寮美千子/軽い話題の掲示板
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寮美千子
本日ラシエット朗読会/連句師匠二上貴夫氏、参加表明
2005年09月15日(木)14時01分24秒
▼遊星たちの消息:ラシエット ポエトリー・リーディング No.16 へのコメント
ラシエットの朗読会。本日午後7時からです。
「其角有志の会」の代表で、わたしの連句の師匠でもある二上貴夫氏が
参加を表明してくださいました。
其角とは、宝井其角(1661.7.17〜1707.2.30)のこと。
松尾芭蕉の門下に名を連ね、
江戸文芸を代表する俳人・文化人として活躍しました。
二上師匠は来年4月1日に
「其角三百回文学忌」も企画。
わたしも「其角三百回追善之百韻」に参加させていただき、
連句を詠ませていただいています。
「座」の文芸である連句は、
やはり「座」の文芸である詩の朗読会につながるものがあります。
きょうは、二上師匠が其角の句を朗読すると共に、
ミニレクチャーも開催してくださいます。
みなさま、ぜひ!
それにしても、多様多彩だなあ、ラシエットの朗読会って。
寮美千子
少数派という立ち位置と未来
2005年09月15日(木)13時46分23秒
▽反対に励まされ へのコメント
silicaさま
>あんまりがっかりしたので、だれか私を慰めてちょうだい、
>という気分で自分が落ち込んでしまい
ごめーん。
がっかりしたのは、わたしだけじゃなかったようです。
「作品自体の価値はなんら関係ない、とアタマでは分かっていても、
やはり残念です(T_T)」なんていう、あったかいメールもいただきました。
みんな、ごめんね!
>選挙も・・・一番不安な問題をよそに
>改革イメージのかっこよさに魅了されてしまったような結果に呆然
わたしも同じ。それも自民党の「歴史的勝利」です。
首相が靖国参拝したり、イラク派兵や憲法第9条問題があったにもかかわらず、
多くの人が自民党を支持した。
自分がどんな国に住んでいるのか、思い知らされた気分です。
でも、だからこそ、腹を据えて生きていかなければと覚悟を促されました。
戦前の雑誌を国会図書館のマイクロフィルムで
年を追ってざっと閲覧したことがあります。
いまの日本は、あの頃によく似ています。
軍事政権は、マスコミの宣伝と民衆の支持によって拡大したのです。
少数派の声を抹殺するようになったら、社会は雪崩のように悪い方向へ向かいます。
少数派であることに打ちのめされないで、
きちんと、伝わる言葉で語っていきたいと思いました。
しゃんとしなくちゃね!
先日、ラシエットの朗読会で詩を読んでくださった娘さんの姿、思い起こすと、
ああ、こんな子どもたちの未来のためにも、しっかりしなくちゃ、と思います。
寮美千子
陶片は貴重な文化財
2005年09月15日(木)13時41分03秒
▽陶片 へのコメント
こしぬまさま
>三島市街地を流れる川はどこも陶片がごろごろしています。
>明治以前のものは無いと思います。
明治のものがあれば、大概は江戸後期のものもあるはずです。
数が少ないので目にとまらないのかもしれません。
呉須の染め付けの破片など、きっとあると思います。
>これが無くならないと、子ども達が安心して川遊びできません。
そうですか。
ということは、三島では陶片は「やっかいなゴミ」?
ああ、もったいない。
いまのところまだ一般には認知されていませんが、陶片は実は貴重な文化財。
どうか、捨てたりしないで、集めてください。
陶器の歴史を知る格好の教材にもなります。
すぐそこにあった時代の息吹を、陶片から実感することができます。
こんど川の清掃をするときは、
陶片だけ別に集めて、小学校や中学校で保管してもらったらどうでしょう?
陶片についての楽しさや概要はKUBOさんの
「陶片窟」で知ることができます。
余計なお節介でごめんなさい。
でも、あのきれいで貴重な破片が、失われて行くのかと思うともったいなくて、つい。
お許しを。
(熱の入り方が、陶片師匠のKUBOさんに似てきたわたし?!)
わたしは、陶片のすばらしさやその文化財的側面を知ってもらうために、
KUBOさんと共同で陶片の絵本をつくろうと目論んでいます。
まだ企画段階ですが、いつの日か、お目にかけられることを願っています。
寮美千子
ビーチコーミング仲間
2005年09月15日(木)13時03分56秒
▽「イオマンテ」残念でしたけど へのコメント
▼KUBOさま Shigeさま
ようこそ カフェ・ルミエールへ。
ここは、コーヒーでも飲むような気分で、気軽におしゃべりをする場。
楽しんでいってください。
▼みなさま
お二人のことを簡単にご紹介させていただきます。
KUBOさんは、広島の方で、わたしの陶片収集の師匠。
地元の宮島だけでなく、広く全国各地で陶片を拾っていらっしゃいます。
陶片の魅力がいっぱいに詰まったサイト
「陶片窟」はKUBOさんの手作りサイト。
最近、ブログ化も進み、ますます楽しくなりました。
陶片の知識だけでなく、陶片とどう向き合うか、
陶片の魅力など、わたしはずいぶんKUBOさんから教わっています。感謝。
Shigeさんもまた、筋金入りのビーチコーマー。
「漂着浮子」を研究するウキウキ研究会を主催、
その研究誌
「プカプカ通信」
を編集発行なさっています。
Shigeさん個人の
ビーチコーミング・サイトも自然系満載です。
お二人とも
「漂着物学会」のメンバー。
「漂着物学会」のMLでお近づきにならせていただきました。
漂着物は「どこでもドア」みたいなもの。
そこから、世界へ、そして時間を超えた過去へと、探求の旅が始まります。
おかげで、ぐっと世界が広がりました。みなさまも、ぜひ!
▼Shigeさま
わたしは都会生まれの、新興住宅地育ち。
自分で拾った栗を食べたことがないのです。
ブログの栗の写真、ほんとうにおいしそうですね。うらやましい。
わたしも、いつかきっと!
▼KUBOさま
『イオマンテ―めぐるいのちの贈り物―』のご感想と応援、ありがとう。
ジャストミートで受け取ってくださって感激です。ありがたさが、身にしみます。
▼付録
というわけで、最近、面白くてきれいなサイトがいっぱいあるので、
あちこち回るのが精一杯。大変です。
わたしも、早くデジカメ買って、宝物見せびらかしブログ、やりたいなあ。
などと考える今日この頃です。
寮美千子
9月15日 ラシエット朗読会
2005年09月13日(火)23時56分44秒
▼遊星たちの消息:ラシエット ポエトリー・リーディング No.16 へのコメント
毎月第3木曜日恒例の、ラシエットの朗読会です。
オープンマイク形式で、だれでも詩を読むことができます。
参加者多数の場合は先着順。
自作の詩でも、そうでないものでも可。
読まずに聞いているだけでも構いません。
前回は、NHKの「詩のボクシング」昨年度チャンピオン
うにまるさんがご参加、大好評でした。
今回も来てくださるか?!
そして、こんどはどんな人が?
みなさま、お誘いあわせのうえ、ぜひご参加ください。
こしぬま
陶片
2005年09月13日(火)09時59分47秒
http://web.thn.jp/kbi/
大岡昇平「花影」でも書かれていますが、三島市街地を流れる川はどこも陶片がごろごろしています。明治以前のものは無いと思います。源兵衛川で15年近く清掃していますが、まだまだ出土します。これが無くならないと、子ども達が安心して川遊びできません。上流部は殆ど無くなり、昨日も小学校低学年の一団が水遊びに来ていました。彼らが去ると、お魚たちが戻ってきます。
昨日は高杉晋吾という老練なルポライターが私たちの活動(NPO法人グラウンドワーク三島)を取材に来ました。秦野市の地下水保全の取材の流れだそうで、いろいろな川辺を歩いて案内したのですが、面白いと喜んでいました。
夜は互いのビンボー自慢をしました。
silica
反対に励まされ
2005年09月13日(火)09時53分12秒
▽がっかり! 落選 へのコメント
>がっかり、と書いてみても、だあれも慰めてもくれないので、
がっかり。ほんとにがっかりでした。児童文学界の目というものにもう少し期待していましたから。
あんまりがっかりしたので、だれか私を慰めてちょうだい、という気分で自分が落ち込んでしまい、なかなか寮さんへお声をかけられませんでした。
選挙も・・・一番不安な問題をよそに改革イメージのかっこよさに魅了されてしまったような結果に呆然としています。
これでは、子供を産むのが不安だという人が増えてきても当然という気持ちになります。守りきれない不安感でいっぱいになります。
ためいきをついておりましたところへ、寮さんのカフェ・ルナティークの「私はなぜ戦争に反対するのか」を目にして、涙が出てきてしまいました。読んでいるうちに内側からふつふつと元気、エネルギーが湧いてくるようで、「ああ、寮さん。ありがとう!」という気持ちでいっぱいになりました。
いつも、こうして寮さんを励ます前に私のほうが励まされているのです。
Shige
こんばんは、ウキウキの林です。
2005年09月12日(月)23時02分51秒
http://beachcomb.exblog.jp/
ブログへの書き込み、どうも〜!!
そこから飛んできました。
過去ログを読んだら、栗拾いしたこと無い・・・とあったので、驚きました。
ずっと都会の生活だったのでしょうか?
ちなみに私は田舎モノですから、今年もたくさん拾いました。
下記雑ブログに載っています。
↓
http://tideline.exblog.jp/
KUBO
「イオマンテ」残念でしたけど
2005年09月11日(日)22時22分27秒
http://www.megaegg.ne.jp/~touhen-kutsu
▽がっかり! 落選 へのコメント
海岸や川で見つかる古い時代の陶片についてのサイト「陶片窟」の作者KUBOと
申します。
「イオマンテ」は今回残念でしたけど、でも賞の有無とは関係なく、時を越えて読
み継がれる力を持った作品だと私は思っています。私が凄いと思うのは、子熊の可愛
さを書くことで、子供の現実の感覚と繋いでいることです。犬や猫を飼ったことのあ
る子供なら特に、現実感のある、かなり強い悲しみを感じるのではないでしょうか。
この作品、子供の心が抵抗すると思う。もしも美しいだけの言葉で、「人間は生きる
ために他の生物の命をもらって食べている」と説明したなら、子供はすんなり受け入
れたとしても、その代わり心に留まらずに通り抜けていくかもしれません。だけど、
その話が自分の知っている、自分で抱きしめたことのある、可愛い生き物の体の温も
りと繋がったなら、この話はどこか遠い世界の話ではなくなります。
このテーマ、子供の現実感と繋がるかどうかが大事だと私は思います。これくらい
重いテーマの場合、口当たりが良すぎてはいけないと思うのです。そして同じくらい
大事なのは、激しい抵抗感、あるいは読むたびに泣いてしまうような悲しさがあって
も、同時におもしろくて、つい読んでしまう部分があることなのです。あつあつの熊
肉のオハウだとか、お母さんが子熊にお乳をあげる部分とか、不思議なイナウとか、
花矢とか、文と絵による簡潔な説明だけど、物語の筋とは別におもしろい。読者はア
イヌの村の食べ物を食べ、その価値観を身につけて育つという、いわば、アイヌの村
に生まれ育つという疑似体験もすることになります。読者がそこの食べ物を食べて育
つからこそ、イオマンテを通して神話の世界とも繋がっていけるのだと思います。
「これは、あの子熊の肉。さっきまで、子熊だった肉。ぼくは、子熊を食べてい
る。」そう思って食べている少年に対して、現実の日本の社会では、肉はスーパーの
トレイに入って、なんの悲しみも抵抗感もなく食べられています。「イオマンテ」の
世界が残酷なのではなく、今の社会の方が現実感と想像力を失っているのではないで
しょうか。私は子供の頃に一度はこんな作品を読む機会を作ってあげたい気がします。
寮美千子
星空と花の香りの宅急便
2005年09月11日(日)17時12分08秒
▽夏の終わりの天の川 へのコメント
鹿児島は菱刈の左近充さんから、美しい星空が届きました。
「インディアンの大地の星雲(=北アメリカ星雲)」の写真のプリントです。
菱刈の澄んだ星空だからこその美しさ。ありがとう!
人々が誰も飢えなくて、子どもが元気で、それでいて
日本中の空がこんなきれいな空になる日が来るといいなあ。
選挙の結果が、そのような日本を招きますように!
知人からは「疲れを癒してください」と
ラベンダーの香りの石鹸やバスソルトが届きました。感謝。
夏の間は、シャワーですませてしまったけれど、
たまにはゆっくり香りのお風呂もいいですね。
残暑を繰り返しながら、ゆっくりと深まる秋。
ゆったり楽しむために、まずは部屋の掃除に腰を上げたわたしです。
しかし、なんか、先が長そう!
家中、壊れたオモチャをいっぱいに詰めこんだガラクタ箱状態だからなあ。
寮美千子
得られなかったものではなく、得たものを数えあげること
2005年09月11日(日)17時00分07秒
▽慰めることの難しさ へのコメント
こしぬまさま
お気にかけてくださって、ありがとうございます。
励まされます。
よく考えたら「何を得られなかったか」ではなくて
「何を得られたか」を基準に考えなくてはいけませんよね。
最終選考に残ったということは、それだけ評価してくださった方がいたということ。
ありがたいことです。めげている場合じゃありません。
けれど、その前に、こう考えなくてはいけない、とも気づきました。
他者の言葉に謙虚に耳を傾けることと、
他者の評価に一喜一憂するのは、まるで違うことだと。
謙虚に耳を傾けながらも、一喜一憂して振り回されない。
自分の芯をしっかりと持つことの大切さ。
大人になれば、誰もがクリアしていそうな当たり前のそのことに、
今さらながらに気づく秋の夕暮れです。成長が遅い。
K美術館の
館長日録を読ませていただくと、
いつもいつも充実した日々をお送りのご様子。
根が怠け者のわたしとは大違いで、頭が下がります。
9月8日、高橋和巳『わが解体』、筒井康隆『文学部唯野教授』の話の流れの中に、
寮美千子の名前が出てきて、思わずにやっとしました。
おかげさまで、今年度は大学に通わず、よい精神状態でこの秋を迎えています。
しかし、わたしだけ逃げだせばいいというものでもないし、漏れ聞く現在の状態も悲惨。
日本の学問の行方はどうなるのでしょう。
栗の畑をお持ちなのですね。
子どもの頃「栗拾い」は夢でした。
結局、いまに至るまで、自分で拾った栗を食べたことがありません。
最近は、鎌倉の海岸で怪しい貝を拾ってきては、食べています。
時々毒のあるものを食べそうになって、しかられたりしています。
自分の手でこの大地や海からとってきたものを食べるのは、
何ともいえない喜びですね。
生きているということは、結局こういうことなんだという、
一番シンプルな形が見えてきます。
源兵衛川の清掃を月例でなさっていらっしゃるとのこと。
古い陶片はありませんか? 古い村落を流れる川で、結構見つかるのです。
肥前陶器の、江戸末期の染付けや明治期の印判が多いようです。
わたしは、鎌倉の海でそんな陶片を拾っています。
時には、南宋時代の美しい青磁片も見つかるんですよ。
いつか三島に、と思いながら、なかなか機会がありません。
きっといつか! では!
こしぬま
慰めることの難しさ
2005年09月11日(日)09時45分14秒
http://web.thn.jp/kbi/
落選、ガッカリですね。当方、慰めの言葉をどう書いたらいいのかわからず、そのままにしていました。慰めるといえば、数日前、自宅向かいの有名老舗鰻屋の主人が外車の不正取引で逮捕されました。えー、あの行列のできる店が!で、三島市では話題沸騰です。病み上がりの母親は、今朝も店の前を掃いていますが、どう言葉をかけたらいいのか、お手上げです。
落選といえば、今夜はその話題ばかりですね。私なんざあ人生落選ばかりしてきたので、いつかは、と遠い目で暮らしています。失礼しました。
寮美千子
唐子・奇跡の再会/一票を投じる角に福来たる!
2005年09月11日(日)02時15分02秒
▽がっかり! 落選 へのコメント
がっかり、と書いてみても、だあれも慰めてもくれないので、
自分で自分を慰めるために、一昨日、海に行ってきました。
海が大好き。子どもの頃からずっとそうでした。
先日、母に会ったら
「あなた、子どもの頃、肺炎の後、ずっと元気がなかったのに、
海へいったらそれをきかっけに、めきめき元気になったわねえ」
と話していました。
このごろは、仕事をしたご褒美といっては海に行き、
がっかりしたからといっては、海に行きます。
今回も鎌倉で、どっさり贈り物をもらってきました。
海からの贈り物です。
台風の後なので、渚には貝殻や小石が吹き寄せ、溜まっていました。
それが小さな弓の形に連なり、由比ヶ浜に延々と続いていました。
まるで、海が編んだレース細工のよう。
よく見れば、半透明の桜貝、尖まできれいにとがった角貝もたくさん。
青い模様のついた伊万里の欠片も無尽蔵といっていいほど。
時折、美しい青磁の破片や、古い硝子瓶、スカシカシパンやタコノマクラも。
すてきなものを拾いました。
唐子の絵のついた欠片。
もうひとつ、別の場所でよく似た顔のものを拾いました。
「ずいぶん似ているなあ」と思って、
後で合わせてみると、なんとこれがぴったり。
離ればなれになっていた二人の唐子が、わたしの手のなかで再会したのでした。
割れ口をみれば、角がすり減っていて、
きのうきょう割れたというわけではなさそう。
一体、どれくらいの月日を経ての巡り会いだったのでしょう。
これって、恋のお守りになりそう。
でも、一人の唐子の欠片の端っこに、
未知のもうひとりの顔がちょっとだけ見えているのが気になるなあ。
これって、三角関係?
まだ巡り会っていないもうひとりは、いまごろどうしてるんだろう。
海でひとりぼっち? う、かわいそうだ。
今日は日曜日。海に行くのにはちょうどいいかもしれません。
そろそろ人も減ってきて、ゆっくり散策できます。
鎌倉で、唐子の欠片を見つけたら、教えてくださいね。
迷子のひとりかもしれない。
でも、その前に選挙に! 一票を投じる角に福来たる!
よろしくね!
寮美千子
がっかり! 落選
2005年09月08日(木)17時13分29秒
▽ただいま審査会議中! へのコメント
小学館児童出版文化賞。
『イオマンテ―めぐるいのちの贈り物―』は、残念ながら賞を逃しました。
ライバルと目していた
絵本『まぼろしのデレン―間宮林蔵の北方探検』も落選。
入選したのは、スポーツを題材にした物語。
6冊のシリーズ本で、以前からかなり評判になっていたもので、
この1月に完結編がでました。
正式発表があるまで、それが何かはここではいえませんが。
うーん、それにしても残念。
ちょっとがっかりしちゃったなあ。
まあ、賞などに頼らず、自力更正でみんなに本をよさを知ってもらいたいと思います。
寮美千子
ただいま審査会議中!
2005年09月08日(木)15時35分23秒
▽新しい星の形 へのコメント
古沢広さま なんくるさま 高橋喜治さま
みなさま
ご声援ありがとう!
拙著
『イオマンテ―めぐるいのちの贈り物―』が最終候補作の中に残っている
小学館児童出版文化賞、
本日午後3時から、選考会が開始されました。
「サクラサク」なら電話連絡あり、「サクラチル」なら連絡なし。
午後5時頃までには判明するとのこと。
候補作のなかには
絵本『まぼろしのデレン―間宮林蔵の北方探検』があるとのこと。
版元である福音館の編集者は、実はわたしを担当してくださっている方。
提案中の「陶片絵本」を見てくださっています。
それにしても「アイヌ」に「間宮林蔵」。北方対決です。
先住民アイヌの文化と、
測量により北方の大地を幕府の支配下に置くことに貢献した間宮林蔵。
今回は、どちらに軍配があがるのか?
それとも、ほかの作品に?
ちまみに、昨年度の受賞作は神沢利子作の
絵本『鹿よおれの兄弟よ』。
「シベリアの森で生まれたおれは猟師だ。おれの着る服は鹿皮、おれの履く靴も鹿皮―」
これもなぜか北方が舞台です。
いま、会議室で熱い議論が戦わされているところでしょう。
審査員の先生方は、河合雅雄氏、杉浦範茂氏、三木卓氏、村上豊氏、山中恒氏。
なぜか女性が一人もいません。
ドキドキの1時間半。
朗報をお伝えできることを願っています。
寮美千子
西はりま天文台でSETI(地球外知的生命探索)開始!
2005年09月08日(木)14時11分14秒
昨年11月、
西はりま天文台に開設された国内最大の
望遠鏡「なゆた」で、地球外知的生命の探索がはじまりました。
【探査方法】
宇宙人が地球に向けて放射しているかもしれないレーザー光線をキャッチしようとしています。
【探査対象】
ターゲットは、惑星が発見されている恒星。特に、ハビタル・ゾーン(生命生存可能領域)に惑星が数十億年間安定していられる区域を想定しています。たとえば、かんむり座ρ、おおぐま座47、Jones et al. (2001) など。
【探査チーム】
西はりま天文台の鳴沢真也氏を中心に「なゆたSETIグループ」を結成。あの、森本雅樹おじさまも参加しています。
【一般の方も参加できます】
「なゆた」は世界最大の公開望遠鏡。一般の方も、申し込めば利用できます。この時、探査チームの協力を得て、宇宙人探しをすることも可能。人類で、はじめて宇宙人の存在に触れるのは、あなたかも!
人生を なんど くりかえせたとしても
けっして手のとどかない 遠方の消息を
人は知りたがり 知ることがよろこび
『遠くをみたい―星の贈りもの―』より
たとえば、絶海の孤島に小さな集落があって、そこに住む人々は、そこにしか人間がいないと考えるかもしれません。けれど、大きな視点で見れば、ほかの場所にも人間がいると考えるほうが自然。ただ交通ができないため、孤立しているだけ。
地球に生命が生まれ、人類になっていったのなら、この宇宙にはそのような生物を生みだす力がある、という証明に他なりません。この地球だけが唯一無二の特殊な存在、と考える方が不自然。おそらく、この宇宙のどこかに、きっと数式を操り、言葉を語り、音楽を楽しみ、絵を描く生き物がいることでしょう。
それが「知的生物」なのか、人間のような愚かな生き物なのか、それはわからないけれど。けれども、もしその文明が、この途方もなく広く希薄な宇宙で、他の生き物を探し出すほど長く文明を保ち得たならば、その文明は愚かな文明ではないはず。
人類の地球外知的生命探索は、はじまったばかり。宇宙人と巡り会うまで、何千年、何万年の時が必要かもしれません。その時まで、人類が平和でありますように。地球が生命に満ちた美しい惑星でありますように。
http://www.nhao.go.jp/%7Enarusawa/seti.html
高橋喜治
新しい星の形
2005年09月07日(水)22時47分47秒
▽絵本『イオマンテ』原画展 へのコメント
寮さん、調子はいかがですか?
ご案内頂いた『絵本「イオマンテ」原画展』観てきました。
一昨年前に草稿を読ませて頂きましたが、改めてサイン入りの完成品を手にして読むと、とても感慨深いものがあります。細かい所まで気の配られた、非妥協的なコラボレーションの賜物ですね。
ウエペケレ※の何気なく始まりそのうちピンと張りつめた一本の糸のような緊張とある時点から溢れ出る涙 ....うまく言えませんが、この独特な透明感(透明な悲しみ).... こうした体験に匹敵する文学を僕はこれまで宮澤賢治にしか見いだせなかったのですが、寮さんの文学というかポエジーの中にそれはやはりあるのではないか と感じています。伝承と創造の(喩えて言えば)幸福な結婚。
小林敏也さんの絵はパロル舎の賢治に付けられた絵で親しんでいましたが、今回、まるで「夏の夜空の大三角形」を見るように、ウエペケレの夜空に 賢治 小林さんの絵 そして寮さんが 互いに響き合って輝いているように思えて何だか嬉しくなりました。
小学館児童出版文化賞受賞祈っています、朗報お待ちしています。
※ウエペケレ(ウウェペケレとも言う)はアイヌの口承文芸の一種で、「伝説」とか「民話」とか「昔話」などと訳される。萱野茂先生によればウ(互いに)エ(それによって)ペケレ(澄む=清らかになる)田村すず子先生によれば「互いに・...と一緒に・明るくなる」
なんくる
父は空母は大地
2005年09月07日(水)08時46分23秒
お久しぶりです!
先日、父は空母は大地のCD-ROMをある方から貸していただきました。
そして、見て感激。
いろんな旅のエピソードもありとてもよかったです。
その方にがイオマンテやおおかみのこがはしってきて を紹介させていただきました。
結構先週末は寮さんの本3冊をいろんな人に見せた週末でした。
ますますがんばっておられるご様子。
かげながら応援しています。
古沢 広
東京・青山の原画展のご案内など、有難うございます
2005年09月02日(金)21時51分16秒
▽大先輩からの応援 心強い限りです! へのコメント
時間貧乏の真っ只中のため、伺えなくて大変に残念です。文学賞候補作品への推薦や、児童文学の賞が目前に迫っている事など、良き展開の情報に接し、私も嬉しいです。原画展初日パーティの三次会までの盛り上がりが、見える様です。 私的には、cafe Lumiereを時たま覗かせて戴くといった中で、諸々のエールを発信したいと思います。幸運を祈っております。
寮美千子
絵本『イオマンテ』原画展
2005年09月02日(金)08時55分55秒
▼遊星たちの消息:小林敏也/アイヌ創作絵本『イオマンテ』原画展 へのコメント
絵本『イオマンテ』原画展、ただいま青山のピンポイント・ギャラリーで開催中。
きのうは初日。
オープニングにみなさん駈けつけてくださいました。
遠くは栃木からきてくださった方もいて感激。
『おおかみのこがはしってきて』と『イオマンテ』の一部を、朗読させてもらいました。
前者は、お父さんの台詞を、会場にいらした方が手伝ってくださって即席のコラボレ。
後者は長いので、なるべくはっしょったのですが、
それでも長くなってしまってちょっと恐縮でした。
画廊では、大きな鮭の形のパンを用意してくださって、
おいしいワインとスナックで、すてきな会に。
その後、2次会へ。
大きく盛りあがって、3次会に突入。
小学館児童出版文化賞の発表のある9月8日には、祝賀会(ないし残念会)だ!
などと気勢をあげての解散でした。
朗報をお伝えできるといいのですが。
原画展は今月10日まで。ぜひいらしてください。では!
寮美千子
『マザー・テレサへの旅』に、ぜひ読者レビューを!
2005年08月29日(月)19時38分38秒
▽オリビア・ハッセー主演映画「マザー・テレサ」公開中! へのコメント
『マザー・テレサへの旅 ボランティアってだれのため?』は、わたしの唯一のノンフィクションの著作。そして、なんといちばん部数の伸びた本なのですが「子ども向け」という体裁のせいか、ネット書店Amazonに、読者レビューが一本も掲載されていません。お読みになられた方、よかったらレビューをぜひ! もちろん、ヨイショでなくて構いません。正直なご感想をお聞かせください。よろしく。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4052009568/harmonia-22
寮美千子
オリビア・ハッセー主演映画「マザー・テレサ」公開中!
2005年08月29日(月)19時31分55秒
カルカッタのスラムで貧しい人々に生涯を捧げた
聖女マザー・テレサの伝記映画「マザー・テレサ」が公開されています。お化粧を落としたオリビア・ハッセーの清楚な素顔は、確かにマザー・テレサを彷彿とさせます。ただ、わたしの出逢ったマザー・テレサは、すっかりご高齢で、無骨な、けれどおおらかな田舎のおばあさん、という雰囲気でした。
1995年、わたしはカルカッタのマザー・テレサ・ハウスで丸2週間のボランティアをしました。「シシュ・バワン」という孤児と障碍児のための家で、子どもたちの面倒をみたのです。その時、マザー・テレサにも面会を許され、マザー・テレサ本人から日本の子どもたちへのメッセージも預かってきました。
わたしはボランティアをしたのは「いいことをしたかったから」ではなく、貧しい人々の現場に触れたいという思いからでした。ストリート・チルドレンのいない日本という国に育ち、悲惨な現実を見ないまま大人になったわたし。世界のもうひとつの素顔を見ないで、このままのうのうと生きていっていいのだろうか。常々感じていたその思いが、わたしをマザー・ハウスに連れていきました。
もうひとつ「マザー・テレサという謎」について知りたいと思ったのも動機でした。世の中では、彼女のことを「すばらしい!」と手放しで賞賛する人が殆どです。しかし、わたしにとって、彼女の存在はいろいろな意味で「謎」でした。その破格の行動力と強靱な信念。その原動力はどこにあるのか。ゆるがない信念は、ほんとうに人々をしあわせにしているのか?
マザー・テレサの許で働き、その姿や言葉に触れ、小さな彼女に似合わないほど大きなその掌でぐりぐりと頭を撫でてもらい、わたしは多くのことを感じ、学び、考えました。「すばらしい」と誉めたたえるだけではすまない、様々な複雑な思いを抱いて帰ってきました。その体験のすべてを、正直に書いたのが、1997年に上梓した
『マザー・テレサへの旅 ボランティアってだれのため?』です。
マザー・テレサはもちろん、すばらしいことをしてきました。しかし、それだけでは済まされない部分もあります。その疑問までも正直に呈した本は、日本ではこの本だけかもしれません。
マザー・テレサ賞賛一本槍の本ではないので、他の「マザー・テレサ本」とは一風違っていますが、よかったら読んでみてください。子ども向けの体裁ですが、大人の方にもぜひ読んでいただきたい本です。マザーから預かった、日本の子どもたちへのメッセージも、現物をそのまま掲載してあります。よろしく!
寮美千子
鯨の化石@鎌倉
2005年08月29日(月)00時56分23秒
最近、ちょっとウツ。逃避行為として、木彫りや浜歩きに熱中、ついに体を壊して病院に行った寮美千子です。それでも、台風が過ぎるとじっとしていられなくて、昨日、ろくに眠らないまま、始発で鎌倉に向かいました。
お目当ては、由比ヶ浜や材木座で拾えるという青磁の破片。鎌倉時代は、中国では宋の時代。北宋や南宋でつくられたすぐれた青磁が、時の権力の中心地である鎌倉に輸入されました。当時は、壊れた陶器の破片は川に捨てるのが習慣。川から流れでた陶片が砂に埋まり、二十一世紀のいまでも渚に打ち上げられるのです。
由比ヶ浜入り口である江ノ電の長谷駅についたのは、6時5分。海は既にサーファーでいっぱい。砂浜には大きなブルドーザーが3台ほど出ていて、打ち上げられた海藻やゴミをかき集め、大きな穴を掘って埋めているところでした。
そんなわけで、陶片も数少なく、お目当ての青磁片は5ミリ角の小さな物がひとつだけ。ところが! 思いもよらぬお宝に巡りあいました。鯨の椎骨です。差し渡し15センチほど、真ん中の円形の部分の直径は8センチと小さなものですが、長い間砂の中にあったらしく、すっかり茶色になりずっしりと重く、半分石化しているように見受けられました。まさか、自分でこんなものを、しかも鎌倉で拾えるとは夢にも思わなかったので、びっくり。
見つけたのは、こんな形のものです。
http://homepage2.nifty.com/kitadai/kitadai/q_and_a/ibutu/bone/kujira.htm
一体、いつの時代にこの海岸に打ち上げられた鯨なのでしょう。その頃、この湾はどんな様子だったのでしょう。鯨は、青空を見あげ、何を思ったのでしょう、その最期の瞬間に。遠い遠い時を経て、いま、わたしの手の中にある鯨の骨。なんだか、じんときます。
他にも、16センチもある大きなボウシュウボラの貝殻、素焼きの大黒さまの欠けたもの、八角形の青緑色の硝子瓶、岩からはがれてしまったイワガキなど見つけました。イワガキは、百円ショップで保冷袋を購入して氷と一緒に詰めて持ち帰り、茹でて食べました。熱々の貝をこじ開けると「オイスター・ミルク」と呼ばれる白い汁が溢れ、身はたっぷりと味が濃くて、おいしかった! 絶品!
七里ヶ浜では、礫を含んだ緑がかった石のなかにある二枚貝の化石らしきものを見つけました。筋が入った白い貝で、ホタテのような感じです。
化石に恵まれた鎌倉の浜歩き。どんな出会いがあるかわからない。それが魅力です。ちょっと人生に似ているけど、人生よりももっともっといろんな出会いがある。それも時を超えた出会いが。うーん、中毒になりそう。海に行きたくてたまらないわたしです。ああ、また逃避だ! 反省しろよ>わたし。
寮美千子
メガスターの大平貴之氏のドラマ「星に願いを」
2005年08月29日(月)00時29分06秒
個人で500万個もの星空を投影できる画期的プラネタリウム「メガスター」を制作した大平貴之さんをモデルにしたドラマ「星に願いを」が、26日、フジテレビで放送されました。うっかりしていて、お知らせもできず、すいません。
主演はKinkiKidsの堂本剛さん。いい男です。しかし、本物の大平貴之さんは、それを上回る長身&イケメン(寮美千子による主観)。俳優よりかっこいい本人なんて、そうあるものではありません。
恋物語を絡ませたつくりでしたが、メガスターをいかにして7畳間で制作したか、その辺りの破天荒ともいえる試行錯誤をもっとリアルに描いてほしかったなあと感じました。そうすれば映画
「遠い空の向こうに」(原作
『ロケット・ボーイズ』)のような感動を呼んだはず。
恋物語はフィクションとのこと。お茶の間向けということになると、どうしてもその辺を絡ませたくなる気持ち、わかるけれど、ほんとうは、そうではない部分でも人の心はつかめるはず。視聴者に甘い恋物語を、というのは、子どもに飴玉を与えるようなもの。つまり、視聴者を馬鹿にしているのでは、と感じてしまいます。
飴玉がなければ視聴者の心はつかめない、と会社の上部は思っているのかもしれない。大平貴之さんの破天荒な努力などドラマにしても受けるはずがない、という判断かもしれません。シナリオライターがそうしたくても、上からの要請でそうできないのかも。いや、シナリオライターもメガスターのほんとうの凄さをわかっていなかったのか?
大平貴之さんのメガスター誕生物語は、彼の著作
『プラネタリウムを作りました。―7畳間で生まれた410万の星』で読むことができます。淡々と事実だけが書いてあるけれど、本物の迫力はすごい。すてきな本です。
ちなみに、2003年6月
渋谷の東急文化会館閉館キャンペーンの時、五島プラネタリウムで上映されたメガスターのプログラムでは、寮美千子の
『父は空 母は大地』のテキストが使用され、同年11月の川崎市青少年科学館のメガスター上映では、
『遠くをみたい―星の贈りもの―』が番組になりました。大平さんは大メジャーになったけれど、寮美千子はあいかわらずマイナーだなあ。ま、愚痴らずに一歩一歩行こう!
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、大平貴之さんと協力して、デジタル時代に向けた次世代プラネタリウム実現に向け、メガスターのデジタル化、コンテンツソリューションの研究開発プロジェクトを発足したとのこと。「メガスター」の特徴を継承しつつ、最先端の天文宇宙科学の啓蒙からリラクゼーションまで、幅広い活用ができる次世代プラネタリウムを開発をめざすそうです。さらなる飛躍、楽しみです。
http://www.megastar-net.com/news/news050727.html
寮美千子
天の川のなかのインディアンの大地
2005年08月29日(月)00時25分27秒
▽夏の終わりの天の川 へのコメント
左近充 円さま
お久しぶり。いつもきれいな写真をありがとう。
夏の終わりの天の川の写真、すてきですね。
赤く燃えて、ずいぶんにぎやか。
「北アメリカ星雲」じゃなくて
「インディアンの大地の星雲」ていう名前はどうかしら。
一段と夢が広がるような気がする寮美千子です。
こんど「マンモス」という雑誌に世界の北斗七星伝説、書きました。
アメリカ・インディアンの物語も入っています。9月30日発売です。
よろしくね!
寮美千子
大先輩からの応援 心強い限りです!
2005年08月29日(月)00時21分53秒
▽時間貧乏の中で へのコメント
古沢広さま
いつもいつも忘れずにいてくださって、ほんとうにありがとうございます。古沢さんのような人生の大先輩から作品への共感をいただき、心強い限りです。感謝の念にたえません。
朗報があります。
『楽園の鳥―カルカッタ幻想曲―』が、さる文学賞の候補作に推薦されました。推薦されただけで、まだ候補作になったわけではないのですが、飛びあがるほどうれしかったです。作品発表以来、文壇方面からは完全無視、といった状態だったので、心に響いた方がいたのだと知ることは、大きな喜びでした。候補作にならなければ、審査員の先生方に読んでいただくことも叶わず、まだまだ道は遠いのですが、励みになりました。
今年2月に上梓した絵本
『イオマンテ―めぐるいのちの贈り物―』も、小学館児童出版文化賞の候補作品にあがっています。9月1日から
東京・青山で原画展が開催されます。初日の午後5時からはパーティもあり、わたしも出席します。ぜひいらしてください。
絵本
『遠くをみたい―星の贈りもの―』も、わたしにとってとても大切な作品です。機会があったら、ぜひご覧になってください。
古沢さんにお目にかけられるような小説、また書かなければ! がんばります。
寮美千子
家具づくり@奈良
2005年08月29日(月)00時12分43秒
▽はじめまして へのコメント
まれびとさま
見ず知らずの者が、突然そちらの掲示板に乱入してびっくりなさったことと思います。以前から、町田のアキンさんやサワさんのご紹介で、
まれびとさんのサイトを拝見させていただいていました。まれびとさんの、感情を抑制した格調高い文章。自分が物書きでいることが恥ずかしくなってしまうような、インテリジェンス溢れるすてきなサイトです。奈良にお住まいとのこと。相棒の家のそばなので、いつかお目にかかりたいと思っています。
まれびとさんが木工で家具製作に凝っていた頃、実はわたしも奈良で家具をつくっていました。それで、思わず掲示板に書き込みをさせていただきました。「写真を見たい」とおっしゃっていただいたので、
まれびとさんの掲示板に写真を掲載させていただきました。調子にのって、こっちにも掲載します。
いまは、北海道は二風谷の博物館で習い覚えたアイヌ風の木彫に凝っています。いつか、その情報交換も! それでは。
左近充 円
夏の終わりの天の川
2005年08月28日(日)09時24分56秒
http://www3.synapse.ne.jp/kouko/
寮さん、お元気ですか?
虫たちの声、にぎやかなクツワムシ、キリギリスから、蟋蟀へと主旋律
が移り、天の川を見上げる頬を撫でる風がひんやりとしてきました。
さそりは早々と射手の弓矢から逃げるために、西の山に隠れるようになり
東の空にはカシオペアが上っています。つい先日梅雨明けしたかと思えば
もう、夏の出口がすぐそこに見えて来ました。季節の移り変わりの速さに
だんだん体が付いていかなくなってるような(爆)気がします。
昨夜、見上げた天の川、特にはくちょう座のあたりが見事でしたので、
写真を一枚撮りました。デネブのすぐそばにある、北アメリカ星雲です。
http://www.geocities.jp/marotan_sakon/kita.html
古沢 広
時間貧乏の中で
2005年08月24日(水)21時02分38秒
▽『楽園の鳥―カルカッタ幻想曲―』とは何だったのか? へのコメント
6月半ばに書かれた、小説「楽園の鳥ーカルカッタ幻想曲」についての内容の濃いメッセージを、何回か読み返し、作家寮美千子さんの真摯な人間味を改めて感じております。一つの作品を通じて、この様なメールの交換の出来る現実が存在していることに、私自身、ハッピーを感じます。 もう少し余裕ができたら、寮さんのルーツである童話作品に手を伸ばし、別の世界の読書を楽しませて戴くつもりです。 その意味では、良い時代に生きているなと思います。
まれびと
はじめまして
2005年08月23日(火)01時42分47秒
http://www.geocities.jp/marebit/
寮美千子さま
先日は私の粗末なサイトへ書き込み頂きありがとうございました。
Cafe Lumiereについての文章、拝読しました。
遠くの眼差しを近くへ生かす、こと。
足元の何気ない石ころや草木やときに虫の死骸にそれらの種子はもともと蒔かれているのに、私たちが気づかないだけなのかも知れない。
私たちにできることは、近くの中に遠くが内包されていると気づくこと、気づけるだけの感覚を一人一人が取り戻す努力をすること。
論理や主義といったものではなく、あえかな光の明滅のような交信でゆるやかに結び合うそんなかたち。
そんなあれこれを思ったりしました。
「自己紹介」って、何を書けばいいのかな(^^)
紹介に値するものはなにもない、うだつのあがらぬロックおやじです。
奈良在住。4歳の娘が恋人です。
管理者:Ryo Michico <mail@ryomichico.net>
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