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加賀麻東加 皆さんの批評は保存ですっ 2004年10月07日(木)14時58分02秒
本日の授業は、取り合えずお礼をさせて頂きます。沢山の意見とご感想ありがとうございました。
どれも貴重かつ納得する事が出来、これからの作品制作にとてもためになります。
この夏は「今しか書けないもの」をテーマに、ひとつ思い出になる作品を残そうと思いました。いずれは大人になり、今考えている事も綺麗と感じた景色もちょっとした楽しかった事も忘れてしまいます。
二度と戻る事のない今の自分が悩んだり嬉しかったりする姿そのものを、うまい下手関係なくとにかく書いてみようという姿勢で挑みました。
書いている本人もこの甘い内容に、何度頬に手を当てて恥ずかしがった事か…。「あぁー」とか独り言は増え、恥ずかしさ爆発して無意味に床にうずくまったり(笑)
読み返してみるとやはりひどい構成ですね(汗)しかしながら、皆さんの意見は「あぁそうかここが違和感を感じた所か!」と発見出来たので、凄く感謝します。では一人一人にコメントを…!
【城所君】
城所君のご意見は実は個人的に期待していました。
ほと細かにありがとうございます。初歩的な一文字空けなど文法ツッコミも、あぁ恥ずかしいミスをーと普通に思いました。
好きになるきっかけの描写は少ないと自分でも思い味気ないのでこれから推敲します。貪欲に学びます!
【露木さん】
露木さんの作品はいつも陰ながら楽しみにしております。
なので、すごい、だなんて言って頂けるなんて誠に恐縮であります…こ、こんなんで、いいんですかね?
『誰?自閉症の人?いや、スタッフの人だ。』にリアリティーがあるのはそこの部分がノンフィクションそのものだからでした。
結末は察しの通りかなり悩みました…推敲する時も悩みそうです。
最後のアドバイス、ありがとうございます。これから沢山本を読んで行きます!
【五十嵐さん】
キャラ表はうかつにも作っていませんでした…これから練り直しです。
めげるどころか悪い所を見つけられて爽やかな気持ちです。(というのもおかしいですね。)
加賀さんらしさは失わないように…とのコメントが凄く印象に残り、なんだか嬉しい一言でした。
【越智さん】
えっと、とりあえず、あさよむ賞おめでとうございます!
そして丁寧なコメントに感謝します。
自分自身も違和感を感じつつ、でも分からぬままだったので越智さんの意見の納得するばかりでした。と同時にメリハリと盛り上がりに欠ける作品だと実感しました。
それと一行空けなどは、こっちの方が読みやすいかしら…と思ってしてみたら、見事に余計でしたね(笑)
【土橋さん】
とりあえずごめんなさい。
先生がいない間に朗読せずに待っていたら何の責任もない土橋さんが怒られるハメになり申し訳ないです…。
話を戻します。タイトルの「果実」は彼への想いがまるで膨らんでいく赤い果実のように思ったから。
「旋律」はその果実のドキドキする鼓動が一種の音楽というか何かメロディーを奏でているように感じたからです。
タイトル通り、旋律のごとく作品のテンポも良くしなくてはいけませんね。
【雨宮さん】
やはり読み返してみると擬態語が少ししつこいですね…ちなみに擬態語という言葉を初めて知りました。
これからの成長に期待します、だなんて、か、かなり、恐縮です…。この授業を受講されている方は皆技術が凄いので、お恥ずかしい限りであります…。「日本一」は狙ってなかったのですが、規模が小さいですかね?(笑)
【滝さん】
城所君に続き期待しておりました…!
文の頭の一文字空けはただのミスなので推敲します。
バイクに乗る事がメインで書きたかった事を分かって頂けたのが嬉しかったです。
本当は滝さんの意見にも出た通り、バイクに乗って駅でさよならしか書かない予定でしたが懸命にやるうちに中途半端に…!
これから練り直してがらっと変えてがんばります。
【児玉さん】
熱く語って頂いてありがとうございます。嬉しかったです。
そしてコメントが面白かったです(笑)
私からみると、作品より、感想を言う児玉さんの方が数倍楽しかったです。
長々とすいませんでした。
本当はもっとお一人づつお礼がしたいくらいですが…。
友達の話ではハリーポッターは17回推敲したそうなので推敲に力を入れます!
皆さんのお陰でやる気が出てきました!
高澤成江 ごめんなさい 2004年10月05日(火)20時23分20秒
▼課題提出板:高澤成江 作品2/夏の足跡 への応答
前回までの授業を欠席してしまったのと、夢の標本箱の課題を出すのが遅れてしまい大変申し訳ありませんでした。次回の授業は必ず出席します。
小説を書きました。なんだかオリジナリティが無い内容になってしまいました。みなさんも言ってますが小説は難しいですね。でも久しぶりに書いて楽しかったです。いっぱい書いてもっといいものが書けるようになりたいです。
まだまだ稚拙な文章ですが読んでいただけたら嬉しいです。
寮美千子 夏休みの宿題 2004年09月30日(木)07時46分15秒
紀要に掲載してもらうため、宮澤賢治に関する論文を執筆していました。締め切りはきょう。昨晩は徹夜。このまま出かけます。久しぶりに、夏休みの宿題をがんばった気分。ああ、ぎりぎりまでやってるの、子どもの頃と変化無いなあ。わたし。では、教室でお目にかかりましょう!
雨宮弘輔 青春って? 2004年09月30日(木)00時20分29秒
▼課題提出板:雨宮弘輔 作品2/暖かい受信 への応答
友人に「青春モノを書いてみたら」と勧められて書いた作品です。ですが、イマイチ青臭さが前面に出てません。課題提出板上で『夢の標本箱』に埋もれていますので、探して一読していただけたら幸いです。
やはり小説を書くことは難しいですよね。まぁ簡単だったら、すぐに止めていますけど。
加賀麻東加 小説を書く難しさ… 2004年09月27日(月)22時21分44秒
夏休み中に悪戦苦闘しながら初めて短編(?)小説に挑戦しました。が、書き方が分からず、今の自分が最大限出せる表現が出来るよう頑張ったのですが、やっぱり難しいかったです…(ーー;)お時間がある時で構いませんので、寮先生のアドバイスが頂けたら嬉しいです。突然すいませんでした(汗)
露木悠太 文学賞レポート 2004年08月27日(金)04時12分29秒
●すばる文学賞
人間的な、マイノリティーかもしれないけれど、誰しもがその欠片を持っているような。それを突き詰めていく探求心、リアルさの派生の先までを追っかけて行くこと(もしくはそれが自然にできること)。そんな心の在り方を表現するものが多かったように感じられました。
●小説すばる新人賞
読後の気分が良い。読者にきちんとカタルシスに至るまでの階段を上らせてくれるような。本質として物語というものがあるのかもしれないが、そこに隠し味のように作者からのメッセージや、思いが込められているように感じました。
●文藝賞
現代的な印象を受けました。何か新しい、既成の価値観を疑ってみたくなるような。モダンと言ってもいいのかもしれません。強い個性がしっかりとあること。不思議さにも似た、少しのズレを含んでいるように感じました。
●小説現代新人賞
流されないものの見方、勝負できるスタイルを持っていること。小説家として当然の要素かもしれないのですが、それをはっきりと読み取ることができました。フィクションのおもしろさ、作り話のおもしろさを再認識することができました。
まとめ
対策についてですが、やはり人それぞれに感じることは違います。興味のある方は受賞作や選考委員の作品を実際手にとって読んでみることをお勧めします。純文学や大衆文学、もしくは中間小説といったように、簡単に分けてしまうことは容易ではありません。それに分析するように物語を読んでいくことは、僕にとってはけっこう辛いことでした。まず自分の作品を書き上げてから、応募するところを選ぶというのも一つの手だと思います。また、読後の気持ちだとか、感慨深いものに出会った時の喜びなど、自分の趣味、趣向を探したりすることも大切だと気付くことができました。
どれも抽象的ですいません。難しいです、すごく。僕自身も今ひとつ掴みきれないまま書いています。どう書けば伝わりやすいのか、なんて考えた末結局こうなってしまいました。四つの文学賞に関しては、比較的受賞作や選考委員の作品が手に入りやすかったので選びました。他にも文学賞は沢山ありますし、特色もまたそれぞれにあります。このレポートはほんの小さな欠片です。パズルを組み立てるように、違った意見や補足等、また他の賞について、何かありましたら是非お願いします。
城所洋 作品6&7について 2004年08月21日(土)23時26分33秒
▼課題提出板:城所洋 作品7/神が造り給うた、神を作りし存在 への応答
え〜と、まず、日記の日にちを間違えた・・・!!!(汗
ああ、せっかく良い雰囲気で書いていたのに、画竜点睛を欠いてしまった。どこか抜けてるなぁ、自分・・・。
いや、実際に、こう長く休みが続くと、時間の感じ方がおかしくなってしまって・・・。←言い訳っぽい(泣
という事で、久しぶりの投稿で緊張してしまい、ポカしてしまった訳ですが、この二つは、実話、というか、今日の気分を表した詩です。
作品6は、のっそいテンション↓になりながら街を徘徊していたら、何もかもがウザったるく感じて、そうした視点で見ると、どんなに食欲をそそるようなメニュー欄も豚の餌のように見えるし、大好きな歌も単なる雑音にしか聞こえない。
そんな自分の色眼鏡をかけたような主観、それを詩にして見ました。
作品7も、今日、本当に起こった事です。というか、2つともほぼ今日の日記です。ノンフィクションですね。
いや、なんだか久しぶりに感動してしまったというか、感慨深いというか、それがテンション↓にさせた原因なんですけどね(笑
いや本当に、人間って何なんだろうなぁ、と改めて何者かに問いを掛けられたような気がしました。
ああ、こんなことしている間に、他の賞の締め切りが迫っている!長編の他にも色々書いてて、何だか休んでいる気がしません!(泣
今年こそは何か賞を取らないとなぁ、と、臥薪嘗胆(に、毛布と砂糖を加えて)の心意気で行き当たりバッタリしそうな今日この頃でした。
かないたかこ 美帆ちゃんおめでとう! 2004年08月21日(土)15時43分02秒
▽越智美帆子さん あさよむ携帯文学賞受賞おめでとう! への応答
美帆ちゃん おめでとう。びっくりしちゃった。
あなたは 前からそういう素質があったもの。でも、こんなに早く授賞できるなんて、なんといってもびっくりです。
お母さんから知らせていただきました。あなたからだと
もっとうれしかったかも・・・。だって、あなたの息遣いが感じられるから―。
私もがんばっているの。この5月30日、メルサホールで、「かないたかこ 74歳のシャンソン・リサイタル」を開催しました。
こんな世の中になると、私たちの世代の責任として、しておかなければならないことがあるように思えて、「愛と反戦平和」のメッセージを伝えるべく心を込めて16曲歌いました。立ち見まで出て、盛況でした。
では、楽しみにしています。といっても、私は携帯持っていないの。どうすれば?
露木悠太 すごい! 2004年08月21日(土)00時07分48秒
▽びっくり への応答
遅くなりましたけど、越智さんおめでとうございます。
越智美帆子 サイト 2004年08月04日(水)01時59分21秒
文章力向上委員会
このサイトでは毎月お題が出され、それについて投稿した人が全ての作品を批評しています。書き続けるというのは、文章力を向上させる上で一番手っ取り早いと思うのですが、このサイトでは自分の作品に対しての完全な客観的意見を聞くことができるので、いいのではないかと思いました。
ちなみに結構厳しい意見が飛び交っているので、気合と覚悟が必要だと思います。
越智美帆子 びっくり 2004年08月02日(月)18時09分20秒
▽越智美帆子さん あさよむ携帯文学賞受賞おめでとう! への応答
報告の投稿をしたら、早々とお祝いの言葉が投稿されていてびっくりしました。
先生、加賀さん、城所くん、ありがとうございます。嬉しいです。
最終に残っていたプロのシナリオライターの方、私の大好きな「世にも奇妙な物語」の脚本を何本か手掛けた人みたいですね。小学生のころから大ファンで、そんなドラマの関係者と同じ舞台に立てたことがとても光栄です。
「オッドアイズ〜」は編集者の方と校正していき、秋から配信予定です。先生の言われた通り、直すべき箇所が結構あります。最近ようやくプロットを書いてから書くようになりましたが、この作品はプロットなしで書いてしまったので、それが原因だと思います。
自分の作品を発表できる場を与えられたということは、とても幸運です。とにかく書いて、多くの人に私の作品に触れてほしい、と思います。
今は、秋にある賞に送るための話をいくつか書いています。得意のジャンルなので、良いものが書けたらいいです。
城所洋 羨望の眼差しギラギラン! 2004年07月31日(土)20時36分33秒
▽越智美帆子さん あさよむ携帯文学賞受賞おめでとう! への応答
おめでとうございます!在学中にスタート出来るとは、羨ましい限りです。
ああ、自分も早く飛び立つ為に、一層精進せねばならぬと、触発され、焦燥し、居ても立っても居られないです!
・・・とは言いつつも、現在書いている長編小説ですが、第二章まで書き上げた所で、今まで考えても見なかった展開を思いつき、話の流れはほとんど変わらないというのに、内容が70%程変更を余儀なくされ、熟慮の末、新たに書き直すことにしました。ですから、もしかしたら来月一杯どころではなく、9月中に出来るかどうかも・・・。
な、何はともあれ、自分も越智さんのように、早く賞をとって実績を積みたいものです。
それに先駆けて、明日あたりに麦わら帽子を深々とかぶって、公園で戯れる少年少女に混じって夢の欠片を拾いに行くとしますか(^^;
寮美千子 加賀麻東加さんから、おめでとうのメール! 2004年07月31日(土)19時13分09秒
▽越智美帆子さん あさよむ携帯文学賞受賞おめでとう! への応答
さっそく、おめでとうのメールがきました。
いますぐ書き込みができない環境にあるとのこと。
でも、越智さんの受賞がうれしくてたまらない気持ちと、
わたしも!と張り切る気持ちがんがん伝わってきます。
せっかくだから、わたしがかわりにアップします。 by 寮美千子
加賀麻東加です!
うちにインターネットがないから雑談板にすぐ書けない事と、越智さんの受賞がすごく嬉しくてメールしてしまいました(>_<)何だか自分の事のように嬉しいです!!越智さんの努力や話を先生から聞いて、自分も頑張るぞと影響されました!
遅くなるかもしれませんが、また雑談板に書き直します!お忙しい所、こんなメールをしてしまってすみませんでしたm(__)mm(__)mm(__)m夏は頑張っていい作品を作ります!!
寮美千子 越智美帆子さん あさよむ携帯文学賞受賞おめでとう! 2004年07月31日(土)18時08分00秒
▽報告 への応答
越智さん、おめでとう! あさよむ携帯文学賞、読者賞と大賞のダブル受賞とは、お見事です! すばらしい。読者投票、順位は次の通り。
1位 「オッドアイズドール」 佐伯ツカサ 76票
2位 「僕と鏡と横浜線と」 沢城友理 50票
3位 「ラヴ・ミッション」 須塔えいじ 20票
4位 「アタシがたくさん」 関澄一輝 18票
5位 「メアリー」 高崎茜 17票
6位 「白い犬と黒い犬」 直江総一 16票
佐伯ツカサこと、越智さん、2位に大差をつけてのぶっちぎり独走ですね。最終選考に残った作品のなかには、プロのシナリオライターの作品もあったとのこと。つまりは、プロをしのいで1位に。たいへんなことです。
しかし、選評を見れば、まだまだ推敲の余地もありそう。
現実にはない【人形】を読者に想像させるだけの筆力があります。
著者の頭のなかで【人形】の詳細がきちんと設定されているのが、非常によくわかりました。
という誉め言葉に続いて、次のような指摘も見られました。
それに対して、背景に関する設定はあいまいな印象を受けました。
たとえば、「数年前に流行った」「あれから二十年も」「今で言うパソコンの普及率と同じ」など、
結局いつの話なのだろう、と混乱を招く表現がいくつか見られます。
指摘された点をさらに推敲すれば、なお強力な作品になると思います。今回の指摘を生かし、さらに新たな作品制作にも挑戦してください!
越智さん。うれしい夏のお知らせ、ありがとう。元気、出ます。みんなも、がんばろう!
http://www.asayomu.com/pc/prize02/pcprize02.html
越智美帆子 報告 2004年07月30日(金)23時33分59秒
あさよむ携帯文学賞で、大賞と読者賞を受賞しました。
応援してくださった方や励ましてくれた方、私の作品を読んでくれた方、本当にありがとうございます。
受賞したからと言って甘んじるのではなく、これからは今以上に書いていきたいです。そして、一モノ書きとしてのプライドを忘れることなく、頑張っていきたいです。
露木悠太 青春デンデケデケデケ 2004年07月23日(金)18時44分46秒
見ました
青春デンデケデケデケ 。1965年の四国の海の近くを舞台にしたユーモアある青春ロックもの!
おもしろい! と同時に、きっとこれを見ていたら『ラジカル・ラジオ』を書かなかったと思います。なぜなら僕の『ラジカル〜』に似ていて、その千倍おもしろい。
エピソード、話の進め方、主人公、登場人物の深さ、恋の絡ませ具合。どれをとっても僕のほうは稚拙です。もちろん当然なんですけど。
登場する曲への思い入れ、バンドをやる理由、高校生という特別な時間。すごく伝わってくる良い作品です。
原作 は「芦原すなお」さんのもので、同名で平成2年に第27回文藝賞を受賞したものです。河出書房から文庫本も出ています。
松永さんからお聞きしたのですが、本は多くの図書館にあって、ビデオも町田市立図書館などに置いてあるようです。和光生なら、町田の図書館は「市内在学」資格で自由に利用できるとのこと。
みなさんよろしければ一度、手にとってみてください。
寮美千子 あさよむ携帯文学賞/佐伯ツカサ 今週もトップ! 2004年07月23日(金)01時45分18秒
▽あさよむ携帯文学賞/佐伯ツカサさらに独走中! への応答
あさよむ携帯文学賞、本日木曜日の発表の結果は、次の通り。
1位「オッドアイズドール」 佐伯ツカサ 62票
2位「僕と鏡と横浜線と」 沢城友理 44票
3位「ラヴ・ミッション」 須塔えいじ 18票
4位「メアリー」 高崎茜 17票
5位「白い犬と黒い犬」 直江総一 16票
6位「アタシがたくさん」 関澄一輝 15票
やった! 佐伯ツカサこと、越智美帆子さん、変わらずの独走中! でも、2位との差が2票縮まったのがちょっと気になる。投票締め切りは、7月28日午後6時まで。このまま1位独走か?! 行け! ガンバレ! って競馬じゃないけど、ちょっと興奮してしまいます。
まだ投票していない諸君は、ちゃんと読んでみて、よかったら投票してください。あなたの一票が運命を左右する! よろしくね! 夏休み明けに、みんなで「おめでとう!」といえるといいね!
投票はメールで以下の宛先に。詳しくは、あさよむサイト参照のこと。
宛先:
sho@asayomu.com
件名:投票
本文:自分の名前(例:磯野波平)
気に入った作品名(例:オッドアイズドール)
感想(例:すばらしい! 面白い! もっと読みたい!)
http://www.asayomu.com/pc/prize02/pcprize02.html
寮美千子 がんばれ がんばれ みんながんばれ 2004年07月21日(水)01時28分56秒
▽恐縮です… への応答
私は映画を真似て”赤い傘”を買い、実際使ってます(笑)
友達に言ったら、「らしいねー」と笑われたけど、
私はけっこう本気で、真面目に買いました。
利重剛という監督の「BeRLiN」という映画、思い出しました。「がんばれ がんばれ」っていうのが口癖で「わたしって井の中の蛙なの。けっこう泳ぎうまいんだから」と意味不明なことをいったりする不思議少女を、中谷美紀が演じていました。少女は傘が大好き。小品だけど、少女の透明な存在感が胸にきゅんとくるいい映画でした。
細部はすっかり忘れちゃった。また見てみようかなあ。
千田由香莉 恐縮です… 2004年07月20日(火)14時36分33秒
▽「檸檬」とのしあわせな出会い への応答
本当に有り難うございます。たった今先生の書いてくださった感想を読みました。ここまで言って頂けて何と言ってよいやら…。大学に入ってからずっと、思うように文章が書けなくて焦ったり、不安になったりしていたので、「幸せ」とまで言って頂けたことが本当に嬉しくて、何だろう、上手く言葉に変換できません。有り難うございます。
私は今、自分のやりたいことを模索しています。でも、やりたい事がたくさんあって、私はどれが本当にやりたいんだろうと考えるのですが、答えが出ません。見つけようとすればするほど見つかりません。でも、きっと皆も同じこと悩んでるんだろうなぁと思いつつ、今これを書いています。夏の間に梶井基次郎の「檸檬」絶対に読みます!実は読んだ事が無くて…でも、前からその「檸檬」と「梶井基次郎」という響きに何故か惹かれるものを感じていました。が、活字が苦手で読まなかったんです。
丸善に檸檬を置いてきた先生のご友人ではないですが、私は映画を真似て”赤い傘”を買い、実際使ってます(笑)友達に言ったら、「らしいねー」と笑われたけど、私はけっこう本気で、真面目に買いました。何か良いんですよね。赤い傘。
寮美千子 あさよむ携帯文学賞/佐伯ツカサさらに独走中! 2004年07月17日(土)01時17分21秒
▽携帯文学賞/佐伯ツカサ「オッドアイズドール」独走中! への応答
あさよむ携帯文学賞、先日の木曜日の発表は以下の通り。
1位「オッドアイズドール」佐伯ツカサ 58票
2位「僕と鏡と横浜線と」沢城友理 38票
3位「ラヴ・ミッション」須塔えいじ 16票
4位「メアリー」高崎茜 12票
4位「白い犬と黒い犬」直江総一 12票
6位「アタシがたくさん」関澄一輝 10票
やった! 佐伯ツカサこと、われらが越智美帆子さんの独走です。差は20票に開きました。このままガンガン行くといいな。でも、投票の受付は2004年7月28日まであるので、まだ気が抜けません。どうなるか?
読者投票で決まるのは読者賞。それとは別に審査員による大賞も決まるそうです。そっちも気になる。発表は7月30日。待ち遠しい! ガンバレ「オッドアイズドール」!
投票まだの人は、以下から!
http://www.asayomu.com/pc/prize02/pcprize02.html
寮美千子 「檸檬」とのしあわせな出会い 2004年07月17日(土)01時02分43秒
▽申し訳ありません。 への応答
千田作品「檸檬」への感想
【青春の切ない一瞬】も、読んでいただけましたか? わたしは、ほんとうにあの作品が好きです。「物語の作法」の教師というより、一読者として好き、というくらい心惹かれました。夏休みが終わったら、ぜひ授業に来てくださいね。作品について、みんなと熱く語りたい気持ちでいっぱいです。
「物語の作法」を指導していて、こんなみずみずしい作品に出会えたことを、とてもうれしく思っています。
ところで、
梶井基次郎の「檸檬」は、わたしが千田さんくらいの年齢の時のお気に入りの小説でした。夜学の同級生だった男友だちは、丸善にいってほんとうに檸檬を置いてきたといって自慢していました。若かったなあ。なつかしい青春の一場面です。
千田由香莉 申し訳ありません。 2004年07月16日(金)19時26分55秒
▽真夏日にかじる檸檬 への応答
せっかくのお言葉、胸に染み入ります。なのに休んでしまいました…。今はじめてこの掲示板を見て、胸が痛みました。
実はこの「檸檬」は、今年の春に書いたもので、しかも小説初挑戦のものでした。
これにはいろいろ話があって、思い入れの強いものでもありました。なので、私用のものを公共の場で発表するというのを躊躇っていたのが正直な話です。春が好きでした。といいつつも、楽しいはずの春をしかめ面で過ごす主人公は、何を隠そう私です。半分は自分のために書いたものです。でも、皆さんの発表に対する真摯な態度に触発されて思い切ってみました。自分をさらすみたいで恥ずかしいと思うと同時に、すごく誇りを持っています。また、発信する以上はそういうものでなくてはならないと思っています。褒めていただけて、とてもうれしいです。本当に飛び上がるくらいに。
今もうひとつ書いたままのものがあるので、近いうちにのせてみたいと思います。読んでいただけたなら嬉しいです。出られなかった分、夏休み中はたくさん出します。
前期、大変お世話になりました。後期こそなんとか出られるように頑張ります。こんな私ですがよろしくお願いします。
加賀麻東加 切磋琢磨!! 2004年07月15日(木)14時37分19秒
寮先生!遅れましたが七夕短冊はすごく好評でしたよ☆宣伝してない子からも「見たよー!」なんて言われて、恥ずかしいけど嬉しかったです。「なーにが“私に惚れる準備はOK?”だよ(笑)」とも言われましたが(笑)その中の一人は「短冊見たよー!これウケんだけどー!」と言って友人が触った短冊を見ると。
……やはり雨宮さんの、「SM」でした(笑)
【第10回 ハードカバー「超短編」小説募集!】
わずか800字で描く小説世界。幻想、ホラー、サスペンス、ユーモア、エロス……、ウェブ上で大人気の新しい文芸の形「超短編」。あなたにも書けます!ぜひ、チャレンジしてみて下さい。
主催者から。
「超短編」とは、数百文字で描くごく短い短編小説のこと。
「詩」との違いは? 基本的に何らかのお話、物語をふくんでいることが「超短編」の条件。短さゆえに、逆にいろいろな試みができるのが「超短編」の魅力です。今までに読んだことがないようなチャーミングな発想の作品を期待しています。
面白そうなんで作ってみます☆興味がある方は
http://www.aichi-shuppan.com
です!!
城所洋 死線をさ迷って 2004年07月15日(木)13時33分12秒
え〜と、今日は前期の授業ということなので、是非とも参加したかったのですが、昨日は40℃のラインをウロチョロするほどの高熱で、今朝、やっとの事で峠を越えて、今は平熱に戻ったのですが、大事をとって休ませていただきました。申し訳ありません。
話は変わりますが、第十三回「詩と思想」新人賞に、参加してみたいと思います。本格的な詩は、歌の詞とは違ってまだ勝手は分からないですが(とはいっても歌の詞もお遊び程度のものでしたが)、小説の合間に書いて、それに納得する事が出来たら、送ってみたいと思います。
志田 匡平 訂正 2004年07月14日(水)18時23分18秒
▼課題提出板:志田 匡平 批評6/青春ロッケンロー への応答
文章最後の『選局』は『選曲』の間違いでした。すみません。
露木悠太 「I KNOW IDENTITY !」 2004年07月14日(水)00時54分58秒
▼課題提出板:城所洋 批評課題6/昔は無き青春 今は有りき? への応答
城所君、どうもありがとう。
僕も『アイデン&ティティ』は大好きです(映画は見てないんですけど)。参考にもしました。
「やらなきゃならないことをやるだけさ、だからうまくいくんだよ♪」てなんか良いですよね。でもやっぱりこの本は好き嫌いをはっきりさせてしまうようで、ダメな人はダメみたいです。だけど僕は「嫌い」って言っちゃう人の気持ちもなんかわかるんです。主人公は愚直なまでに大人や社会を糾弾するんですけど、彼もまた矛盾だらけの自分に気付いて自己嫌悪してしまう。それがくどいほどストイックに淡々と進んで行くから、時々目をそらしてしまいたくなる。負の部分が登場人物のほとんどにつきまとっている気がするんです(ディランを除いて)。しかも「どうせ俺はダメ人間さ」、みたいな無気力さに逃げちゃうから、真面目に生きている人は嫌な気分になるでしょう? 僕も少しは真面目なところがあるようで(たぶんね)、あんなにいい彼女がいるのに浮気しちゃう主人公にちょっと嫌気がさしました。それでも、「I KNOW IDENTITY !」と歌う主人公はやっぱりカッコいい。
テストも近いと思うので体調には気をつけて、お大事に。
松本紗綾 生き延びることが出来そうです。 2004年07月13日(火)18時51分21秒
▽口出し への応答
なんて言ったら大袈裟かとは思いますが、本当にありがとうございました。
とりあえず、書いてみて…と考え、書いていこうかと思いました。
露木さんがおっしゃっていた、今まで自分で書いたものを使って…ということは、考えていなかったので、やってみようかと思いました。そして、そのときには「答え」も出したいなぁと思っています。
そして、菊池さんがおっしゃっていたように、私もネタを増やして、そのネタを元にさまざまな表現方法を試していきたいと思いました。今年は「お試し期間」ぐらいの気分で…。
まさか、私の書いたものに返答がくるとは思っていなかったので、驚きました。また、途方にくれてしまった時にはよろしくお願いします。
寮美千子 真夏日にかじる檸檬 2004年07月13日(火)15時22分25秒
▽七夕飾りのことで… への応答
千田さんの
「檸檬」という短編小説、すばらしかったです。前回の授業に出てきてたら、明日の授業は
「檸檬」の合評にと思っていたのですが、残念でした。いい作品なので、ぜひみんなで話し合いたいと思います。お待ちしています。
千田由香莉 七夕飾りのことで… 2004年07月13日(火)13時42分14秒
遅ればせながら、皆さんにお礼を言いたいと思い、書きました。1日の飾り付け、本当にごめんなさい。短冊を書いてくださった方、お手数おかけしました。ありがとうございます。
本当は、8日授業にでたときに、直接ありがとうを言いたいな、と思っていたのですが、出られず、本当に申し訳ないかぎりです。笹飾りの撤去も大変だった事と思います。ごめんなさい。そして、ありがとうございました。
寮美千子 第13回「詩と思想」新人賞募集中/賞は詩集制作! 2004年07月13日(火)04時59分26秒
詩誌「詩と思想」の土曜美術社が、第13回「詩と思想」新人賞の応募作品を募集しています。締め切りは8月31日。応募は、400字詰原稿用紙4枚以内の詩作品一篇(未発表作品に限る)だけ。新人賞をゲットすると、なんと、詩集の単行本(A5判、上製本、96頁)を無料で制作してくれます。自分の詩集が作れるなんて、すごい! この夏、ぜひチャレンジしてみましょう!
http://www5.vc-net.ne.jp/~doyobi/
寮美千子 参加者募集!/相模大野でポエトリー・リーディング 2004年07月13日(火)04時50分08秒
明後日の7月14日、相模大野の
カフェレストラン「ラシエット」で、オープン・マイクのポエトリー・リーディングの会が開かれます。今回が1回目。これから毎月1回、ラシエットを会場に、ポエトリー・リーディングの会を開いていきたいと、レストランのオーナーの方がはりきっています。応援要請があり、わたしも出演することになりました。作曲家の高橋喜治氏が、ピアノで応援にかけつけてくださいます。
オープン・マイクとは、誰でも参加自由と言うこと。当日来て、エントリーすれば、10分の時間をもらって自分の詩を読むことが出来ます。参加者募集中! 当日、直接会場に来てもらって構いません。参加費はワンドリンクつき千円。ぜひ!
7月14日午後7時から。会場はこちら。
・カフェレストラン「ラシエット」地図
寮美千子 携帯文学賞/佐伯ツカサ「オッドアイズドール」独走中! 2004年07月13日(火)04時42分49秒
▽あさよむ携帯文学賞にいますぐ投票を! への応答
越智美帆子さんが、佐伯ツカサのペンネームで「第2回あさよむ携帯文学賞」に応募、堂々最終選考の6編に残っていますが。先週木曜日の発表では、現在48票を獲得。2位の30票を大きく引き離して独走中です! やった! がんばれ!
読者投票によって、読者賞が決まります。みんな、ぜひ投票を! メールで以下の要領で送れば、投票完了です。
件名:投票
本文:自分の名前
「オッドアイズドール」(作品名を書く)
すばらしい!(感想を書く)
宛先:
sho@asayomu.com
みんなで越智さんを応援しよう! 友だちにもぜひ声をかけてくださいね! もちろん、作品を読んで面白かったらでいいんだけど。作品は以下のサイトで読めます。今週木曜の発表の順位は? どきどき。
http://www.asayomu.com/pc/prize02/pcprize02.html
菊池佳奈子 口出し 2004年07月11日(日)00時42分10秒
▽作品について、お聞きしたいのですが… への応答
ほんと口出し程度の提案なのですが、私はこうやっていますっていうのは。あります。
私も吐き出しに近く言葉を書きまくっているのですが、
いつも小さなノートを持ち歩いていて、電車の中だろうと授業中だろうと、吐き出さなきゃという時はもちろん、良いフレーズがうかんだ時のメモにも、なんでも書き綴る、言わばネタ帳のようなものがあります。
日記に近いのですが、日にちや出来事にとらわれず、出てくる言葉をそのまま書いています。
私は去年一年で色んな表現方法を試してみて、結果詩が一番使いやすかったので(というかそれ以外は悲しいほどに無理でした…)とりあえずはそのメモ帳から作品にできる、したい、というものを選びます。
そしてどうしたらうまく伝わるか、言葉のリズムはこれでいいか、漢字は?ひらがなは?カタカナは?等等…
実際はわりとざっと考えただけで出しちゃうことが多いんですけど。
一応はそれで「作品」としてます。
でもわりと、そうやって一度距離をおいてみることで、がらりと変わったりもします。
あとは露木さんのおっしゃる通り、いろんな人に投げかけてみて、じゃないでしょうか。
やっぱり人に投げて返ってくるものって色々な意味で大きいし、糧になります。
授業の合評でも、友人でも。投げてみたら意外なものが返ってくるかもしれない。
書くことが楽しいってすごく素敵なことだと思います。
これからもがんばって書きまくってください。
露木悠太 ラジカル・ラジオについて 訂正 2004年07月10日(土)04時20分25秒
▽作品3/『ラジカル・ラジオ』について への応答
>授業に提出するために作った400字詰めで43枚程度の短編小説です。
すいません。さっき数えたら58枚くらいでした。長いですが、批評よろしくお願いします。
露木悠太 見切り返答 2004年07月10日(土)04時15分35秒
提案、
今までに作った作品を下書きにしてみてはいかがでしょう。そして一つのネタ(題材)として見てみるのです。例えば【作品1/ピースメーカー】や【4/放置プレイ】や【7/世界の中心】なんかは、そういう考え(作品中の)を持った人物を主人公にして、物語仕立てにしてみるのです。【作品6/マザー】なんかはタイトルのままこういう母親を重要人物として出してみるのもおもしろいかもしれません。
【作品2/愛する君へ。】、【作品3/レスター】はそのまま主題になりそうです。
僕は詩より物語の方が自分の考えに付け足し(受け手に正確に伝えたいことを伝えるための)できるような気がします(今のところ)。なので推敲しやすいのでは。
推敲は表現手段をたくさん持っている方が有利です。と思います。使うにしろ使わないにしろアイデアは多い方がいいと思います。そしてその中から選ぶのです。もうこのへんは人それぞれ好みだと思うのですが。だから本をたくさん読んだり、映画をたくさん見るのもやっぱり大事。音楽を聴いたり、絵や写真を見たりするのも。自分の趣味が解かります。それになんかとりあえず『真似』から入ってみるのも手だと思います。というか僕も推敲の仕方なんて明確にはわかりません。ほとんど感覚です。なんて言うと聞こえは良いのですが…。「勘」と言ってもいいかもしれません。「こっちの文体の方がいいかなぁ」とか「この言葉の方がいいかなぁ」とか「主人公は二人いた方がいいかなぁ」とか「一人称で進めるか、二人称で進めるか」とか。とにかく自分で読んでみて良いと思う方へどんどん手を入れてみる。やり過ぎたら削る(もったいぶらずに)。そんなことじゃないかなぁと思います。授業の最初の方で出た「仁義なきオーバーライト合戦」をやってみてもいいんじゃないでしょうか。それは受講生に限らず松本さんの好きな作家からでも(パクリます!と宣言して)。
とにかく城所君も言っていたように「オリジナルレシピ」を確立するまで、自分なりの必勝パターンを持てるまで、たくさん創作してみるのが一番ではないでしょうか。それでみなさんの意見を聞いてまた推敲(直し)してみる。まずは素直に。それで良いと思ったらレシピが一つ増えます。
次回作は「わからないもの」を「わからない」と言ってしまうのではなくて、松本さんなりの「答え」を言ってみては。答えを追求することに、光があるような気がします。
見切り発車でここまで書いてしまいました。とりあえずこの文を、推敲(必要なところとそうでないところを見極める)してみてください。
松本紗綾 作品について、お聞きしたいのですが… 2004年07月09日(金)01時21分09秒
▼課題提出板:松本紗綾 合評/これが「壁」ってやつですか への応答
今日の合評でのわかったことや、疑問を少し落ち着かせてからもう一度考えてみたのですが、一つ、どうしてもわからないので雑談板で質問してみようかと思います。
私は書くとき、書こうと思って書くのではなく、自然に書きたいことが出てきたときに書いたりしてきたのですが、この先、もし書きたいことが出てきて書いたとき、その書いてみたものはどうすればいいのでしょうか?
せっかく私の書いたもので合評をしていただけたので、今後に活かさなければ意味が無いと思うのです。しかし、課題の方にも書いたのですが、一回自分が吐き出したものをどのようにすれば作品として成立するのか、「推敲」という部分がどこをどう触ることが「推敲」になるのか、よくわからないんです。一番最初の自己紹介にも書いたかもしれませんが、その場の瞬発力だけで生きてきたので、じっくりこつこつといった持久力がどうやらまだ全く無いようです。(持久力をつけたくてこの講義に決めたのですが)
書くことが楽しいと思える今、せっかくなので、一皮剥けたいという気持ちもあり、このまま発表しないのもいやだし…といろいろ考えています。
普通なら、今の私の状態を超えたところからスタートするのが当たり前なのかもしれませんが、今まで書くことを全くしていなかった私にはなんとも…。
課題の方に続き、こちらもわからないことをわからないまま書いている状態なのですが、なんだか書き込んでみないと自分の中で腐ってしまいそうだと思ったので、書きました。
あっちにもこっちにも長々と書き込んで熱くなりすぎた空回りヤローみたいですが、どなたか教えていただけると助かります。
寮美千子 死のインフレーション化について考える 2004年07月06日(火)23時52分37秒
▽「生命」という概念。 への応答
▼レス歓迎!
菊池さん、城所くん。松本さん、越智さん。佐世保小6同級生殺害事件に関してのレス、ありがとう。この事件をきっかけに、みんなが真剣に命や死について語ってくれることに感心しています。
高みの見物の評論家みたいな意見ではなくて、肉親が亡くなった記憶を語り、自分のこととしてきちんと語ってくれているところ、ことに感心しました。言葉や意見は、そうでなくてはいけない。自分自身のことをきちんと語れる言葉と心の強さを持っていること、頼もしく思いました。
▼残酷シーンの規制は死の隠蔽か?
城所くんがこんな意見を出してくれました。
自分が特に目につくのは、ゲームやら漫画やら、あるいはドラマやTV番組、CM等にやたらと敏感になっている放送倫理・番組向上機構。(BPO)
このBPOは残酷なシーンや、道徳上よくないとされるものをよく規制しているのですが、本当にそれでいいのか、いささか疑問です。何と言うか、頻りに「死」というイメージをオブラートに包んでいるような錯覚さえ感じます。
なるほど、と思いながらも、ちょっと違うぞ、と感じました。そのことについて、書いてみたいと思います。
「残酷なシーンや、道徳上よくないとされるものをよく規制して」「頻りに『死』というイメージをオブラートに包んでいる」という城所くんの印象ですが、果たしてほんとうにそうでしょうか。目を覆うような残酷シーンを流すことは「死」を隠蔽しないことになるでしょうか。
テレビのなかにあるのは、あくまでもヴァーチャルな死です。リアルとはかけ離れたところにあるものです。そこで、いくら残酷な現実の映像や、スプラッタなものを流してみても、それは「死」ではないのではないでしょうか?
確かに、頻りに人間の死体やらを見せつければ、逆にそれに馴れて残酷になるかもしれない
と城所くんも書いているように、リアリティがないままに垂れ流される残虐シーンは、死をあらわにするのではなく、むしろ現実の死を隠蔽するためにこそ機能してしまうと思うのです。
▼テレビのなかのリアルな死とは?
では、テレビのなかのリアルな死とは何か? テレビによって、リアルな死を体験することは可能なのか?
かつて「あしたのジョー」というマンガがありました。ジョーの宿敵である力石徹は、作品の中で死にます。それは、壮絶な死でした。ファンはその死を悲しみ、とうとう現実に力石徹の葬儀まで営まれ、多くのファンが参列しました。
それは「心に痛い死」であった。心に打撃を与え、それがゆえに葬儀というセレモニーを共有して、その痛みを他者と分かちあわない限り、とても自分の心に収めきることのできない、そんな重たい死であったのです。
つまり、その死にはリアリティがあった。力石徹という人間の人生があり、それが断ちきられた痛みがあった。その死には「力石徹の死」という「名前」があったのです。それくらい、力石徹は、マンガのなかでちゃんと死んだ。
死のリアリティとは、つまり、その背後にある人生なり命を、きちんと感じることのできることなのです。それが失われ、二度と戻らない痛みを感じることなのです。
▼番組のエスカレートによる死の隠蔽
そのように、人をちゃんと死なせている番組が、いま、どれだけあるでしょうか。なんとかサスペンス劇場では、一番組の中で何人もの人が連続して殺されたりします。目撃者の口封じのためなどという、ごく単純な理由で、次々に殺される。
そんな死でも、死はやはりあるインパクトがある。そのインパクトを多用することで、簡単に物語を盛り上げることができる。
けれど、人はそれに慣れてくる。慣れれば慣れるほど、さらにインパクトのある死を求めるようになる。
そうやって、番組はエスカレートし、殺される人数は増し、殺しのシーンの残虐さが増す。エスカレートすればすれほど、ほんとうの「死」は希薄になり、遠ざかっていく。「死の隠蔽」が推進される。死の意味や価値が低くなり「死のインフレーション現象」が起こっているのです。
▼死のインフレ化で殺人のハードルが低くなる
佐世保の少女は、サスペンス番組で、カッターで首を切るシーンを見て、自分もそうしようと思ったと語っています。サスペンス番組を見た人すべてが、カッターで級友の首を切るわけではない。けれども、そのようにエスカレートした番組が死を希薄にしたが故に、本来なら、高いハードルをジャンプしないと実行できないはずの殺人が、あたかもそこにハードルなどないように、やすやすと実行されてしまったのではないでしょうか。
▼死のインフレ化を防ぐには
だからといって、番組を規制して一番組で一人以上殺してはいけないことにしろとか、残虐シーンを映すな、というのは、違うと思います。それは「表現の自由」の規制に繋がることだからです。それは、絶対に避けなければならない。ほんとうに大切なことを言おうとするとき、規制されてしまわないように、くだらないものにも、わたしたちは一律に表現の自由を確保しておかないといけないのです。
しかし、だからといって、このままでいいとも、わたしは思わない。番組制作者に言いたい。「死」や「残酷」などという切り札を安易に乱発しないで、もっときちんと、人の心に響く番組を作ってほしいと。まっとうな感動を求めてほしい。
そして、視聴者にもいいたい。テレビ局の戦略に乗せられて、刺激の強いものにどんどん慣らされてはいけない。世の中には、もっといいものがある。それを見極める目を持ち、それを味わう心を育てれば、安易なサスペンス番組など、くだらなくて見るに耐えないと思うようになる。そのように、自分の目と心を磨かなくてはならない。
安易なものを世の中にのさばらせないために必要なこと。それは「いいもの」を世の中に増やすことでもあります。悪貨は良貨を駆逐する、とはいいますが、そうとばかりはいえません。ほんとうの美に目覚めた者は、贋物にはもう満足できなくなります。ただ刺激が強いから面白いと思わせられているような、そんな番組など、見る気がしなくなる。だから、表現を仕事とする人々は、ほんとうにいいもの、人の心に届く作品を作ろうと、高い志を持たなければならない。本物で偽物を駆逐しなくてはいけない。
作品のなかに残酷や死があっても構わない。問題は、その死が、本当の死かどうかです。ただ人をびっくりさせるために便利に使われている道具としての死ではなくて、そこに、人生があり、命があり、それが失われた痛みがある死かどうかということです。
まったく、いま、テレビ番組のなかで、週に何人の人が殺されているだろう。そのひとつひとつが、力石の死のようにきちんと重みのある死であったとしたら、わたしたちはもう、毎日いくつもお葬式を掛け持ちしなければならないでしょう。そんなに殺しておいて、葬式の必要もないなんて、みんな、なんて簡単に人を殺しているのでしょうか。
▼「死」を安易に使うなかれ
学生諸君にもいいたい。作品のなかで、安易に死を使うなと。登場人物が死んだりしたら、読者はびっくりする。そのインパクトを借用しようというのあまりに安易です。死を描くなら、ほんとうにその死を味わい、感じ、必然のなかで死を描いてほしい。
▼ミニ・イオマンテとしての「命の教育」
城所くんは、こんなことも書いてくれました。
このくらいの年になっても、未だに人間の死体を(間接的にでも)見た事が無いっていう人も、少なくありません。
医療の発達のせいで、死は、確かに隠蔽されている。人間の死だけではありません。わたしたちが日常、口にしている肉や魚の背後にも「死」がある。わたしたちは、他の生き物の命を奪って、生きながらえているのです。わたしたちが食べているのは、命そのものなのです。動物にしても植物にしても。そのことが、現代社会では見えなくなっている。
「命の教育」といわれています。昔は、鶏一羽の命を奪って、食べるというのが当たり前だった。日常の中で「命の教育」がされてきた。普通の暮らしの中で、命を体感してきたはずです。それがなくなったいま、教科書で美しい詩を読ませたからといって、それだけで「命の教育」はできない。「命を大切に」といくらいっても、命の持つ重みは実感できないでしょう。
「命の教育」をネット検索してみたところ、いちばんにあがってきたサイトがありました。
・命の教育
http://chikusuiob.ojiji.net/kaitai01/inotichimenu.htm
『青春メッセージ』坂井美紗子
http://chikusuiob.ojiji.net/kaitai01/inotichi0102.htm
九州のある高校では、卵を孵化させるところから鶏を育て、二カ月後にその鶏を殺して食べる、という実習を行っているとのこと。その記録や、生徒の感想を読んで、涙がこぼれました。鶏に名前をつけ、かわいがり、育て、そして殺して食べてしまう。その苦しみ、痛み。けれども、食べたときのおいしさと喜び。それが、すなおに書かれています。ああ、これは「ミニ・イオマンテ」なんだと思いました。一部、抜粋します。
輝け!いのち!
NHK『青春メッセージ』発表原稿 坂井美紗子
私達の学校では、鶏の解体実習という授業を行っています。
これは、卵を孵化させ、およそ2ヶ月間育てたところで鶏の頸動脈に包丁を入れて解体し、水炊きにして食べるというものです。初めは、命の大切さを学ぶのに、なぜ、鶏を殺さないといけないのかよくわからないまま実習に取り組みました。
実習初日。一人一個ずつ、卵が配られ、早速、孵卵器に入れました。その後、5日目と10日目に卵の中の成長過程を調べるために割卵を行いました。とても小さなものでしたが卵の中に確かに、命の存在を確認しました。その時、「本当に生きているんだなぁ」と思いました。
孵卵器に入れて21日目、卵から”ひな”がかえりました。自分の力で必死に殻を割って外に出ようとする姿に、私はとても感動しました。可愛くてたまらないひなを思うと、「このひなを殺すことは、私には絶対にできない」と痛感しました。
それから、毎日、鶏の世話をする生活が始まりました。でも一度も嫌だと思ったことはありません。何より、ひなが、日増しに成長していく姿を見ることが楽しみだったからです。
そして、解体前日。しかし、今まで育ててきた鶏の命を奪うという実感がなかなか湧いてきませんでした。
時がたつにつれ、解体という文字が頭の中を駆けめぐるようになり、複雑な気持ちがこみあげ、私は、なかなか眠ることができませんでした。
いよいよ解体当日。
重たい空気が流れる中、最後の実習が始まりました。作業は二人一組で行われ、友達が頸動脈に包丁を入れ、私は暴れる鶏を押さえる役になりました。ひもで足を結ばれた鶏。自分で育てた鶏の頸動脈に包丁を入れようとしたとたん、頭がパニック状態になり、涙が出てきて止まらなくなりました。私はあまりの怖さに耐えきれず、目を開けて見ることができませんでした。
命の線がだんだんと細くなっていくように、血を抜き、毛を全て取って解体し、水炊きを作りました。
水炊きを前に、みんなで大きな声で「いただきます」と言いました。
私は気づきました。初めて心の底から「いただきます」と言えたと。このたった六文字の言葉の意味がこんなに深いものだとは知りませんでした。
▼死を隠蔽しない教育
「命の教育」とは「死を隠蔽しない」とは、こういうことなのだと、わたしは読んでいて思いました。
ここにあるのは「名前のある死」。名前をつけてかわいがり、育てたからこそ、その死が身にしみます。ひとかけらの肉も、魚も、ほんとうはそうやってみんな命があった。その命をいただいているのだと、そのことに気づく。名前のない無数の死の向こう側に、確かにひとつひとつの名前があったこと。それに思い至る想像力を育てることこそが、命の教育であると、感じました。
▼命と死について考え続けるということ
テレビの残虐シーンは「名前のある死」ではない。逆に、死のインフレを起こし、死を希薄にする「名前のない死」です。インパクトはある。けれど、そこには大きな意味はない。
反対に、残虐シーンや殺しのシーンがひとつも出てこなかったとしても「かけがえのない命」について、きちんと語ることのできるドラマや物語も存在するでしょう。
「生きる」ってなんだろうね。って大学生になった私の周りの友達でさえ、たまにぼそっとつぶやいてきます。それほど掴み難いことなのに…。
と菊池さんが書いてくれました。「生きる」ことの意味がわからないのは、大学生ばかりではありません。いい年をしても、やっぱり簡単にはわからない。つい先日も、作家の野沢尚氏が、自ら命を絶って、世間に大きな衝撃を与えました。
ただひとついえるのは、ここは「生きている人の世の中」であるということ。死者は、もうここに参加できない。何らかの影響を遺すことはあっても、自らがそれを確かめたり、語ったりすることは、もう絶対にできない。
「死」について考えることができるのも、生きているからに他なりません。なぜ生きるのか。死とは何か。それを探し続けるところに、文学や芸術もまたあるのかもしれません。
管理者:Ryo Michico
<mail@ryomichico.net>
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