寮美千子/軽い掲示板
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勇崎
祝・ウメ子さん招聘計画
2002年09月27日(金)02時38分22秒
▽ウメ子さん招聘計画進行中! 11月16日(土)コンサート決定! へのコメント
寮さんの行動力・実現力には、
ただただ感服します。
幕は切っておとされ、自ら新たなる幕を開く、
このエナジー。
遠方故、当日参加できるかどうか、全く不明ですが、
この計画に限らず、心はいつも参加してます。
寮美千子
ウメ子さん計画 プロによる録音決定!
2002年09月26日(木)01時28分38秒
http://ryomichico.net
▽ウメ子さん招聘計画進行中! 11月16日(土)コンサート決定! へのコメント
▼第六幕
パロル舎で別件の打ち合わせ。ウメ子さんのコンサートの件、協力をお願いすると、パロル舎からこんどのコンサートへ、些少だけれど協力金をいただくことになりました。感謝。
打ち合わせをすませたわたしは、その足で本郷にある協映スタジオに。ここには、以前St.Gigaでいっしょに仕事をしたサウンド・デザイナーの田辺信通さんがいるのです。ウメ子さんのミニコンサート決定の件を知らせると、即座に「それなら音を録ろう。ビデオも撮ろうよ」と提案してくれました。「でも、お金がない企画だから、払えません」というと「いいよ。ボランティアでやってあげるよ」だって!
田辺さんは、わたしがチェロの翠川敬基氏とコラボレした時にも、本格機材を持ちこんで本格録音してくださったばかりでなく、トラックダウンまでしてくださったのでした。そのままCD発売もできるようなグレードの貴重な音源です。これは、別の知人に頼んだら、20万円はかかるといわれて、あきらめようとしたもの。田辺さんのご厚情に感謝です。田辺さんは、昨日発足した「アイヌ口承文芸研究会」のメンバーにもなってくれました。「入会金払うよ。安東さんの飛行機代の足しにしてよ」だって。お気持ちだけ、ありがたく受け取って辞退したけれど、涙出るくらいうれしかった。
そんなわけで、貴重なウメ子さんの演奏を、きちんと録音できることになりました。協映は、ビデオ制作もしている会社。田辺さんは、もともとは岩波映画のご出身なのです。そして、同じ岩波映画でフリーで仕事をしていたのが、なんとあの『クマにあったらどうするか』の著者である片山龍峯氏だと判明! 「コンサートのビラができたら、片山さんに送ろうよ」と提案してくださいました。片山さんは、アイヌ文化研究と出版の大先輩。一度お目にかかりたいと思っていたのでした。ふしぎなご縁だなあ!
それにしても、人に恵まれ、運に恵まれ、すばらしいことの連続で、毎日とんとん拍子に話が決まっていくのは驚くほど。よおし、この勢いでアイヌ文化振興研究推進機構だ!
▼第七幕
東京駅八重洲口、八重洲ブックセンターの横の道をはいると、スターバックスが。そのビルの3階に、目指すアイヌ文化振興研究推進機構はありました。電話をしていたので、すぐに話が通じ、対応に出てきてくれたのが、若い男性。わたしを見て「前に、お目にかかりましたよね」。そういえば、見たことがあるような。「銀の滴講読会でお目にかかった大野です。昨年の四月から、ここで働いています」とのこと。びっくりした! 顔を見ているうちに、わたしも記憶が甦りました。前作のアイヌ民話の絵本「おおかみのこがはしってきて」の調査研究のため、1997年から98年にかけて、わたしは千葉大学のアイヌ語研究の中川裕先生を講師に迎えた勉強会に参加していたのでした。すごい、これも縁だ。「おおかみのこがはしってきて」をアイヌ文化振興研究推進機構へのおみやげに持っていったんだけど「もうあります。ちゃんと購入しました」とのことで感激。『父は空 母は大地』はないとのことで、さしあげてきました。
話はとんとん拍子に進むかにみえましたが、そこに所長登場。いま。札幌の本部より戻られたとのこと。「実は、予算が限られていて、最近は遠方よりアイヌ文化アドヴァイザーを招くことができなくなっているのです。ムックリなら、東京にもできる人がいるので、東京の人を呼んでください、ということになってしまう。誰それを呼びたい、と指名ができないのです」。なるほど。以前はアイヌ文化アドヴァイザーに認定された人も少なく、また催しも多くなかったので、北海道から東京に呼び寄せるために助成金をもらえることもあったそうですが、いまでは東京にもたくさんのアドヴァイザーがいて、わざわざ遠くから招聘することはむずかしいそうです。残念。でも、それだけアイヌ文化が広く浸透してきたというわけだから、喜ばしいことです。今回は、自力更正しよう!
研究助成金の話なども聞いてきたし、出版助成金もあるとのこと。いろいろ勉強になりました。多くの映像資料を見られることもわかりました。探していたマンロー博士撮影のイオマンテのビデオもあるらしい。こんど、見に行こう!
なによりも収穫は大野さんとの再会。「銀の滴講読会。以前は早稲田でしたけれど、いまはここでやっているんです。これをきっかけに、また来てください」といわれ、とてもうれしかった。また機会を見つけて銀の滴講読会にも参加させてもらいたいと思っています。
人間、じっとしていれば壁にもぶつからないけれど、でも、自ら動いてみると、大変なこともあるけれど、いろんないいことにも出会う。ウメ子さん招聘の件で、すでに馬渡先生、田辺さん、大野さんと、快く協力してくださる人に出会い直すことができました。寮美千子はしあわせ者です。みんな、ありがとう。(感涙)。おっと、感涙にむせぶのはまだ早い。実現に向けて、ぐわんばるぞ!
寮美千子
ウメ子さん招聘計画進行中! 11月16日(土)コンサート決定!
2002年09月25日(水)14時08分04秒
http://ryomichico.net
▼序章
ゴジラの作曲家、伊福部昭氏と以前から親交のあるアイヌのおばあさん安東ウメ子さん。先日の伊福部氏の米寿記念コンサートに上京したいと願っていましたが、怪我で叶いませんでした。伊福部先生88歳、ウメ子さん70歳。もう10年以上も会っていないというお二人を会わせてあげたい! ということで、北海道の早来のリトさんが画策。「ウメ子さん、その気です。勇崎さん(伊福部先生の甥)にも話しましたから、後はよろしく!」と指令を飛ばし、リトさんは世界口琴会議に出席するため、ノルウェイへと旅立っていったのでした。
▼第一幕
指令を受けた寮美千子は、日程を立てて、勇崎さんに伊福部先生へ連絡を取っていただくようにお願い。勇崎さんは快く引き受けてくださり、11月17日、東京の伊福部邸にて、伊福部昭氏と安東ウメ子さんの会談が実現することになりました。
▼第二幕
ウメ子さんは北海道の幕別在住。せっかく上京なさるなら、みんなでウメ子さんのムックリを聴きたい! ということに。それに、ウメ子さんの飛行機代も捻出したい。できれば出演料も。ということで、ウメ子さんとの親睦会を兼ねたミニコンサートを企画することになりました。コンサート企画なんて、わたしは生まれて初めて。緊張します。どこから手をつけたらいいのだろうかと途方に暮れる寮美千子……。
▼第三幕
まずは、ウメ子さんに連絡。ウメ子さんは大喜びです。コンサートの件も、快く承諾してくださいました。っていうより、むしろウメ子さんが積極的。いい機会だから、アイヌの文化を知って欲しい。そうおっしゃってくださいました。そこで、寮美千子は、さっそく会場探しをはじめました。
▼第四幕
ウメ子さん、この夏の吉祥寺でのコンサートでは、ライブ会場が前代未聞の満員で、立ち見がいっぱいでるほどの人気。そういう大袈裟なのじゃなくて、こじんまりと親睦会のようにしたい。ウメ子さんに、アイヌの踊りも教わりたい。みんなで輪になって踊れるくらいの規模でやりたい。上京したウメ子さんをあちこち引っ張り回すのは気の毒だし、近くがいい。ウメ子さんには、我が家にお泊まりいただく予定なので、相模大野で探しはじめました。団地の集会所や、近くの公民館をあたっているうちに、ふとひらめいた! そういえば、お隣の相模女子大に新しいガラス張りのきれいなホールができた。こじんまりとしたホールだけど、すてき。あそこなら、みんな来やすいし、どうだろう?
▼幕間
相模女子大、といえば、馬渡憲三郎先生。国文の教授で、仁科理の筆名で詩も書いていらっしゃる文学者です。わたしが相模大野に移住!してきた14年ほど前、公民館主宰の「宮澤賢治を体験する」という市民講座の企画をいっしょにさせていただいたのが、馬渡先生との出会いでした。宇宙科学研究所の平林久氏や、日本画家の近藤弘明氏など、多彩な講師を迎え、図書館との共同企画で童話作家小沢正氏と研究者との対談を実現、相模大野グリーンホールとの共同企画では加古隆コンサートを実現するなど、大規模な展開をしました。
そのときに馬渡先生の「宮澤賢治における青の研究」をお手伝いさせていただき、賢治の作品にあらわれる「青」のイメージを徹底調査したことは、後にわたしの心の大きな財産となりました。
馬渡先生は、昨年9月よりご病気になりご療養中でしたが、今年4月には復帰。リハビリも兼ねて毎朝1万歩も歩いていらっしゃるそうです。ステロイド投与の影響で面長なお顔が心持ち丸くなっていらっしゃいますが、お元気なご様子です。
▼第五幕
さて、その馬渡先生にお電話したところ、はじめてご病気のことを知ってびっくり。ずいぶんごぶさたをしていたのです。用のあるときだけ行くゲンキンな寮美千子のご無礼にもかかわらず、馬渡先生は快く協力してくださるとおっしゃってくださいました。そこで、偵察も兼ねて、昨日相模女子大に行ったところ、あまりにもボロ服を着ていったためか、あるいは変な人に見えたのか、門衛に呼び止められ(中略)結局、11月16日の土曜日の午後6時より9時半まで、マーガレット・ホールを仮押さえすることができたのでした。
この申込は馬渡先生名義。先生は、快くハンコを押してくださいました。そして、わたしと馬渡先生は、このミニコンサート実現のために急遽「アイヌ口承文芸研究会」なるものをたちあげたのでした。コンサートは、この研究会の主催となります。実体はいまのところ相模女子大教授の馬渡憲三郎先生と和光大学非常勤講師の寮美千子のみ。(こういう時、肩書きって便利なんだなあ!)。われこそはと思う方々、どうか「アイヌ口承文芸研究会」にご入会を! そして、ウメ子さんのミニコンサートを手伝ってね!
▼予告
ウメ子さん情報によるとウメ子さんはアイヌ文化アドバイザーとして登録されているので、「アイヌ文化振興研究推進機構」に申請を出すと、いろいろとサポートしてもらえる可能性があるとのこと。きょうは、打ち合わせでパロル舎へ行くので、その帰りに八重洲にある「アイヌ文化振興研究推進機構」の出張所「アイヌ文化交流センター」にいって、申請用紙をもらってくる予定です。
そんなわけで、着々と準備が進んでいます。コンサートは11月16日土曜日の夕方から。小田急線相模大野下車徒歩10分の相模女子大内のマーガレット・ホールで。みなさん、ぜひ日程を開けておいてくださいね。それから、ボランティアとして手伝ってくださる方、わたしにメールください! よろしくお願いします。
寮美千子
星と自転車と脳の話
2002年09月25日(水)14時05分11秒
http://ryomichico.net
▽一日何をしているの? へのコメント
▼左近充さま
すてきなお話、ありがとう。左近充さんの話って、いるも童話みたい。すてきです。ああ、菱刈で星空を見たいなあ!
▼マミさん
仕事がないの、大変ですね。日本では、真面目に働く気さえあれば、若ければ仕事がないということはない状態です。中高年は、働きたくても仕事がないってことは多いけれど。マミさんが送ってくださった日本人旅行者の話、ここに再録させていただきますね。
差出人 : "NNN"
宛先 : "nnn"
件名 : 自転車で
送信日時 : 2002年 9月 16日 (月) 2:09
こんばんは、
お元気ですか?
今日は風がちょっと吹いてから、少し寒かったです。
明日は暖かいだと思います。
先日に私は若者日本人と会いました。彼は一人で観光のためにマダガスカルに来たそうだ。
私たちは色々なことを話し合った。彼は供からマダガスカルに行きたいそうだ。
彼の滞在期間は3ヶ月ぐらいで、自転車でマダガスカルにある美しい大自然を発見する予定だ。一日には50〜100キロぐらい走られる。
まず、ムルンダバへ、そうしてアンチラベに戻ってから、チュレアールまで。あそこからフォールドーファンまで全部自転車で走る。
彼は観光するのにどこの国でもいつも自転車で走ることが好きだそうだ。
もし時間が残れば彼はマダガスカルの北のほうへ行くつもりだ。今回は飛行機で自転車じゃない。
私は一人で本当にできません。ただ、友達と一緒ならば問題ない。
あなたは?
では、また。
▼パルステラさま
わたしは、根の詰めすぎでとうとう体力的にダウン。口唇のまわりにぶつぶつができて、ヘルペス発症してしまいました。いたたたた。絵を描くって体力もいるんだなあと、改めて認識。文章より体力いるね。やっぱり体そのものと直結している仕事だからなあ。文章より、よりリアルなんだって、よくわかりました。そこがまた、面白いね。
「絵は右脳で描くっていうけれど、実は左脳での構成力や手順を決めることなんかたとても大切」っていう話、電話でお伺いしましたけれど、ほんとにそうだね。でも、文章に比べると、より右脳寄り。
とはいえ、文章も左脳で書くだけだときっとつまらなくなる。詩なんか特に、右脳的感受性が大切。
結局のところ、右脳と左脳の結合するところ、つまりディオニッソス的興奮と、アポロン的冷静の結合するところに、よき芸術作品は生まれるんだろうなあと思いました。(ここでいう右脳とか左脳っていうのは、イメージの例えであって、科学的な話ではありません)
パルステラさんの絵には、物語があるし、音楽もある。だから、すてきなんだね。うん、わたしもがんばろう!
左近充 円
風に飛ぶ子どもたち
2002年09月21日(土)22時32分27秒
http://www3.synapse.ne.jp/kouko/
家を建てて一年たった頃、我が家の庭に、居候が住み着きました。彼女の名前はコガネグモ。
体長数ミリの頃から、ガレージのフェンスに巣を張り、ちょっと大きな獲物がかかると逃げ出す
ひょうきんなやつでした。
今年の夏は台風がいくつか接近し、相当強い風も吹きましたが、それでも避難せずに、
巣の真中にかまえていました。嫁さんが手術のため入院している間、毎朝5時に起きて洗濯物を
干していると、同じ頃決まって新しい巣を張りなおしていました。
その彼女が生んだ子蜘蛛たちが、今日、風に乗って巣立って行きました。
強い風が吹くのを見計らって、風に乗り、一匹、また一匹と飛んで行きます。
三日前に孵化したときには、ただ固まりになっていた子蜘蛛たちが、今日の夕方の強い風を待って
いたかのように飛び立って行きます。
僕たち家族は、フェンスの前に立ち、飛び去って行く子供たちを見送りました。
「おかあさん蜘蛛が、今日、死んじゃった事を知っているのかなぁ」
長女がぽつりと呟きました。
九月末、夕暮れの風は、思いがけず冷たいものでしたが、子どもたちを高い空へ運んで行き
ました。
http://www3.synapse.ne.jp/kouko/
マミ
一日何をしているの?
2002年09月21日(土)07時08分46秒
一日を過ごすのは人の職業によって同じじゃありません。事務員は労働者と違います。
仕事がない人々には同じ生活を過ごしているんでしょうか?分かりませんが、
私の一日について話しましょう。
ご存知ように、今年の2月から今までだいたいプー太郎しています。
朝、7時半ぐらいに起きて朝食を取ります。それ後、妹に掃除とキッチンのことを手伝ってあげます。終わってから近所の友達と一緒にコンピュータゲームをやります。近所が来なければ一人でテレビを見たり、ラジオを聞いたりします。テレビでの大好きな番組はドキュメンタリー、ルポルタージュ、笑いさせるフィルム、ロマンチックなフィルムも好きです。
ラジオには歌、ニュースなどです。
昼食を取ってから少し昼寝します。昼ご飯として野菜や魚が一番好きです。豆は嫌です。
昼寝が終わってから準備して中心へ出かけに行きます。家から中心までバスで45分ぐらいかかって、渋滞が大変ですから。歩けば近道で30分だけです。それで、歩いたほうがいいじゃないか?
中心に着けば友達と会うところに行きます。その所は家の中じゃなくて道側にあります。
私たちは7〜10人な男の人で、女性は一人でもいません。会った時に色々な話題を
議論するんです。それは2.3時間ぐらいかかります。およびインタネットで外国にある仕事と友達からのメールを調べに行きます。
だいたい8時の夜に帰ってきます。少し休んで、夜食を取ってからコンピューターの前で
メールを返事して送ります。すると、受けたメールを読んで、いつも夜中ぐらいに寝ます。
そんな生活を過ごしているなのに時々困ったなぁと思っていますが楽しみにしましょう。
パルステラ
ワイパー
2002年09月20日(金)23時35分13秒
▽絵を描くと世界が新しくなる へのコメント
18日の真夜中12時もとうにまわっていたのに、これからディナーだという寮さん。
何でそんな時間に??ディナーのすんだ頃合いをみて再び電話してみました。
「このところず〜っと夢中で絵を描いてたの。」と、何やらとても弾んだ声。
先週末あたりに声を聞いて以来消息不明だったけれどまさかの行方不明ではなかった。良かった!
まあ、日頃の私みたいな事をやっていたんだ。嬉しくなってしまいました。
しばらくの電話での会話は実に興味深く、内容はほぼ下の彼女の書き込みのとおりでしたが、
電話を切った後、こう思ったのです。
「たった今、聞かせてもらった寮さんの話は、絵描きの姿勢として最も基本的な事ではなかったか。
自分は当然のように偉そうに話したけれど、実は慢心の埃で埋もれかけていたこの鏡にワイパーを
かけてもらったのではないか。」
寮さんが、全く無心に語った表現の喜び、見えてくる嬉しさは生身の喜びに違いない。
>目が不思議を喜んで、世界が新しく見えてくるような、そんな驚きを感じました。
>もっともっと見よう。もっともっと見たい。 -------寮さん
これは「ものつくり」本来のあるべき姿そのものですね。
身体(手)を動かし、表現行為をしてみると見えなかったものが観えてくる、そしてまた描きたくなる。
それが集中的に繰り返されると次々に新たな扉が現われ、開けた扉の向こうにはまた新世界がある。
子供の頃そうであったように、年をいくつ重ねようと、自分次第で世界は毎日毎秒新しくなるんですね。
しかし、そのつもりで油断して時々ワイパーをかけないと、この姿勢の鏡は曇ってしまいます。
絵の師匠は何も美術専門の先生ばかりじゃないんですよね。 寮さん、有難う。
寮美千子
絵を描くと世界が新しくなる
2002年09月19日(木)16時43分36秒
http://ryomichico.net
ネット消息不明状態の寮美千子です。
このところ、ずっとお絵描きをしていました。
「星の魚」のちいさな絵本を作りたいという妄想にかられ、
熱に浮かされたように朝まで絵筆を握る毎日。
きょうで、絵筆を握って6日目。
それで絵本にしたいというのだから、自分でも妄想としか呼べないと思っています。
絵を描いて「見える」って不思議なことだとつくづく思ってしまいました。
どうして世界はこう見えるんだろう?
例えば月。わたしには月がどんなふうに見えているのだろう?
どう描けば、ちゃんとわたしが見えているように見えるんだろう?
木は? 雲は? 人は?
世界に溢れるいろんな色や形。
それを「何か」だと感じられること。立体だと認識できることの不思議。
それを絵に描き、描かれたものを「何か」だと感じ、認識できることの不思議。
例えば、絵本のぞうさんやうさぎさんは、
少しも本物の象や兎に似ていないのに、赤ちゃんでもわかるのはどうして?
目が不思議を喜んで、世界が新しく見えてくるような、そんな驚きを感じました。
いままで、ちゃんと見つめてこなかったなあ、わたしは。
もっともっと見よう。もっともっと見たい。
パルステラさんがいっていました。
「大事なことは、目に見えないっていうけれど、ほんとうは見えてるよね」と。
見えているのに、見てないわたしがいただけなのかもしれない。
絵描きは、やっぱりすごい!
わたしには、なぜか物書きのお友だちより、絵描きの友だちが多い。
東逸子さんも、門坂流さんも、すばらしい画家です。
あんな絵を描けるっていうことは、
そんなふうにしっかりと世界を見ていたのだなあと、改めて驚いてしまった。
以前からすごいと思っていたけれど、思った以上にすごい。
まるで、違う惑星に住んでいるみたいに、世界がくっきり見えていたんだと思う。
そう思うと、生きていることがまた楽しくなった。
同じこの場所にいても、世界はぐんぐん広がる。
友だちは、違う惑星の消息を伝えてくれる人々。
わたしの知らないいろんな世界を見せてくれる。
そして、わたし自身も少しずつ探検して、世界が広がっていく。
ああ、更年期障害だ! と嘆いているこんな年齢になっても、
世界がぐんぐん新らしい色を帯びてくることが、うれしくてなりません。
苦しい時があっても、くぐり抜けてくればこんな世界も見られる。
自分で死んだりしちゃ、いけないよなあって思う。
寮美千子
海老で鯛より一攫千金?!/矢川澄子追悼展21日まで
2002年09月19日(木)16時40分38秒
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▽えびで鯛を釣る へのコメント
▼マミさん
「海老で鯛を釣る」っていうの、宝くじはたしかにその通りだけれど、
ちょっと雰囲気が違うかもしれない。
日本人はそういうとき、たいがい「一攫千金を狙う」といいます。
わたしも、いつも「宝くじがあたったらいいなあ」と思っているけれど、
宝くじを買わないので、絶対に当たりません。
「どうせはずれるから、もったいない」って思っちゃう。
「それなら、お菓子買ったほうがいいや」と思ってお菓子を買うわたしです。
「花より団子」というけれど、わたしの場合は「宝くじより団子」です。
▼ドロンコさま
ご紹介と、展覧会の感想ありがとう。
勝本みつる展の感想、なるほどと思って読みました。
やっぱり、見た人の生の声はいい。
展覧会は、例えそれが友人知人の展覧会でも、
作者への配慮以前に、見た人の生の声が大切だと思うのです。
それこそが、また作家を育てることにもなるし、
ひいては美術の世界を活性化することになる。
これからも、どんどん生の声、聞かせてね。
わたしは、矢川澄子展の古本コーナーで、
1977年に出版された「マザーグース・ファンタジー」を手に入れました。
訳は矢川澄子さん。そして、銅版画の挿画は東逸子さん!です。
わたしとさして年齢が違わないのに、
四半世紀も前に矢川澄子さんとお仕事していたなんて、
東逸子訳さんのキャリアって、途方もないなあ!
この本は、もちろんわたしのお宝本の仲間入りです。
矢川澄子展では、手に入りにくい矢川さんの絶版本を販売するコーナーもあります。
21日まで、経堂のギャラリー・イブで。みなさま、ぜひ!
planets0002.html#planets20020911214132
DORONKO
まだ間に合う!!
2002年09月17日(火)05時12分21秒
▽遊星たちの消息の消息 へのコメント
14日に、勝本みつる展「緑色の研究」、新宿のフォトグラファーズ・ギャラリー
で開催中の尾仲浩二氏の「rearview mirror」展、そして経堂のギャラリーイヴでの
「矢川澄子追悼展」を見てきましたので、それぞれに簡単にレポートします。
まず「緑色の研究」。ぼくは、ここにあるのは「異物としての緑」なんだな、
と感じました。――もちろん、勝本嬢が「本物」に見せようとしてうまく
行かず、「異物」のように見えてしまう、というようなことではありません。
「研究」と題されていることからもわかるように、作者である勝本嬢には、
ぼくたちを丸ごと包み込んでくれる、いわば母性のような緑は、おそらく
「求めても得難いもの」であり、それゆえに、徹底して対象化されねば
ならなかったに違いありません。つまり、彼女の生きている地平―それは
彼女だけのものではなく、ぼくも少なからず共有しているものです―から
「緑(色)」に向けて歩み寄ろうとすると、それだけ「緑」は遠ざかり、
「異物」としての姿を見せようとした……のではなかったか、と、ぼくには
思えたのでした。その結果「緑」は、「あるべきではない」場所や空間に
出現します。そしてその「異物」は、「異物」であるがゆえの憧憬なり
愛おしさを明らかにして見せてくれるのです。この「異物」性は、タイトルに
“kitchen”がついた3つの作品にとりわけ強く現れていたと思います。
次に、尾仲浩二氏の「rearview mirror」。先に尾仲氏からお聞きしたところ
では、あまりテーマを絞り込まない、よい意味で「雑多な」作品展になるのか
と思っていましたが、展示された作品は「背高あわだち草のあった町 福岡県
直方市及び周辺の町1983-2001」というたった一つのクレジットで統一される
もので、撮影された時間こそ長期にわたるものの、尾仲氏のルーツ、彼が生まれ
育った土地についての記憶の残像が、あまり広いとはいえないギャラリーの
空間を満たしているかのようでした。すべてモノクロ作品であることもあってか、
いずれもこれといって特徴がないことが特徴であるかのようなありふれた風景を
撮ったものばかりなのですが、心持ちアンダー気味にも感じられる明暗の
コントラストの強いプリントの1枚1枚が、消え去ることや変わり行くことに
静かにプロテストしてもいるかのようで、写真の力というものについて、改めて
考えさせられます。これは尾仲氏の作品そのものについてではありませんが、
ぼくたちがある風景を見て、それが「変わってしまう」ものであることを
<あらかじめ>思わねばならないとしたら――それは何て悲しいことなんだろう
などとも考えさせられました。
最後に、矢川澄子さんの「追悼展」。これはもう、矢川さんの仕事に「何か」を
感じたことのある人間なら、ぜひ足を運ぶしかない、というしかありませんね。
ぼくの場合は、『わたしのメルヘン散歩』(ちくま文庫)と二つの『アリス』
ぐらいのものだったけれど、それは決して小さなものではないわけで――。
以上の3つの展覧会は、いずれも21日(土)までです。
なお、勝本嬢の作品にふれて、これを見たなら、ぜひ『森のイングランド』
(平凡社ライブラリ−、 1997)を読んでほしいな、と思いました。傑出した
英文学者だった著者の川崎寿彦氏は、不相応な若さで病いに倒れて彼岸の人に
なってしまいましたが、この書には、氏の仕事のエッセンスがたっぷりと
つまっているといってよいだろうと思います。
マミ
えびで鯛を釣る
2002年09月14日(土)06時44分57秒
もし「宝くじ」というゲームを話せば、日本人はすぐ分かる。「宝くじ」を買って番号があたると一億円もらえるじゃない。
マダガスカルにもそういうことがあるよ。名前は違いますがルールは同じです。
一枚のカードを買って同じ金額が3回出るとその金額をもらえる。
参加している人には理由が二つあります。
まず趣味です。これはすくない。
その他、お金のためです。こちらが多いです。
松永洋介
たすかります
2002年09月13日(金)01時43分33秒
http://www.ceres.dti.ne.jp/‾ysk/
▽松永さんへ へのコメント
送ってください、お願いします。たすかります。
>しかし望ちゃんの発言が消えてしまったのは、ざんねん・・・
いや本当に。すみませんです。
Eli
松永さんへ
2002年09月12日(木)21時35分06秒
http://boat.zero.ad.jp/cross-road/
▽重ねてお詫びとお願い/またログが一部飛びました へのコメント
家のPCを見てみたら、寮さんの、伊福部に関する発言の、ほぼ最後までは残っていました。
すなわち、現在残っているのよりも、もう少しだけ長いところまで残っています。
そんなのでもよければ、送りますが。
しかし望ちゃんの発言が消えてしまったのは、ざんねん・・・
松永洋介
重ねてお詫びとお願い/またログが一部飛びました
2002年09月12日(木)02時39分02秒
http://www.ceres.dti.ne.jp/‾ysk/
▽お詫びとお願い/ログが一部飛びました へのコメント
いつもCafe Lumiereのご利用ありがとうございます。技術担当の松永です。
さきほど、現行のログ(lumi0017.html)の一部が壊れているのが発見されました。
このログの最初の2発言
寮美千子さん「伊福部昭「日本狂詩曲」を聴いてきた!」2002年09月05日(木)00時54分39秒
望さん「熱帯夜/空の色」2002年09月04日(水)00時26分28秒
と、前のログの目次です。気がついたときにバックアップはしているのですが、ここ一週間ほどサボッていたらこんなことに……。お詫び申しあげます。
さいわい、目次管理用のファイルは無事だったので目次は復旧できたのですが、投稿本文が失われています。
グーグルのロボットはこの一週間には来てなかったみたいです(泣)
壊れる前のlumi0017.html(もしくはlumi.html)を手元にコピーしたかたはいらっしゃいませんか。もしあれば、松永までお送りいただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。
……前回の発言の流用ですみません。
また同じような問題が起きるとは思ってませんでした。どうしたものか、思案中です。
寮美千子
遊星たちの消息の消息
2002年09月11日(水)21時54分47秒
http://ryomichico.net
▼
ナーダム――モンゴルに親しもう
モンゴルへの夏の帰省から戻られたボルドーさんからのお知らせです。
9月22日、モンゴル祭り。楽しそう!
ボルドーさんに監修していただいた「青いナムジル」がまだ完成していないのが残念。
発売は10月10日ぐらいになりそうです。
▼
勝本みつる展 緑色の研究
みつるさんの少女世界全開の不思議展覧会です。
銀座 ガレリア・グラフィカで。21日まで。
▼
矢川澄子追悼展
先日お亡くなりになった矢川澄子さんに捧げる追悼作品。
15人の作家が作品を出しています。勝本みつるさん、建石修志さんの作品も。
経堂 ギャラリー・イヴで。21日まで。
planets.html
寮美千子
空を見る
2002年09月11日(水)05時40分22秒
http://ryomichico.net
▽横浜からの訪問者 へのコメント
>天の川が見えるとね、癌が治る気がするの
北里大学病院に入院していたとき、毎朝みんなで日の出を見ました。
わたしがひとりで見ていたら、
「空なんか、忙しくて見たことない」という人々が集まってきて、
みんなで見ることになったのです。
どんなに忙しくても、空はいつでもそこにある。
空を見上げる一瞬が持てるはずなのに、忘れているんだね。
あのときのみんな、日常に戻っても、空を見てるかなあ。
美しい空は、心も体も癒してくれる。
ほんとうにそう思います。
そして、人を思いやるやさしい気持ちにも、人はやっぱり癒される。
菱刈の空の美しさと、左近充さんのやさしさが、じんとしみました。
すてきな投稿、ありがとう!
左近充 円
横浜からの訪問者
2002年09月10日(火)06時56分26秒
http://www3.synapse.ne.jp/kouko/
4年ほど前、職場に突然電話がかかって来ました。内容は、「菱刈って星が綺麗なんですか?」
というもの。色々説明していましたら、「あたしね、癌なんですよ、死ぬまでに綺麗な天の川
を観たくて」とおっしゃいました。病状を聞くと、とても横浜から菱刈までの旅行に耐えられ
そうにありませんでした。電話を頂いたのも何かの縁だと思いまして、「すばる」の写真を
贈りました。確か、4年前の7月頃だったと思います。
それから一月ほどした頃、近所でビジネスホテルの奥さんから、「横浜から星を見に来た人
がいたよ」と聞きました。天の川を見て、それはそれは喜んで帰ったということでした。
毎年、天の川が綺麗な時期になると、その電話を思い出し、今ごろはどうなさっているのかな
ぁ、天の川は今年も綺麗だけど、どこかで観てらっしゃるのだろうか、まさか病状が悪くなって
などと悪い想像もしたり。
今年の盆過ぎ、「左近充さん、あたしですよ、憶えていますか、横浜の・・・」と職場に
4年前とまったく同じ電話がありました。「あたしね、手術を5回受けたんですよ、でも今は元気
なの。また菱刈に天の川を見に来ます」と声もとても張りがあります。
昨夜は、横浜からのお客人を、マコマケナに招待しました。白鳥座付近の天の川に散らばる
M星雲や、アルビレオをじっくりみていただきました。
「私ね、天の川が見えるとね、癌が治る気がするの。きっと治る、そう思うの」とおっしゃる
横顔がとても素敵でした。
http://www3.synapse.ne.jp/kouko/
寮美千子
解放<23時>区/世界口琴会議
2002年09月10日(火)02時21分00秒
http://ryomichico.net
▽解放<23時>区 へのコメント
▼
いま、勝本みつる展のオープニング・パーティから帰宅したところ。
勇崎さんの3本連続投稿、見逃してしまいました。
よかったらカフェルナの方へ、再投稿してもらえませんか?
それなら、ログも残るし。よろしくお願いします。
▼
早来のリトさん、白糠の金子恵さん、蘭越の中本ムツ子さんたち、
いよいよ明日、北海道を発って、ノルウェーに向かいます。
世界口琴会議フェスティバルに出席するために。
世界に、アイヌのムックリを披露しにいくのです。
がんばってね!
勇崎
解放<23時>区
2002年09月09日(月)22時06分53秒
1ヶ月以上にわたって、投稿を自粛してきました。
ところが、今日で終わることになった友人のBBS(伊福部昭・タプカーラの彼方へ)があって、昨夜から思わず3本ほど投稿してしまいました。今日一日を「解放<23時>区」として、あと1時間後の午後11時に終焉を迎えます。
興味がありましたら、下記URLを是非覗いてみてください。
http://www.kibegraphy.com/
勇崎
最も信頼できる伊福部昭情報Webのご紹介
2002年09月09日(月)02時24分23秒
▽伊福部昭「日本狂詩曲」を聴いてきた! へのコメント
ごぶさたしてました。
元気にしてます。
寮さんには、しっかり伊福部レポートしていただき、その感受性の豊かさと鋭敏さにいつも驚きと歓びを感じさせていただいております。
寮さんのようにコンサートなど種々の情報を事前にチェックされたいかたは、下記Webがオススメです。
実は、僕も先々の情報を得るとき、最も信頼しているWebです。
気になる方は、ブックマークしておいて下さい。
http://vvv.geocities.co.jp/Hollywood/2147/index.html
MARIKO
訂正再掲: 星空の下で寮さんのリーディング
2002年09月08日(日)17時46分31秒
HARMONIAのトップ情報に載せていただいたので、最新の情報を掲載します。
プラネタリウム番組「ラジオスターレストランへようこそ」の音楽も担当していただく
本多信介さんにリーディングライブのパートナーもつとめていただくことになりました。
とても贅沢な夜になることでしょう。
★★★プラネタリウム番組関連企画★★★
星空朗読コンサート「寮美千子のリーディングライブ」
日時: 10月5日(土)18時30分〜20時40分(受付 18時から)
ゲスト: 朗読 寮 美千子氏(作家)
音楽 本多 信介氏(ギタリスト)
内容: プラネタリウム投影「ラジオスターレストランへようこそ」
リーディングライブ「父は空 母は大地」
「星の魚」など詩を数編
参加費: 無料
定員: 180名
申込方法:
往復ハガキに参加希望者全員の氏名、代表者の氏名、住所、電話番号、返信用ハガキの
宛名を明記して下記住所までお送りください。
e-mailによるお申込もできます。(starmail@kagakukan.pref.yamanashi.jp)
上記内容と件名に「星空朗読コンサート申込」を明記してください。
申し込み先:
山梨県立科学館「星空朗読コンサート」係
〒400-0023 甲府市愛宕町358-1
tel: 055-254-8151 fax: 055-240-0168
http://www.kagakukan.pref.yamanashi.jp
*電車でいらっしゃる方は、甲府駅北口から科学館行きの最終バスが
17:00になりますので、ご利用ください。
*駐車場は十分あります。
*当日、寮さんを囲んでお泊り会(笑)をしたいと思いますので、
ご興味のある方は、こちらまでメールにてご連絡ください。
*「ラジオスターレストランへようこそ」については下記アドレスへ
http://www.kagakukan.pref.yamanashi.jp/Tenmon/An_Touei/An_Touei.htm#anchor678042
川島由紀代
素敵なお名前のマミさん♪
2002年09月08日(日)14時39分06秒
▽私とアルバイト へのコメント
マミさん、はじめまして。私は、かわしま ゆきよ という名前です。
このページのマミさんの書き込みをいつも読ませていただいています。
日本語、本当にとてもお上手ですね。
マミさんのことやマダガスカルのことがマミさんの心のこもった文章でとても
よく分かります。実際は想像以上に大変な状況なのでしょうが、マダガスカルや
マミさんの生活はどんなかな?と、心配になったり、私たちが考えたりすることが
あるのもきっとマミさんがここで報告してくださるからだと思います。
マミさんが頑張っていらっしゃるから、私も頑張ろう!と勇気づけられたりもして
います。ありがとうございます☆
これからも、いろいろ、マミさんのこと、マダガスカルのこと、いろいろ教えて
ください。
マミさんの毎日がこれまで以上に素敵になることと、マダガスカルの平和を
陰ながらお祈りしています。
silica
私も見たかったです「あした吹く風」
2002年09月08日(日)09時22分49秒
▽「あした吹く風」 へのコメント
同世代の子が主人公のお話、見たかったです。私もBSデジタルまでは、見られる環境になくて、残念でした〜。小学生の女の子が主人公だったから、家族で見たかった・・・。
いつか、TBSでオンエアしてくれるといいなあ、と思います。
もちろん、音楽も聴いてみたかったのです。
マミ
私とアルバイト
2002年09月07日(土)08時10分49秒
▽自己紹介 へのコメント
(先週にコンピューターがトラブルになったのでごめんなさい。)
どうやってガイドになりましたか?
子供時に医者になりたいんですが、全然ガイドのことを考えなかった。大学時代時にも
医者のことを思っていますが、急に大学の勉強をやめて外国語を習いに行きました。(フランス語、英語、日本語)。それ後、アルバイトをガイドとして始めました。
どうして日本語を話してのお客様?
ガイドのアルバイトするとフランス語か、英語か、日本語が話せる観光客を案内してあげました。その間に私の同一性を探してみました。見付けた時に、これから、日本人しか案内しないと決めました。
初めてのお客様
6ヶ月しかないの日本語の勉強でガイドとしてアルバイトをやってみました。二.三週間に4人のお客様が来る前に一生懸命準備をしました。それで日本語での観光の言葉を習わなければならなかったんです。新しい単語はいっぱい出てきましたから最初は仕方がない。
少し考えてみると、意見が見つかりました。全部、暗記しようと思いました。
空港で4人のお客さんと会った時に日本語がぺらぺらように話せました。しかし、私の説明が終わったらお客さんからの質問があります。本当に本当に「ですか」しか分からなかった。 それは質問だと知っています。質問に答えはぜんぜんできない 。それで、
お客さんと話し合い言葉は英語にしました。
その体験から、私のレベルはまだ下手だと感じましたから 頑張ります
今何をしているの
ご存知ようにマダガスカルの政治問題から今まではアルバイトは一つでもない。
困ったのですね。では、できることは、友達と一緒にプー太郎しています。
寮美千子
TV情報 あした吹く風/桂林 天下の絶景を行く
2002年09月06日(金)19時30分15秒
http://ryomichico.net
▼あした吹く風
10月5日から山梨県立科学館プラネタリウムでかかる「ラジオスターストランへようこそ」の音楽を担当してくれている本多信介氏が、やはり音楽を担当したドラマ「あした吹く風」が、あと30分でオンエア! 見逃せない! しかしBSデジタルだから、わたしは見られない。見られる人は、ぜひ見てね!
9月6日 20:00〜21:54
アポロが月へ行った、昭和40年代。なつかしい家族、ときめく初恋…。 少女あかねが、夏を駆け抜ける!
http://www.bs-i.co.jp/main/drama/ashita/index.html
▼桂林 天下の絶景を行く
ネパールのチョムロンに自力でミニ水力発電をつくった林克之さんは、現在中国在住。
桂林の興坪=Xingpingという町で新たな活動をしていらっしゃいます。
http://www.agrias.com/hayashi/2002-1.htm
NHK−BSのハイビジョンの特集番組「桂林 天下の絶景を行く」に、林さんが生出演なさるとメールが来ました。レポーターである写真家の立木義浩氏からインタビューをうけるそうです。放送は9月14日〜16日の昼。林さんが出演なさるのは9月16日放送分。BS2でも、同日の夜7時過ぎから再放送があります。詳しくはこちらへ。
http://www.nhk.or.jp/bs/
寮美千子
伊福部昭「日本狂詩曲」を聴いてきた!
2002年09月05日(木)00時54分39秒
http://ryomichico.net
▼
きょうは『父は空 母は大地』ハンディ版と『青いナムジル』の打ち合わせでパロル舎へいったあと、池袋の東京芸術劇場へ伊福部昭の音楽を聴きにいってきました。
都響スペシャル「日本音楽の探訪」シリーズ第一回。演目は次の通り。
1 別宮貞夫 管弦楽のための『二つの祈り』
2 田中利光 『サドロ・コンチェルト』
(休憩)
3 外山雄三 『管弦楽のためのラプソディ』
4 伊福部昭 『日本狂詩曲』
5 三善晃 童声合唱と管弦楽のための『響紋』
『日本狂詩曲』は、1935年に書かれた伊福部昭氏初のオーケストラ作品。森林官をしながら、厚岸の山奥でヴァイオリン一本を頼りに書いたという伝説の作品です。宮澤賢治の童話みたいな話だよね。
こんなことをいうと、他の作曲家に悪いけれど、いくつかの作品を同じ日に同じ場所で一気に聞いて、改めて伊福部昭氏の音楽のすばらしさを思い知りました。伊福部作品をいいと思った自分の感性に、改めて自信が持てた。(目黒美術館の「線の迷宮展」でも、門坂流作品を見て同じことを思ったわたしでした。)
伊福部作品は「鑑賞する」ことを許さない。客観視して「うん、いいね」なんていうんじゃなくて、そのまま感じてしまう作品。作品の渦の中に飲みこまれて、体感してしまう作品だと思いました。
外山雄三氏の『管弦楽のためのラプソディ』では、「あんたがたどこさ」「ソーラン節」などの旋律がモチーフになっていたけれど、それはいかにも「モチーフとして持ってきました」という感じ。作曲家と音楽との間に距離がある。サイードのいう「オリエンタリズム」にも通じる、エキゾチズムへの憧れといった匂いを感じないではいられませんでした。1960年のN響欧米演奏旅行のために書き下ろされた作品であると聞けば、なるほどと思う。日本の異国情緒を売りにした「おみやげ音楽」だったのかもしれない。
しかし、伊福部の音は違う。昆虫採集のように捕まえてきて、標本化してきれいに飾ってみせたものではない。旋律もリズムも、血肉の内側から湧きでるような音楽。その音楽は「エキゾチシズム」とはまったく次元の違うところで、肉体そのものに語りかけてくる。
▼
演奏の後、鳴りやまない拍手。指揮者が舞台から駈けおりて走っていった先には、伊福部先生がいました。席から立ちあがり、お辞儀をするその後ろ姿を、わたしは遙か3階席から見ていました。あのわずかに曲がった背。広い肩幅。しっかりと立った美しい立ち姿。ああ、お元気でいらしたんだ、と胸が熱くなりました。発表当時、日本の音楽界にけなしまくられたその作品が、作曲から67年を経て再演される。それよりずっと後に作られた作品と共演し、それらを凌ぐ勢いと魅力のある曲として人々の心を打つ。なんてすばらしいことだろう。長生きはステキです。
▼望ちゃん
丸善日本橋店ギャラリーでの「ボタニカルアート・博物画展」の案内葉書、ありがとうね。18世紀のきれいな植物画の絵葉書に、うっとり。9月8日〜14日までなんだね。なんとか時間を作っていきたいと思
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管理者:Ryo Michico <mail@ryomichico.net>
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