寮美千子ホームページ ハルモニア Cafe Lumiere (No.0047)

寮美千子/軽い話題の掲示板

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マミ  日本とマダガスカルの架け橋として 2004年09月01日(水)19時58分58秒 http://6545.teacup.com/mamy/bbs
ぼくもしばらくです。 へのコメント

Doronkoさん、私は日本にいったのは一年前のことになったのですね。あんな体験は、誰でももらえないから、いつも心の中に持っています。
私の仕事(ガイド)は、日本とマダガスカルの架け橋として、大事だから、前から大切にしています。開始は観光のことで、次はどんなことが起こるかまだ分かりません。

マミ  月光浴の写真 2004年09月01日(水)19時57分29秒 http://6545.teacup.com/mamy/bbs
マミさんしばらくです。 へのコメント

石川賢治さんというカメラマンがマダガスカルに来て、月光浴の写真を撮ったのです。目的はバオバブの写真です。バオバブの月光浴の写真もきれいだと思っています。


寮美千子  ラシエット朗読会 次回9月16日! 2004年08月30日(月)19時49分11秒
名古屋〜相模大野を2時間で旅する兎 へのコメント


季節のせいか、更年期障害のせいか、できていない仕事のせいか、はたまた単に周期的ウツ状態のせいか、どうにも具合の悪い寮美千子です。逃避のように宮澤賢治にのめりこみ、賢治が読んだ(とおぼしき)本を漁る毎日。賢治の亡霊にすっかり取り憑かれて、頭の中がすっかりぐちゃぐちゃです。

というのも、調べれば調べるほど、賢治の思想的背景は広がるばかり。メモリーの少ないわたしの頭からは、もうだだモレにモレ、溢れだしてしまうのです。どの本で何を読んだか、断片ばかりが駈けめぐって、なにがなんだかわからなくなってしまう。

当時、あれほど広汎に古今東西の思想を学び、深く理解した人がどれほどいたでしょうか。しかも賢治は、それを心という坩堝にいれて、錬金術のように練りあげ、化合物どころか原子核融合さえ果たして、恐ろしく「独自な」創作物を作りだしているのです。

大正という特殊な時代に限りなく同時代的でありながら、それゆえに限りなく独自になってゆく宮澤賢治という詩人は、確かに稀有の天才であり、怪物であると、改めて思わざるをえません。うぐぐ。


そんなわけで、せっかくのラシエットのポエトリー・リーディングのこともご報告できず、心苦しい日々です。ともかく、前回はすごかった。地元のシンガーソングライターの井上ひさし氏(!)の叙情的朗読をはじめとして、ベンズカフェ常連の青年詩人の演劇的朗読、FM局アナウンサーチームの朗読など、もりだくさん。

井上ひさしさんからは「猫ちゃん、元気?」と話しかけられ、びっくり。どうして知ってるのかと思ったら、実は前から知っていたジーパン屋さんのお兄さんと判明。そのジーパン屋さんの隣には、なじみの獣医さんがいて、猫のメイちゃんやノイちゃんを連れていった帰り、よくそのお店に寄ったのでした。

そんな近くにいても、お互いに何をしているのか知らないのが都会。不思議なものです。それが、ラシエットの詩の朗読会で互いに知り合えるとは! 文化サロンの大切さ、ありがたさを感じました。


わざわざ名古屋から駈けつけてくれたヴィレッジ・ヴァンガードのインターネット店の店長・φ本さんも、朗読をしてくれました。これが、かっこよかった! φ本ちゃん、朗読すると声もいつもと違ってどーんと通って、その内容も相まって、ぐっときました。φ本さんが、ラシエットの掲示板に再録してくれたもの、ここに再録します。
【書店人とは?――ロバート・D・ヘイル】
「本の真の実質は、思想にある。書店が売るものは、情報であり、霊感であり、人とのかかわりあいである。本を売ることは、永久に伝わる一連の波紋を起こすことである。(略)
 書店は、書棚に魔法を満たすことも、嵐を吹かせることもできる。(略)書店人が、特別の人間でなくてなにあろう」
(『書籍販売の実際』改訂版/アメリカン・ブックセラーズ・アソシエーション編、豊島宗七訳/日貿出版)

前回は、作曲家の高橋喜治氏も特別出演してくれました。わたしは、初稿校正入稿が終わったばかりの「楽園の鳥」の抜粋を、高橋さんとのコラボレで読ませてもらいました。

次回も、お時間あれば高橋さん来てくださるとのこと。わたしは、賢治の「春と修羅」の序を読みたいと思っています。宮澤賢治自身も、友人であった花巻高等女学校の音楽教師・藤原嘉藤治のピアノ演奏をバックに、これを朗読したという記事をどこかで読んだのですが、なにしろ頭がぐちゃぐちゃで、どこで読んだか見つからなくて困っています。

というわけで、次回は9月16日。それまでに、わたしの頭の具合がよくなるといいなあ。がんばろう。詳細、以下。

planets0006.html#planets20040830190748

寮美千子  石川賢治と宮沢賢治の不思議な関係 2004年08月24日(火)02時11分22秒
月光で写真を撮りに行きました へのコメント

マミさん、久しぶり!

月の光で写真を撮るという写真家の方。きっと『月光浴』という写真集を撮られた石川賢治さんですね。

この本が出版されたのは、1990年の10月。編集者は小学館の島本脩二さんでした。島本さんのお誘いがあって、わたしは原宿ラフォーレで開かれた出版記念パーティにお邪魔させていただきました。その日のこと、今もよく覚えています。

わたしはその日、実は盛岡にいたのです。新幹線で東京に戻って、パーティに駈けつける予定でした。まだ少し時間があったので、盛岡市内を流れる中川のほとりを散歩していました。鮭が上ってきていて、その姿も見えるのです。トンボもたくさん飛んでいました。

一の橋という橋のそばに、一軒の古本屋さんがあって、店先で、おじさんが段ボールから古い雑誌を出しているところでした。ふと見ると、戦前の「科學画報」ではありませんか。ちょうどその少し前、わたしは岩波の「図書」という雑誌に祖父のことを書き、読者の方からお手紙をもらっていました。祖父が「科學画報」に記事を書いていたというお手紙でした。

「科學画報」をすべてを改めたかったのですが、新幹線の時間も迫っていて、中を見ることができません。祖父の書いた記事があるかどうかもわからないけれど、えいっ、とばかりに、箱ごと買って、東京に送ってもらうことにしました。中には20冊余りの「科學画報」が入っていました。それを、なんと送料込みで一万円で買ったのです。はっきりいって破格の安値です。

結果は「当たり!」で、その多くに祖父の記事を見つけることができました。

そんなことがあってかけつけた「月光浴」のパーティでした。なんとも不思議な美しい写真でした。盛岡の街の透明な光や、街中を遡る鮭の鱗のきらめきが、まだわたしの胸のなかにあって、それがそのまま、月の光の中へと溶けていくように感じました。

そこで音楽を演奏していたのは、中田悟くん。後に、衛星放送ラジオ局セントギガで一緒に仕事をすることになるとは、まだ、誰も知りもしませんでした。

そして、その『月光浴』の石川賢治氏を、マミさんがマダガスカルで案内することになるとは。人と人の巡り合わせは不思議ですね。

ところで、その「一の橋書房」には、宮澤賢治が読んだという『化学大全』という大きな本がありました。後に『ほしがうたっている』でごいっしょした編集者の方が、その「一の橋書房」で『化学大全』を買ったと聞いて、またびっくりしたものです。

宮澤賢治というのは、美しい童話や詩を書いた有名な作家です。学生時代は、盛岡に住んでいたこともありました。その作家の蔵書の中に、わたしの祖父が翻訳した科学書がありました。蔵書の中で、唯一の理論物理学の本です。

そこからはじまって、いま、わたしは宮澤賢治が読んだかもしれない大正時代の本をいろいろと読んでいます。「一の橋書房」のおじさんに聞いたら、また面白い本を紹介してくれるかもしれないなあと思ったけれど、調べてみると、もうその古本屋さんはなくなっていました。

遠い時代のことを調べていると、いまこうやっているこの時間も、一刻一刻過去になっていくのだなあとひしひしと感じます。ひとりひとりが、みんな小さな歴史を積み上げている。そして、ひとりひとりに、まだ見ぬ未来が待ち受けている。

これから、どんな人生が待っているんだろう。どんな人生にしていくんだろう。

ひとつひとつ小石を積み上げるように、大切に時を過ごしていきたいと思います。マミさんから聞かせてもらったマダガスカルの民話も、いつかまとめて本にしたいと思っています。遅くなって、ごめんね。

石川賢治さんの新しい写真集、いつ出るんでんしょうね。出たら、マミさんにもお知らせしましょう。

DORONKO  ぼくもしばらくです。 2004年08月22日(日)12時12分22秒
マミさんしばらくです。 へのコメント

きっと、大長老のご指摘の通りでしょうね。

それにしても、このところ、マミさんのカキコの言葉が、とてもこなれて
きていることに、すっかり感心させられているぼくです。
日本に来ていたときに、寮さんのところに滞在していたことが、いよいよ
花開いてきたのかなという気もして、うれしくなります。

マミさん、日本とマダガスカルの架け橋として、本当にいい仕事をしてますね!
これからも、あまり無理はせず、元気に仕事を続けて下さいね。

大長老  マミさんしばらくです。 2004年08月21日(土)23時31分23秒
月光で写真を撮りに行きました へのコメント

君が案内されたのは、もしかして、石川 賢治 カメラマンではないですか?
『月光浴』
という写真集をだしている有名な人です。

マミ  月光で写真を撮りに行きました 2004年08月21日(土)19時39分09秒

前日、私は特別なお客さんを案内しました。観光客じゃなくて、カメラマンでした。写真を撮ると聞くと、すぐみんなは太陽の光でやるこ とを思います。しかし、今回, 月光で写真を撮りに行きました。それを考えてみるとあり得ないけれども、本当に撮れるのです。撮影はムル ンダバとアンタナナリブで、「バオバブ+月+星、カメレオン+月+星、花」でした。世界中には、夜に写真を撮るのは、多分、そのかたしか いないがやっているのだと思っています。珍しいですよ。

φ本  名古屋〜相模大野を2時間で旅する兎 2004年08月21日(土)10時03分35秒 http://asoberu.jp
明日 ラシエットで朗読会 名古屋からφちゃんも来るぞ! へのコメント

寮さん、みなさん、こんにちは。

ラシエットのポエトリー・リーディング、面白かったです。
ちょっと予想だにしなかった面白さでした。
ほんと役者が揃ってました。
ぼくも脇役で登場させてもらいましたが、楽しんでいただけたようでよかったです。
もちろんぼく自身がとても楽しかった。
まだまだ面白くなりそうな気がしますので、また行きます。
次回は自作の言葉も用意したいっす。

新幹線だとジャスト2時間で着ける距離、というのがいい感じの近さであり遠さ、でした。


寮美千子  明日 ラシエットで朗読会 名古屋からφちゃんも来るぞ! 2004年08月18日(水)16時35分10秒
▼遊星たちの消息:ラシエット ポエトリー・リーディング No.2 へのコメント

明日午後7時より、ラシエットで朗読会。それまでに「楽園の鳥」の初稿ゲラをなんとか片付けなければと必死のわたしです。

明日は、作曲家の高橋喜治氏も出演の予定。名古屋からは、 「2年5ヶ月を1時間で旅した兎」ことφちゃんが駈けけつけてくれます。φちゃんて誰だ?! という方は以下をご覧ください。みなさまも、ぜひラシエットへ! オープンマイクなので、詩を読みたい人歓迎!

▼φちゃんのおススメ小説
『星兎』
『ノスタルギガンテス』

http://asoberu.jp

寮美千子  星のかけら/ヘッケル博士の『自然の芸術的形態』 2004年08月18日(水)04時31分34秒

「個体発生は系統発生を繰り返す」で有名なヘッケル先生。実は、博物学でも美しい本を残していました。「Kunstformen der Natur」(1899〜1904)です。「美しい天然の形」がデザイン的にちりばめられた本です。

ほんとうに、生き物は何を思って、自らこんな形になっていくんだろう。ばらばらにちらばった星の残骸が、組織化され、命のある小さな天体になっていく。世界って不思議だなあ。

http://caliban.mpiz-koeln.mpg.de/~stueber/haeckel/kunstformen/icons/Tafel_002_medium.jpg

寮美千子  星の降る夜 2004年08月14日(土)01時43分17秒

昨日と一昨日は、ペルセウス座流星群の夜。空を見上げたんだけれど、結局ひとつも流れ星を見ることはできませんでした。一昨日は曇りだし、夕べも薄曇りで、星も一つ二つしか見えなかったのです。残念。

「毎年、いっしょにペルセウス座流星群を見ようね」と約束した友は、その後、一度も約束を果たさずに、4月に遠くへ逝ってしまいました。恋人ができると、いつだって友だちのことなんかすっかり忘れて、そっちへ行っちゃう友だったから、結局のところ、死ぬまでだれがすてきな人がそばにいてくれたっていうこと。今にして思えば、それでよかったと思います。

逝った友は、遠い空の彼方で、地上に降る流れ星を見ていただろうか。いっしょに見たからじゃなくて、いっしょに見なかったから、わたしは毎年ペルセウス座の星降る夜に、その友を思い出すでしょう。つまりは、奴、そういう手だったのか! やられた! いかにも、さみしがり屋のあいつらしい手だなあ。

寮美千子  8月19日 ラシエットで朗読会! 2004年08月10日(火)14時06分21秒
▼遊星たちの消息:ラシエット ポエトリー・リーディング No.2 へのコメント

好評だったラシエットのポエトリー・リーディング。第2回が開催されます。今回も、作曲家の高橋喜治氏が特別参加してくださいます。だれでも自由に、自作の詩や短歌を朗読するオープン・マイク形式の会です。参加費はワンドリンクつき1000円。詩誌や同人誌、手作り本の販売も可。ふるってご参加ください。もちろん、わたしも行きます!

寮美千子  コンサートを聴くというよりも、凄いものが生まれる瞬間に立ち会った感じ 2004年08月10日(火)04時37分01秒
ありがとうございました へのコメント

平本さん! ほんとうに、ほんとうにそうでしたよね!
わたしたちは、世界に新たによきものを創りだしていく力があるのです。
それをこそ、大事にしていきたい。

昨日のコンサート、そして打ち上げ。
ひとりとして「うれしくない人」はいなかった。「不満な人」もいなかった。
もちろん、もっと上手に歌えたはず、などの反省はあったけれど、
心の底から湧きあがるうれしさは、みな隠せない。
歓びの深さは、みな同じだったと確信します。

お互いが、お互いの存在によってしあわせでした。
歌をうたってくれた人に、作曲家もわたしも感謝し、
美しいアンサンブルを響かせてくれたプロ奏者に、合唱の人々は感謝し、
プロ奏者は歌声に包まれて新たな曲の生まれる瞬間に立ち会えたことを感謝し、
合唱団の人々は、こんなすばらしい作曲をしてくれた作曲家に感謝し、
作曲家は、作曲の機会を与えてもらったことに感謝し、
曲を書く力を呼び起こしてくれた言葉に感謝し、
この言葉を巡り合わせてくれた人に感謝し、
わたしは作曲家に、合唱団に、みんなに感謝し、
合唱曲を指導してくれたすばらしい指揮者に感謝し、
ほんとうに互いが互いに深く感謝し、
歓びの光だけがある、そんな時間でした。

世界に、そんな時間がどれだけあるだろうかと思います。
人生の中で、どれだけ体験できるかわからない稀なる時間だったと感じています。

ほんとうは、自分がここに存在している、
それを支えてくれるすべてに感謝すべきなのかもしれない。
でも、人はそれを忘れがち。

こんなすばらしい稀なる一瞬を体験して、
いまここにある歓びを深く再確認できます。
わたしはほんとうにしあわせ者です。
この歓びの気持ちを忘れないでいたい。
人は、互いが互いをこんなにもしあわせにできるのだということを、
忘れないでいたいと、心から思います。

世界は、すてきな場所です。
人は、人をしあわせにする力を持っています。
自ら歓びを生みだす力を持っています。

みんなにも、聴かせたかったなあ!
再演されるように、精一杯がんばりたいと思います。
その時は、みんな来てね。
すばらしい時間を共有できることを、お約束します!

平本フォルテ@カベル  ありがとうございました 2004年08月09日(月)08時02分03秒 http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/7552/index.html

無事に第27回定期演奏会を終了致しました。
お暑い中を遠路はるばるいらして下さった寮先生、松永さま、そして皆様、
本当にありがとうございました。

「父は空 母は大地」感動的な演奏だったと思います。
自画自賛?いえいえ、そんなことはないと自負しちゃいます。
この曲、歌い込めば込むほど、心に沁みてくるものがあります。
私、フィナーレに「いつまでも いつまでも」と繰り返しながら、
鳥肌を立てていましたが、同じように鳥肌を立てながら聴いて下さった
お客様がいらっしゃることを、昨晩、沢山のメールを頂きまして知りました。
「コンサートを聴くというよりも、凄いものが生まれる瞬間に立ち会った感じ」
と仰る方もいましたよ。言い得て妙です。
素晴らしいテキストと曲に恵まれましたこと、感謝感謝です。

打上げでは、寮先生のリーディング&高橋先生のピアノと言う
珠玉のひと時にも恵まれましたことを、ご報告させて頂きますね。

寮先生、皆様、本当にお世話になりまして、ありがとうございました。

寮美千子  合唱曲「父は空 母は大地」/人の声は限りなくやさしくあたたかかった 2004年08月09日(月)00時48分55秒
Voice 子供に伝えたい詩 へのコメント

▼silicaさま
ヴォイス、こんなに丁寧に、熱心に読んでくださってありがとう。抜き書きしてくださったフレーズを見て「ああ、こんないいフレーズ、あったんだ」なんて、自分で再発見してしまいました。きょうはちょっと掲示板のことでへこたれることもあったのだけれど、silicaさんの投稿を見て、元気が出ました。ありがとう。

▼勝田への旅
いまさっき、ひたちなか市での合唱団カベルの演奏会から戻ってきたところ。青春18きっぷでののんびり旅なので、片道4時間、合計8時間を、きょうは電車の中で過ごしました。上野から常磐線で北上する道すがらの車窓の風景が、のんびりとして、いかにも夏休みの顔をしていました。だんだんと田園地帯になり、風に揺れる一面の田んぼ、何本もの川を渡り、霞ヶ浦のそばの、水の豊かな土地を感じながらの旅でした。

▼すばらしい演奏!
ひたちなか市文化会館で行われた合唱団カベルのコンサート。昨年の新日鐵君津合唱団もバスでかけつけ、泊まり込みでリハーサルをしての、合同の発表でした。それはもう、ほんとうにすばらしかった。ほんとに、みんながここにいたら、どんなによかっただろうと思いました。ここに集うみんなに聴かせてあげたかった。やわらかく、あたたかく、力強い声に包まれ、言葉と音楽とがひとつになって心に届いてくる。涙が、ぼろぼろとこぼれました。

もし魂があるのなら、シアトル首長の魂はここに来ているだろうかと思いました。同じモンゴロイドの血を引く極東の国で、自分の言葉が歌になって歌われている。150年を経て。どんな気持ちで眺めているだろうかと思いました。

シアトル首長がスピーチをしてからこっち、世界はどんどんひどいことになってきました。21世紀も惨憺たるものです。人類は愚かな戦争をまだやめられないでいる。けれど、シアトル首長の言葉が受け継がれ、歌になって歌われたりもする。市民が、自分たちの力でそれをやり遂げる。捨てたものじゃない。希望はある。そう思ったかもしれない。

昨年の発表は、作品が出来てすぐということもあり、みんなぎりぎりでやっていたそうですが、きょうは充分に時間もあり、よほど練られたものになっていたようです。打ち上げで、アンサンブルのプロの楽器奏者の方々が、この曲をぜひまた演奏したいと口々におっしゃっているのも、うれしかったです。演奏していて、声に包まれ、ほんとうに気持ちよく、すばらしい時間だったとおっしゃるのです。

▼世界は少しずつ美しくなる
アマチュアの方々が、時間をやりくりしながら練習を重ね、そのなかから互いに資金を出し合って作曲家の高橋氏に曲を委嘱し、できた作品です。そうやって、新しいひとつの曲がこの世界に生まれることのすばらしさを、つくづく感じました。この曲は、これからの世界にずっと存在していくのです。歌う人がいる限り永遠に。世界はもう、この曲のなかった世界じゃない。この曲の「ある」世界になった。世界を豊かにすることになったのです。

この曲は、合唱団カベルと新日鐵君津合唱団との共同委嘱作品。市井のアマチュアの人々が、こうやって新しい曲を生みだす力になってくださったこと、感謝の念に堪えません。こういうことこそが、文化の底力だと感じました。享受するだけではなく、自ら作りだしていく。滅多に出来ることではありませんが、みんなが少しずつこうしていったら、世界はもっともっと豊かな場所になる、そう感じました。

▼ヴォイスも合唱に
高橋喜治氏は、いま、着々とヴォイスを合唱曲に作曲してくださっています。委嘱しているのは、横浜のasukaという合唱団。「いままでは、ぼくの好きな詩を選んでいたけれど、こんど、asukaの方に、ネットを見てもらって好きなヴォイスを選んでもらおうと思うんです」と高橋氏。楽しみです。

▼歌われてこそ歌
合唱曲『父は空 母は大地』。歌われてこそ、歌。もっともっと歌われてほしい。もっともっとみんなに聴いてほしい。心からそう思います。あー、ほんとにほんとに聴かせたかった! 再び演奏される機会のあることを、心から願っています!

アマチュアでもプロでも構いません。合唱団の方や、合唱団のお知り合いのある方で、興味のある方、お知らせください。ぜひ、演奏を検討してみてください!

silica  Voice 子供に伝えたい詩 2004年08月08日(日)13時22分48秒

「父は空 母は大地」の2回目のコンサート、とても聴きたかったです。諸事情で行かれず、残念でしたが、どうぞお話を聴かせてください。(東京方面からいらしたかた、地元のかた)

寮さんが提供してくださっているVoiceは、私にとって暑い暑い今年の夏の清涼水となっています。
吟遊詩人の寮さん、少年のような寮さん、ミチカさん(女性)、情熱的な寮さん、静かな瞑想の中の寮さん、世界への愛情にあふれた寮さん。詩の中の寮さんは、心そのもの、光の玉の姿のようです。

Voiceの中で私がこれから成長していく子供のために選んだ詩をご紹介したいと思います。
私が伝わってほしい(感じてほしい)と思う言葉を「 」で抜粋してみました。スペースをとってしまって、ごめんなさい。
・大伽藍 「すべては わたしで わたしは 宇宙だと知った」 
・音の万華鏡 「ぼくは 立っていた 宇宙のまんなかに」
・おやすみなさい 「行って 夢の中で いっしょに 遊んでおいで」
・未来の記憶 「透明な意識の空の果てで まだ見ぬ未来を 発掘しよう」
・Feel the light 「わたしのなかで 応える光」 
・Feel the light 「じっと 心を澄ますと 見えてくる わたしのなかの光が」
・千億の昼と夜 「百億の耳に聴こえる 百億の世界 千億の眼に見える 千億の世界・・・わたしのなかに聴き わたしのなかに 見つけるために じっと耳を澄まそう」
・光の旋律 ・光と水の戯れ (情景がたまらなく好きです。)
・水の彫刻 「いたずらっ子の鏡の光で 目を射られると 急に すべてが透きとおって ただ輝く命だけが 見えた」
・満ちてくる光 (私自身が寮さんのサイトを知ってこの4年の間に感じたこと)
・ガラスの街 「だれもが 遠い空の色を映す 透明な心を 抱えている」
・ダイヤモンド 「結晶した生命の記憶 ダイヤモンド そのきらめきのなかに 命の歌が聴こえる」
・森 「だれも見ていないところで さなぎからかえる 蝶 だれもみていないところで 花が またひとつ開く」
・Mother earth ・夢のパレット (ああ寮さんだなあと思う詩)
・瞑想への旅 「わたしのなかに ひろがる宇宙」
・虹の瞑想 「わたしのなかに満ちてくる色・・・私は光になる 光になって虹をかける」
・青空の星 「どんなに明るい真昼でも わたしは 見えない無数の星の光を浴びている」
・夢見る力 「美しい夢を見ようとしないで どうして 美しい明日を 招くことができるだろう」
・ふりしきる花びら ・春の旋律 (そのままに味わってほしい詩)
・流れる水 「うつろいつづける 永遠に 変わらぬもの」
・地球 「水でさえ 語る 風でさえ 歌う・・・いのちないものでさえ心を交わす惑星に わたしたちは 生まれた」
・星の楽譜 「きらめく星は あれは 本当はオルゴール・・・耳を澄ませば ほら 聴こえる 星座たちの旋律」
・Voice in my mind 「星の彼方を見つめるように じっと 耳を澄ます わたしのなかから聴こえる声に」
・宇宙の渚 「わたしのなかから 打ち寄せる 果てしない夢」
・楽園 「いつか どこか ではなく いま ここ いま ここが 楽園」
・泳ぐ 「水を滑る やわらかい 記憶・・・泳ぐ 三十五億年を」
・夏の朝 「心よりも魂よりも すなおな命が 少年のなかで目を覚ます 夏の朝 生まれる前に もう はばたいている」 

このほか、今の季節には ・おいしい水 ・Art of Tea ・Summer Rain  ・夏の岬 ・水のグラデーション という詩も添えておきたいと思います。 自分用には「静かに熱くなる詩」という詩も取り置きしているのですが、個人的趣味になりますので、ひとつだけドッキリときめいた詩をご紹介しておきます。
・紫水晶・・・ああ、この宝石の色の秘密はそういうことだったのかー!と、ものすごくロマンティックな気持ちになりました。すごい!寮さん。  
・青空 という詩には「星の魚」が地上に降りた姿を思いました。 このほか ・オルカへの讃歌 も私のベスト3に入ります。

P.S.私は他の方々の「お気に入りの寮さんの詩」というものもぜひ伺ってみたいです。


寮美千子  いよいよ明日! 合唱団カベル「父は空 母は大地」コンサート 2004年08月07日(土)23時55分30秒
▼遊星たちの消息:合唱団カベル 第27回定期演奏会/「父は空 母は大地」ほか へのコメント

高橋喜治氏が作曲し、昨年11月に新日鐵君津合唱団さんにより初演された合唱曲「父は空 母は大地」。日立市の合唱団カベルさんによっていよいよ明日、ひたちなか市で茨城初演です。わたしも相棒とお弁当を持って青春18きっぷで行きます! 高橋さんは午前中からリハーサルがあるので、ちゃんと特急で行きます!

切符、ありますので、行きたい方、明日の朝までにメールでご連絡ください。受付に置いておきまーす。

寮美千子  夏だから怪談! 新雑誌「幽」 2004年08月06日(金)17時10分01秒

惜しまれながら終刊となった「幻想文学」の元編集長、東雅夫氏編集による新しい怪談雑誌「幽」が、いま、書店に並んでいます。「怪談を通して文化を探る雑誌に」との意気込みではじめたというこの雑誌、創刊号の特集は小泉八雲。八雲は、わたしの敬愛する作家でもあります。先日、昭和39年に出版された平井呈一による「全訳小泉八雲作作品集」を、古書店で手に入れたばかり。届いたら、ぼろぼろだったけれど。

というわけで、夏だから怪談! ここで、怖い話、してもいいよ。

http://www.yomiuri.co.jp/bookstand/news/20040721_01.htm

寮美千子  ゴーヤの赤い種 2004年08月06日(金)13時47分47秒
みそ炒めは・・・? へのコメント

▼silicaさま
そう、味噌炒めがありましたね! 母が作ってくれた茄子と挽肉の味噌炒めはわたしの好物でした。最後にシソの葉をたっぷりいれるのがコツ。18歳で一人暮らしを始めたとき、独身寮にあった公衆電話から母に電話をして、最初に作り方を聞いたのが、確かこの茄子の味噌炒めでした。

ゴーヤでは、まだ試したことがないから、さっそくやってみます。

▲ゴーヤの赤い種
>九州出身の父が初めてにがうり(ゴーヤ)を
>私に食べさせてくれたのは、小4のときでした。
>まだ当時はおそらく関東地方の八百屋さんに並ぶことはなく、
>自分にとってなつかしい味を食べたい一心で庭に栽培したのだと思います。

わたしも、実は父が庭で作った苦瓜(ゴーヤ)を食べたのが最初。小学校の時でした。父は、珍しいものをつくってみるのが好きで、当時八百屋さんに並んでいなかったオクラもありました。いまではゴーヤもオクラもすっかりおなじみです。

ひとつだけ、父が庭に作っていまも店頭にないのはポポーという果物。大きな葉っぱのつく木に、チューリップを逆さにしたようなチョコレート色の花が咲き、楕円の実が成りました。マンゴーみたいな変わった風味の果物でした。

>私が見たにがうりの種は真っ赤でまわりが少しトロっとしていたと思います。

父は、ゴーヤの種を取るんだといって、いくつかは採らないで残しておきました。すると、皮が黄色く熟して、実の先が割れ、なかから真っ赤なものがのぞくのです。ゴーヤの中に詰まっているあの白いふわふわが、熟すと真っ赤になって、甘くなるのです。梅干しの種でもしゃぶるように、その赤いねっとりとしたものをしゃぶると、果物の香りがしてほんのり甘いのでした。なつかしい。

以前、中国の広州に取材に行ったとき、取材班の人が「白酒」(パイシュ)を注文。リキュールなのですが、いいパイシュの香りはなんともフルーティー。どこかで嗅いだ匂いだと思って一生懸命思い出そうとしても、思い出せない。その人はおみやげにパイシュを買って飛行機に乗ったのですが、気圧の関係か、機内でこぼれてしまいました。すると、機内がすうっとやわらかな果物の香りに包まれたのです。それで、やっと思い出せた。よく熟れたゴーヤの種のまわりの、あの赤いねろねろの香りだって。

>あの赤い種にお目にかかれないのが、とても残念なのです。

ほんとうにそう。ヴェランダでも育てられるみたいだから、来年は挑戦してみるか!

silica  みそ炒めは・・・? 2004年08月05日(木)02時02分09秒
茄子と苦瓜 へのコメント

ゴーヤの話でしたので、つい出てきてしまいました。寮さんのVoiceの感想よりも先ですみません。(毎日、自分の中で分類までしながら、楽しんでいます。)
 九州出身の父が初めてにがうり(ゴーヤ)を私に食べさせてくれたのは、小4のときでした。まだ当時はおそらく関東地方の八百屋さんに並ぶことはなく、自分にとってなつかしい味を食べたい一心で庭に栽培したのだと思います。今、八百屋で買うにがうりは種は白くふわふわのわたの中にありますよね。私が見たにがうりの種は真っ赤でまわりが少しトロっとしていたと思います。父が「ほれ、口に入れてごらん。」というままにおずおずとなめてみると、とても甘かったのです。ところが、料理して出されたものを口に入れたとたん、思いもかけなかった味に私はしかめ面になってしまいました。今では、もちろんゴーヤの苦さがたまらなくお酒といただくのにおいしくなっています。 今の時期は、スーパーでも1本100円ほどなので、嬉しいですね。
 我が家では、シンプルにゴーヤを縦半分に切って、それをまた薄めに切ってごま油、砂糖を加え、みそ煮炒めにします。ゴーヤに味がまんべんなくしみる方が好みですので、やわらかくなるまで火を通します。(ナスもこういう食べ方をしますね。)苦い素材に甘い味噌味はとてもおいしいです。おもしろいところでは、あけびの乳白色のたね部分を味わった後の皮部分を同じようにみそ煮炒めにするとゴーヤよりもソフトな苦味と感触でこれまたけっこうイケます。両方ともふわふわしたベッドに守られて種は甘くなり、(ゴーヤは赤と緑、あけびは白と紫?)外側の皮は苦味でいっしょうけんめい虫よけをしているらしい性質の個性がいじらしいような気持ちになります。(ゴーヤの方がコワモテですけれど。)
売っているゴーヤはおいしいですけれど、あの赤い種にお目にかかれないのが、とても残念なのです。

寮美千子  茄子と苦瓜 2004年08月04日(水)23時08分50秒

旬の夏野菜。ナスもゴーヤも、びっくりするくらい安くておいしい。
夏を乗り切るためにも、どしどし食べなくては!

本日の我が家の昼食は、ナスの揚げ浸しとゴーヤの天ぷらに、そうめんでした。
揚げ浸しには、唐辛子の輪切りと針ショウガでアクセント。
ゴーヤの天ぷらは、山椒と塩を混ぜたものをつけて、食べました。
この食べ方、岡本太郎の写真展のレセプションで知ったのです。
ゴーヤはいつもチャンプルーにしていたけれど、天ぷらもあっさりしてなかなか。
ほかにも、こんな食べ方が。
【ゴーヤの卵焼き】
炒めた薄切りのゴーヤを卵でとじてこんがりきつね色に。中華風に香酢で。

【ゴーヤと鶏の梅干しあえ】
薄切りにしたゴーヤをさっと茹で、裂いた蒸し鶏とキュウリの千切りとを混ぜる。
梅干しであえる。
ナスとゴーヤ、これはイケル!という食べ方があったらぜひご教授くださいね。

寮美千子  WINJ 本日は寮美千子デイ! 2004年08月04日(水)14時31分35秒

衛星放送ラジオのWINJでは、相変わらず旧セント・ギガのコンテンツを放送。本日は寮美千子デイ。6本のヴォイスが流れます。セント・ギガの番組作りは、ヴォイスと呼ばれた詩を核に2時間のサウンド・デザインをするというやり方。番組のなか、ヴォイスが何度も繰り返されることもあります。つまり、きょうの放送は時間にして10時間半は寮美千子のヴォイスを核にした音作り。これはもう電波ジャック? それにしても、WINJからは一言も連絡ないなあ。著作権主張してみたんだけどなあ。

08:00 樹木の唄 (木/初夏)
10:00 オクトパス・ガーデン
12:00 テンダネス(残照)
14:00 いつか聴いた歌
18:00 サマー・イン・ザ・シティ(Summer in the City)
03:30 サマー・イン・ザ・シティ(Summer in the City)(30分版)

寮美千子  満月と隕石クレーター 2004年08月01日(日)20時57分40秒
アドヴァイスに感謝! へのコメント

▼無料怪奇映画?!

「ほら、雲が光ってるよ。月かな」
相棒にそういわれて空を見ると、なんだか不穏な黒雲の縁がやけにきれいな銀色の輝き、あ、と思う間もなく、雲はするすると流れていって、雲のなかから、大きな大きな満月がぽっかり顔を出したのでした。月の顔を滑る黒雲。とてもきれい。まるで怪奇映画のワンシーンのよう。
「すごい、月だよ! 満月だよ!」
前を歩くカップルに聞こえるようにと、わざと大きな声でいってみたけれど、二人はお互いに夢中なのか、空を見あげようとはしませんでした。もったいないなあ、あんなにすごいのに。そう思ってあたりを見ても、月を見ている人なんかいなかった。もったいないなあ、ただなのに!

▼火口じゃなくて隕石クレーター

「水の楽器」という詩の出だし。こうなっています。
それは小さな火口ほどの大きさ
半球状にえぐられた地球のくぼみに
実はこれ、火山の火口じゃなくて、隕石クレーターなのです。でも、とってもわかりにくい。そこで、わかるように書き直してみました。
それは小さな火口ほどの大きさ
星の欠片にえぐられた
半球状の地球のくぼみに
これなら誤解を招かない。アリゾナでバリンジャー隕石孔を見たけれど、ほんとに大地がお椀のような形にえぐられていました。あそこには水はなかったけれど、もしその底に地下水脈があって、衝突の衝撃でそれが露出して水が溜まったら、こんな湖、できるかもしれません。

月に見えるあばた、あれも隕石クレーターなんですよね。満月と隕石クレーター、まあるいもののお話でした。

▼タダほど楽しいものはない

月を見るのも、詩を考えるのも、ただ。それでとっても楽しい。お金かけなくても、楽しいことやすごいことって、結構たくさんあるんだよね。そんな楽しみをみんなが持ったら、世界はもっと豊かな場所になるような気がします。

寮美千子  越智美帆子さん あさよむ携帯文学賞受賞! 2004年07月31日(土)19時20分30秒
佐伯ツカサ「オッドアイズドール」に投票を! へのコメント

和光大学の「物語の作法」受講生、越智美帆子さんが、佐伯ツカサのペンネームで応募した「オッドアイズドール」が、見事、あさよむ携帯文学賞を受賞! しかも、大賞と読者賞のダブル受賞です! 応援をしてくださったみなさん、ありがとう! 大きく羽ばたこうとしている若い力に乾杯!

うーん、わたしもうれしい! つい頬がゆるみます。

http://www.asayomu.com/pc/prize02/pcprize02.html

寮美千子  本日! フランク・ロイド・ライトの空間で聴く「植物文様ピアノ曲集 」 2004年07月30日(金)15時32分23秒
▼遊星たちの消息:植物の形姿 其の二 フランク・ロイド・ライトの空間で聴く「植物文様ピアノ曲集 」から へのコメント

自由学園明日館ラウンジ・ホールで、午後7時から。
作曲家・藤枝守氏のピアノ曲「植物文様ピアノ曲集 」の演奏会です。ぜひ!

寮美千子  少年少女読み物/謎の遊星パルステラ 2004年07月30日(金)15時29分12秒
まもなく大気圏突入 へのコメント

バンッ!

おっ、音がしたぞ。
あ、流れ星だ!
いや、宇宙船だ!
いや、スーパーマンだ!
ちがう! パルステラ・スカイウォーカーだっ!
あ、背中に羽根が!

パルステラ・スカイウォーカー、いったい、地球に何をもたらす気か?
背後に、べーダーの巨大陰謀が?
それとも、ただの遠足か?
パルステラ・スカイウォーカーの正体は?(つづく)

パルステラ・スカイウォーカー  まもなく大気圏突入 2004年07月30日(金)01時43分22秒
いまごろは太陽系の果て? へのコメント

長い宇宙旅行から、帰還します。

「極秘任務」すべて順調にクリア。
只今、地球周回軌道に入りました。
国境線のない地球が眼下に輝いています。
数分後、大気圏に突入。

*宇宙には、ウォーズは存在しなかった。
*小惑星RYO MICHIKOは可愛かった。
*ベイダーは、会ってみたらパパだった(笑)。

両手いっぱいの「おみやげ」、はたして寮さん気に入ってくれるかな。
では、基地でお会いしましょう。

寮美千子  アドヴァイスに感謝! 2004年07月30日(金)00時46分38秒
五感を刺激する詩 へのコメント

▼一色さま
ご批評、そしてアドヴァイス、ありがとうございます。
でも、ぼくだったら「まるで聖なる者が」という行は書かないかも。
こう書いてしまうと、水面をたたいた者の姿がなんとなく限定されてしまう。
読み返してみると、なろほどその通りだと感じました。アドヴァイスを生かして、作品から「まるで聖なる者が」という行を削り、少し変えてみました。

やっぱり、人にいろいろいってもらうのは、いいことですね。一色さんのような、詩の大先輩のお言葉は、ほんとうにありがたいです。わたしも、時間を見つけて、詩の勉強会に足を運びたいなあと思いました。

すてきなアドヴァイスに感謝!

voice0002.html#voice20040728105224

松永洋介  寮佐吉の仕事 調査進行中! 2004年07月29日(木)02時29分58秒 http://www.ceres.dti.ne.jp/~ysk/

きょう(28日)、九段下の昭和館へ行って、図書室で資料の検索をしてきました。ここの図書室は戦前戦中の資料が充実していて、雑誌などもマイクロフィルムでなく現物が多数所蔵されています。すいてるし、駅からも近いし、国会図書館より便利かも。

それで、きょう調べたのは「改造」「週刊朝日」掲載の寮佐吉執筆の記事。検索をかけると、「改造」で5件、「週刊朝日」で17件でてきました。
そのデータをもとに、さっそく「寮佐吉 雑誌発表記事」の内容を更新しましたのでごらんください。
いまは見出しだけですが、いずれ本文も電子化したい。

こうして並べてみると、科學畫報・新青年・サンデー毎日・中央公論・改造・週刊朝日・科學主義工業・東京朝日新聞・読売新聞の各誌紙に科学解説記事を書いていたというのは、なかなかの活躍ですなあ。ほかにも「子供の科学」とかあちこちに書いていたとのことなので、探索は今後も継続します。

一色真理  五感を刺激する詩 2004年07月28日(水)22時24分08秒 http://homepage3.nifty.com/suiheisen/
▼Voice:○ 水の楽器 へのコメント

一色真理です。こんばんは。

アップされたばかりの作品「水の楽器」
素晴らしいと思いました。

言葉で書かれているのに、
火口湖は目に見えるようだし、魚のはねた音も聞こえる。
それどころか手にふれた水の感触、すくって飲んだその水のやさしい味、
吹き渡る風のにおいもすべてが感じられる。

寮さんのVOICE作品の中でも最高傑作ではないでしょうか。

でも、ぼくだったら「まるで聖なる者が」という行は書かないかも。
こう書いてしまうと、水面をたたいた者の姿が
なんとなく限定されてしまう。
読者の想像力が自由にはばたけない。
という気がするから。

いいなあ。寮さんの言葉はぼくの五感をひらいてくれる。
その解放感がうれしい。

寮美千子  いま降りそそぐ流星群 2004年07月26日(月)18時34分35秒
▼Voice:★ 流星群 へのコメント

寮美千子のヴォイス作品「流星群」
ただいま衛星放送ラジオ局WINJ(旧セント・ギガ)でオンエア中。
WOWOWの独立音声で聞こえます。ただし、スクランブルがかかっています。
毎週土曜日には、スクランブルが解除されます。

赤道上空3万6千キロから降りそそぐ言葉の流星群。

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管理者:Ryo Michico <mail@ryomichico.net>
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