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マミ
政治情勢は段々緊迫している
2009年02月05日(木)16時00分06秒
http://www.geocities.jp/mamy_madagascar/
だいたい、日常の生活は少しずつ戻ってくると感じている。あるスーパー・マーケットはもう開いているし、テレビ局もラジオ局も放送しているし、水曜日から学生達は学校へ戻っていた。しかし、政治情勢は段々緊迫している。月曜日に政府は新しい市長を任命してから、次の日には前の市長も人を任命した。アンタナナリブの町のリーダーは二人になっている。
前の市長との次のミーティングは土曜日です。何が決めるか待ちましょう。
マミ
平和は戻りそうです。
2009年01月30日(金)06時41分30秒
http://www.geocities.jp/mamy_madagascar/
▽マダガスカル首都で大統領退陣要求デモ、死者も へのコメント
最後の情報として死んだ人は105人になりました。
お店の中で燃えた人もいったのです。
今日の寂れた町へ行ってみて、静かで、毎木曜日の大きいな市場はなかったのです。
今晩の状態は外は静かで、警察の車は回っているのです。
平和は戻りそうです。
松永洋介
マダガスカル首都で大統領退陣要求デモ、死者も
2009年01月29日(木)20時33分50秒
http://www.ceres.dti.ne.jp/~ysk/
▽新聞記者の調査(マダガスカル) へのコメント
マダガスカルで暴動 大統領退陣デモ、37人死亡(ロイター/共同)2009/01/28 22:25
【ロンドン28日共同】ロイター通信によると、アフリカ南東部の島国マダガスカルの首都アンタナナリボで、ラベロマナナ大統領の退陣を求める数10万人規模のデモがあり、一部が暴徒化、26日から28日までに37人が死亡した。
デモは野党指導者でアンタナナリボのラジョエリナ市長が呼び掛けた。市長が所有するテレビ局を政府側に閉鎖されたため、市長が反発していた。
マダガスカル反大統領デモ、死者68人に(AFPBB)2009年01月29日 16:47
【1月29日 AFP】マダガスカルの首都アンタナナリボ(Antananarivo)での反大統領デモによる死者は、28日の警察発表で、少なくとも68人にのぼっている。
デモは、反大統領派のアンドレイ・ラジョエリナ(Andry Rajoelina)アンタナナリボ市長(34)が呼びかけたもので、26日に一部が暴徒化した。地元警察によると、死者の大半は26日から27日にかけての暴動によるものだという。マルク・ラベロマナナ(Marc Ravalomanana)大統領は、政情不安をあおっているとして、市長を強く非難した。
一方で旧宗主国であるフランスの政府関係者は、死者は80人以上と見ている。事態を受け、地元当局は複数の地域に外出禁止令を発令した。(c)AFP/Gregoire Pourtier
2001年の皆既日蝕ツアーのとき現地でガイドをしてくれて、2003年にうちにホームステイしたこともあるマダガスカルの日本語ガイド・マミさんから、きのうメールが来ていました。添付の写真を見ると、建物が燃えていたり、群衆が叫んでいる。何かと思ったら、大統領の退陣を求めるデモが暴徒化して、人死にが出て、夜間外出禁止令も出ているとのこと。
マミさんはアンタナナリボに住んでいます。怪我などしないように、気をつけてくださいね。早く収まるといいですね。
マミさんのメールを見て、すぐに調べてみたけど、そのときは日本語の情報はほとんどありませんでした。マスコミを通じてはマダガスカルはまだまだ遠い。
マミ
新聞記者の調査(マダガスカル)
2009年01月29日(木)12時40分51秒
http://www.geocities.jp/mamy_madagascar/
新聞記者の調査によると、アンタナナリブで盗まれて、燃えた 大きいお店(電気製品、携帯屋、卸売り商、服屋)や スーパーマーケット(Jumbo Score, Shoprite) や ラジオ放送局とテレビ放送局などは、全部32件だったそうです。死んだ人も何人かまだ分かりません。家に帰らない人場合には病院へ調べに行くことになっているのです。仕事がなくなる人は1000人以上になって、大変です。前日と比べると2泊にはてっぽうの音はとてもすくなくなったので、軍隊は車であっちこっち回っているから。お店にはお米と油と砂糖と蝋燭はなさそうです。あれは値段が高くなっているのです。燃料も取るのに車を並べなければならないのです。今日は寂れた町です。
寮美千子
えみし学会
2008年12月30日(火)13時21分05秒
▽その考えに敬意を へのコメント
あんべさんも、がんばっていらっしゃる。
えみし学会は、実に興味深い、すばらしいご活動です。
そもそも、ライフスタイルそのものが、本質追究型だしね。
ああ、会いたいなあ!
岩手の冬は、寒いけど、美しいですよね。
あんべ
その考えに敬意を
2008年12月29日(月)01時04分32秒
▽変わらなければ、滅亡を待つのみ へのコメント
> 誰もがんばらなくなったら、人類はどこまで転落するか・・
確かにその通り。
流されず、自身を保つことは困難を伴います。
現状を思うと諦めたくなるが、それでも頑張る方々に敬意を表明する。
寮美千子
変わらなければ、滅亡を待つのみ
2008年12月29日(月)00時40分42秒
▽昔から変わらぬ へのコメント
>千数百年経っても、その意識は変わらないでしょう。
そうかもしれない。
人間というのは、権力を手にすると愚かになる生き物なのかもしれません。
でも、世界は少しずつ変わっている。悪い方にも、よい方にも。
あきらめずに、がんばってきた人がいて、
いまの人類は、やっとこんな様子です。
人類のなかには、権力を持っても、時にはまともでいられた立派な人もいた。
そうやってがんばる人がいなかったら、人類はとっくに滅びていたかもしれません。
地球上の他の生き物を巻きこんで。
誰もがんばらなくなったら、人類はどこまで転落するかわからない。
最近は、権力の横暴だけじゃなくて、
一般市民が権力批判をする人間を叩く、という傾向もあり、
無力感にうちひしがれて、あきらめたくなるけれど、
ドンキホーテのように、がんばりつづけるしかないのかもしれない、
と思っています。
あんべ
昔から変わらぬ
2008年12月28日(日)21時54分59秒
▼Review Lunatique:1300年祭イメージソングを1千万円で谷村新司に依頼?! へのコメント
「蝦夷」の里の住人から一言。
昔から今も、畿内の権力者が考えることは同じ。
「撃ちて取り、情けは無用」
千数百年経っても、その意識は変わらないでしょう。
寮美千子
無反省な1300年祭事業協会の新たな無駄遣い/イメージソングを1千万円で谷村新司に依頼
2008年12月28日(日)16時18分32秒
▼Review Lunatique:1300年祭イメージソングを1千万円で谷村新司に依頼?! へのコメント
あきれて、あいた口がふさがらない。
なんのための「平城遷都1300年祭」なのか?
中央の有名ミュージシャンにお金を流すことが目的なのか?
事業協会のやり方は「予算をみんなで山分けしようぜ」というようにしか見えない。
ほんとうに県民の立場に立って、
内側から祭りを盛りあげようとする意志など、ないのではないか。
せっかく「奈良2010年塾」というボランティア養成組織をつくり、
莫大な予算を投入して人材育成をしてきたのに、どうしてそれを使わないのか?
「奈良2010年塾」の人々で「イメージソング選定委員会」を作り、
市民を巻きこんだイメージソング作りをすればいいではないか?
さらには、8月に開催された「500日前イベント」に向けて
千数百人もの人が「応援団」として登録されている。
彼らを人材として活用すべきではないか。
彼らはただの「動員要員」なのか。
だとしたら、人をバカにした話だ。
民間キャラ「まんとくん」選定の前例を見てもわかるとおり、
ボランティアの力を借りれば、数十万円規模で、県民を巻きこんだ活動が可能だ。
結果として水準の高いキャラが生まれたことは、実証済み。
公募して、選ばれた曲をCD発売します、
ということにすれば、それだけでうれしいという人も多くいるだろう。
県民に夢と新たな機会をもたらす、いいチャンスではないか。
民間キャラ「まんとくん」選定の過程で、多くの新たな人のつながりも生まれた。
「まんとくん」ばかりでなく、その人のつながりも奈良の新たな宝だ。
事業協会は、なぜそのような人のつながりを育てようとしないのか。
市井の人々の知恵と工夫を持ち寄ること。
それこそが、いま、ほんとうに大切なことではないか。
平城遷都1300年祭のイメージソングを谷村新司氏に制作費1千万円で依頼することに断固として異議を唱える。
※レビューにも書いたので、読んでね。
寮美千子
10/26 麻生首相邸見学ツアーの3名の不当逮捕に抗議する!
2008年11月02日(日)18時38分17秒
▼
10月26日、62億円の資産価値があるという麻生首相宅を見に行こう!というツアーがあり、路上を歩いていた3人が逮捕されるという事件があった、と友人より連絡があった。どういうことなのかよくわからなかったのだが、YouTubeで事件の詳細を見て愕然とした。これは明らかに不当逮捕だ。
はじまりは「リアリティツアー 62億ってどんなだよ 麻生首相のお宅拝見」と銘打ったツアーがネット上で告知されたこと。
http://f.hatena.ne.jp/festa_hansen/20081024030903
10月26日、この呼びかけに集まった人々は約40名。主催者は、事前に警察官と話し合いをし、警察官から「5人ずつぐらいで歩道を歩き、順次麻生邸を見に行くなら構わない」との了解を取っている。事前の渋谷書警察官との話し合いの様子が、しっかり記録されている。
【麻生首相宅を見に行こう、 渋谷署警察官との事前打ち合わせ @ハチ公前】
彼らは、メガホンも使わず、穏やかに人々の呼びかけながら歩いていった。プラカード(棒もない、ただの四角い板)を掲げた一人がこう呼びかけながら歩いていた。
「麻生首相の家に、いま向かっています。麻生首相の家は、ここから歩いて10分ぐらいのところです。自民党の総裁でもある彼の、戦争を作りだしたことの責任、戦争を支持したことの責任、貧困を作りだしたことの責任……」「麻生首相の家を見に行きましょう」「麻生さんちを見に行きましょう」
すると突然「おっ」「よし、やるぞ」という声がして、画面が乱れ、警察官が襲いかかってきた。「公妨だ」「押さえろ」「押さえろ」「押さえろ」「持ってこい」「公妨だぞ」という声が乱れ飛んでいる。
この様子は、すべて以下に克明に記録されている。
【10/26 麻生邸宅見学に向かおうとしたら 逮捕】
よく見てほしい。プラカードの彼に前方から黒いコートの野球帽を被った中年男性が近づいてきて、プラカードの彼の腰に腕を伸ばして抱きかかえるようにする。次の瞬間はビデオカメラがあって見えない。その次の瞬間、野球帽の男はプラカードの彼にぶつかるようにして「おっ」と声を出す。その瞬間「よし、やるぞ」という声が聞こえる。「よし」「よし」という声が複数重なって聞こえる。
この映像を見る限り、逮捕された側が暴力を振るった形跡はない。相手の私服の野球帽の男の方が、プラカードの男性に腕を伸ばして抱えこんでいるのである。
頭のはげ上がった背広姿の男が指揮をしているのがわかる。この人が「公妨だ」と声を上げる。明らかに「よし、やるぞ」の後である。ほんとうに公務執行妨害によるやむなき逮捕であれば、まず「公妨だ」との声が先にあがるはずである。私服姿の男がぶつかったからといって、いきなり公務執行妨害になるのは、どう考えてもおかしい。
背広の男は、手に持った傘を振りあげてこう続ける。
「公妨だぞ」「公妨だ」「公妨だ」「公妨だ」「公妨だぞ」「押さえろ」「押さえろ」「押さえろ」「押さえろ」「押さえろ」「押さえろ」「あれも逮捕」「押さえろ」「押さえろ早く」「持ってこい」「持ってこい」「持ってこい」「持ってこい」「掴まえろ」「公妨だぞ公妨」「ひっぱれ、ほら」「ひっぱれ。ほら」「ひっぱれ」
明らかに「逮捕のための逮捕」「狙って逮捕」いわゆる「転び公妨」そのものだ。ひどい。こんなひどい話があっていいのか?
さて、このハゲ頭の背広男と、私服の野球帽は、事前に打ち合わせをしている。なんと、その打ち合わせの場面まで市民により記録されていた。
【 10/26 渋谷、逮捕前に打ち合わせするデ カ】
ニュースでは以下のように流れた。
「麻生首相の自宅を見に行こうとインターネット上で呼びかけ、東京渋谷区の繁華街で無届けでデモ行進を行っていたグループの男3人が、警察官に暴力を振るうなどして、現行犯逮捕されました」「逮捕された氏名不詳の男3人は、昨日午後3時50分頃、渋谷区宇田川町の路上で、無届けでデモを行ったり、警察官に暴力を振るったとして、公務執行妨害と、東京都の公安条例違反で 警戒にあたっていた警察官に取り押さえられました」「3人は、インターネット上で麻生首相の自宅を見に行こうとの呼びかけで集まった40人ほどのグループのメンバーで、渋谷駅前で集まり、麻生総理の自宅に行く途中『無届けデモを中止するように』との警視庁の再三の通告を無視してデモを行っていました」
この後、主催者側の記者会見があり、ニュースで流れていることは事実無根との訴えがあった。「警官に対する暴力」もなければ、「『無届けデモを中止するように』との警視庁の再三の通告」もなかったとのことだ。この会見には記者会見には作家の雨宮処凛氏も出席している。
【記者会見/「麻生太郎邸拝見ツアー」参加者3名不当逮捕】
http://jp.youtube.com/watch?v=V6X0rVVUMY8&feature=related
逮捕された3名は、いまだ拘留中。接見も禁止されているとのこと。仲間たちがはげますために、拘留されている警察署に出向いて、道から大声で呼びかけて「ガンバレ」のエールを送る「激励行動」をしているとのことだ。
▼
実は、拘留されたメンバーの中には、先日、奈良に松本哉氏(元「法政の貧乏くささを守る会」代表、『貧乏人の逆襲!』著者)がやってきた際に、「人混み反対」のデモに参加したメンバーがいる。わたしは、その日のデモは趣旨がよくわからなかったので参加しなかったが、デモの後の飲み会に参加しようと、集合場所である近鉄奈良駅前に出向くと、何やらものものしい。警官だけではなく私服の公安まで集まってきている。彼らは、飲み会メンバーを監視しているばかりではなく、いちゃもんをつけていた。わたしはノーテンキにも、松本くんに挨拶しようとまんとくんのお面を被っていったのだが、事情がわからないうちに、バチバチと警察に写真を撮られまくりであった。あわててお面を外した次第だ。結局、飲み屋に到着するまで、ずっと公安が後をつけてきていた。
松本くんのような人を「要注意人物」としてここまで取り締まるのか、いまの日本の警察は、と背筋が寒くなったのだが、松本くんばかりではなく、その回りの人々も監視されているようだ。
わたしたちは、10月31日に「せんとくんの白紙撤回を求める」デモを決行。勇気ある6名がデモ行進に参加した。JR奈良駅から猿沢池までをデモ行進したが、さすがに公安は来ていなかった。だが、今後活動(どんな?)を続けていくと、何が起こるかわからない、と案じないではいられない。
▼
麻生首相宅を見に行こうとして逮捕された3名は、明らかに不当逮捕だ。警察は、なんという不潔な手段で人を拘束するのだろうか。これでは、道を歩いていて向こうから人にぶつかられただけで「公務執行妨害」で逮捕されてしまう世の中だ、ということではないか。日本をそんな国にしていいのか? 拘留中の彼らの、一刻も早い釈放を望む。
追伸:
それにしても映像の力は強い。事実を映しだす。この事件も、ビデオ映像なしでは、事情がわからなかった。警察の発表を鵜呑みにして信じてしまう人も多かっただろう。これからは、きちんとビデオで記録することが大切だと痛感した。
松永洋介
深呼吸する言葉/まんとくんCDについての質問と回答
2008年08月22日(金)03時11分39秒
http://www.ceres.dti.ne.jp/~ysk/
最近始まった「深呼吸する言葉」というプロジェクト。ウェブという媒体を通じて、新しい文芸の創出を目論んでいます。詳しいことは
深呼吸する言葉ネットワークのホームページをご覧ください。
これに寮美千子も参加していて、
深呼吸する言葉・寮美千子というブログを開いています。ところが、そのコメント欄に、「まんとくんのうた♪」のCDに関する質問が投稿されました。どうみても場違いなので、こちらに転載して、松永が回答します。
▼Commented by hyakuto at 2008-08-21 14:39
はじめまして。
お尋ねいたします。
クリエイターズ会議大和によれば「まんとくんのうた」や「まんとくん音頭」は正式ソングではなく、有志による任意の応援ソングだそうです。
ところが、クリエイターズ会議大和は曲のCDを有料で販売してるというじゃないですか!。
公式ソングじゃないならばこれはおかしいですね。矛盾が生じます。
作詞者である寮先生のお考えをお聞きかせください。
▼Commented by 寮美千子 at 2008-08-21 15:11
>クリエイターズ会議大和は曲のCDを有料で販売してるというじゃないですか!
クリエイターズ会議・大和では、販売していません。
CDは個人制作で、販売する場合も、個人です。
ここは「深呼吸する言葉」なので、ご質問等は、寮美千子の公式HPにお願いします。
URLは上記の名前をクリックすれば、リンクしています。
ところでhyakutoさんは、どちらのどなたさまですか。
どこでそのような間違った情報を得られたのでしょうか。
お教えください。
どこかに間違った情報が出ていると、誤解の元ですから。
▼Commented by hyakuto at 2008-08-21 21:14
上記質問の続きは流れを把握する上で、こちらに書かせていただきます。今後、他の質問があれば公式サイトを利用いたします。
なるほど個人が販売したわけですか。
とういことは、個人が勝手にクリエイタ―ズ会議大和が主催するイベント開場で、まんとくんグッズを売っていいわけですね。
そうそう、まんとくんを商売にするには使用料が必要でしたか!
じゃあ、CDを販売していた皆さんは、まんとくん使用料を払ったということですね。
……まずは正確な情報の確認を。
・まんとくん応援ソング「
まんとくんのうた♪」「
まんとくん音頭♪」は、いずれも公式ソングではない。
・「まんとくんのうた♪」「まんとくん音頭♪」のCDは個人制作物で、企業の製品ではない。
・まんとくんを企業が製品化して販売する場合は、事前の申し込みと使用料が必要。
・まんとくんを個人が使用する場合、自由に使えて、作ったグッズを売ってもいい。使用料は無料で、報告義務もない。
(
⇒まんとくん使用規程を参照)
さて、「まんとくんと618人の仲間たち展」の会場では、個人制作物として、CDとTシャツが売られていました。
CDはうちで手焼きしたもの。じつは先月から父の介護に忙殺されていて、会場に常駐できなかったのですが、いない間は、当番の方に管理をお願いしてありました。なお、会場では「まんとくんのうた♪」「まんとくん音頭♪」がずっとかかっていましたが、もちろん使用料などはいただいていません。商店街の放送や、テレビでの使用も無償でOKしています。
Tシャツは、まんとくん作者のクロガネジンザさんが個人で作られたもの。オリジナルのまんとくんイラストがおしゃれにプリントされています。これも「公式Tシャツ」ではありません。まんとくんの著作権は今やクロガネジンザさんではなくクリエイターズ会議・大和にあるわけですが、このTシャツも個人制作物なので、許諾なしに作ることができ、販売しても使用料は発生しません。
当然ながら、CDとTシャツ、どちらも事前にクリエイターズ会議・大和と連絡を取って、どこに展示するかといった相談をしてありました。もし、他にも「こんなものを勝手に作ったのですが」というお話があれば、展示スペースを作ったことと思います。
これでhyakutoさんの疑問は解消されたと思います。まだ質問があれば、
掲示板のご案内をお読みになった上でご参加ください。どうぞよろしく。
寮美千子
「遺族感情」
2008年06月23日(月)02時58分22秒
▽死刑制度 へのコメント
tairaさま
>犯罪内容や刑罰と遺族感情は切り離すべきだと考えています
わたしもそう思います。
▼「極刑を望む」遺族について
遺族が「犯人を殺してやりたい」と思うのは、ある意味自然かもしれません。
そういう言葉が、口をついて出てきてしまうようなつらい気持ちは理解できます。
非常なショック状態にある人が極端なことを言う、というのはよくあります。
しかし、その気持ちを反映して、本当に殺してしまうのは、違うと思う。
それは「みんな死んでしまえばいいんだ」とブログに書くのと、
ほんとうに無差別殺人をしてしまうのくらい、違う話だと思うのです。
遺族のケアは大切です。いまはほとんどされていない。
犯人を「死刑」にすることがケアだとは、わたしには思われません。
犯人が死刑になって気持ちがすっきりする、癒されるなどということはないと、
光市の事件の遺族の方も、おっしゃっていました。
「遺族感情」を死刑判決の要因のひとつとし、
それを「世論」が後押しするなら、「世論」は、
極限状態にある人が口走った「殺しても飽きたらない」
という言葉を後押しして、
その遺族を「人殺し」にしてしまうことのようにも思えるのです。
ボタンは押さなくても、犯人の首に紐を掛けなくても、
その遺族の言葉で、一人の人の死が決まるのだから。
犯人がどんな悪人であれ、
「(死刑という)極刑を望む」と遺族が口にする。人が人の死を望む。
それはたいへん痛ましいことであると、わたしは思います。
人が人の死を望んでいる姿を、遠慮なく報道するテレビは、
ずいぶんひどいことをしていると思います。野蛮だと思うのです。
▼「極刑を望まない」遺族について
一方に「極刑を望まない」がいたとします。
死んだ子が暴力を振るってうんざりしていた、という理由かも知れない。
死刑制度そのものに反対だからかも知れない。
どちらにしても、遺族が望んだか、望まないかで、
一人の人の生死が左右される。
それは、おかしなことではないでしょうか。
>生きている時に重んじられた命は、死んでからも重んじられ、
>生きている時に軽んじられた命は、死んでからも軽んじられる
>そこに、法のもとの平等はありません。
ということになってしまう。
>犯罪内容や刑罰と遺族感情は切り離すべきだと考えています
ほんとうにおっしゃるとおりだと思うのです。
そしてそれ以前に、死刑制度自体が廃止されるべきだと思うのですが、
話が長くなるので、またこんど。
taira
死刑制度
2008年06月20日(金)14時02分54秒
「知的障害」に関して、「誤解」でよかったです。すみませんでした。
死刑制度には、私も反対です。
予防こそ力をいれるべきですね。
反対の理由はいくつも、いくつもあります。
えん罪、死刑担当者の人権の問題、そもそも人が人を殺す制度に関する問題・・・
光市事件のことがあがっていましたので、この数年で取りざたされた問題を一つだけ書かせてもらいます。
それは、「遺族感情」です。
報道のほとんどは、「これまで遺族がないがしろにされてきた」という主旨のもので、淡々と語る遺族の映像が繰り返し流され続けました。
私は、悲しみや怒りを訴える遺族を批判するつもりはありません。遺族へのケアーは、公的にも取り組むべきだと考えています。
しかし、犯罪内容や刑罰と遺族感情は切り離すべきだと考えています。
遺族感情が刑罰に影響するとなると、そこには重大な問題が生じてきます。
人びとから愛され、家族に愛されてきた人を殺したら極刑にされるが、人びとから疎んじられている人を殺しても、極刑にはならないという事態です。
生きている時に重んじられた命は、死んでからも重んじられ、生きている時に軽んじられた命は、死んでからも軽んじられるということです。そこには、法のもとの平等はありません。
「遺族感情」は、人びとが流されやすいメッセージですがもっと冷静に見るべきだと思っています。
寮美千子
誤解は誤解
2008年06月19日(木)22時52分34秒
▽誤解 へのコメント
tairaさま
ご指摘ありがとう。
>犯人に知的障害があるという前提での投稿
というのは、この掲示板には現在のところありません。
ムー大陸さんも以下のように書かれています。
>日経新聞で、読んだ限り、
当該事件の犯人が知的障害者とは、認識できませんでした。
わたしの投稿も、犯人に知的障害がある、という前提ではありません。
一般論としての、知的障害のある人のケアに関しての話です。
誤解したと誤解されてしまったみたいだけど、
誤解はありませんので、ご心配なく。
ご丁寧にありがとう。
taira
誤解
2008年06月19日(木)14時32分04秒
▽光市の事件/チベット問題 へのコメント
友人に紹介されて、このブログを読ませていただきました。光市事件の犯人について、誤解があるようなので訂正させていただきます。
犯人に知的障害があるという前提での投稿がありますが、そのような事実はありません。どうして、そのような誤解が生じたかというと、犯人が18歳と1ヶ月で犯行に及んだことから、弁護団の主張が少年法の適用を訴えた時の弁論によるのです。18歳未満の犯行には死刑が適用されないことになっています。当時の主張を調べてみると、18歳になったからといって、18歳の精神状態までに発達しているとは言えない。まだ幼さを兼ね備えている。犯人の精神状態を鑑定したところ、犯行当時の精神状態は18歳までには発達していないと思われるという主旨の弁論がなされています。これが「知的障害」という誤解を生んだのでしょう。
弁護団に確認しましたが、ここで論じられているような知的障害はないそうです。
寮美千子
犯罪予防
2008年06月18日(水)19時57分09秒
▽死刑という制度と犯罪という現象について思うこと へのコメント
>犯罪を病気に喩えるなら、犯罪の末路としての死刑を考察する以前に、
ヒトを犯罪に導かぬ「予防犯罪学」のようなことに社会の力点が、
もっと注がれてもいいように考えます。
奈良少年刑務所に月に1回、授業をしに行っています。
月に2回、全16回のうちの半分を受け持っているだけですが、
たったそれだけで、受刑者は見違えるほど変ります。
自分を表現できるようになり、人の言葉に耳を傾けられるようになり、
さらには、人を思いやってアドヴァイスまでしてあげられるようになる。
彼らを見ていると、それまでどれだけケアされてこなかったのだろう、と思います。
親にネグレクトされ、お手本となる大人も身近になく、
学校では落ちこぼれて先生にも相手にされず、友人にはいじめられ……。
社会のなかで事実上「放置」されてきた子が、緊急避難的に窃盗などをしてしまう。
そういうケースが、数多くあるそうです。
彼らが、いま刑務所で受けているようなケアをされてきたら、
きちんと教えてくれる大人がいたら、
きっとここには来ていなかっただろう、と思わせられるような人がほとんどです。
犯罪予防は絶対に必要。
そこで食い止められれば、被害者も出ない。犯罪者も生まれない。
裁判もいらない。刑務所の費用もかからない。
刑期を終えて出ていく彼らを、きちんと受け容れるシステムも確立されていません。
日本では、再犯率が6割ともいいます。
せっかく更正の機会を得たのに、6割が再犯とは。
刑務所を単なる「罰を与える場所」ではなくて「再教育の場所」にしなければ、
意味がありません。
世の中、目立つ凶悪犯にばかり目がいくけれど、受刑者の多くは、
教育や福祉がきちんとしていたら防げたはずのもの。
絶対に「予防」が必要ですよね。
「死刑」は、犯罪抑止につながらない。
「死刑にしてもらいたかった」という人もいるくらいです。
それより以前に、犯罪を抑止する方法は山ほどあると思います。
勇崎
死刑という制度と犯罪という現象について思うこと
2008年06月17日(火)02時29分48秒
▽光市の事件/チベット問題 へのコメント
おそらく、「目には目を、歯には歯を」と明文化される以前から、そしてかつての日本には「仇討ち」という、死には死をという超論理的な論理、もしくは殺された側の感情の着地点としての死刑という制度は、ほ乳類ヒト科の営みとしての社会には、脈々と存在したように思います。そして、その制度を利用して、無関係な「いのち」を道連れに自殺しようとする犯罪も、近年では数多く見受けられ、制度そのものが、計り知れぬ犯罪への病巣となっているようにも思われます。
「病巣」といえば、病気を治療することに懸命だった医学から、病気にならぬようにするための「予防医学」が展開されています。犯罪を病気に喩えるなら、犯罪の末路としての死刑を考察する以前に、ヒトを犯罪に導かぬ「予防犯罪学」のようなことに社会の力点が、もっと注がれてもいいように考えます。もし仮に、その力点が作用したとしたなら、犯罪という現象は減じていくでしょうし、死をもってあがなうようなほどの犯罪が発生したとしたら、それを犯した個人に帰結するのではなく、「予防」できなかった「社会」が問われることになるのではと思います。
現代のように、犯罪の予防を「倫理」観のありようで議論しているうちは、死刑廃止論と死刑存続論は対立的に平行線をたどるだけにしかないように感じます。
投稿された問題提起にあるように、知的障害と犯罪に相関関係があるとすれば、知的障害というポジションはご自身の意志で導かれたことではないのであり、なによりもヒトとして生まれてきたことへの尊厳〜ヒトに限らず、あらゆるいのちへの尊厳〜への感情をヒトがさらに育めば、犯罪という現象について、その予防を社会的責務、社会を構成する自身の問題として認識されるようになっていくのでは、とイメージします。
このように、「倫理」観を超えたところで、犯罪という現象とその予防の確立を経て、考察できるようになった先に、死刑という制度の空しさを、より多くのヒトたちが実感できるようになるのではないかと思います。
寮美千子
光市の事件/チベット問題
2008年04月27日(日)04時43分16秒
▽光市の事件に思うこと へのコメント
ムー大陸さま
知的障害者の犯罪に関する件、わたしも同様に感じます。
いま、奈良少年刑務所に月1回、教えに行っていますが、
受刑者の多くが、親からネグレクトされた劣悪な環境で育っていたり、
自分だけではなく、親も知的障害を持っていたりすると、聞きました。
わずかな授業で、みるみる成長する彼らを見ていると、
いままで、どれだけ社会から排除されてきたのか、
教育らしい教育を受けてこなかったのかと思います。
光市の事件、いろいろと思うところがあります。
特に「死刑」を是とする「国民感情」に、大きな疑問を感じています。
いま、時間がないので、こんどゆっくり書きたいと思います。
チベット問題と、中国の聖火リレーの件も。
中国での情報統制の事実を知って、ここまでやるか、
これでは「大本営発表」ではないかと愕然としました。
などなど含めて、またこんど。
ムー大陸
光市の事件に思うこと
2008年04月27日(日)01時04分12秒
ご無沙汰しています。ムー大陸です。
光市の母子殺害事件、死刑の判決がでました。
僕は、日経新聞を読んでいますが、「二人殺した残虐な犯罪で、本人は何ら反省していない。」ということで、少年犯罪でも死刑になって当然だ、と思っていました。
ところが、先日、友人から、次のメールをもらいました。
「光市の判決、難しいですね。犯人は知恵遅れなんでしょ? 知恵遅れの人は純真とは限らないんですよね。実は犯罪者のかなりが知的障害者だと読んだ記憶があります。殺された側にとってはたまらんすよね。でも、毛嫌いしたりするのはまずいし・・・。」
日経新聞で、読んだ限り、当該事件の犯人が知的障害者とは、認識できませんでした。
20年以上前、友人に知的障害者がいました、養護学校を卒業し、授産施設に勤めていましたが、賃金は小遣い程度だったようで、いつも「お金がない」と愚痴っていました。ある日、好物の焼きそばをいくつも食べていたので、「お金がないのに不思議だな。でも、臨時の収入でも入ったのだろう。」と思いました。しかし、数日後、実は、彼の使っていたお金は盗んだものだということを、別の人から聞きました。彼はお金を盗むのを悪いという認識が全くなかったようです。「それじゃ罪に問えないな、お金を盗むことが悪いことだということを教えてあげなければいけないのではないかな。」と思いました。しかし、その直後に地方に転勤になったために、その後会っていませんが…
ところで、4年程前、新宿駅のホームで、何をしたのかわかりませんでしたが、中年の男性が、明らかに知的障害者と思われる若者に土下座をさせてあやまらせているのに対して、「あんた、それは酷すぎるじゃない。」とたしなめている人がいました。どうも、気の弱い知的障害者ですと、大して悪いことをしていないのに、責められると、自分が全面的に悪いと思って土下座までするようです。それにつけ入るような人もいるようです。
また、インターネットで調べたところ、実に、刑務所の受刑者の3割近くが知的障害者だということでした。先の知的障害者は「友達が欲しいけど、全然駄目。」とよく言っていました。外見や言動を見て、知的障害者を敬遠する人が多いようです。多分、彼に近づいて来る人に対しては、頼まれれば、喜ばせるために、世間では犯罪と思われるようなことも、言われればやってしまうのではないかと思っていました。
こういうようなことを前提にすると、光市の事件の遺族の「もし彼がもっと前に、自分の罪を認識したり、いろいろな人との出会いの中で反省する機会があれば、このような結果は出なかったのではないか」という発言に対して、「善悪の判断のできない人間に対して反省を求めることなんかできないのではないか、なんて見当違いのことを言う人だ。」と思いました。
こんな風に考えるのは、僕だけでしょうか?
松永洋介
決着!『父は空 母は大地』著作権侵害裁判
2008年01月16日(水)23時46分46秒
http://www.ceres.dti.ne.jp/~ysk/
▽前参議院議員の岩井國臣氏を著作権侵害で提訴しました へのコメント
前参議院議員の岩井國臣氏が『父は空 母は大地』の文章を無断使用していた事件。9月の提訴から約3ヶ月で決着しました。結果は「和解」、事実上の全面勝訴です!
以下、今回のプレスリリース。
---------
和解のご報告【作家・寮美千子が前参議院議員の岩井國臣氏を訴えた著作権侵害事件】
作家・寮美千子が前参議院議員の岩井國臣氏を相手取り、昨年9月18日に提訴した著作権侵害訴訟について、和解が成立しました。急転直下のスピード決着で、事実上、原告の全面勝訴です。このほど岩井氏のサイトに謝罪文が掲載されましたので、ご報告申し上げます。
岩井氏には次のことが義務づけられました。(詳細は
和解調書を参照)
・サイトに掲載した当該文章を削除し、今後掲載しない
・当該書籍を増刷しない
・今後の使用には文書による同意が必要
・和解金の支払い
・サイトのトップに謝罪文を1年間掲載
http://www.kuniomi.gr.jp
【訴訟の経緯】(日付はいずれも2007年。文書は発行日)
寮美千子が編訳した絵本
『父は空 母は大地』(パロル舎)の文章が、参議院議員(当時)岩井國臣氏の著書・サイト・講演等で、出典を伏せて無断で使用されていることが判明。
6月28日●内容証明で抗議文を送付。
6月30日●岩井氏からの回答。「その絵本を見たことがない。文章は知り合いから教えてもらったもの」という内容。
7月19日●弁護士を通じて警告書を送付。
7月25日●警告書の回答期限。期限を過ぎても、岩井氏からは一切の回答がなかった。問題解決のため、警告書のとおりに訴訟を決意。
9月18日●当該文章の使用停止と賠償金の支払い、謝罪等を求めて東京地裁に提訴。
11月6日●初公判。岩井氏は「友人からもらった文章なので著作権侵害ではない」と主張。
12月11日●第1回弁論準備。裁判長から和解勧告。
12月20日●第2回弁論準備。和解成立。
※
訴状、
警告書、
和解調書等は寮美千子ホームページに掲載してあります。
http://ryomichico.net/seattle.html
【訴訟を終えて】
岩井氏は、京大卒の元建設官僚。昨年まで参議院議員で、現在も社団法人国土政策研究会の会長という重職にある人物です。その岩井氏の著作権への認識のなさ、法令遵守精神の稀薄さを目の当たりにし、驚きと怒りを禁じ得ませんでした。他者の文章を転載する際に「原典を調べ、出典を添える」という基本を怠ったことが事件の主原因と考えます。今後、社会一般の、情報リテラシーと著作権への理解がさらに深まることを希望します。(寮 美千子)
⇒「父は空 母は大地」著作権侵害問題の経緯と資料
寮美千子
講演原稿/疑り深い人になろう
2008年01月14日(月)16時19分05秒
▼Review Lunatique:金沢市立港中学校創立20周年記念講演「疑り深い人になろう」原稿 2007年11月2日 へのコメント
昨年11月2日、金沢市立港中学校での
講演の原稿をアップしました。
その後、子どもたちから送られてきた
感想の抜粋もアップ。
聞きに来た地元の人から
「港中は港町の新設校で、やんちゃで素朴な子も多いからね、
寮先生の話は、子どもらにはちっとばかしむずかしかったなあ」
などと、言われたりしました。
そうだったかなあ、むずかしすぎたかなあ、と心配していたけれど、
子どもたちが思いの外、素直にきちんと受け止めていてくれて、
ほっとしました。というか、ぐっときた。
ちゃんとわかってくれてるじゃない!
大人が思っているほど、子どもって幼稚でも理解力がないわけでもない。
子どもたちの力を育んできた先生たちの力も、もちろん大きいけれど、
子どもには潜在的に、伸びていく力があるんだ。
一生懸命話せば、ちゃんと通じるんだ!
感動であります。
寮美千子
初公判・著作権侵害裁判『父は空 母は大地』
2007年11月08日(木)01時51分27秒
http://ryomichico.net
▼時の破片: 6 Nov 2007 『父は空 母は大地』著作権侵害裁判 初公判 へのコメント
前国会議員の岩井國臣氏による、寮美千子の『父は空 母は大地』の著作権侵害裁判が、11月6日、東京地裁でありました。今回は、初公判と言うことで、お互いの意見を陳述するに留まりました。原告側の寮美千子は、弁護士に委任しましたが、被告側は「本人訴訟」で、岩井國臣氏ご本人が来られたとのこと。会いたかった!
岩井國臣氏は相変わらず「わたしは、寮美千子という人も知らなければ、その本も見たことがない。よって著作権侵害には当たらない」と主張。テキストは、当時、鳥羽水族館の館長だった中村幸昭氏(現・名誉会長)よりもらったとのことです。
鳥羽水族館の中村幸昭氏の配布したテキストは、どんなものだったのか? 提出されていないため不明ですが、中村幸昭氏はどこからこのテキストを入手したのか? 詳しくは
日記へ。
以下に、今回の提訴の経緯があります。
http://ryomichico.net/seattle.html#invasion
寮美千子
前参議院議員の岩井國臣氏を著作権侵害で提訴しました
2007年09月18日(火)21時31分35秒
http://ryomichico.net
本日9月18日、とうとう東京地裁に提訴しました。
明日の朝刊、ないし夕刊に載るかもしれません。
以下、寮美千子事務所発行のプレスリリースより。
---------
提訴のご報告【作家・寮美千子が前参議院議員の岩井國臣氏を著作権侵害で提訴】
寮美千子と申します。前参議院議員の岩井國臣氏が、寮美千子編訳『父は空 母は大地』を、書籍、ホームページなどで、原典を記すことなく無断使用したことに書面で抗議(6/29到達)しましたが、「貴殿の著作と言われる『父は空 母は大地』を見たことがありません。知り合いから教えてもらったものです。」というだけのご回答しかいただけませんでした。その後、福井健策弁護士を通じて送付した警告書(7/20到達)にも一切の回答がなく、不誠実極まりないため、本日9月18日、やむなく民事提訴に至りました。
『父は空 母は大地』は、アメリカ先住民のシアトル首長のスピーチを寮美千子が新たに編訳したものです。このスピーチは、自然の大切さを切々訴え、人と大地の関わりを根源から問い直すものであり、環境保護を考えるための原点ともいわれています。
国会議員という立場にありながら、平然と著作権侵害を行ったこともさることながら、川辺川ダム開発など、自然破壊を前提とした開発を先頭を切って行ってきた建設官僚出身の議員が「開発こそ正しい自然保護である」といった詭弁を裏付けるために、この作品の本質をねじ曲げて援用したことに、強い怒りを覚えます。
岩井國臣前参議院議員は、在職中、官製談合で不当な利益を得た企業から献金を受けていたと新聞報道で知り、さらなる怒りを感じました。
(2007/9/15「しんぶん赤旗」)
抗議の後も、岩井國臣氏のホームページには『父は空 母は大地』が掲載されたままです。そのページには「このページに記載の記事、写真などの無断転載を禁じます。すべての著作権は岩井國臣に属します。」との但し書きが付けられており、唖然とするばかりです。
なお、岩井國臣氏は、参議院議員を引退後、社団法人 国土政策研究会の会長という重職に就任。現在も大きな政治的力を持っています。
⇒「父は空 母は大地」著作権侵害問題の経緯と資料
⇒岩井國臣氏を民事提訴した訴状(9月18日付)
寮美千子
作品が後世に読まれるためにすべきこと
2007年09月10日(月)16時21分32秒
http://ryomichico.net
▼Review Lunatique:作品が後世に読まれるためにすべきこと/著作権保護期間延長に反対する へのコメント
日本文藝家協会は、著作権保護期間を現行の50年から70年に延長すべきであるという要望書を文化庁に提出しています。しかし、会員の中には、この意見に反対の方も多くいらっしゃいます。著作権保護期間は、作品の再出版のハードルを高くして、その流通を阻むばかりでなく、そこから再創造される作品の誕生をも阻害することになってしまうからです。わたしも、作品を「個人」や「特定の団体」に囲いこむようなことには反対です。日本文藝家協会では、「保護期間70年問題」に対する意見を、会員から広く募集しているので、わたしも寄稿しました。
【作品が後世に読まれるためにすべきこと】著作権保護期間延長に反対する
みなさまも、この件について、ぜひ活発な討論を! 黙っていると、70年に延長されてしまいます。
参考サイト:
著作権保護期間の延長問題を考える国民会議 - thinkcopyright.org
寮美千子
手塚治虫文化賞/及び腰の朝日新聞
2007年08月28日(火)15時41分49秒
http://ryomichico.net
今年5月のことだが
「手塚治虫文化賞」が決定した。
特別賞については、マンガ評論家の故・米沢嘉博さんらを
推す声もあったが、専門家の意見を参考に、
朝日新聞社内で検討した結果、該当者なしとした。
>asahi.com 手塚治虫文化賞 選考結果より
とのこと。なぜ?
コミケほど、日本の漫画文化に大きな影響を与えた活動はない。
それも、大出版社主導ではなく、大衆から湧きあがったイベント。
もちろん、著作権関連のことなど、問題もたくさんあった。
しかし、模倣され、またパロディが出てこそ、
漫画はさらに大きな文化の渦となって広がってゆく。
そこにあった模倣作品は、いわゆるアジア諸国におけるような
著作権無視の海賊版などではさらさらなく、
原作に刺激を受けた人々が、そこから再創作したものだ。
漫画が「お行儀よく」なってどうするのだろう。
はみだすパワーがなくて、どうするのだろう。
大出版社の「著作権」のなかだけに囲い込まれて、それでいいのか。
米沢嘉博氏は、昨年10月に急逝。
いま、彼に手塚治虫文化賞を出さなくて、いつ出すのか?
及び腰の朝日新聞。情けない。
【参考資料】
・米沢嘉博氏「コミケ」を語る
寮美千子
『父は空 母は大地』東京新聞 社会面に
2007年07月31日(火)13時57分50秒
http://ryomichico.net
▽自民党参議院議員・岩井國臣氏による『父は空 母は大地』著作権侵害に抗議する へのコメント
前自民党参議院議員・岩井國臣氏による『父は空 母は大地』著作権侵害が、
7/31東京新聞・朝刊の社会面で記事になりました。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007073102037322.html
以下一部引用・岩井氏の主張
【岩井前議員、無断転載か 絵本の文、作家が警告書】
2007年7月31日 朝刊
岩井氏は三十日、本紙の取材に「文章は四、五年前に三重県の方から教えてもらった。指摘のあった本の存在も知らない」とした上で、「英文では広く一般に流布している」として著作権侵害に当たらないと述べた。その一方で「作家側の主張に納得できれば、その認識を改めることもやぶさかでない」と話した。
英文で流布しているのは、さまざまなヴァージョン。寮美千子によるオリジナル編集そのままの原文は、存在しません。さらに、たとえ英文で流布していたとしても「翻訳著作権」は存在します。参議院議員だったのに、そんなこともご存じないのでしょうか。7月31日現在、岩井氏側からは、なんの謝罪の言葉もありません。知人から教えてもらった、本など見たこともない、の一点張りです。
寮美千子
自民党参議院議員・岩井國臣氏による『父は空 母は大地』著作権侵害に抗議する
2007年07月28日(土)21時33分26秒
http://ryomichico.net
▽『父は空 母は大地』全文公開 へのコメント
自民党の参議院議員の岩井國臣氏が『父は空 母は大地』を自著『劇場国家にっぽん』に、原典の明示もないまま、無断転載しています。そればかりか、岩井國臣氏のウェブサイトでもあちこちで無断転載。講演会などでも、度々使用しています。
岩井國臣氏はいわゆる「建設族」と呼ばれる建設官僚出身の開発推進派の議員。自然破壊を押し進めてきた張本人です。そのような人物に「開発は善なり」という論の補強のために『父は空 母は大地』を利用されるということは、しのびないことです。
岩井國臣サイトの『父は空 母は大地』無断転載箇所
▼父は空、母は大地
▼合衆国憲法とインディアン
▼ダイバーシティー
▼第7回 国土政策フォーラム
これに対して、内容証明で抗議したところ、次のような返答がありました。
寮 美千子 殿
前略
私は、貴殿の著作と言われる「父は空 母は大地」を見たことがありません。
私の著作「劇場国家にっぽん」およびウェブサイトに掲載した、別紙「シアトル酋長がワシントン大統領に宛てた手紙」の部分は、知り合いから教えてもらったものです。以上
平成19年6月30日 岩井國臣
木で鼻を括ったような、といういい方がありますが、まさにこのような態度でしょう。
『父は空 母は大地』は、ネット上で度々、転載されてきました。メルマガなどにも転載される方がいて、それがさらにコピー&ペーストされて送られる、という形で、多くの方に広まっています。
これは、実は著作権法違反ではありますが、この本の元となったシアトル首長の言葉が、より多くのみなさんに伝われば、という思いから、わたしはあえて著作権を大声で主張することはありませんでした。
ところが、今回ばかりは、黙っていられない気持ちになりました。岩井國臣氏が強力に推し進めてきた川辺川ダム建設や、国土交通副大臣として推進してきた高速道路建設と、『父は空 母は大地』が訴える「環境保護」「自然保護」がどう結びつくのか。まったく理解に苦しみます。
岩井國臣氏は、一体どういうつもりで『父は空 母は大地』を無断転載してきたのでしょう。岩井國臣氏は、氏のサイトでこう述べています。
岩井國臣【第7回 国土政策フォーラム】より引用
平成の開拓というのは、もちろん、内地――東京からとか大阪からとか、どんどん入植、来てくれる人がいると同時に、諸外国から、諸外国もわたくしは、われわれの感覚と似ている、感性が似ている人たちがいいのではないかと思います。
アメリカインディアンもなかなか感性が似ているんですよ。ちょっと時間がなくなってきているんですが、アメリカインディアンの感性がこんなものだというものを読まさせていただきます。これは、1854年、第14代アメリカ大統領ピアスがインディアンたちの土地を買収して、居留地を与えると申し出た、その翌年、インディアンの酋長シアトルがこの条文にサインをする。そのとき、シアトル酋長がピアス大統領に宛てた手紙があります。
(この後、無断転載。原典の表示なし)
岩井國臣【ダイバーシティー】より
アメリカにおける「違いを認める文化」創造の核として「環太平洋の環」の思想、これはとりもなおさず「贈与の思想」というものだが、すでに紹介済みではあるが、再度、そういう「環太平洋の環」の思想の典型としてインディアンの思想というものを紹介しておきたい。実に素晴らしい「贈与の思想」だ!
(この後、無断転載。原典の表示なし)
岩井國臣【合衆国憲法とインディアン】より
アメリカにおける「違いを認める文化」を創造する「環太平洋の環」の思想、あるいは「贈与の思想」といってもいい一つの核として、わが同胞・インディアンのメッセージをここに紹介しておきたい。実に素晴らしい「贈与の思想」である。
(この後、無断転載。原典の表示なし)
岩井國臣氏の著作『劇場国家にっぽん』を併せて読むと、どうも、以下ような文脈で『父は空 母は大地』を無断転載してのではないか、ということが浮かびあがってきます。
岩井國臣氏のいう「贈与の思想」とはつまり、アメリカ先住民が、白人に喜んで土地を「贈与」したということ。アメリカ先住民たちは「自然の保全」を強く願いながらも、、白人という全く違う文化を認めて、喜んで土地を手放した。その「贈与の思想」があったからこそ、開拓があり、開発があり、今日の豊かなアメリカが生まれた……と。
岩井國臣氏の思想のなかには『父は空 母は大地』の根本にある、自然を敬い、大切にするという思想は感じられません。
岩井國臣氏は
「ダムのない河川を想像して下さい。水系で考えればダムのない水系というのは、もはや我が国には、少なくなりました。」といい、異常渇水時のダムの必要性を訴えています。それこそが「自然との共生の道」であるという、開発派の常套手段である論法を、岩井國臣氏もまた採用しているようです。
そして、そのようなまやかしの論法の補完のために、他でもない参議院議員によって『父は空 母は大地』が、度々利用され、無断転載されているということは、到底看過できることではありません。
内容証明を出しても、木で鼻を括ったような返答。著作権侵害に対する謝罪の一言もありませんでした。そればかりか、上記のように岩井國臣氏のウェブサイトに無断転載した『父は空 母は大地』を削除もしていません。誠意の欠片も見られません。致し方なく、弁護士を立て、岩井國臣氏に対する
「警告書」を発して、抗議することにしました。
しかし、期限を過ぎても、岩井國臣氏からは何の返答もありません。このような人物が、日本の開発を強引に押し進めて来たのかと思うと、情けなくなります。
明日は参議院選挙。自民党の岩井國臣氏は、その任期を終え、再出馬していません。在職中に、きちんと謝罪をしていただきたいと思いましたが、叶わぬようです。大変残念なことと思っています。
これを機に『父は空 母は大地』が、本来の正しい意味で人々に伝わることを願っています。
http://ryomichico.net/seattle.html
寮美千子
『父は空 母は大地』全文公開
2007年07月28日(土)17時20分23秒
http://ryomichico.net
寮美千子編訳『父は空 母は大地』の本文の全文をネット公開することにしました。
アメリカ先住民のシアトル首長のスピーチとして伝わってきたこの言葉は、
大地と人間の根源的な関わりを語る言葉として、
多くの人に愛され、伝えられてきました。
1995年、寮美千子は、このスピーチを元に、
新たな編訳により『父は空 母は大地』を制作しました。
この寮美千子訳が、現在ネット上のさまざまなところに流れています。
「全文転載」という形は、著作権法に違反しますが、
作品の性質上、あえて黙認してきました。
しかし、この作品のエコロジー思想とは全く逆の、
開発推進派の参議院議員による無断使用が発覚、
このまま黙っていては、
せっかくのシアトル首長の言葉が正しく伝わらないのでは、
という危惧を抱きました。
また、転載し、それを友人にコピー&ペーストしてメール送信する、
ということの繰り返しのなかで、本文に間違いが生じたり、
原典が示されないものも多数あります。
そこで、みなさまに、本来の形を知っていただくために、
版元の了承も得て、全文の公開に踏み切りました。
「全文公開=全文の無断転載の了承」ではありません。
シアトルの言葉をお友だちに知らせたい、と願う人々のために、
このページを作りました。
引用は部分的に留めていただき、
全文は、以下のページにリンクすることで、お伝え下さい。
よろしくお願いします。
http://ryomichico.net/seattle.html
寮美千子
雑談はCafe Lumiereへ!
2007年07月21日(土)15時23分33秒
http://ryomichico.net
▽大江戸捜査線始末帖控 の噺の「枕」 へのコメント
野村和生さま
おかえりなさい。
いい旅でしたね。
野村さんは、ご自分のブログやホームページをお持ちではいらっしゃいませんか。
もし、まだなら、お作りになられるといいと思います。
特に、旅の記録などは、自前のブログでご披露なさり、
他者の掲示板では、自前ブログにリンクする形で紹介された方が、
実りあるものになるはず。
最近は、無料で作れるブログも多数あります。
たとえば、こんなところでも、作れます。
【はてなダイアリー】
注意書きにもあるように、ここCafe Lunatiqueは、
寮美千子が運営する〈政治、問題提起等、重い話題の掲示板〉なので、
軽い雑談などは、こちらではなく、
Cafe Lumiereにお願いします。
新しいブログができたら、
Cafe Lumiereにお知らせくださいね。
野村和生
大江戸捜査線始末帖控 の噺の「枕」
2007年07月21日(土)10時52分29秒
かれこれ ひと月ほど 家を空け・・さすらっておりました
風のモバイラー&野村和生 です>>クレジットみたいなもんで まあ
レノン&マッカートニー みたいなものですね
で ただあてもなく 旅してたわけではなく東京国立博物館で開催していた
ダ・ヴィンチ展・・「受胎告知」を観にゆく というのが主な目的で
東方遠征(笑)を「シアワセの黄色いHONDA Beat」を道連れに
敢行したわけです
で 今は なんとか我が家に・・まあ航空母艦にソフトランディングを
幾度も試み>>タッチダウンしたパイロットの心境はこんなものかな?
などと想像しつつ>>夏休みに入った子等と戯れております
まあ>>この事件(笑)の伏線は・・いろいろあって 犬も喰わない話も
多分に含まれますので 割愛させていただきます
いま 私は 二児の父 という以外 「何者でもない」身分なので
このような世間様からみれば 明らかに 反社会的暴挙!をある種の確信犯的覚悟
でもって「やらかした」わけです
まあ ほんと得難い経験を存分にしまして 大阪に戻るなり 夏風邪をひいて
1週間以上寝込んで>>おかげで 帰艦(笑)に難儀しました
やはり 昔からユワレテイルことには 何がしかの教訓なり真実が含まれて
イルノデアルナと
馬鹿も休みやすみ・・阿呆もヤスミヤスミ やりなはれ という先人の言葉が
身に沁みました>> 馬鹿バカばか あるいは阿呆アホあほ は 体に悪い と
実感しました もう若くないんだし
その 顛末記なり見聞録を また送りますので 懲りずに 見てやってください
ではまた!
和田 孝之
御返信本当に有難うございました。
2007年06月28日(木)03時32分40秒
ホームページへの投稿は、初めて記せて頂きます、和田 孝之と申します。
寮美千子様、mixiでの、メッセージに、早速の御返信頂きまして、有難うございました。
私は、ホームページへのコメントを何処に記させて頂くのが良いのか、判断出来ず、mixi上では、公にしてしまうと、ワード検索で、辿り着いた時に、私の器量の無さで、不快な思いを与えてしまった方への私なりの配慮でメッセージとさせて頂いたのですが、失礼致しました事、お詫び申し上げます。
お優しい御言葉を頂きましたが、本当に私自身が経験した、普通ならば、驚くような経験を記した上で、パーソナリティーの関係の上で、地球人として、自分に備わったモノを、個性と考えて、今を大切に過ごして欲しい、という気持ちを願う事しか、力不足で浮かばなかったのが起因して、辛い思いをさせてしまう事になったのだと、反省致しております。
私の後輩が、今、中東のシリアにおりまして、その後輩が言った事なのですが、シリアの良い点を、日本は、見習い、日本の良い点をシリアが見習い、と互いに、良いところを改め合う事が良いのでは、との話に共感する気持ちを抱きました。
オカルト話、ご丁寧な御説明をして頂きまして、有り難うございます。
月面着陸に関し、何故、二都目の着陸がおこなわれないのかな、という素朴な疑問を抱いておりまして、本当なのか?という気持ちが湧いた事、世界の国々に過ごしている友人達の生の現地の状況と、ニュース報道が、あまりにも異なる点、さらにインターネットによる情報過多の中で、何が真実であるのか?を見極める判断を各々がしなくてはならない中で、宇宙については、まだ科学的にほんの一部しか解明されていない状況。
科学も、天動説が地動説など、その時には正しいとされていた科学的な判断も、一つの概念が発想の転換によったりで、塗り替えられてしまう、という歴史的事実とされている事を学んでいる為。オカルトを信じる人々が多く存在するのだと、私は思いました。
また、お教え頂きました、水からの伝言、に関しては、信じておりませんでした。
また、作品を熟読させて頂いてから、訪れさせて頂きます。
有難うございました。
寮美千子
ようこそ!
2007年06月02日(土)02時22分50秒
http://ryomichico.net
▽アンシャンテ! へのコメント
野村和夫さま
いらっしゃいませ。
あやしいカフェ Cafe Lunatique の女主人・寮美千子です。
>掘っていた「井戸」に ふいに現われた「横穴」(笑)だったなんて
横穴からのご来訪、歓迎です。
まるで、イランの「カナート」(地下水路)みたいですね。
わたしはいま、奈良在住。
奈良の東大寺では「お水取り」という行事が有名ですが、
その井戸に湧きだしてくる水は、実はその10日前、
若狭の神宮寺から「お水送り」によって送られてきたものだ、
という伝説があります。
地下を、10日かけて、水が流れてくるという物語。
それがいまでも生きています。
そして、そのイメージの源泉は、イランのカナートから来ているのでは?
という説を唱える学者もいます。
遠くシルクロードを旅して、地下を流れる水の伝説が伝わったのだと。
智の地下水脈もまた、そのようにどこでどのように繋がっているのか知れず、
その自在なつながりのなかでこそ、
新たな智が輝くのではないでしょうか。
というわけで、横穴からのご訪問歓迎の寮美千子です。
泉鏡花文学賞受賞作もさることながら、
ぜひ読んでいただきたいのは、以下の2冊です。
・
絵本『父は空 母は大地』
・
『小惑星美術館』
図書館などで、見てやってください。よろしく。
野村和生
アンシャンテ!
2007年06月01日(金)13時01分41秒
はじめまして
>>
僕は 「寮美千子さんの存在」・・あなたがこの世界=宇宙にたしかにいる(!)
ということを ついさっきまで 知りませんでした
いまのいままで あなたを しらずにいたことのむねんさよりも
あなたとであえたエニシをかんじられることのほうが
きょうこれから感じるよろこびのほうが・・
そのよろこびが その後悔をいっしゅんのうちに どこかへ
おしながしてくれていました あなたがいてくれてありがとう
>>泉鏡花文学賞の受賞スピーチの原稿を前に涙がとめどなく流れてきました
あなたがいる ということをおしえてくれた
茂木健一郎さんのブログ クオリア日記 にコメントを寄せている
だい さんに感謝しないといけませんね
最近 突き詰めて「井戸を掘る」ということが 自分の中でありまして
いろんなことを掘り下げていくうちに 思わぬ引き合わせをさまざまなところで
感じる ようになっています
これを僕は シンクロニシティ と捉えているのですが
あなたとつながれたきっかけが 書かれた作品(書物)との出会いではなく
掘っていた「井戸」に ふいに現われた「横穴」(笑)だったなんて
これもまた いまの僕らしいのでは とひとりで悦んでいます
それではひとまずこのへんで
寮美千子さんへ ボン・ヴォヤージュ!!
管理者:Ryo Michico <mail@ryomichico.net>
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