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Tue, 01 Jul 2008 17:21:59
Mon, 01 Jul 2008 17:20:58
Mon, 30 Jun 2008 15:00:00
Tue, 11 Mar 2008 09:59:26
【奈良県議会】
2008年3月5日 代表質問より
「平城遷都1300年祭」に関する部分の宮本次郎議員質問と荒井正吾知事答弁
宮本次郎議員 次に、平城遷都1300年祭についてです。
平城遷都1300年祭の新たな実施計画が発表されました。当初計画からは縮小したものの、総事業費は100億円であり、あまりにも莫大です。しかもこの100億円は、事業協会の分のみ、市町村負担分や人件費などは含まれていません。また、現在に至るまでの、記念事業にかかった決算額も莫大です。事業費だけでも、2010年委員会を立ち上げた99年度からの8年間で、9億5600万円。人件費については、過去の資料はいただけませんでしたが、2002年度からの5年間で10億8400万円。あわせると、20億円以上の巨額の決算額が、今回の計画以外に、既に使われているのです。
いま、県民の暮らしも、奈良県財政も厳しい状況にあるときに、こうした巨額の支出は見過ごしにできません。さらに、年間6万人近い利用者がある県営プールを、いとも簡単に外資系高級ホテルに売却したり、大型道路を次々と建設するなど、1300年祭を開発に利用するやりかたは、県民に大きな財政負担をもたらします。
事業の内容という点でも、県民不在で進められています。デザイン料・著作権料で500万円、12名のデザイナーのコンペ参加経費で500万円と、すでに1000万円も投じられた、例のマスコットは、「いつ、どこで、誰が決めたのか」と県民の評価はきわめて不評です。また知事は初日の議案説明の中で、このお祭りの目的を「日本の歴史・文化が連綿と続いたことを?祝い・感謝する?」「?日本のはじまり奈良?を素材に過去・現在・未来の日本を考える」ことだと述べられましたが、きわめて抽象的で、内容が不明です。律令制システムができて1300年を祝う、という考え方は、特定の価値観を押しつけるものであります。また、展示施設での国宝レプリカの展示や、バーチャル映像やアニメーションでの再現、といった企画が、なぜ「日本の過去や未来を考える」ことにつながるのか、全くわかりません。
費用の面でも、事業内容の面でも、県民不在の1300年祭計画は、根本的に見直すべきと考えますが、いかがでしょうか。
荒井正吾知事答弁 遷都1300年事業について根本的に見直すべきではないかという意見がございます。実施計画を発表したばかりでございまして、見直すつもりはございません。
今回の平城遷都1300年事業実施基本計画は従前の平城宮跡一極一過性型から、国営公園化とあいまって継続・全県型に見直し、1300年祭を機に、奈良全体を関西の国際的な歴史文化観光拠点として、発展させ、継続的な観光周遊システムの構築につなげたいと思っております。
事業費については、平城宮跡事業を有料。囲い込み型の博覧会型から無料・開放型を基本とする季節リレー方式に見直したことにより、協会事業費は100億円程度とするなど、できるだけ事業費縮減、リスク軽減を図ったところでございます。今後、さらに個々の事業の計画策定や進捗状況にあわせて、収支を精査し、効率的な事業実施に努める所存でございます。
マスコットキャラクターについては、先進例もふまえ専門性が必要との観点から、コンペを実施いたしました。12名のデザイナーから21の提案があり、有識者によるデザイン選定委員会において審議選定したものでございます。現在、愛称を募集しておりますが、現時点で6000件を超える応募をいただいているところでございます。
今後、多くの方々に親しまれるよう活用につとめていくつもりでございます。
1300年祭の趣旨については、歴史文化との対話と交流というテーマを継承しつつ、内容について、できるだけ簡潔でわかりやすいメッセージとして、整理しております。祝い感謝するというのは、平城遷都1300年を期に、日本の歴史文化が連綿と続いてきたことを率直に感謝し、お祝いしようというつもりでございます。また1300年祭では、日本のはじまり・奈良の地で保存継承されてきた歴史文化を素材に、過去現在未来の日本を考える機会を提起したい、そのために平城宮跡では古代の体験などの祭事を充実させるとともに、映像、解説等により平城宮や平城京の歴史文化などを体験できるよう、わかりやすく展示する、また国宝レプリカ等の展示や県内の観光案内などにより、来訪者に平城宮跡をゲートウエイとして、県内各地の国宝など、本物の歴史文化資源の担保、周遊の促進をして参りたいと思っております。
現在、実施基本計画はパブリックコメントを実施中でございます。県民からの意見・提案を聞いて、今後、計画の策定や事業の実施に向け鋭意、反映の工夫を図るために、多くの県民の参加をいただいて、1300年祭を大きな意義のある魅力的な事業として、実施してまいるつもりでございます。
県の誇りを、より活用する場にしていきたいと思っております。
宮本次郎議員再質問 1300年祭は県民不在というのは、多くの県民の実感ではないかと思います。マスコットにしてもインターネット上では批判の声が噴出しています。また、見直してほしいという書名まで始まろうとしています。私、これは県民の知らないところでどんどん進められている、たとえいいお祭りだとしても、そうであるなら理解は得られないと思います。
それが典型的に現れたのがプールの売却騒動だと思います。利用者の声も聞かずに一方的にホテルに売却する、代替施設はない、プールを壊す予算だけで5億7000万円。水泳連盟にしても1年間の競技会予定を組みなおさなければならない。そもそも宿泊率4割の奈良県で、高級ホテルを建てたところで宿泊客は増えるのか、疑問も聞かれます。このことは、明日、田中美智子議員の一般質問で掘り下げる予定です。
事業内容の祝う、感謝するという点ですが、私は平城京の時代が栄光に満ちた時代だったのか、疑問をもちます。平城宮には国々から税、庸や調を運んできた民衆が、しかも費用は自弁です。いき倒れていく、飢えてたたずんでいるというような民衆の苦しみの地だったということも歴史のいったんです。出土した遺品によれば、そういったことが多く、書かれています。また、行基が三笠山で民衆に訴えたのは、そうした苦しみがあったからだと思います。
そういう点で、古代の栄光を礼賛するということは、こういった歴史事実をゆがめることにもつながるということを申し上げておきます。
荒井正吾知事答弁 いろいろとおっしゃいましたが、県民の方は参加者であろうと思います。主催者は多少のお金を県がつかってやるわけでございます。ああせい、こうせいといわれても、無理なことはできないわけでございます。そのバランスをとり、最後、どういうことで評価されるかは私ども主催者の責任でございますので、最大限努力して、奈良の経済発展、今後の観光発展に必ずよい結果があるものと信じていますし、そのようにしたいと思いますが、途中でいろいろな揶揄がはいると思いますが、主催者ではない、参加者であると私は心得ております。意見は十分に聞くつもりでありますが、責任の所在が違うと思っております。
祝うことについてのことがございました。奈良時代を祝うというつもりはないわけでございます。私は、奈良が国家の形、ほぼ輪郭が多少できて、1300年もほぼ同じ地で国家が続いてきたというのはほとんど稀有なことだと思います。いろいろな考え方があろうかと思いますが。たいがい、いろいろな民族に侵略されたり、移って行ったりということが多い中で、この地に紆余曲折はあっても比較的平和で繁栄してここまでいたったということは、日本人が祝わないと、他の国の人は祝ってしかるべきだと言っておられるわけですから、私は奈良の地で祝うきっかけを提示したいと思っておりますので、1300年の歴史が連綿として続いたことをお祝いしたいと思っております。
奈良時代が平和であったかどうか、そのときの政治を祝えというつもりはございません。
Mon, 21 Jan 2008 18:38:37
Mon, 14 Jan 2008 13:55:23
Mon, 14 Jan 2008 11:33:04
秋祭りの一ヶ月前から、練習は本格的にはじまります。地域の公民館に集まり、夜8時から9時まで練習します。棒振りにはいろいろな振り付けがあり、学年が上がるに連れ、どんどん複雑になっていきます。ジャンプやスピードが加わり、どんどんむずかしくなり、覚えるのも大変です。わたしの育ったところは、野原だったところを開発した新興住宅地でした。
秋祭りの日、朝早くから、それぞれの衣裳を地域の方に着付けてもらいます。すそをすぼめた袴をはくと、身が引き締まり、「いよいよ本番だ」という気持ちになります。
ぼくたちが行くと、家の人たちが喜んで出迎えてくれます。「がんばっとるね」と励ましてくれたり、「どれくらい練習したん」と、気軽に声をかけてくれたりします。こんな時、獅子舞をしていて本当によかったなと思います。
(中略)
獅子舞を始めた最初の頃は、嫌々だったし、祭りが終わった後も体中のあちこちが痛くなって、もうやりたくないなと思ったこともありましたが、毎年毎年獅子舞をしていくに連れて、秋祭りの日が来て、獅子舞を演じるのが楽しくなっていきました。獅子舞をするのも楽しいけれど、獅子舞を通して、地域の人と話ができるのが、なによりもうれしいです。これからも、昔から伝わっているこのような伝統を、大切に受け継いでいきたいです。
世界には 63億人の人がいますが本は、もっともっと続きますが、これくらいにしましょう。
もしも それを100人の村に縮めると どうなるでしょう。
100人のうち 52人が女性です
48人が男性です
100人のうち 30人が子どもで
70人が大人で
そのうち7人が お年寄りです
90人が 異性愛者で
10人が 同性愛者です
70人が 有色人種で
30人が 白人です
61人が アジア人です
13人が アフリカ人
13人が 南北アメリカ人
12人が ヨーロッパ人
あとは南太平洋地域の人々です
33人が キリスト教
19人が イスラム教
13人が ヒンドゥー教
6人が 仏教を信じています
5人は 木や石など すべての自然に
霊魂があると信じています
24人は 他の様々な宗教を信じているか
あるいは なにも信じていません
いろいろな人がいる
この村では あなたと違う人を理解すること
相手を あるがままに受け入れること
そしてなにより
そういうことを知ることが とても大切です
もしも今日がついていない一日だと感じたあなたも、そして、本と同じように「世界がもし100人の村だったら」ということが、
これを読んだら、現実が違って見えるかもしれません。
6人が全世界の富の59パーセントを所有し、その6人ともがアメリカ国籍みなさんは、これを読んで、どのように感じましたか?
80人は標準以下の居住環境に住み
70人は文字が読めません
50人は栄養失調で苦しみ
ひとりが瀕死の状態にあり、ひとりは今、生まれようとしています
ひとり (そう、たったひとり) は大学の教育を受け
そして ひとりだけがコンピューターを所有しています
(中略)
もしあなたが今朝、目覚めた時、健康だなと感じることが出来たなら・・・
あなたは今週生き残ることのできないであろう
100万人の人たちより恵まれています
もしあなたが戦いの危険や、投獄される孤独や、獄門の苦悩、
あるいは餓えの悲痛を一度も経験したことがないのなら・・・・・
世界の5億人の人たちより恵まれています
もしあなたがしつこく苦しめられることや、逮捕、拷問または
死の恐怖を感じることなしに教会のミサに行くことが出来るなら・・・・
世界の30億の人たちより恵まれています
もし冷蔵庫に食料があり、着る服があり、頭の上には屋根があり、
寝る場所があるなら・・・・
あなたはこの世界の75パーセントの人々より裕福で
もし銀行に預金があり、お財布にもお金があり、
家のどこかに小銭の入ったいれ物があるなら・・・・・
あなたはこの世界の中で最も裕福な上位8パーセントのうちの一人です
もしあなたの両親がともに健在で、そして二人がまだ一緒なら・・・・・
それはとても稀なこと
もしこのメッセージを読むことができるなら、
あなたはこの瞬間、2倍の祝福を受けるでしょう。
なぜならあなたのことを思って、これを伝えている誰かがいて、
その上、あなたは全く文字の読めない世界中の20億の人々より
ずっと恵まれているからです
このメッセージを人に伝えてください、そしてその人の一日を照らしてください。メールはどんどん伝えられ、広がっていきました。
アメリカの友人からのメッセージ 3.2001
作者不詳 訳 なかのひろみ
■中学生諸君へ/本なんか読まなくたっていいよ創作文コンクールで自分が体験した獅子舞のことを書いた中川くんは、
本なんか、読まなくったっていいよ。
本を読むより、すてきなことはいっぱいある。
おひさまの光をいっぱいに浴びていたほうが、いい。
友だちとおしゃべりした方が、ずっと楽しい。
おじいさんやおばあさん、近所のおじさんやおばさんと話したり、
お父さんやお母さんの背中を見ていたほうが、よっぽど勉強になる。
手伝うならば、なおさらいい。
世界は知らないことでいっぱいだから、
自分の皮膚で、自分の心で、精一杯感じないといけない。
けれど、自分は一人しかいない。
たった一人の自分は、世界の全部を体験することはできない。
だれだって、自分の人生しか生きられない。
けれども、本のなかには、いろんな人生がある。いろんな体験がある。
男の子だって女になれるし、女の子だって男になれる。
百歳の老人にもなれるし、宇宙人にも兎にも花にもなれる。
遠い時代を生きていた人の心にさわることも、
まだ見ぬ未来に生きることもできる。
昔の人が何百年もかけて考えに考え、やっと得られた結論だって、
たった一冊の本で手にすることができる。
一人しかいないきみが、無数のきみになる。
きみの心のなかに、無限の宇宙が広がる。
だから、本を読むことはすてき。本を読むことは、やめられない。
想像力の翼に乗って、どこまでも果てしなく行けるから。
でもね、忘れちゃいけない。
その無限の世界を感じることができるのは、
たった一人のきみが、そこにいるからだということを。
きみの心が、皮膚が、耳が、目が、鼻が、舌がそこにあるから、
きみ自身が感じることが、すべての想像力の芯に、しっかりとあるから、
だからこそきみは、本の中に広がる世界を、リアルに感じることができる。
だからこそ、宇宙の果てのさらに向こうへ飛ぶことのできる
美しくてすこやかな心の翼を持てるのだ。
だからね、やっぱり
おひさまの光を浴びていたほうがいいって、わたしは思うんだけど、
それでも本を読むのは、やめられない。
無限に広がる世界が、わたしを誘うから。
「さあ、おいで。冒険旅行に出よう」と。
Mon, 10 Sep 2007 16:02:25
時々私は廿年の後、或は五十年の後、或は更に百年の後、私の存在さへ知らない時代が来ると云ふ事を想像する。その時私の作品集は、堆い埃に埋もれて、神田あたりの古本屋の棚の隅に、空しく読者を待つてゐる事であらう。いや、事によつたらどこかの図書館に、たつた一冊残つた儘、無残な紙魚の餌となつて、文字さへ読めないやうに破れ果てゝゐるかも知れない。しかし――(中略)「著作権保護期間の延長」という字面を見ると、いかにも大切にしてもらえるような錯覚を抱きますが、それは大きな間違いです。著作権保護期間が延長されると、後世の再出版を困難にし、小説を時の彼方へ埋もれさせることになります。つまり「著作権」という名の下に「作品が、後世の人々に広く読まれる権利」を著しく阻害することなのです。
私は猶想像する。落莫たる百代の後に当つて、私の作品集を手にすべき一人の読者のある事を。さうしてその読者の心の前へ、朧げなりとも浮び上る私の蜃気楼のある事を。
(初出:「東京日日新聞」大正8年7月27日)
Mon, 25 Jun 2007 02:53:50
Mon, 21 May 2007 02:15:15
Sun, 06 May 2007 02:25:15
Sun, 06 May 2007 01:06:41
Sun, 16 Jul 2006 15:23:44
阪口製材所/阪口勝行氏ブログ 2006年03月28日 より【寮美千子コメント】
【高野槙の壁板】
東京より御越し頂いたR様。床板の材料を見学に来られた。
当社での提案しやすい杉の厚板(40mmや35mm)をお見せして、檜の30mmや15mmも荒材のままではあるが見て頂いた。
水に強い高野槙という樹種がある。風呂や手洗いにはうってつけの材料である。匂いのある、水に強い槙。杉や檜のようにどんどん出てくる材料ではないため、ある時かぎりの商品であるが、トイレなど小スペースにだけ特化して使ってもらえるなら、量的にはそろえて出せる品物でもある。洗面所で使う予定である。
今回のマンションのリフォームでは当社の材を気に入っておられるので自由な提案をしていくつもりである。床暖房用のフローリングに杉や檜を使っていこうとも検討中である。
出来上がりまでの現場中継も行えればいいなと思っている。