ハルモニア Cafe Lumiere (No.0003)

寮美千子/軽い掲示板
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寮美千子  「詩とメルヘン」5月号で東逸子特集! 2002年04月08日(月)21時46分25秒 http://ryomichico.net

ただいま発売中の「詩とメルヘン」5月号で、われらが美しき星、東逸子さんの特集を組んでいます。題して「創刊30年ギャラリー 東逸子の作品世界」。1976年作の旧作エッチングから、2002年作の新作ドローイングまで、東逸子世界を堪能できる一冊です。

欲を言えば、一冊丸ごと東逸子作品と、インタビューを載せてくれればもっとよかったのになあ! なんて思ってしまいました。ファンは、欲が深いのです。

それにしても、さすが東逸子氏、四半世紀前から、確固として作品世界が確立していたんだなあと、いまさらながらに感嘆します。

どれもとてもすてきだけれど、6頁の1980年作の「プレリュード」の幼子の顔の愛らしさに、ぐっときました。

http://www.sanrio.co.jp/books/shimel/shimel.html

寮美千子  「カッコウ」と「青い」 2002年04月08日(月)21時25分46秒 http://ryomichico.net

▼モリンさま

ご指摘、ありがとうございます。こういうご指摘は、ほんとうに助かります。感謝感謝です。

「青いナムジル」を絵本にしようと思ったのは、ある馬頭琴のコンサート会場でのことでした。そのコンサートでは『スーホの白い馬』が「語り」という形で、馬頭琴と喉歌の演奏とともに、語られていました。そこでもらった一枚のビラに、同じ馬頭琴伝説でも「フフー・ナムジル」というヴァージョンがあり、モンゴルではむしろそちらの方がよく知られている旨が記されていました。それなら、本来よく知られている方の物語を絵本にしたらどうだろう? せっかくなら、この馬頭琴奏者のために、新たに絵本をつくりたい、と思ったのが、作品制作のきっかけでした。

「フフー・ナムジル」のフフーは、本来カッコウであったという件、すでにモンゴル関係者からご指摘いただいていましたが、あえて「青」を採用しました。草稿公開の時点で、お知らせするべきでしたね。余計なご心配をかけてしまって、すみません。そのへんの経緯についてある人に説明したメールがあるので、その一部を引用します。

▼引用メール
「青いナムジル」ですが、すでにモンゴル人のバーボルドーさんに監修していただいています。また、バーボルドーさんを通してのモンゴル関係者の方々からもご意見をいただき、それらの意見をいれたうえで、完成形にしたものです。文献をあたり、またバーボルドーさんたちのお力をいただいて、現地で流布しているバージョンも手に入れました。

民話というものはおしなべてそうですが「これが決定版」というものはありません。作者が限定されたものではないので、ほとんど無数のバージョンがあるといって構わないでしょう。日本民話の、よく知られたもの、たとえば「おむすびころりん」なども、実にさまざまヴァージョンがあり、かけ声も様々なら、そこに出てくる歌も様々、そして、結末も一様ではありません。

ナムジルも、またそのように様々なバージョンがありました。そのような資料を元にして「再構成」したものが「青いナムジル」です。基本的には、元になった様々なバージョンの寄せ集めですが、あらすじとしては大きな逸脱はありません。

「歌」の歌詞の部分は既存のものを利用した部分と新たにつくった部分を混在させています。新たにつくった部分のなかには、モンゴルの現代詩人によって書かれた詩のイメージを、一部取り入れさせていただきました。「歌」もまた、その場で即興で歌われるものがあることを思えば、これも大きな逸脱とは言えないと思います。

また、喉歌をほうふつとさせる歌の表現ですが、あえて「喉歌」とは明示していません。喉歌は、確かに馬頭琴伝説には直接出てきません。単に「ナムジル」が歌がとても上手だったという表現があるのみです。

そもそも「フフー」という言葉は「青い」と同じ発音ではあるけれど、元来「カッコウ」の意味ではというご指摘も、専門家の方からいただきました。「カッコウのようなナムジル」という名前で、歌がとてもうまい、ということを示していたとのことです。それが、伝わるうちに、モンゴルで尊い色とされている「青」に意味が転化していったのでは、ということでした。そして、いまや「青」と解釈している人も、多数だそうです。これも、民話の変容作用のひとつの現れです。

そのように「歌がうまい」ということを「喉歌」と結びつけたことは、確かにわたしの創作ではあります。「モンゴル」について、より知って欲しい、そう思ってのことでした。現地でも、馬頭琴奏者は同時に喉歌もよくすることが多いというということを聞き及んでいます。馬頭琴と喉歌は、必ずしもセットではないけれど、セットでも演じられることが多いことも事実です。その事実を踏まえての「馬頭琴」と「喉歌」の融合であり、事実とは違うことを書いているわけではありません。

作中では、馬頭琴は起源伝説として語られていますが、喉歌については、起源伝説の形をとってはいません。アイテムとして登場するだけです。

以上のような形で作られた作品であるということを、ご了解いただければと思います。

そして、発表時には、物語の他に、いま上で述べたような事実を記した解説をつける予定です。もちろん、「民話に材をとった創作」であることを明記します。解説があれば、当然そうだとわかるはずです。

というわけで、わたしは「青いナムジル」が「スーホの白い馬」に比べ、人々にモンゴルに対しての誤解を招くような作品でないと自負しております。むしろ、現地でよりポピュラーな「ナムジル」を語ることで、馬頭琴伝説といえば「スーホの白い馬」という概念しかない日本に、より正しくモンゴルの姿を伝える仕事だと思っています。

マイノリティーの文化に関わるときには、確かに細心の注意が必要だと思います。わたしもそう思い、バーボルドーさんをはじめとするモンゴル人の方々に直接接して、この物語を制作しました。

また「モンゴルに行ったこともない人がモンゴルのことを書くのはけしからん」という日本人の方からのご意見もいただきました。謙虚に受け止めたいとは思いますが、そのような態度で囲いこむのは、むしろ、モンゴルに対する人々の理解を広げる障害にもなるのでは、と感じています。モンゴル流でなければ、馬頭琴も喉歌も価値がない、といって排除していたら、モンゴル理解への門戸はひどく狭いものになってしまうのではないでしょうか。

音楽も物語も、正確に過去に行われたことを再現することだけに価値があるのではないと、わたしは考えます。正確な再現には学術的価値はありますが、それのみでは芸術ではなく、芸術のミイラです。語り継がれ、時代によって語り直されてこそ、いまを生きる芸術の新たな価値の創造があるものではないでしょうか。だからといって、原典をおろそかにするつもりがあるということでは、もちろんありません。

今回の仕事で、在日のモンゴル人の方々と関わり、その心の大らかさに感動しました。彼らは、一日本人がモンゴルの物語に興味を持ち、絵本にしようとしていることそれ自体を喜んでくれ、協力を惜しみませんでした。温かい目で見てくださり、歓迎していただいて、さまざまな助言をいただけたことは、とても励みとなりました。

「民話」は「語り」の文学です。語り直すたびに、語る人に従って姿形を変えていく。それが民話の本質です。先程も書きましたが「決定稿」がないのも、民話の特徴です。

「青いナムジル」は、寮美千子による馬頭琴伝説の語り直しです。とはいえ、複数の原典を踏まえ、モンゴルの方の協力と監修も得てできた作品でもあります。「馬頭琴伝説はスーホの白い馬だけではない」「モンゴルには喉歌という歌い方もある」ということも含め、モンゴルのことをより知ってもらうために、モンゴルに敬意を払って制作した作品であることをご理解いただければと思います。

▼これからもよろしく!

という、ちょっとややこしい事情で「確信犯」として「青い」としました。専門家ではないので、このようなご指摘をしていただけることは、ほんとうにありがたいことです。これからも、どしどしお教えください。こうやって、みんなで創っていけることを、とてもうれしく頼もしく思っています。よろしくお願いします。

モリン・ホールチ  通りすがりの者ですが・・・ 2002年04月08日(月)15時17分55秒
絵本「青いナムジル」草稿/公開 へのコメント

「フフー・ナムジル」の「フフー」というモンゴル語は
「(鳥の)カッコウ」という意味です。「カッコウのように
歌が上手いナムジルさん」ということで、つまりはあだ名みたいな
もんです。因みに「青い」は「フフ」です。モンゴル語で書くと
区別できますが、カタカナ表記だと確かに混同しやすいですね。

寮美千子  4月13日「楽園の鳥」完結記念リーディング・コンサート 2002年04月07日(日)23時45分26秒 http://ryomichico.net

公明新聞に連載中の小説「楽園の鳥」も、今週いっぱいで完結となりました。
完結を記念して最終回の掲載される来る4月13日(土)、
サックス奏者の坂田明氏とのコラボレーションにより、
「楽園の鳥」の朗読ライブを自由が丘で行います。
ぜひ、いらしてください。

って、なんだか予約が少ないのよぉ。みんな、来てね〜!
ご予約は、メールでこちらへ。
marachi@nifty.ne.jp

日時:4月13日(土) 17:00開場 18:00〜
場所:自由が丘「ラ・リュー」 (東急東横線自由が丘 徒歩5分)
   目黒区自由が丘2-9-26 河津ビル地下
電話 03-3717-8363
料金:チャージ3500円(前売り3000円)+1ドリンク
申込:marachi@nifty.ne.jp 青木マラカイ
主催:プロジェクト21
電話 03-3720-2808

planets0000.html#planets20020213022450

寮美千子  旅より帰還 2002年04月07日(日)23時22分08秒 http://ryomichico.net

3月31日早朝旅立ち、鳥取二泊、西はりま天文台二泊、丸亀二泊の旅を終えて、4月5日に戻ってきました。一週間の長旅でありました。主な日程は、次の通り。

・鳥取の白兎海岸付近で砂浜を歩いて漂流物拾い。大陸からの物、大量に見つける。
・二〇〇一年度開学の鳥取環境大学学長の加藤尚武氏と会見。
・新築の学長公舎見学。古い民家二軒分を合体させたもの。
・満開の桜を見ながら汽車で佐用へ。
西はりま天文台泊。
・天文台ロッジで天文台長の黒田武彦氏、さうすウェーブの広瀬一好氏と飲み会。
・昔の街並みの残る平福を観光。
・快晴の西はりま天文台にて、土星、木星、オリオン大星雲を観測。
・佐用牛のステーキで夕食会。昨日のメンバーに森本雅樹夫妻、マダガスカルでご一緒した鶴岡夫妻が合流し、合計八名分の食事をわたしと松永洋介氏でまかなう!
・瀬戸大橋を渡って丸亀へ。
松山の本屋さん「ヴィレッジ・ヴァンガード」の店長のφ本氏と合流。
・猪熊弦一郎美術館、イサムノグチ庭園美術館を見学。
・日本一の規模の品揃えの宮脇書店「カルチャー・スペース」を見学。
・その合間にうどん屋4件こなす。別途朝食・夕食も食べる。
・松永家の庭でタケノコ掘り、花山椒摘みをさせてもらう。料理して食べる。

というような、超過密、超ゴージャス、脳味噌から溢れんばかりの体験をして戻ってきました。さすがに疲れてちょっとダウン。13日のライブに向けて体調を整えなければ、とやっきになっているところです。

「青いナムジル」の件、みなさん、ありがとう。体調整えて、また書き込みます。

小長老  そうかーー 2002年04月07日(日)15時31分29秒 http://www.street.ne.jp/honda


こうやって書くのかーー

どうも慣れないんだなーこういうのって、住民票とかさー

へん@ 違う? こりゃまた失礼いたしやした。

勇崎さん--そうなんだよね、スタジオ内で坂田氏がなにげなく吹いていたバラードにこちら側、全員が
     聞き惚れてしまって、しばらく全員一聴衆となっていたのでした、
     タイトルはね「月夜のドライブ」。ちゃんと月がつきまして、おあとがよろしいようで、
 

おおさわきよこ  青いナムジルを読んで 2002年04月07日(日)10時53分24秒
▼Review Lunatique:青いナムジル/草稿 へのコメント

新しい掲示板になって初めての投稿です。
青いナムジル興味深く読ませていただきました。
ナムジルの朴訥で優しい人柄が思われました。
そして、心の中を銀の翼の生えた馬が飛んでいる様子が読んだあとも印象深く残ります。今身近な戦争、それを歌で兵士の心を癒すシーンも心に残りました。皆の心が優しくなる歌。その歌が遠く娘にまでとどけば良いのに。そんなことも思いました。馬頭琴の不思議な成り立ちも心に残りました。遥かな草原に静かな風が吹くようにも感じたのでした。

先日聞いた喉歌や馬頭琴の音色が心に響くようでした。

勇崎哲史  フリーダ・カーロ 2002年04月07日(日)02時36分55秒

グレン横田さま>
天才・森村泰昌が化ける、フリーダ・カーロ。
この夏、東川町でなにかおこるかも。

勇崎哲史  1週間後は不思議、、、。 2002年04月07日(日)01時54分03秒

1週間後は坂田明さんとのコラボレーションによる、寮さんのリーディングですね。
僕は本日の仕事を終え、いつものように疲れた身体と頭の求めに応じ、お酒と音楽のちょっとした時間を持ちました。その時間、いまさっき、はちみつぱいの「センチメンタル通り」CD版を聞きながら、ライナーノート見てたら、坂田明さんの秘密に触れてしまいました。
はちみつぱい(旧名称:蜂蜜麭麺)は、ここでもお馴染みの小長老こと本多信介どんがグゥイタアを担当されていた歴史的バンド。その「センチメンタル通り」の7曲目「夜空のドライブ」でかっっっちょいいサックス吹いている人が坂田明さんであって、これが坂田さんにとって生涯最初のレコーディングだったらしい、というのです。
坂田〜寮の間に、やっぱ、信介どんが介在していたというネットりしたつながり。
不思議。

2週間後は、帯広。
ここでは、どんな不思議が待ち伏せしているのでしょう。
信介ど〜〜〜〜ん。お元気ですか。

勇崎哲史  いじわるな続追伸・・・ 2002年04月04日(木)23時21分40秒
僕も、追伸です・・・ へのコメント

ひとつだけ、違和感をもったところがありました。

 >大好きだった見渡すかぎりの草原さえ、
 >娘と自分とをへだてる、いじわるな大海原に見えます。
 >まぶたに浮かぶのは、西の果ての娘のことばかり。

このなかの「大海原に見えます」という表現は、「娘と自分とをへだてる」とあるから、自分=ナムジルが、大海原をイメージしているのだと思うのですが、内陸でしか暮らしたことのない(海をみたことのない)モンゴルのこの民話時代の人に「大海原」へのイマジネーションはあるのだろうか?
という「いじわるな」疑問が「浮かび」ました。
日本人のセンスでいう「大海原」に匹敵する表現は、モンゴルの人々にとってなんなのか、似たような表現はあるのか、取材されてみてもいいですね。

勇崎哲史  僕も、追伸です・・・ 2002年04月04日(木)23時03分03秒
青いナムジルを読んで へのコメント

すいません。
寮さんの創作では、花の香り、というのも大切なファクターになっていました。エーデルワイスに香りがあるのか? その香りは実際にどのような感じなのかは、全く調べていません。あしからず。

勇崎哲史  青いナムジルを読んで 2002年04月04日(木)22時58分19秒
▼Review Lunatique:青いナムジル/草稿 へのコメント

草稿、拝読いたしました。
恋人の少女“草原の馬飼の娘”に名前がないのが気になり、ネットで原典「フフー・ナムジル」をみつけたところ、恋人は西モンゴルの“王女様”となっていました。ここらあたりに寮さんの創作の跡があるのだなあと、まず感じました。

物語では、ナムジルは風を、馬飼の娘は花を象徴化されているので、もし少女に名を付けるなら花の名がいいなあ、と勝手ながら思いました。また、モンゴルの花をネットで調べたら、高山植物のエーデルワイスの亜種がモンゴルのいたるところにあり、一つの丘全体が一面に覆われているところもあるそうです。
寮さんが描かれた少女のイメージはエーデルワイスのような感じですので、その現地語を少女の名にしては、とも思いました。

また、「ふたりは年老いて草原の土となりました」という終わりかたは原典にはありませんし、この創作も寮さんらしい発想で素晴らしいと思いました。
ネットに記述されていたエーデルワイスで「一つの丘全体が一面に覆われている」という光景を想像すると、土となったナムジルを少女が花になって、その大地を抱きしめているようなイメージが浮かんできました。

次に理屈っぽいことをいくつか調べてみました。

馬頭琴の歴史では、最も古いものとしては8世紀の遺跡から発掘、とありますので、この民話は8世紀よりも前のこととなりますが、蒙古(元)は13世紀ですので、民俗的意匠の時代設定に工夫がいるような気がしました。ちなみに8世紀の地図をみると唐の時代となり、現在のモンゴルの地域はロシア側にあり、北西部が少し唐に含まれている感じでした。ふと思ったのは、駱駝が登場しますので、駱駝がいつの時代からモンゴルで飼育されはじめたのか?から時代設定をするのもいいのかな、ということでした。
この民俗的意匠と時代設定というのは、相手方の文化を尊重する意味で、僕は大切なことと思います。例えば日本の「やまたの大蛇」が「芸者姿の女性」を襲うシーンを神話として外国の人に大真面目に描かれても、日本人としては困ってしまいますよね。

現在のモンゴルの東の果て、西の果てを調べてみると、東の果ては草原、西の果ては4000m級の大山脈で国境を接しているようです。寮さんが設定された、西には確かに湖や花(高山植物の可憐な花々)はありました。

ほかには、馬頭琴創成民話としては『スーホーの白い馬』というのがありました。日本の小学校2年生の国語の教科書で採用しているところがあるようですが、物語としては「フフー・ナムジル」のほうがふくらみのある物語で僕は好きです。その解説のなかに次のような記述がありました。

「 ベトナム戦争時、モンゴルはベトナムに馬を数百頭送りました。そのなかの一頭がベトナムで行方不明になりましたが、数年後、持ち主のところに疲れ切って帰って来て、そのまま力尽きたというニュースがありました。モンゴルの人々と馬との関係は、単なる家畜とその飼い主ではなく、共に生きる仲間であるということがわかっていただけるでしょう。」
こういったモンゴル特有の文化や心情も絵本のなかでさりげなく感じて貰えるよう伝えられると素晴らしいですね。

<↓モンゴルの植物(エーデルワイスの亜種など)が紹介されていたHPです>

http://www.ingjapan.ne.jp/koushi/mo.htm/mon1.htm

silica  追伸です・・・ 2002年04月03日(水)12時04分06秒

すみません・・・この物語は「馬頭琴伝説」なのに、こちらの掲示板でホーミーの話題が出ていた印象から、のどうたのことを始めに触れてしまいました。

物語からは、ナムジルがのどうたに目覚めた場面は娘にもたずねましたが、それは「わからない」声の響きであって、決して馬頭琴よりもイメージを強くしてしまうものではありません。
あくまでもナムジルの大切な馬が馬頭琴になったことがこのお話の内容としてすぐ伝わることを添えておきます。

silica  お恥ずかしいですけれど、感想です・・・ 2002年04月03日(水)11時51分24秒
絵本「青いナムジル」草稿/公開 へのコメント

寮さん、こんにちは。「青いナムジル」のものがたりを読ませていただきました。
私は論理的ではありませんし、ことばが下手なので寮さんの作品の感想を述べるのは、正直言って恥ずかしい・・・です。でも寮さんはどんなささいな反応でも耳を傾けようとなさって草稿を公開されていると思いましたので、平凡な一読者の感想をお伝えいたします。(皆さん、場所を取って、ごめんなさい・・・。)

寮さんの絵本のことばはもっとも多く読者層になる子供たちに一番美しくてわかりやすい日本語で語りかけてくださろうとする作家の良心でいっぱい。読み聞かせをするであろう母親がつっかえずに自分も美しい文章に気持ちよく身をゆだねることができるような言葉のリズム、詩がいつでもそこにあります。ことばはまわりにきらきらマークの縁取りが見えるように、美しくて素直でかわいい。そして、寮さんならではの詩のことばと時おりアクセントをつける熱い心が寮さんだなあ・・・と嬉しくさせます。モンゴルのことはほとんど知らないけれど、広い空と草原、風、人々の純朴さは物語から伝わってきました。
 そして、お話を読むと馬頭琴やのどうたを聴いてみたくなりますね。私はのどうたのホームページをのぞいて紹介されていたメロディのフレーズを乳をやる駱駝になったつもりで聞いて見ました。私は文章だけの時はとろとろとまどろみを誘う子守唄のようなイメージをしていたのですが、意外と緊張感があり、覚醒する響きでした。あばれていた駱駝は「おや?なんだろう。不思議な音だなあ・・・。」という魔法の音色に耳を傾けた感じかしら・・・?と思いました。寮さんがライブやCDでのどうたをお聴きになったときはどのような感じでいらっしゃいましたか・・・?風、彼方からの響き、祈り、内部からの響き・・・そんなふうな印象はあります。歌い手によっていろいろな表情があるのかもしれません。

お話の人物に肩入れしますと、それほどに思った相手なら年老いた両親がなくなったあとナムジルは時間をかけてでも娘にもう一度会いにいこうとはしなかったのかしら・・・と思わないでもありませんでしたが、「そして、ふたりとも年老いて、いつしか草原の土になりました」の言葉の中には、両親を安心させるためにお互いに別の家族を持ち、美しい思い出を持ちながら普通の人々の生活をまっとうしたのかもしれない・・・という切なさも感じられます。もちろん、読んだ子供たちはお互いにたったひとりの人を思いながら会えないまま終っちゃったんだ、と思っていいと思います。いろいろと思いめぐらせていいのは「絵本」の特権ですよね。

小5になる娘が一番好きだといった場面は「7」のふたりが出会う場面、私が好きなところは「11」場面から「12」の見開きで馬が飛翔する姿があらわれるであろう場面です。

とりとめもない感想で、本当に失礼いたしました。
美しい絵本の誕生を心待ちにしています。








寮美千子  絵本「青いナムジル」草稿/公開 2002年03月30日(土)21時16分17秒 http://ryomichico.net
▼Review Lunatique:青いナムジル/草稿 へのコメント

現在制作中の絵本「青いナムジル」の草稿を、レヴューで公開しました。モンゴルの馬頭琴伝説に材をとった作品です。馬頭琴伝説には、喉歌の記述はありませんが、あえてモンゴルの馬頭琴と喉歌という二大要素をひとつの物語に入れる試みをしました。なにぶん、他国の民話なので、誤解に基づいた記述があるといけないと思い、バー・ボルドーさんをはじめとして、モンゴル関係者の方々に、すでに読んでいただき、ご意見をいただいています。この段階では、大きな点で異議はありませんでしたが、後に「馬頭琴と喉歌をひとつの物語に入れるのは、誤解を招くのでは?」という、日本人馬頭琴奏者の方からのご意見もいただきました。この点については、現在考慮中です。

制作中なので、まだ決定稿ではありません。なるべく広くご意見を伺いたいと思い、草稿公開に踏み切りました。ご意見、ご感想などございましたら、どしどしお寄せください。最終的には「創作」ということで、僭越ながらわたし自身の判断を優先させていただきますが、みなさんの意見をお伺いした上での決定と、そうでないのとは、ずいぶんと違ってくると思います。よろしくお願いします。

なお、絵は『父は空 母は大地』の篠崎正喜さん。視線を水平線へと誘う篠崎氏独特の絵は、まさにモンゴルの大草原にぴったり。どのように描いてくださるのか、いまから楽しみでなりません。

http://homepage2.nifty.com/m4s/

寮美千子  10万アクセス突破! 2002年03月30日(土)20時38分15秒 http://ryomichico.net


いつのまにか10万アクセスを突破したカフェルミ。
みんな、ありがとう。
100万アクセス突破したら、一日カフェをどっかに開こうか? どう?


風邪を引くと、途中まではどんどん悪くなって、ウイルスと細菌にやられ、このままもう立ち上がれないのでは、といつも思う。元気でも風邪野郎にしてやられたんだから、こんなに元気がなくなったら、もうやり返せるなんてわけがないと思う。ところが、あにはからんや、ある時からふと症状が快方に向かい、それからはあれよあれよとよくなる。体が風邪に勝っていくのを実感する。不思議なものです。やっと、夜、咳なしに眠れるようになりました。やったね! これで、旅にでられるかな?

寮美千子  再録! 連鎖する破壊と創造/黒田征太郎のライブ・ペインティング 2002年03月30日(土)17時16分02秒 http://ryomichico.net
▼Review Lunatique:連鎖する破壊と創造/黒田征太郎のライブ・ペインティング へのコメント

なんと、1999年にムラサキさんの掲示板に書いたものが発掘され、黒田征太郎氏の事務所K2より、K2のHPに再録させてほしいとの申し出がありました。わたし自身も、書いたことを忘れていたもの。これを期にレヴューに保存することにしました。黒田征太郎氏と石橋凌氏のコラボレによるライブ・ペインティングは、今年5月16日にも渋谷で行われるとのことです。ムラサキさん、ありがとう!

http://www.k2-d.co.jp/k2news.html

グレン横田  かっちょいい! 2002年03月28日(木)23時55分00秒
バー・ボルドーさんのモンゴル相撲 へのコメント

バー・ボルドーさんの力士姿、見てしまいました。
たしかにかっちょいい!
私もこんなコスチューム着てみたいわん♪

でも私は、アスリートとはいえ、かなりスレンダーだから、
同情を買ってしまうだけかもね。
同情するなら嫁をくれ!

寮美千子  バー・ボルドーさんのモンゴル相撲 2002年03月28日(木)22時29分13秒 http://ryomichico.net

えー、ゴホン(咳払い)。

和光大学の講師でもある、モンゴル相撲の力士、内モンゴルからいらしたバー・ボルドーさんが、きょうの日経新聞に、モンゴル相撲の「ブフ」について、お書きになっていらっしゃいます。

バー・ボルドーさんは、内モンゴル育ち。子ども時代は、遊牧民として草原で暮らしていらっしゃったそうです。現在制作中の絵本「青いナムジル」の取材のために、お話をお伺いしましたが、その暮らしぶりやバー・ボルドーさんご本人の思い出に、わたしは多大なインスピレーションを受けました。草稿も、監修もしてくださり、バー・ボルドーさんのご意見をさらに作品に反映することもできました。おかげで、とてもいい物語になったと自負しています。

バー・ボルドーさんの力士姿もまたかっこいい。バー・ボルドーさんが、ライオンを象ったモンゴル式のシコ?を踏んで現れると、なんだか草原の風が吹いてくるようです。

おおらかなモンゴル相撲「ブフ」の記事、みなさん、ぜひお目通しください。残念ながら、いまのところネット上にはないので、新聞見てください。

「ブフ」のHPはこちら。バー・ボルドーさんのかっちょいい力士姿も見られます。ゴホゴホッ(咳)

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Forest/2609/

松永洋介  戦争はとっくに始まっている、の映画 2002年03月26日(火)22時32分46秒 http://www.ceres.dti.ne.jp/‾ysk/

去年、9月11日の事件のあとしばらく、同じ映像が繰り返し繰り返し繰り返しテレビに映っていました。
飛行機は衝突し、ビルに吸い込まれ、爆発し
飛行機は衝突し、ビルに吸い込まれ、爆発し
飛行機は衝突し、ビルに吸い込まれ、爆発する
繰り返し 繰り返し 繰り返し
寮美千子「AFTER911
テレビでこれを見ていたぼくは「ああ、パトレイバー2みたいだなあ」と思ったものでした。

機動警察パトレイバー2』は1993年につくられた劇場映画。物語の舞台は東京。枠組はいちおうロボットもののアニメですが、内容はぜんぜん「ロボットもののアニメ」じゃありません。

映画の冒頭、自衛隊のとある部隊がPKOでカンボジアに行き、悲惨な状況のなか壊滅します。
それを遠因、もしくは引金として、ある日突然、東京に戦争状況が出現する。戦争そのものは、それ以前からとっくに始まっている。我々は見ないふりをしていただけだ。……

明日(27日)の朝(9:56〜11:50)、NHK−BS2で放映されるので、受信環境のあるかたはぜひご覧ください。911以前に見た人も、いま見ると格別の印象があるでしょう。
ちなみに、作中の年代設定はちょうど今年になっています。
(パトレイバーの1はけさ放映済み。わざわざ見とかなくても、2は映画として見られると思います。)
「戦争だって? そんなものはとっくに始まってるさ。問題なのは、いかにケリをつけるか、それだけだ」
押井守『機動警察パトレイバー2 the Movie

グレン横田  お礼とおすすめ 2002年03月26日(火)22時18分25秒

☆パルステラさん
共感の弁を寄せていただいてありがとうございます。
本職の画家の方に喜んでいただけたとは、大感激です。
私もクレーの絵は、伸びやかな喜びにあふれたものに何より惹かれます。まさに絵画にしか、そして彼にしかできない表現ですよね。
パルステラさんの作品も、ぜひいつか拝見したいと思います。その日が来るのを心から楽しみにしております。

☆ライダー清水さん
清水さんの書き込みを拝見して、私も若い時分に霧島をかっ飛ばしたことがあるのを思い出しました。
スカイライン(というのかどうかは忘れてしまいましたが)の最高地点に近い辺りに愛車を置き、高千穂峰のてっぺんまで徒歩で登った記憶があります。
眼下にカルデラ湖を見下ろしながら、山頂の岩に腰掛けてオカリナを吹いたのではなかったかな……なんたる自己陶酔(苦笑)。たしか、居合わせた中年女性のグループに、私のオカリナを褒めていただきました。
霧島スカイラインの走り心地はなかなか良かったですよ。やまなみハイウェイほどの開放感は望めませんが、ダウンヒルをほとんどブレーキもかけずに一気に駆け下ったスピード感は、おぼろげながら思い出せます。あれは早春だったかな。ちょうど今時分か。
途中で買った焼きトウモロコシもおいしかったです(ということは春ではなかったのか?)。売り子のおばちゃんが、私のお喋りを喜んでくれて、いくらかまけてくれたような気がします。

ただーし、私が乗っていたのはオートバイじゃなくて自転車ですけれど。
  元自転車小僧・現野球小僧より

左近充 円  すれ違った二つの銀河 2002年03月26日(火)21時45分22秒 http://www3.synapse.ne.jp/kouko/

 M81はとても大きな銀河で、すれ違いざまにM82に重力的な悪さをしたようです。
M82は影響をうけて、不規則銀河なる名称を頂くような爆発的な活動をする
銀河になってしまいました。離れていく過程にありますが、ふたつの銀河間
の距離は20万光年に満たないようです。これって、なんか人間関係に似ている
ところがあったりして・・・

M81
M82
ふたつとも、マコマケナ天文台からの撮影です。

http://www3.synapse.ne.jp/kouko/

寮美千子  春のかぜ 2002年03月26日(火)17時39分10秒 http://ryomichico.net

春風吹く今日この頃、わたしは春の風邪でダウン。
まじめに療養しないと、ピンチです。
かっちょいいライダー清水さんのこととか、いとてつさんの憲法前文のこと、
ドロンコ氏のフリーダ・カーロのことなど、
いろいろと話したいことが山積みですが、
書いていると風邪が治らないので、涙を飲んで謹慎します。

ドロンコ氏!
一昨年にみんなで行った四国の吉野川沿いの道、よかったよね!
よかったら、清水さんに教えてあげて!
しまなみ街道と淡路島に渡る橋も、楽しかったです。

いとてつ  軍隊を捨てたといえば、、、 2002年03月26日(火)00時23分15秒
映画紹介2/コース教えて へのコメント

先日の(って、もうひと月ですが)寮さんのワークショップで
寮さんが日本国憲法前文を朗読してくださいました。
すっかり忘れていましたが、直訳調とはいえ、その精神はやっぱりすばらしい。
特に、「諸国民の公正と信義に信頼して」では、映画「ローマの休日」の
アン王女の最後の演説を思い出すし、
「平和を維持し、専制と隷従、偏狭と圧迫を地上から永遠に除去しようと努めている
国際社会において名誉ある地位を占めたいと思う」なんて読むと下手をすると
涙がこぼれてしまう。
(寮さんはここを2回、繰り返してお読みになったのでした。)

というわけで、家に帰ってご飯を食べた後、皿洗いしながら、目の前に前文の
プリントアウトを置いておいて朗読するのが習慣になりました。
そのうち暗証できるようになるといいのですが。

私の研究紹介もしなくてはいけないのですが、学会直前で最近多忙ですので
もうちょっとお待ちくださいませ。

ではまた。

松永洋介  あさって(27日)はセント・ギガの無料放送日 2002年03月25日(月)19時54分42秒 http://www.ceres.dti.ne.jp/‾ysk/

というわけで例によって、赤道上空3万6000キロメートルの宇宙から
美しい音楽とともに降りてくる寮美千子作品のご案内です。

3月27日(水)
12:00〜14:00 「シティ・スケイプ」
16:00〜18:00 「スプリング・イントゥ・エデン」
18:00〜20:00 「風のファンタジー2」

無料放送日だけでこれだけ流れているわけで、いったい月に何本流れているのやら。

セント・ギガの聴取方法はこちら
http://www.stgiga.co.jp/introduction/overview.htm

週間番組表はこちら
http://www.stgiga.co.jp/weekly/folder/DAILY0325-0331.html


ところで21:15からはムーンライダーズの25周年アルバムもかかるようです。

DORONKO  不謹慎でしょうけれど… 2002年03月25日(月)11時15分58秒
プレイボーイになれない男のつぶやき へのコメント

あの本では、フリーダ・カーロとイサム・ノグチのロマンス、なかなか
うまく書かれてましてね。あれを読んだかぎりでは、イサム・ノグチを
嫌いになるような心配はないと思いますよ。

>「売約済みのご婦人には手を出したらあかんでー」という遺言を破るわけには〜

それは、お祖父様ご自身が経験者だったからこそ出たお言葉では?
……とすれば、貴兄にもその血は流れており、素質は十分かとお見受け
いたしますが?


清水雅彦/ライダー清水  映画紹介2/コース教えて 2002年03月24日(日)23時23分07秒

まずは今月見た映画紹介の続きを(3月はもうこれで最後)。

『ロード・オブ・ザ・リング』
残念ながら『指輪物語』を読んでいないので、なんとも言えないです(かなり忠実に原作に沿って作られているようですが)。これから見るのでしたら、やはり原作を先に読んだ方がよさそうです。「あのリングは核のメタファーだ」と捉える知り合いがいますが、どうでしょうか。

『軍隊をすてた国』
1949年に憲法で軍隊を放棄してしまったコスタリカ。軍事費がないかわりに、国家予算の4分の1を教育費に回し、医療費も無料という。そのコスタリカの教育、選挙、自然を紹介した映画。企画は早乙女勝元さん、製作が娘の愛さん。

作品としてはこの映画は出来が悪いと思いました。期待して見に行っただけにがっかり。登場人物の会話の訳が少なすぎるし、全体の流れが悪く、仲村清子さん(95年の沖縄県民総決起大会で高校生代表として発言した女性)の扱い方も意図がはっきりしない。17歳以下の子どもたちが模擬選挙をやることや、子どもたちも関わる選挙風景、学校教育の内容などは興味深く、コスタリカに関心を持つきっかけにはなりますが。


ここからは「ライダー清水」としての投稿です。

拙者、「ライダー道とはひたすら走ることと見つけたり」(昔、『葉隠』に心酔したなあ)の精神で、遠出はバイク、近場は車と使い分けておりまする。すっかり落ち込んだバイク人口を増やすべく、なぜか憲法の授業でもバイクの魅力を語ってしまう(この点、和光の学生は乗りが悪くてけしからーん! 去年の授業で「今日はバイクで来たよん」と言ったのに無反応にがっくり。同日、午前中の他大学の授業で言ったときは、休み時間に「見せろ、乗せろ」と5,6人の学生がやってきて、事務職員に白い目で見られつつ、後に乗せた学生をキャーキャー言わせながら校内を走り回ったのになあ)。

それはさておき、火曜から九州ツーリング(本当は学会の合宿)に旅立ちます。そこで情報提供を求めたいのですが、学会終了後の帰りのコースです(行きは厚木の家を出て、途中広島で1泊。2日目の2時までに水俣に行くというハードスケジュール)。最終日は12時に終わるのですが、宿泊地の水俣からその日は湯布院に移動します。当初、霧島でも行ってみようかと思ったのですが、走ってもつまらないとのこと。やはり九州なら走って気持ちいいのは阿蘇近辺とやまなみハイウェイだと聞くのですが、私も一度走っているのでまた走るのもという気持ちです。九州に詳しいライダー又はドライバーさん、他にお薦めのコースがあったら教えて下さい。

湯布院宿泊後は、佐賀関から三崎までフェリーで渡り、徳島に宿泊予定。そこで四国に上陸した
後の夕方徳島に着く範囲内で、お薦めコースをどなたか教えていただけないでしょうか。ただし、道後温泉までのコースと松山道は一度走ったことがあります。「ひたすら走る」私としては、温泉やその他施設等に寄る気はないので、本当に走って気持ちいいコースが知りたいのです。よくご存じの方、よろしくお願いします。

(四国に行かれる寮さんとはちょっと時期がずれましたね。タンデムシートが空いていたのにー。)

パルステラ  行って、観て、感じて 2002年03月24日(日)06時10分58秒
白貂とイサムノグチと天使たちと星のこと へのコメント

■「白貂を抱く貴婦人」
寮さん、現物を御覧になって、以前旧カフェルナのほうに書いた
「門坂氏作品・輪郭線不在の一考察/独断篇」の中でちょっと触れた*スフマート技法が
この絵にしっかりと活かされているのに気づかれましたか。
門坂氏の作品とはまた違った意味で、ルネサンス期の輪郭線不在の美しい典型だと思います。
余計なぜい肉のない清楚で凛とした肌が白貂と共に浮かび上がり、どこかあの弥勒菩薩像に通じる
精神性の美を感じました。
原画からではありませんが20代後半の頃、背景と人物の間の表現法をこの絵からも学んだ気がします。

註*スフマート技法:以前触れた時には、ぼかし込んで輪郭線を無くす技法のような表現をしましたが、
 厳密にはぼかしの技法そのものを意味します。

■懐かしきポール・クレー
クレーの絵は高校生の頃、親友の家にあった画集で初めて知りました。
その頃は彼のシュールで綿密なエッチングに興味があり、私がエッチングを始めた伏線に
なっています。しかし、具象の後の色彩溢れる絵もまた音楽のように愛してきました。
彼の「さえずり機械」という絵が何故が非常に好きで、複製画を飾るかわりに
せっせと模写をして楽しんでいたこともあります。なんにも考えずに色を置いていく楽しさ!
天使の絵も、あののびやかさが素晴らしいですね!自分には描けない境地です。
抽象画にはあまり足を向けない私ですが、クレーは特別。
以前にも幾度かクレー展が行きましたが、今回は時間が取れず鎌倉はまだです。
絵から詩や音楽が聞こえてくるような時間、そして心の闇を写し出す時間、もうひとつの
人生を歩ませてくれるような作品群に会いに私はこれから参ります。

■イサム・ノグチ
最近突然にイームズ、ハーマンミラー等の椅子やテーブルに興味が出て来てヴィトラの椅子が
欲しくなり、ついついネットショップでミュージアムが出してるミニチュアを手に入れました。
(実物を忠実に再現した1/6サイズのチューリップチェアやパントンチェアは実にキュート!)

そのような中でふと目にした実物のイサム・ノグチのガラスのセンターテーブルが欲しいなあと
不遜にも思ったのですが、カッコよすぎて自分の住宅事情には全く不向き。(でも欲しい!)
このようなデザインを自分の住まい、空間に取り入れようとすると、調和が難しくて悩むばかりです。
庭園美術館に御一緒したいけれど、ますます欲しくなりそうで恐いのでもう少し時間を置いてから
行きたいですね。是非感想をお聞かせ下さい。

■グレン横田さんや寮さんは、アートについては「解釈や知識」ではなくまず自分がどう「感じたか」を
語って下さいますね。それが読んでいてとても快く、たとえ見方が違っていても良き物を分かちあえる
ようなおおらかな気分になります。
アートはまず右脳で見て、次にやおら左脳が連動してくるというのが「本質」への自然な道なんですよね。

私も眼が惚れっぽい。気がついたら手を動かしてる。だから絵描きになったのかな。

また長くなってしまいました。もっと簡潔に書ければいいのですが。

鳥海  詳細求む♪六花亭リーディングライブ 2002年03月23日(土)18時13分46秒 http://6004.teacup.com/michio/bbs

>寮美千子さま
帯広の六花亭リーディングライブの詳細について、
すでにご存知であれば教えてくださいませんか。
そして、どうぞおだいじに。

気になるギタリストの動向を。

♪吹田が生んだ天才ギタリスト・押尾コータローさん。
 いよいよ東芝EMIからメジャーデビューが決定しました。
 東京ライブは、5月24日(金)東京 原宿アストロホールにて。
 http://www.toshiba-emi.co.jp/oshio/

♪生き方そのものがロックしている本多信介さん。
 信介さんのlive resort 2002の全容が明らかになってきました!
 ツアー日程のページにリンクをさせていただきます。
 京都あたりで聴けるかなぁ。

http://www.street.ne.jp/honda/liveresort/liveresort2002april.htm

寮美千子  ムー大陸さま 再出発おめでとう! 2002年03月23日(土)16時01分17秒 http://ryomichico.net
退職しました へのコメント

とうとう旅立ちの春だね。
きょうはみんな、門坂流氏のうちに集まって、そのあと花見だというのに、風邪で家でくすぶっているわたしです。かなしい。くやしい。ああ、行きたい!

行政書士って、実際なにをやるお仕事なんですか? 司法書士とはどう違うの?
例えば、不動産登記なんていうのは、営業品目?
公正証書なんかは?
教えてね。ここみて頼む人もいるかもしれないし。
じゃあ、がんばってね。

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管理者:Ryo Michico <mail@ryomichico.net>
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