を3曲、ご紹介させて
      いただいています。


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