寮美千子ホームページ ハルモニア Cafe Lunatique (No.0030)

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寮美千子  戦争はじわじわやってくる 2004年01月15日(木)00時32分29秒
皆さんのメッセージに感謝して へのコメント

▼kiyomiさま
いろいろしんどい時期だと思います。「ぷちナショナリズム」も怖いよねえ。わたしも、こんなことがありました。

わたしが勤務している大学では、わたしが所属している表現文化学科のHPがリニューアル、そのときに、授業のHPへのリンクが切れてしましました。そこで、リンクをしてもらうようお願いしたところ、さまざまな理由で断られてしまいました。その理由が納得がいかなかったので、学生たちと授業で話し合いを持つために、授業内容のお知らせをするHPでその旨、知らせたところ、学部のある教授から抗議がありました。「そんなことをネット上に書いたら、大学の評判が悪くなる」というのです。「リンクを拒否された」と書いたのが、いけなかったようです。事実だから仕方ないとわたしは思っています。大学の評判を気にするなら、きちんとしたリンクのあるHPをつくることが先決。「表現文化学科」と名乗っているからには、きちんとリンクされたHPは最低限の条件だと思います。ないのは恥ずかしいし、いままでリンクがあったところが、なくなってしまっているのはもっとみっともない。いままでのHPを知っている人は、なんと思うだろう? と心配になってしまう。

和光大学の名が刻まれた石が歩道を半分以上塞いでいるなんていうことも起っています。大学の名誉を考えるなら、それを指摘した人をバッシングするより、問題を解決することを先決とすべき。もちろん、問題にきちんと対処してもらえば、わたしとてHPに書いたり、授業で話し合う必要もないのです。声を上げても改善されないから、仕方なく問題提起をしているだけなのです。

歩道を塞ぐ石をひっこめるとか、授業のHPへリンクするとか、そういうことをなんとかするほうが、大学の名誉への近道ではないか? その論理が通らずに、なにか別の論理で動いているらしいことを、怖いと思います。リンクの手間なんて3分なのに、長い長い批判メールがいくつも飛び交っているようです。うーん、組織ってむずかしい。カウンター・カルチャーの旗手と呼ばれる方が、そのような動き方をしているのが、わたしには不思議です。

ほんとに組織ってむずかしい。けれど、組織をつくっているのは一人一人の人間だから、ちゃんと話し合う気持ちを失わないでがんばるしかない。わたしには理解できない動きをしている人にも、きっとその方なりの理論があり、わたしに理解できないだけなのかもしれない。きちんと耳を傾けて、話し合い、考えていきたいと思っています。

▼リトさま
以上の大学の話、どこか、いまのこの国の動きにも呼応しているようにも感じられます。「当たり前」の基準が、どんどんひどい方へ行く。自衛隊が武器を持って外国にいくのが「当たり前」のことにされようとしている。みんながそれに麻痺していく。怖いことです。

>(日本はいま)1937年7月7日盧溝橋事件寸前の状況なのである
というリトさんの意見、卓見だと思いました。ほんとうにそう。戦争は、いきなりやってくるんじゃない。じわじわと戦争をせざるを得ない状況を自ら作り出した結果、そうなるのです。

例えば、今回のイラク派兵。アメリカがイラク攻撃を開始したときに、まっさきにその行動を支持したのが日本。支持したのであれば、復興支援に参加しろ、といわれれば、断れないのが道理。

つまり、このイラク派兵は、アメリカのイラク攻撃支持に端を発している。憲法第9条には「(日本国民は)国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と書かれているのに、武力で国際問題を解決しようとしたアメリカを支持したその段階から、日本は憲法第9条を破っているのです。武器を持ってイラクに行くのが違憲か合憲か、なんていうレベルの問題じゃない。それ以前から、憲法を守っていない。だから、こうなる。現実と憲法が著しくずれて、政治家は「合憲である」と詭弁を弄するしかなくなる。

実際にイラクへ行って問題が起れば「さあ、行け、自衛隊! 武器を持って立て!」ということにもなりかねません。そうやって、一歩一歩じわじわと戦争の方向へと歩んでいる。グラデーションで戦争への道を歩んでいる。それがいまの日本です。

そんな方向へ大きく流れて行こうとしているこの国に対して、いま、どうしたらいいのか。リトが憂鬱になるの、わかります。無力感でいっぱいになる。「理想の平和論だけ述べているだけじゃ、なんの力にもならない」というきびしい意見もあります。事実でしょう。では、どうしたらいいのか。目の前の一歩一歩を大切にするしかない。でも、みんなで「平和がいいよね」となごんでいるだけでは、この流れを食い止める力にならない。

「軍事力」ではなくて「文化力」でなんとかならないか、ということを、わたしがまだ会ったことのない叔父・寮隆吉氏が、神戸大学のHPに書いています。寮隆吉氏は、なかなか過激な発言をしていて「麻原彰晃と河合隼雄―双子の兄弟」なんて発言をしてはばかりませんが、それが平然と神戸大学のサーバーの中にある血液学研究室のHPに載っているところがすごい。大学の寛容を感じます。叔父の勇気も感じます。で、その「文化の力」とはなにか、というところで、叔父のエッセイは「つづく」に。速く続きが読みたい!

というわけで、みんないろいろ考えている。わたしも非力ながらじたばた考えています。そのこと自体が、大切だと思います。きみはひとりぼっちじゃないからね。(愛)

リト  新年の挨拶と叫び 2004年01月14日(水)05時31分43秒

年始10日間ウツ病で布団に包まっていたリトです。イラク派兵に思う詩を書こうと思ったらなんのひねりもない直球勝負になってしまいました。でも偽らざる気持ちです。今年もよろしくね、寮さん(寮さんはカウンセラーかい!)

『後ろで笑うヤツこそ』

石油強盗の強奪品にさてさて私もおすそわけをと とぬけぬけと自衛隊を差し向けた日本

歓迎ムードとは裏腹に米軍支援の派兵という馬脚を現し

自衛隊になんらかの幻想を抱いていたイラク民衆は怒りのデモを起こすだろう

イラク民衆の生きるためのぎりぎりの行動・デモ・暴動

それに対して発砲するために自衛隊は行くのだ

自衛隊員を1人も殺されることは許されない

それ以上に自衛隊員の手によってイラク民衆1人が殺されることがあってはならない

イラク戦争を起こす側の倫理観は「人間は消耗品」である

日常的に「死」の感覚をマヒさせて北朝鮮をアジア各国を攻めるための総練習をやろうとしている

1937年7月7日盧溝橋事件寸前の状況なのである

兵士のみなさん、イラクの民衆の皆さん あんたらは殺し合う同士じゃない

手をつなぎ夜通し音楽を聴き語り合う相手なんだ 本来は

あんたらの本当の敵はただ一つだ

後ろで笑って背広着て高級車に乗ってヘラヘラ笑ってやがるものどもだ
パンタの歌じゃないけど 「その銃を後ろに向けろ!!!」

kiyomi  皆さんのメッセージに感謝して 2004年01月12日(月)02時21分21秒
壁をこえて性を語ろう へのコメント

寮さん、Sillicaさん、鳥海さん、MARIKOさん 励ましありがとうございます。あちこちで人々のとまどいを感じるにつけ、「障害者の性」の問題が議論の難しいものであることを痛感しています。しかし、この問題を通して見えてきた社会の変化している方向や、避けては通れぬ「携えた身体」とどう向き合っていくかはいつか立ち止まって見つめ直して欲しい事です。
また、この一連の出来事に大きな怒りをもって共に考えて下さる多くの方々に支えられ、少しずつ活動を続けていますので、何処かで紹介できればと思っています。
以下、この問題と関連づけて印象に残った作品を挙げさせていただきます。

●仏映画「ナショナル7」・・・障害者の「人権と性」を扱った実話で、2002年上映。
心荒れ、誰も寄せ付けない筋ジスの障害者に真摯に関わるケースワーカー。法を犯してまでも、彼の性的欲求を叶えるために奔走する彼女。その過程を通して見えてくる障害者の人権阻害。

●「ぷちナショナリズム症候群」・・・中公新書ラクレ・著者はユリイカの星野道夫特集でも投稿している精神科医の香山リカ。戦争を知らない世代が歌う「君が代」を皮切りに私たちがどこへ行こうとしているのか、精神の在り方の変容を軸に「変容するナショナリズム」・・・「愛国ごっこの行方」を論じる。

寮美千子  写真絵本「ぼくの見た戦争」 2004年01月09日(金)01時54分43秒

わたしの母は昭和4年生まれ。終戦の時は16歳の少女だった。わたしが幼い頃、母はよく空襲の話をした。B29の音がどんなだったかを生々しく語った。戦争は、すぐそこにあった。

戦争は、ずいぶん遠くへいってしまった。まるで、遠い遠い昔のことのようだ。実は、ほんの少し前のこと、まだ空襲の恐ろしさを知っている人がたくさんいるというのに。家族を失った悲しさと苦しさを、たくさんの人が胸に抱えているというのに。

その遠い戦争が、いまそこで起っている。わたしたちのすぐそばで。そのことをこの絵本は気づかせてくれる。戦争を見てきた人が、その匂いを、手触りを生々しく語りかける。いや、彼はただ、なんの誇張もなく、ただ淡々と語っているのだ。それが異様に生々しいのは、戦争とはそういうものだからだ。

すべての大人に読んでほしい写真絵本。以下に感想アップしました。

books0000.html#books20040109014814

大長老  つまんねえよ 2004年01月07日(水)04時03分17秒

もうミッシェル君の話題はやめにしませんか。

なぜ英語で書きたいのかを日本語でルル説明するまで、あれこれいってもしょうがない。

わけわかんないもん。

寮美千子  作文能力 2004年01月07日(水)03時07分27秒
素人かどうか、彼の自己紹介をよく読んでからいってください へのコメント

わたしは、ミシェルから大学ノートにぎっしり手書で書かれた「日本語の」小説も預かって、読みました。ミシェルの作文能力は保証します。

寮美千子  素人かどうか、彼の自己紹介をよく読んでからいってください 2004年01月07日(水)03時05分57秒
ソフトの導入は素人には辛い物がある へのコメント

だいたい、ソフト導入以前の問題です。ローマ字で書き込んでくださいという申し出も無視しているのだから。それに、ミシェルはアメリカ最大手のネットワーク機器メーカーの技術者でした。彼の自己紹介に書いてある。こんなこと、いちいちわたしが説明してあげなくちゃ会話が成立しないような掲示板にしたくないから、日本語での参加を求めました。あなたがあの方と英語で話したいなら、どうぞ個人的に連絡を取ってください。個人メールは歓迎とも自己紹介に書いてあります。

しかし、問題は日本語か英語か以前に、ミシェルの対話の態度がなってないこと。話しても聞こうとしないこと。それが一番の問題でした。もう、蒸し返さないでください。わたし自身、生身でも会って、電話でもさんざん話した上での決断です。そのことは、すでにわたしの文章にも書きました。このために、わたしがどれだけ心と時間を割かれていることか。わたしの書き込みの長さと投稿時刻、言葉を選んでいることをみれば理解できるはずです。それをミシェルは一向受け止めようともしない。あなたも、よく読んで事情を理解したうえの発言ではない。怒りと悲しみの両方に襲われてわたしはずたずたです。

http://ryomichico.net/bbs/cafe0030.html#cafe20040102184625

目玉おやじ  弁護するというほどではありませんが… 2004年01月07日(水)02時55分20秒
母語と母国語/お国と国家 へのコメント

何だか、ミッシェルさんが一人だけ悪者にされているような気がして悲しい。

世の中には、いろんな考え方をする人、いろんな表現方法を採る人、文章の上手い人、下手な人、独りよがりな人、全く周りを考えない人、逆に気配りの人、

いろいろ居ると思います。掲示板へのカキコ方法がちょっと下手だったというだけで、人格さえも貶されるような雰囲気は、あんまり好きじゃないなぁ〜。
単に、作文能力が劣っているだけなのかも知れないっていう可能性。つまり、書かれた文章は人格そのものとは離れた存在である、という事実。

ということを考えてしまった。

目玉おやじ  ソフトの導入は素人には辛い物がある 2004年01月07日(水)02時44分41秒
母語と母国語/お国と国家 へのコメント

> 買おうと思えば、日本語ソフトを買うこともなんでもない財力もある。

PCにそういうソフトを導入する技術が無ければ、難しくてできっこない。
そういう可能性をちょっとは考えてみましたか?

本多信介  大阪人情博物館 2004年01月06日(火)14時38分40秒
大阪人権博物館 へのコメント

ってのはいたるところにあるのにな

鳥海  大阪人権博物館 2004年01月06日(火)08時10分28秒 http://www.age.ne.jp/x/toriumi/

そう、友人の勤める大阪人権博物館は、
アイヌ、沖縄、在日コリアンも重要なテーマです。
常設展の他に、ときおり、関連企画展が催されています。
池澤夏樹さんも、『静かな大地』の執筆にあたって訪れられた場所です。

JR環状線の芦原橋駅から徒歩で5分ほどの場所なのに、
なぜか、いつも道に迷い、順調に辿り着けた試しがありません。
過日は「きっと道に迷うだろうなぁ」と思って早目に出かけたら、
案の定、半時間ほど迷いました。
印刷した地図を持っているにも関わらず、
ローソンの店員に訊ね、
工事現場の作業員に訊ね、
それでも辿りつけません。
次の予定の時間が迫っているものだから、
止むを得ず通りすがったタクシーに飛び乗ったら、
タクシーの運転手も道に迷い・・・。
運転手に地図を見せても分からず、
とうどう運転手が車を降りて、
歩行者に訊ねて辿り着きました。
以上は余談でした。

http://www.liberty.or.jp/index2.html

鳥海  ”身体”を携えて生まれるということ 2004年01月06日(火)07時40分38秒 http://www.age.ne.jp/x/toriumi/
壁をこえて性を語ろう へのコメント

琵琶湖の湖畔で新年を迎えました。
寮さん、皆さま、今年もどうぞよろしくお願いします。
七生養護学校への都教育委員会による不当介入に関する問題については、
kiyomiさんと個人的に情報交換させていただきましたが、
selicaさんや寮美千子さんのコメントに誘われて参りました。


昨年末、大阪人権博物館においては、
『性的少数者の現在〜性のありようを問い直す〜』が催されていました。
友人の学芸員による企画展です。
性同一性障害などをもつ当事者の声が丁寧にインタビューされ、
それぞれの立場の生きづらさを感じることができました。
また、性的少数者にとって生きづらい社会を構成してきた
自分も加害者であることに慄くと同時に、
性的役割にからめとられることの自身のつらさを
束の間、解放することができました。


性の問題に直面したとき、誰もが戸惑うように、
障害者(児)の生活支援の現場においても、
当事者の性的な衝動や行動に、
当事者も支援者も多いに戸惑っている現状があります。
kiyomiさんがすでに述べられているように、
当事者の性的行動そのものから
自分自身や他者や社会に対して感じている方向を汲み取ることが重要で、
より多様な方法で自己表現できるように
サポートしていくことが求められています。


大阪では、障害者の生活支援を担う当事者団体によって、
性に関するワークショップが催されています。
知的障害者を対象とするのみならず、
支援者を対象とするワークショップも併催される場合もあり、
そのいずれもが必要であると思います。
また、香川で知的障害者の生活支援や研究に関わる知人は
保健所と連携しながら
知的障害者、家族、支援者向けに
性を学ぶ講座を催すなどの取り組みをしています。
このような試行錯誤の中で、
七生養護学校の取り組みにみられる実践知に
学ぶことが多いのだろうと思われます。


今回の七生尾養護学校の問題は、上述のような
性的少数者の生きづらさを紐解こうとした試みや、
知的障害者の生活そのものを支える実践をも
踏みにじりかねない危うさを孕んでいます。
それは、個人のいのちや権利を脅かす行為でもあり、
戦争という愚行もまた、その変奏に過ぎません。
今回に限らず、性や障害を巡る問題は、
合理主義に徹した社会の側の歪みや、
個人のいのちよりも国家に重きを置く国家の欺瞞を
痛みを負いながらでも照らし出してくれます。


わたしが”身体”を携えて生まれることも、
”身体”を置いて死ぬゆくことも、
その瞬間を本能が記憶することを拒むほどに
つらくて面倒極まりないことなのかもしれません。
だとしたら、生きることに付随する本質的な問題を共有し、
家族に限らずに面倒をかけ合える人間関係のあることは、
生きづらさを随分と軽減してくれるものに違いありません。
kiyomiさんの教育実践もまた、
こどもたちとのそのような人間関係を基盤とするものだと思います。
そしてまた、ここ最近のkiyomiさんもまた、
こどもたちに大いに支えられているのだろうと、
文面の端々から感じ、少し安心しました。

寮美千子  母語と母国語/お国と国家 2004年01月06日(火)04時59分04秒
また会える日 へのコメント

>ウチナーグチ(沖縄口:沖縄の母国語)
という勇崎さんの記述を見て、いろいろと思いを巡らせました。当然、追い出したミシェルのことを思います。まとまらないから、まとまらないまま、ずらずら書きます。

母語と母国語というふたつの言葉があります。かなり近いけれど、微妙に違う。辞書的な意味を調べてみると、こんな具合です。
【母語】ぼご
1. ある人が幼児期に周囲の大人たち(特に母親)が話すのを聞いて最初に自然に身につけた言語。
2. 同じ系統に属するいくつかの言語の源にあたると考えられる言語。フランス語、イタリア語、スペイン語などに対するラテン語の類。祖語。
【母国語】ぼこくご
自分が生まれた国や所属している国の言語。 by 大辞林 第二版 (三省堂)
つまり、赤ん坊のときに聞こえてきて自然と覚えた言葉が母語。例えば、スペイン語を話すメキシコ人の乳母に育てられ、母親からほとんど声をかけられなかったアメリカ人の赤ん坊の母語は、スペイン語になる。けれども、その子の母国語は英語ということになるわけです。

ここで問題になってくるのが、じゃあ「国」って何?ってこと。とりあえず辞書を見てみよう。
【国/邦】くに
1. 一つの政府に治められている地域。国家。国土。
2. 地域。地方。
3.(地方自治体に対して)中央政府。
4. 古代から近世に至る日本の行政単位の一。大化の改新の国郡制によって定められ、明治維新後郡県制に変更された。
5. 自分の生まれ育った所。故郷。郷里。
6. 任国。領国。知行所。
7. 任国を治めること。国務。
8. (天に対して)地。大地。
9. 国の統治者。天皇の位。また、その政務。
10. 国 (4)ごとにおかれた地方行政府。
11. 国府。     by 大辞林 第二版 (三省堂)
国には、いろんな意味がある。「お国はどちら?」という古典的な問いかけは、本来「故郷はどちら?」という意味で「信州です」や「讃岐です」というのがその答えでした。「お国自慢」というのは、郷土で誇れるものを指します。「北の国」というと、北の大地を指し、地方という意味になる。「国家」という意味は、国の意味の一つにしか過ぎません。

そのひとつの意味でしかないはずの「国家」が、必要以上に強大になっている。そんな気がしてなりません。「国語」という時の「国」は、ほとんど「国家」と同じ意味。「標準語」という東京山の手方言でその他の地方の方言を迫害したばかりでなく、アイヌ語というまったく異なる言語を、言語として認めず、抹殺しようとしました。
【国語】こくご
1. 国家を形成する成員が自国語として使用し、共通語・公用語となっている言語。
2. (自国語としての)日本語。
3. 漢語・外来語に対して、日本固有の語。和語。やまとことば。
4. 学校教育の教科の一。「国語科」に同じ。
ここでいう「日本」は、事実上ヤマト民族のこと。アイヌからみれば「シサム」、ウチナンチューから見れば「ヤマトンチュー」のことです。日本には、ウチナンチューもアイヌもいるのにね。ほんとは、いろんな言葉があって、いろんな文化があった。経済力と軍事力の強い人々が、そうでない人々を征服してきて、言葉も文化も制圧した。それぞれの地方に散らばるオリジナルな文化を破壊してきた。それが「国語」という言葉によく表われているように思います。

人間は歴史のなかでずっとそうしてきたのかもしれない。けれども、それでいいのだろうかと思う。征木高司氏が指摘したように、言葉は故郷です。日本語も、いまは経済が強いから堂々としているけれど、百年後、二百年後、経済も政治もボロボロになったら、いつしかだれも日本語を話さなくなるかもしれない。アイヌ語のように、禁止され抑圧されたからそうなるのではなくて、もしかしたら日本人は喜々として日本語を捨て、英語を話すようになるかもしれない。そんな気もします。

それって、平然とアイヌ語やウチナーグチを抑圧してきた報いかなあ。弱い者を平気で足蹴にする者は、強い者に恥もなくすり寄る。そういう生き方って、情けない。わたしは愛国主義者でも右翼でもないけれど、やっぱり日本語は大切にしたい。そして、いままで「国家」が傷つけてきたいろんな方言や、絶滅寸前に追いやったアイヌ語を、もっともっと大切にしていきたい。

コミュニケーションは大切。言葉が通じ合うことは大切です。けれど、それが言葉の一極化であったり、もともとある言語への抑圧であってはいけない。それぞれが自分の母語を、そして、政治的な意味の国語ではなく、文化としての母国語を大切にして、そのうえでなお、共通に語り合える言葉を持てたらいいなあと思うのです。

コミュニケーション・ツールとして、英語はとても実用的な言葉です。けれども、いまの世界情勢を見ていると、それが政治的な圧力にも見えてくる。「世界中、英語を話して当たり前」という英語圏の傲慢に見えてくる。強い力を持った者は、それだけ謙虚にならなければいけない。日本語はアイヌ語に対して、標準語は方言に対して、もっと謙虚にならなければいけない。アイヌ語や方言を、もっと大切にするべきです。それと同じように、英語は少数派の言葉に対して、謙虚になるべきだと思う。

しかし(うーんここからがむずかしい)教条的に「だから日本語じゃなきゃダメ」とかいうのは違う。最終目的はコミュニケーション。互いに歩み寄って、なるべくコミュニケーションをとりやすい方法を模索するべきだと思います。

ミシェルにとって、いまでは英語の方が使いやすいと言うことはあるのかもしれない。この掲示板カフェルナでは、ミシェルはその意味でマイノリティーです。ここは、日本語を基本としている掲示板だから。だから、わたしはある程度ミシェルに歩み寄ろうと思った。けれども、ミシェルのほうからこちらへ歩み寄ろうという態度がなかった。ここに集う多くの人に英語を読むという負担を強いました。立て続けに長文の書き込みをして、その負担をさらに増した。それを指摘されても、少しも改めようとしなかった。

それは、弱者の開き直りなのでしょうか。それとも、強者の奢りなのでしょうか。「わたしは弱い立場なんだから、あなたはやさしくして当然」というのは、ずうずうしい。「英語は世界共通語だから、あなたがたが理解して当然」というのも、ずうずうしい。どっちにしても、ずうずうしいのは嫌われます。

日本語がダメならともかく、もともと読むことも書くこともできる。買おうと思えば、日本語ソフトを買うこともなんでもない財力もある。だったら、もう少し歩み寄ってほしかった。コミュニケーションしようという気持ちが、うまく実を結ばなかったことをとても残念に思っています。

勇崎  また会える日 2004年01月06日(火)01時22分27秒

あけましておめでとうございます。
いやはや、年末年始ごぶさたしてたら、この板、壮絶な往く年来る年だったんですね。
Michelleさんについては、残念なことになっていますね。
実は、この板にだって、僕も含めとても日本ネイティヴとは思えない日本語の人だっているし、とやかくいえた義理でもないでしょう。問題は、どう汲み取ろうとするかだと思います。

Michelleさんに触れて、かつてある沖縄ネイティヴの作家が、こんなふうに書いていたことを思い出しました。

〜沖縄には米軍基地があるから、沖縄の若い人たちはさぞかし英語が堪能なんだろうと、大和の人たちから言われることがあるが、沖縄の学生の英語の成績は、全国でも最低のところにある。なぜなら、語学力の基本は国語(母国語)力にあるからだ。皇民思想教育や大和化を強要されるなかで、方言札(方言で話すと罰として札を首に下げられる)のような賤しい制度などでウチナーグチ(沖縄口:沖縄の母国語)が失われ、ウチナンチュ(沖縄人)は国語(母国語)力、つまり語学力の基本を去勢されていった。そのような歴史を背景として、沖縄の学生の英語の成績は、全国で最低のところにあるのだ。〜

といった内容だったと記憶します。現在の沖縄がどうかは、僕にはわかりませんが、ふたつの国を行き来することで、Michelleさんにも同じような背景があるやも知れないなあ、などと独りよがりな想像もよぎったりします(間違いだったらゴメンよ)。語彙に自信が持てず、漢字変換しても、どの漢字が正しいのか判断できないことって、日本ネイティヴの僕にだって、あるしね。

silicaさんが呼びかけておられる「あらためて本当の会話をなさろうとしてくだされば、掲示板を見ている私はとても嬉しいです。どうぞ私たちにわかりやすい言葉で歩み寄ってください」「寮さんをひとりの出会った人として本当に大事に思っていらっしゃるのなら、好きな人のひとりだ、と思っていらっしゃるのなら、対話をあきらめちゃだめです」。そして、kiyomiさんが語られた「こんな時代だからこそ、多くの方々の意見を伺いたい」というのは、この板が一貫してきた(カフェルナ&カフェルミ)の“心”そのものだと思います。

さて、さて、僕の英語もクソミソに言われていますねえ。構文が幼稚なことは百も承知ですが、シンプルに、多少は韻のようなものをふんだつもりです。僕の幼稚さは、英語を学ばれた方々には概ね不評ですが、これまでの体験では、英語ネイティブの人は面白がってくれる傾向にあります。Michelleさんの日本語も、もしかしたら日本語ネイティブには面白がれるかも知れませんよ。
寮さんが伝えようとされている真意をどうか汲み取られ、silicaさんやkiyomiさんの呼びかけを励みに、是非ともいつかチャレンジして下さい。

寮美千子  寮美千子朗読ライブ「小惑星8304」続報 2004年01月05日(月)00時00分55秒

1月17日のライブ、本多信介氏の出演が決定! うれしいところに、作曲家の高橋喜治氏から、新曲「小惑星Ryomichico」をプレゼントしてくださるとの連絡がありました。感激! 宇宙初の、そしてただ一度の演奏を、どうかいっしょに楽しんでください。詳細はこちら。

planets0005.html#planets20040104221200

寮美千子  壁をこえて性を語ろう 2004年01月04日(日)23時42分43秒
学ぶことが多いです。 へのコメント

▼silicaさま
七生養護学校の件、ありがとう。「性」の問題ほど、価値観や考え方が違うものもないと思います。みんなが自分がスタンダードだと思っているらしい。わたしが非常勤をしている大学の学生でも、平気で「だって、男って普通そういうもんじゃないスカ」なんていう男の子がいます。しかし、そういうもんなひともいれば、そうじゃない人もいる。ほんとうにそれぞれで、普通なんてない。それがわからないのは、互いに語りあうことが少ないからではないでしょうか。だから、マスコミの扇情的な情報だけが一人歩きしてしまう。ほかに情報がないからです。そして、学生のように「男って普通そんなもの」と思いこんでしまうのです。

健全な概念を育てるためには、普通に話しあえる環境が大切だと思います。その環境がないと、偏ったマスコミ情報に躍らされるだけになりがち。

七生養護学校に調査にはいった人は「わたしなら、こんな性教育は受けたくない。性は秘するものだから」といったそうです。そして教材の強制没収。しかし、そうやって隠していることが、かえって過激な状況を生みだしていることに、彼らは気づかないのでしょうか。七生の性教育を「アダルト・ショップ」と形容する大人の方が、ずっと扇情的なマスコミに汚染されている。学校はそんなつもりで教育していないし、教材をそんふうに使ってもいない。「アダルト・ショップ」があるのは、ほかでもない調査に入った彼や彼女の心のなかなのです。

>それはその方々自身の「性」のとらえかたも露呈していまっているように思います。

ほんとうにそう思います。

▼男女の境界線はベルリンの壁?
わたしたちが普段「当たり前」と思っていることが、実はそうではないということがあります。たとえば、男と女、という区別。心も体も、実はわたしたちが思っている以上に、男と女の間を揺らいでいるのかもしれません。それは、くっきりと二つに分けられるものではなくて、グラデーションなのかもしれない。また、一人の人のなかにも、いわゆる男性的な部分と女性的な部分が、モザイクのように混じりあっているのかもしれません。そして、それがきっとその人の「個性」になっていくのだと思います。

そう思って見ていくと、わたし自身もずいぶんモザイクな人間に思えてきます。男みたいなところも、とても女の子なところもある。

男女の境界線、というのは実はベルリンの壁みたいなもので、そこにあると思っているわたしたちが作りだしているものなのかもしれない。壊そうと思えば、結構簡単に壊れるものなのかもしれません。もちろん、だからといって、すべてを男女平等に、なんていうことじゃない。体の機能の違いは違いとして尊重試合ながらも、社会的役割や心の有りようは、もっと自由になってもいいのかもしれません。

一方で、博多の山笠みたいな「男らしさ」「女らしさ」に憧れるわたしもいる。そのような文化が、ある機能をして、人々をいきいきさせているという事実もある。そのへんのところ、自分でももっとよく考えてみなくちゃならないと思っています。

▼その人らしさ
いわゆる「性同一性障害」の人もいます。体と心が一致していない。そういう人を「なっとらん! 男子こうあるべき!」なんて敵視する人もいる。そういう人は「男らしさ/女らしさ」の神話にかなり汚染されている。「個」を見るまえに「男/女」でしか判断しない。それはさみしいことです。

逆に、性同一性障害をおぼしき人のなかにも「男/女」の区別に強く汚染されている人もいるかもしれない、とも思います。男であることに居心地が悪ければ、女にならなければいけない。逆に、女であることに居心地が悪ければ、男にならなければいけない。そんな強迫観念から、別の性を目指す人もいるかもしれない。

でも、そのようにくっきりと境界線を引かなくてもいいような気が、わたしはしています。男みたいな女みたいな男、でもいいし、女みたいな男みたいな女でも構わない。それを、その人らしさ、と受けとめる世界があったら、きっとそういう人たちは、脅迫的に別の性を目指さなくてもいいのかもしれない。

▼語りあう大切さ
けれど、そういうことも話しあっていかなくては、わからないことです。わたしは、いろんな人の話を聞いてみたいと思う。気楽に、けれど真摯に語る。それができるようになれば、みんなみんなもっと楽になるような気がします。七生のことも、そうだと思う。教育委員会は話しあいを拒否しているかもしれないけれど、少なくとも、この問題を投げかけてくれたkiyomiさんとわたしたちは、語りあうことができると思うのです。この問題、ゆるゆると話していきましょう。よろしく。

silica  学ぶことが多いです。 2004年01月04日(日)21時25分50秒
「東京に軍靴の音が聞こえてきそうだ・・・」 へのコメント

七尾養護学校で子供たちの指導をされておられる方々の真摯な姿がkiyomiさんの文章からひしひしと伝わってまいりました。自分の子供に体の変化があらわれてきている私にとっては導きにも励ましにも思えました。健常者とかそうでないとかは関係ないと思います。kiyomiさんがとらえていらっしゃる感覚は正しいものだと思います。
都議、教育委員の方々が見せた大人の俗な妄想からの短絡的な振る舞いには実際に成長にとまどう子供たちに向き合ったことのない人の悲しさを感じます。それはその方々自身の「性」のとらえかたも露呈していまっているように思います。
寮さんが問題定義をしてくださったこと、現場で係わっておられるkiyomiさんが言葉を添えてくださったこと、とても意味深いことでした。ありがたく感じています。

silica  いつか日本語でお話してくださることを待っています。 2004年01月04日(日)11時37分07秒
さよならミシェル へのコメント

ミシェルさん、私は英語が得意ではありません。日本での普通の子持ち主婦なので英語に囲まれて暮らしているわけでもなく、中学の基礎英語をたよりになんとか把握しよう、という程度なのです。それでもあなたの投稿を辞書を引き
引きたどたどしく読んでおりました。自己紹介をされるまで、男の方と思っていたほどの感のなさです。文法は必ずしもむずかしくはないと思いながらもミシェルさんが何かとてもメッセージを伝えたがっていらっしゃる中味がよくつかめず、
自分の英語力をもどかしく思いました。私は寮さんよりも5つ年下ですが、ミシェルさんはおいくつぐらいのかたなのかしら、とも思いました。
寮さんのお話を読むとミシェルさんは、寮さんと向き合ってお話なさるときは日本語でいらしたのかな、と思います。
寮さんとお会いしたミシェルさんなら、寮さんが本当にあなたを拒んでいるわけではないことは感じておられることと
思います。寮さんはミシェルさんと寮さんだけ、という密室の会話からもっと広い場所へあなたをうながそうとなさったのだと思います。

少し時間をあけて心の高まりが少し静まった後、あらためて本当の会話をなさろうとしてくだされば、掲示板を見ている私はとても嬉しいです。どうぞ私たちにわかりやすい言葉で歩み寄ってください。

寮さんはものすごくインターナショナルかたです。人種どころか、年齢、男女、見かけで垣根をつくることなく一対一で
向き合おうとなさってくださるかたです。それどころか動物、植物、鉱物、自然からも心を感じ取ろうとなさるかたです。
ミシェルさんはそのことをだれよりも寮さんにお感じになられたはずなのではないでしょうか。
ミシェルさんの言葉を見つめながら、「英語」で考えること、「日本語」で考えることとはどういうことなのだろう、ということにまで思いが行きました。私は寮さんのお気持ちがミシェルさんに届くことを祈っています。

(もしミシェルさんが、寮さんをひとりの出会った人として本当に大事に思っていらっしゃるのなら、好きな人のひとりだ、と思っていらっしゃるのなら、対話をあきらめちゃだめです。私ならあきらめません。そして、実際あきらめずに寮さんとお話しています。)

寮美千子  削除通知と告白 2004年01月04日(日)03時18分23秒
さよならミシェル へのコメント

Michelle Endo  Good bye and Good luck everybody. 2004年01月04日(日)02時17分49秒 ▽さよならミシェル へのコメント

という投稿がありましたが、わたしが伝えた投稿の条件を満たしていないので、削除しました。

こんなに丁寧に語りかけているのに、少しも耳を貸そうとしないミシェル。日本語で投稿してくれときちんと理由を述べて頼んでいるのに、なおも英語で投稿してくる。なぜ、あなたはそんなに自分勝手なんだろう。自分勝手を棚に上げ、すべてを文化の違いに帰し、注意する他人をエゴであると決めつけ、少しも耳を貸そうとしない。わたしは、そんなあなたの態度が悲しいです。

あなたがマイノリティとして差別されていると感じるのは、あなたの特別な事情に起因するのではないと、あなたを見ていて感じました。わたしは、あなたの特別な事情のことはなんとも思わなかったけれど、あなたの態度には辟易です。ミシェル、どうか気づいてほしい。せっかく友だちになろうとして友好的に近づいていったわたしさえも、あなたはそうやって遠ざけてしまう。なぜ、遠ざけてしまうのか、胸に手を当ててよく考えてほしい。

あなたは自分を「率直なゆえに理解されない悲劇のヒロイン」だと思っているかもしれない。でも、ほんとうにそうだろうか。あなたがみんなを理解することを拒んではいないか。

あなたは最後の最後まで、みんなに説教をして、自分は立派であると証明しようとしていた。自分に非はない、みんながいけないのだという物語をつくっていた。ほんとうにそうだろうか。一度でも、ほんとうにそうだろうかと胸に手を当てて考えてみたことがあっただろうか。

まわりのみんなが愚かでエゴに振り回されているから、自分が孤独になるのだと自分にいいきかせている。自分は悪くない、みんながいけないんだと、そう思いこんではいないか。友好的に手を差し伸べる人にも、わざと高飛車に出て、嫌がられると、悪いのは相手だといつも自分にいいきかせてはいないか。

でも、違うんだよ。そんなんじゃないんだ。ミシェル。あなたは偉くなくてもいい。人よりすぐれてなくてもいい。あなたのなかにあるやさしい気持ちはほんとうに宝物だ。だから、あなたがすなおにあなたであるというだけで、充分価値がある、意味もある、魅力的なのに。どうしてそうやって、いつも「一段高い」ところにいるような素振りをしなければ、気がすまないのだろう。そうしなければ、あなたは自分を意味ある人間だと思えないのだろうか。そんなことをしなくても、いいのに。それが、みんなを不愉快にさせる原因なのに。

あなたが「精神世界」に惹かれ、自分を導く特別な存在とコンタクトできる、自分は特別な人間であると語っているのも、それを信じなければ安心できないだからだろうか。生身の人間より、そのハイヤーセルフの方が大切なら、そのハイヤーセルフとだけなかよく生きていけばいい。

ミシェル。人はみんな特別な存在なんだよ。霊感がなくても、守護霊がどうであろうと、人より偉そうなことをいえなくても、みんなみんなそれぞれに特別な存在なんだよ。その証明なんて、必要ないんだ。だってそれは自明のことだから。だれもが、この宇宙にたったひとりしかない存在なのだから。もしもクローン人間がいたとしても、そう。人は、他の人にはなれない。その人でしかない。だから、特別。比較は必要ない。優越も必要ない。

なんか、話しているうちに、どんどん悲しくなってきた。せっかくこの世で出会えたのに、わたしにはあなたのその歪みを鷹揚に受けいれるだけの度量がない。さよなら、ミシェル。あなたが考え直してくれて、投稿条件をクリアできたら、また会いましょう。

寮美千子  さよならミシェル 2004年01月03日(土)22時11分46秒
What is myself? へのコメント

▼見当違いの自己紹介について
正直いって、ミシェルの反応に戸惑っています。自己紹介も、全然ミシェルが伝わってこない。はっきりいって、別人のようです。わたしが知っているいちばんミシェルらしい部分を、ミシェルは隠している。だから、ミシェルらしさが伝わりません。実はメールで、ミシェルに関するある事情について自分からいってほしいとミシェルに頼んだのですが、ダメだったようです。プライバシーに属することなので、わたしからはいえません。いえないけれど、いってはいけないような、声をひそめるようなことではありません。それはある意味フツーのことです。みんなに友だちを紹介するとき、ごく当たり前にいえることです。例えば「この人は美大出なの。画家を目指していたんだけれど、いまはコンピュータ技術者をしているの」というのとさしてかわらない話です。そういうことって、実はその人を理解するのに、とても大事なことだと思う。けれど、本人が言いたくないなら、周囲の者はいってはならない。ごく普通のことで、話してもいいと思っても、やっぱり本人の判断に任せるべきです。

で、わたしは本人に任せたけれど、話してはもらえなかった。ミシェルがいわなかったことは、ミシェルにとっても、そしてミシェルと語ろうとする人にとっても、とても基本的なことだとわたしは思います。コミュニケーションをとろうとするとき、なによりも大切な事実だと思います。それをいわないでいては、まるでついたての向こうで顔を隠してしゃべっているようなことだと思う。

ミシェルのような立場を、多くの人はふつう、知らない。自分自身がそのような経験を積んだことがないから、普段は想像もしない。だから、いわれてみてはじめて考えようとする問題です。その時に、人はみんな、自分のなかにあった「既成概念」と向き合うことになるでしょう。そこから、ほんとうのミシェルに向き合い、自分自身に向き合うことになるでしょう。

誤解しないでほしいけれど、だからってミシェルがすごく変な奴だとか、そんなことじゃない。ミシェルがもっともミシェルらしい大事なこと、というだけです。

そのような大切なことを隠しているミシェルに、わたしは個人的に少なからず腹を立てています。それじゃあ、みんなとちゃんと話せないではないか、と思うからです。世界情勢がどうの、アメリカと日本がどうの、という前に、わたしたちはみな個人です。確かに、生まれ育った文化の影響を受けないというわけにはいかない。けれども、それは最大公約数なだけであって、一括りにできない。だから、語り合うのです。日本とかアメリカという前に、まず一個人として語り合わなければ、なんの意味もない。

ミシェルは、メールでわたしにこんな質問を投げかけてきました。
If you were ready to the world, Please tell me your own understanding about
Japan and Japanese from real people at the all other countries. Do you
really know?
1. What other Asian countries people are understanding Japan and Japanese?
2. What European Countries people are understanding Japan and Japanese?
3. What North American People are understanding Japan and Japanese?
4. What Southern American People are understanding Japan and Japanese?
You must know and understand the truth: good, bad, or really bad.
わたしは怒り心頭です。自分のことひとつちゃんと語れないくせに、なにを大仰な口をきいているのだろう。ミシェルがAsian countries peopleというとき、それはいったい誰を指しているのか。顔は浮かんでいるのか。たしかに、ある国が日本に政治的にどのような感情を抱いているか、とか、その国民が最大公約数として日本にどんな気持ちでいるか、ということはあるでしょう。しかし、いまここでそれを「自分を抜きに」語って何になるのでしょう。それを語る前に、語るべき「自分自身のこと」があるのではないでしょうか。自分を語るなかで、そのことが背景として自然と浮かびあがってくるということではないでしょうか。

ミシェルは断定します。日本人は「本音と建て前」を使い分け「曇り硝子の向こうみいるみたいだ」と。「本当のことをいわないから嫌いだ」と。日本文化にそのような面があることは事実でしょう。だからといって、だれもがそういうわけではない。むしろ、自分のことを靄の向こうに隠して、自分にとって当たり障りのないことばかりぺらぺらしゃべって偉そうな口を叩くミシェルのほうが、ずっと「曇り硝子の向こうみいるみたいだ」とわたしは思います。「本当のことをいわないから嫌いだ」とも感じます。はっきりいって卑怯者だと思います。さあ、どうだ。日本人は思ったことを言わないなんていうけど、ミシェル、わたしはどう?

▼英語問題について
ミシェルはロサンジェルスからたびたび1時間もの長電話をかけてくるので、そんなことをするくらいなら、掲示板に参加して有意義な議論をしてほしいと願いました。わたしとだけの閉じたコミュニケーションから脱却してほしかったのです。ミシェルが掲示板に参加したとき、歓迎の意を表したのは、ミシェルが勇気を持って広い場所に出てきてくれたからです。しかし、それは結果的に、わたしをひどく悩ませることになりました。

わたしは英語は苦手なので、読むのには一苦労する。ですから、ミシェルの英語投稿は歓迎ではありません。以前から、ミシェルに日本語ソフトを導入するようにいっていますが、日本と一時間を超える長電話をするお金はあっても、日本語ソフトを導入する気はないようです。そういう姿勢にも腹を立てます。

英語が世界に最も通用しやすい言語であることは事実ですが、この掲示板を読む人の多数は、英語を読むのにかなりのエネルギーを割かなければならないはずです。少なくとも、日本語を読むよりずっと大きな労力を割くことは事実でしょう。読めない人もいるでしょう。それでも、英語で書くということは、読者にそのような労力を強いているのだということを自覚してほしい。そして、読めない読者を拒絶しているのだと理解してほしい。

そういうと「もっとインターナショナルにならなくちゃいけないわ」とミシェルはいうでしょう。しかし「どんな国の人も英語ができて当たり前」と思うのは、英語圏の人々の傲慢です。ここは基本的に日本語で語り合う人々が集う場です。寮美千子という日本語を母語としている人が運営しているのだから、傲慢でも何でもなく、それは自然の流れでしょう。書き込むのが、日本人でなければならない、などという偏狭なことはいいません。実際、マダガスカルからマダガスカル人の書き込みもあります。しかし、彼はがんばって日本語で書いてきてくれます。自分から、会話に参加しようと努力してきてくれる。彼の日本語が多少間違っていても、だれも文句をいわないのは、そのコミュニケーションしようという姿勢を高く評価するからです。わたしの方も、彼が我が家にホームステイしていた時には、彼からいっしょうけんめいマダガスカル語を習いました。マダガスカル語の本も、いっしょに講読しました。それが「歩み寄り」ということです。

ミシェルは、日本語ができるのに、英語の方が使いやすいからといって、英語で書いてくる。それは、大勢の読者に負担を強いて、自分だけが楽をしようとすることに他なりません。海外の旅先のネットカフェからの短い挨拶程度ならまだしも、議論を英語で書きこむことは、ここでは歓迎ではありません。それは、この掲示板で議論できる人を狭め、時には拒絶することになるからです。

だいたいが、日本に来て入院中のおじさんのお見舞いに行って、全部英語で通したミシェルだから、日本語を嫌っているのでしょう。あるいは、コンプレックスの奇妙な裏返しなのかもしれない。いずれにしても、日本に生まれ、高校まで日本で育って、成育過程における母語は日本語であるはずだから、ミシェルは読むのにもしゃべるのにも苦労はないはず。なのに、あえて英語で書き込むのは、単にミシェルのわがままとしか思えません。

そのわがままを最初は大目に見ようと思いました。みんなとの会話に勇気を持って入って来るには、きっと最初は英語でないとだめなのかもしれないと思ったからです。ミシェルへの親切のつもりでしたが、大間違いでした。英語なので、みんながすぐに対応できないのをいいことに我が物顔。ミシェルにきちんとコミュニケーションしようとする態度がなく、礼儀も何もわきまえないので、もう大目に見られなくなりました。

▼典型的日本人、など存在しない
「インターナショナルになれ」とか「異なった意見の人を排除すべきではない」などと、ミシェルは一見まともそうなことをいいます。しかし、自分のこと一つ語れず、大上段から政治議論などふっかけるような人間に、わたしはそんなこといわれたくない。そんな政治論争など、単なる自分隠しのからっぽな仮面に過ぎません。わたしがいま、あなたにうんざりしているのは、世間の「差別」とは何の関係もない。あなたの性格にうんざりしているだけです。あなたはいつも、世間の差別についてわたしに語りますが、もしもあなたが世間から差別されたと感じるなら、それは差別ではなく、単にあなたの性格が嫌われただけではないかと、わたしは疑います。それを「差別」一般論のせいにして逃げているあなたがいるように思えてならない。

あなたの日本と日本人に対する罵詈雑言を聞くたびに、わたしは同意する部分があると同時に、怒りも感じてきました。わたしは愛国主義者でもなんでもない。それでも怒りを感じるのは、日本を侮辱されたからではありません。あなたが空虚な「一般論」しか語らないからです。あなた個人の体験を通じて、差別を感じ、傷ついたことを語りたいのなら、いつでも耳を傾けましょう。それはあなたにとって、紛れもない事実で、切実なことだからです。けれど、漠然と「だから日本はダメ」「日本人は嫌い」という言葉には、何の実質も伴わない。そのように十把一絡げに語ろうとするあなたの態度にこそ、わたしは強い差別を感じます。あなたこそが、差別的人間です。

あなたがご立派に「ミチコ、オープンマインディドになって、議論を制限したりしないようにしなさい。でないと、インターナショナルな人間になれないわよ」などというのにも、怒り心頭。わたしが、あなたを排除するとしたら、それは議論を制限するためではなく、また、異なる意見を排除するためでもありません。単に、議論のできない奴をたたきだすことでしかありません。礼儀も作法もわきまえず、人を振り回し、一見ごもっともなことばかりぺらぺらとしゃべり、その実、自分自身についてはひとことも大切な真実を語ろうとしない卑怯者を、追い出すためです。

▼切実な問題が遠ざかる
ここでは、語らなければならないもっと切実な問題があります。たとえば都立七生養護学校のことなど、実際いま目の前で起こっている事実です。いま、面と向かってみんなで考えていかなければならない問題です。そんな大切な話題が出ているのに「アジアの人々は日本をどう思っているか」「北アメリカの人々の日本に関する感情を知っているか」などという大言壮語なばかりでからっぽな話をしても、何の役にも立たない。むしろ、目の前にある大切な問題を語ることを妨げ、この掲示板を無益なものにする効果しかありません。

わたし自身もミシェルの態度に対する怒りから、このような膨大な投稿を書かざるを得ず、実際迷惑千万です。大切な時間も心も、この件によって奪われてしまいます。振り回されています。

▼投稿の条件
さて、結論です。第一に、わたしは英語を読むのが遅い。理解にも多大なエネルギーが必要です。ミシェルが英語投稿すると、わたしは自分の掲示板運営に責任があるから、読まずに放置することはできない。そのために、多大な時間を割かれる。仕事の時間も、プライベートも、そして七生問題のような大切なことに割く時間も奪われてしまう。ですから、あなたが日本語ソフトを手に入れて、日本語で投稿できるようになるまで、投稿しないでください。

たとえ日本語で書き込めるようになったとしても、きちんと自分のことを語らず、大言壮語なことばかりいうようであれば、お断りです。わが掲示板はフェアな場にしたいと思っていますが、議論できない人間を相手にするつもりはありません。それは、あなたがいうように、わたしがこの掲示板の平和のみを考えて運営しているからではありません。また、民主主義を無視して、異なる意見を排除しようとしているからでもありません。議論の基本を満たさない愚劣な人々に振り回され、無駄な力や時間を使いたくないからです。以前もひとりたたき出したことがありましたが、それも、その人が議論する態度がなっていなかったからです。それを知っていたので、最初からお断りだったわけです。ミシェル、わたしがあなたに求めてたことを、きちんと語ってくれなけれないのであれば、この掲示板にはもう出入りしないでください。

以上の条件を満たさない投稿は、即刻削除します。

なお、匿名で議論したければ「2ちゃんねる」という最適の掲示板があります。話題も豊富です。また、ネット上には無数の掲示板があり、一般に開かれているところも多いので、どうかそちらでご活躍ください。

寮美千子  いかすTRUE JAPAN 2004年01月03日(土)21時46分21秒
Harry Johnson氏による愉快な日本紹介 へのコメント

▼MOKUMOKUさま
TRUE JAPAN、思いきり笑わせてもらいました。特にわが故郷であるCHIBA(2歳半から18歳まで在住)には、大笑い。ありがとう。

http://www.kt.rim.or.jp/‾shinichi/HARRY/index.html

Michelle Endo  USAF is one thing. How about US NAVY? 2004年01月03日(土)21時20分33秒
US Airhorse へのコメント

I tell you a story.
When I was working at USAF Air Base, Some USAF people are always making fun(not bad one) of US NAVY and US ARMY. Please do not tell this to USAF people.

Let me tell you some example of interesting words.
You know what US NAVY SEAL for, right?

How about US NAVY Dolphin? US NAVY Grey Whale and or US Killer Whale?
US NAVY Seahorse? US NAVY Sea Snake? How about Sea Urchin? And US NAVY Sea wolf? How about Flying Fish? I also know some bad ones. But, I do not tell you. It is classified.

What do you think? All of them are really easy to guess.
US Airhorse in "my own word" is "USAF Fighter-bomber F-XXXX program."(It is classified, But, I will tell you just one thing. **Well, I am retired.** It is a program what I was working for. "Secret Clearance" was required to work in that program)

Now you can understand it. You can make any other interesting (new) words using your own imagination.


Michelle Endo  Yes, You are right. 2004年01月03日(土)18時28分53秒
全体に英語国民の使う英語とは到底思えません。 へのコメント

Mukumoku-san,
You are right. You really know what kind of people are Living in United States. Many of them came from other countries. In the very beginning, I think No human being was found in this place.

If I got all of my education in US from very beginning of my life, I could be totally different, today. I may not interest to Japan and or Japanese. Who knows. As you know, Some Japanese American who were born in this country really hate Japan and Japanese. I wonder why? They might have some reasons why they really Hate like that.

Mokumoku-san, do you know it?

As you know, United States is a very interesting place. It is still very attractive place to many people in the world. I believe you know that very well. I really like to live in this country. I really like to communicate with All kind of people who has different knowledge and back ground. I think this is a very natural environment to me. I call this place as "Wild Kingdom."

Other thing. "English" is one of Language in the world and is a communication tool for everybody who were interested. How to decorate your tool (Some people must have Gold one) and How to use it (Some people put it at wall) is depend upon your mind. You should understand this concept. Communication is the most important thing, Not a tool self. Who cares what kind of tool you have. Understanding each other using your tool is the most.

I do not know New Japanese so well. Some young people in Japan are very creative(?) Their Japanese(?) is not understandable at all. Are they really Japanese? Standard must be there, I think. On the other hands, people in US are also abusing our Language. I do not like theam and do not use them.

MOKUMOKU  Harry Johnson氏による愉快な日本紹介 2004年01月03日(土)18時05分07秒
I am not asking your judgement. へのコメント

いささか、銭湯内でのケンカじみてきたけど、Harry Johnson氏の英語による愉快な日本紹介でキゲンを直してください。

http://www.kt.rim.or.jp/‾shinichi/HARRY/index.html

Michelle Endo  I am not asking your judgement. 2004年01月03日(土)17時49分28秒
US Airhorse へのコメント

Thank you for your comments.
As I think, I am not asking your own judgement from your own standard. You are cleary showing to the world your comments came from your apparent prejudice and your own natural hateful attitude. You has a very short fuse too. Anger and Hate makes nothing but trouble.

It is really good for everybody. Now everybody knows who really you are.
Show me more about your true self. This is a good opportunity for you telling everything what you really have in your mind. Please do not hide.

What do you think of United States of America? What kind of US do you know? Tell me about it.

********************************************************************
I am sorry about the Airhorse. I know US Air Force very well. I just put the particular word. That's all.

MOKUMOKU  全体に英語国民の使う英語とは到底思えません。 2004年01月03日(土)17時47分47秒
US Airhorse へのコメント

征木高司さま

もちろん、そりゃ、英語国民の使う英語じゃないけど、そんなにムキにならなくてもいいじゃありませんか。Airhorse なんて、たんなる綴りのうっかりミスですよ。他人の文章のあやまりなんか勘定するのはあんまり生産的じゃありません。Michelle Endoさんの書き込み見てると、間違いだらけの文法や自家製トンデモ英語をものともせず書きまくる愉快なおばちゃんで、楽しいですよ。

それより、”Great! Michelle”なんてコメントを見て、わたしはドキモを抜かれましたよ。それに続く” But the world is the worst.“も英語国民にはさっぱりわかりませんね。「世界はいま最悪の状態にある」というつもりかな、とか考えました。

ま、とにかく、失笑を買うことを恐れず、外国語でなんか一発ぶってみるというのは、言う方にとっても読むほうにとっても実に楽しい。わたしも、こんどアラブ語で、「イラク国民はフセインのことが大嫌いだったが、ブッシュのことはもっと嫌いだ!」とか言ってやろうかとひそかに思っています。間違ったってもともとだ。うはは

征木高司  US Airhorse 2004年01月03日(土)16時36分51秒
What is myself? へのコメント

真面目に読み始めたのですが US Airhorse のところで眼が止まってしまいました。
文脈上 USAFの事なんでしょうが「空馬」はないでしょう。
本気で読む気力がなくなりました。
それだけでなく 全体になんとも魅力のない文章です。

I was born in Japan.なんて中学生の文通英語じゃあるまいし、この場合普通アメリカ人なら I was born in okinawa とか Naha Cityとか 具体的な地名になると思います。
それに頻出する「洗脳」という言葉は日本でこそ一般的ですが基本的には朝鮮戦争当時の軍事的な意味合いの濃いかなり暗い用語です。

全体に英語国民の使う英語とは到底思えません。

匆々。

寮美千子  1月17日 小惑星ryomichico 命名記念ポエトリー・リーディング 2004年01月03日(土)00時51分48秒

1月17日に、急遽、寮美千子のポエトリー・リーディング・コンサートを、地元・相模大野のカフェレストラン「ラシェット」で開催することに決まりました。共演予定は、作曲家高橋喜治氏(ピアノ)と齊藤佐智江氏(フルート)。きょう決まったばかりなので、まだ詳しい内容は決まっていませんが、日時と場所は決定。詳細はカフェルミをごらんください。ぜひ来てね!

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Michelle Endo  What is myself? 2004年01月02日(金)18時46分25秒
ミシェル! まず自分のことを話してください へのコメント

Hello, Everybody in this Keiji-ban,
I really do not mind to introduce myself to you people. However, I have no idea how much you need to know me and How details(?) I am very complex and complicated myself, as you people. It takes much time to explain to you. I do my best. So, please let me know if you could figure them out properly.

The first of all,
1. Name: Michelle, Lucky, Mireille, (one more middle name) Endo.
Gender: Female.
Age: Do not ask.
2. Address: Los Angeles CAlifornia U.S.A.
3. Education: BSEE.Computer Communications.
4. Profession: Network Software Development and Engineering. Protocols.
5. Work: More than 20 years of Network Systems Engineering in Commercial
Systems and Military (US Airhorse) Weapons Systems. U.S.A.
The last work place: Cisco Systems, Inc at San Jose California.

5. What I think of myself:
1) I was born in Japan. But,I do not become Japanese Japanese person. I am kind of International and open minded person. I am not Brainwashed by anybody any Government Brainwash Educational Systems. I do have my own logic, opinions, and ideas. I am very independent from very early age. My philosophy, my logic, living environment, matches US system and people in USA. I was baptised at Minneapolis Minnesota in 1976. My health is not good. I do have several medical and health related problems. I need to stay in US for my medical needs and for the best medical treatments. Califonia is the best place for me and my health. I am exteremely Logical person. I am no-nonsense. But,I like Jokes, sometimes. I do not like any of Computer Games.(reason: I have better idea) I got Heart Attack and received "Open Heart Surgery" at Stanford California in 1997. My spiritual part of my mind woke up after the Open Heart Surgery. I went through lots of traumas. I do have many spiritual experience (with eye wittness) in my life. I retired in May 2000 due to my medical reasons. I still have been working on my own health. I still need constant medical attentions, medications, and treatments for the rest of my life. It is truly expensive to live. I like Art and I do have some Japanese Antiques and collections in my house. I am very creative. I can conceive something unique and can modify some existing commercial items to become handmade unique stuff. I do have some professional tools and equipments necessary to do some handy works in my guarage.

Mean while, I have been studying Spiritual Matters with my own gifts from God and experience.Understanding and learning is not easy.You must make yourself very pure and crystal clear from God. I did unconditional surrender to God. My life is NO longer only for myself. Communication with Spiritual world is possible. Communication Channel is always open state. Studying the purpose of Human life and our Missions at this Earth School. I already found some secrets. Understanding human's fundamentals is the must.

I do not like WAR, politics, any human made fears, Race, discriminations, ignorance, Book smart people, Fake Christian, Dishonest person, any person who speak like he/she knows everything, person who does not tell the truth, and anybody who has prejudice and or who discriminates Female.

Understanding other person(s) takes years, Experience makes your history. if you really wanted to know the person. We must have good trust and Faith. You must have a good Patient. PATIENT is the most requirement. Most of Your people loose your temper and Patient very easily from just a little thing. I do have a few good life time frieds in the world, not only in US. It takes more than 10, 20, 30 years. We should have good friendship that really can help each other. Anything you can talk without having man-made fear, anger, worry, and or anything bad in your mind. If you could express your true self, you will get more good advices and benefit from others.

Anything else? Anybody want to know any other things from me? I can give you my answer as much as I could and depend upon your question. And I need everybody's feed back what your understanding is. . Is this fair?

Michelle,

寮美千子  ミシェル! まず自分のことを話してください 2004年01月01日(木)22時24分34秒
Questions, へのコメント

ミシェルへ

ミシェルがMOKUMOKUさんにした質問を、オウム返しに書き写してみます。知らない人に、いきなりこんな質問をされたら、ミシェルはどう思う?

1. Why you are staying in USA?
 あまたはどうしてアメリカにいるのですか?

2. Why you have a US citizenship? Why you needed it?
 なぜ市民権が必要だったのですか?

3. Do you know What the your purpose of your life is?
 あなたの人生の目的を、あなたはわかっていますか?

4. Did you find any of your own life missions in this your life?
 あなたはもう、自分のこの人生での使命を見つけましたか?

5. So, what is your real identity?
 あなたの「アイディンティティ」とは?


ミシェル。人に質問をすることが、悪いことだとはわたしは思いません。けれど、それは時と場合と内容次第です。きちんとした自己紹介もなく、いきなり立ち入った質問をするのは、相手に失礼であるばかりでなく、会話の雰囲気も壊してしまいます。質問をしたいのであれば、まず、自分について語ってください。自分は黙っていて、人にだけ聞くのは卑怯。自分は物陰に隠れ、他人に裸になれといっているみたいです。少なくとも、質問をした内容ぐらいは最低限語ってほしい。それは、人としての最低限の礼儀です。


しかし、それでもなお不適切な質問というものはあります。たとえば、質問の3と4は、誰もが一言で答えられる問題ではありません。会話の流れのなかで必然として出てくるならともかく、いきなりは唐突にすぎます。


もうひとつあります。掲示板の議論に参加したいときは、過去ログをさかのぼって、すでに話された内容を確認してください。MOKUMOKUさんは、すでにご自分のアメリカでの職業など、ご自分の立場を、この掲示板で明らかにされています。匿名である理由も。


ミシェルは、きっと掲示板での会話に慣れていないのだと思います。あるいは、他者との距離の取り方に慣れていないのかもしれない。これは、アメリカと日本という違いの問題じゃないと思う。アメリカだって、見知らぬ人々が話している輪に入っていって、いきなり「あなたの人生の目的は?」なんて聞く人がいたら、おかしいでしょう。もし、そういう人がいたら、それは宗教の勧誘目的か、でなければ他者との距離感のない人です。全然交流的じゃない。

わたしは、ミシェルのことは少しは知っているけれど、みんなは全然知らない。どんな仕事をしてきたのか、いまいくつなのか、なぜアメリカへ渡ったのか、そんなことを少しも知らない。まるで、覆面をした人に質問されているみたいだということを、どうかわかってください。

征木高司  保守的に聞こえても「違和感」と言います・・・ 2004年01月01日(木)21時24分30秒

ぼくはミッチェルさんの「英文」を歓迎する人がいることにビックリします。

でも 戦争に負けた時 当時「最優秀」である筈の日本共産党指導部ですら「占領軍は解放軍である」と規定した日本人の事ですから、恐らく当然なのでしょう‥‥

でも「祖国とは母国語のこと」だと僕は思っています。

どうかエンドさんローマ字で発言してください。

必要以上のインターナショナリズムは要りません。

Michelle Endo  Case for Israel 2004年01月01日(木)19時34分39秒
Case for Israel へのコメント

Hello Mokumoku-san,
I really appreciate for your wonderful statements about the politics regarding the middle East. The problem is very deep and is extremely difficult to understand them properly. I can see your wonderful statements and your straight forward opinions from your very intelligent, some sort of keen sense, well educated analysis, and come with detailed knowledge. I really love to read your statements. .

Tell you the truth, I am sorry I do not have good knowledge about the issue. Also, I did not do any good research for the particular subject yet. So, I can not give you any of my comments regarding the issue at this moment.

But, I can tell you the following:
I can pray for all of people in the middle East. I hope they can find Peace and Solution which they could co-exist. I wonder Why they are keep killing each other? I wonder Why they can not co-exist in the same area? If they wanted, they should compromise each other based on their co-existence. The problem is Human-made. So, it is very possible to make Solution by human being. They are all same human being who were made perfect and got gifts from God. I just can not believe what they are doing to God.

Michelle,
P.S. May I ask, Is this kind of subject related to your profession?



征木高司  厭な感じといわざるを・・・・ 2004年01月01日(木)18時51分00秒

ミハエル・エンデか遠藤さんか知りませんがミッチェルさんの英文に複雑な思いがします。ほら吹きモクモクサンにあのように問いつめる権利はエンドさんにありません。

なぜアメリカ国籍を取るのとか の問いです。

日本語で書けないなら是非 ローマ字で書いてください。

こんな所にこそ「帝国主義」を感じます。

Michelle Endo  Questions, 2004年01月01日(木)18時01分58秒
訂正 へのコメント

Mokumoku-san,
How do you do? My name is Michelle. I am also US citizen. I am very impressed your knowledge and statements. You must have a good confidence what you are telling to the people in the world.

So, I have some basic questions for you. May I ask you?
Please forgive me, I am just trying to know and understand who you really are.

According to your own statements about your own identity, It sounds like you are not belonging to any Countries. Other words, you do not want to ...Am I wrong? I am sorry I am not crystal-clear what you are saying about your own identity. Well, I am trying to understand true myself for a long time in my own life. But,I am still learning and studying myself. My mind envelope is almost unlimited.

Well, My Questions especially for you will be as follows:

1. Why you are staying in USA?
2. Why you have a US citizenship? Why you needed it?
3. Do you know What the your purpose of your life is?
4. Did you find any of your own life missions in this your life?
5. So, what is your real identity?

I am sorry to ask you those questions.I am very interested. If you were not interested to answer any of those or all, it will be Okay. It will be your free choice. I am just wondering and interested to see what your answer will be and for my better understanding.

Michelle,

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