「物語の作法」雑談板 (0003)


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奥山 伸太郎 「テスト」の感想 2002年05月22日(水)13時01分51秒
課題(親記事)/古内旭1Aへの感想 への応答

 まず読んでみて、文章の構成が上手だなと思いました。冒頭の鍵の話は感情移入しやすかったですし、不気味な森の話を先にしてクライマックスで再び登場させるところなんかは、面白くて興奮させられました。
 でもストーリーのまとまりを考えると、まとまっているようで実はあまりまとまってないのではないかなと思います。他の方々の意見にもありましたが、解けないままになっている謎がいくつか残っているのが、なんだかスッキリしません。実はそれが故意に仕掛けたもので、その謎を読者に考えさせるのが狙いだとしたら、もうすこしヒントが欲しいと思います。
 
 あと、ひとつ聞いてみたいことがあります。冒頭で、我々はみんな宝物箱を持っていてそこには鍵が入っていた、ということが書かれていますが、これは、主人公以外の子供達にも同じことがいえるんですか?他の子にも、主人公と同じように自分しか存在を覚えていない女の子(女とは限らないけど)がいて、同じような経験がありえたのでしょうか。もしかして「我々」というのが主人公と転校生だけを表しているのかもしれないですが、ちょっと気になったもので。

古内旭 斎藤多佳子2A「宝石箱」への感想 2002年05月22日(水)01時59分07秒
課題(親記事)/斎藤多佳子2Aへの感想 への応答

とてもよかったです。1A「無題」は、暗い方向性のものでした。失恋なり片思いなりの背景を持っていて、異性あっての自分が語り手です。自分の弱さを憎みつつもそこから脱却できない悲しさがあり、最終的に「逃げようとしない」と認めてしまう辺りが、ある意味では現実逃避型で「甘い」話でした。それがどうしたことか、2A「宝石箱」においては180度変わって、さわやかかつ前向きで、読んでいる方が照れくさくなってしまうという、別の意味で「甘い」作品。同じ人が書いたとは思えないほどの転身ぶりで、アンテナの広さを感じました。詩は全然知らないのでなんとも言えないのですが、とても好感が持てます。
宝石箱というのは、この詩においては主人公のアイデンティティそのものです。幼い頃の宝物というのは大抵そうした価値をもっている。右上の扉が「開いて」いるのか「空いて」いるのかでは意味合いが変わってきますので、どちらなのかはお聞きしたいところですが、主人公自身は、自分の心(とでもいうべきところ)の扉を、「大切な人」の為だけに「開け」ている。あるいは「空け」てある。

この詩を声に出して読んでみたらどうでしょう。うまくテンポよく進むところもあれば、若干つまづいてしまうところもあるかと思います。言葉の選び方をもっと慎重にしてみると、より美しい詩になるような気がします。

ところで、この話が途中から恋愛ものになるのも意外でしたが、最後の一行はもっと意外でした。しかしこれが強烈に印象的。とてもかわいいセリフだと思いました。

中里友香 古内旭1A/読みました。 2002年05月22日(水)01時16分22秒
課題(親記事)/古内旭1Aへの感想 への応答

既出の感想にもありましたが、冒頭の部分で「お、村上春樹」と思いました。
小学六年生という移行の時期(開かれていくこと、失っていくこと)が=輝かしいニュアンスを伴なっていないところが、静かな共感を呼ぶ成長物語になっていて、良いなと思います。

中里友香 斎藤多佳子2A/読みました。 2002年05月22日(水)00時47分02秒
課題(親記事)/斎藤多佳子2Aへの感想 への応答

単語のチョイスやかもし出す雰囲気が、とても女の子らしい詩ですね。少女っぽいというか。
ところで、よくわからなかった部分があるので質問です。 
『右上の扉』ってのははじめて宝石箱をもらった日から『うまく開かない』んですよね。それは、むりやり開けようと思えば開けられるものですよね。

『キラキラキラキラ ビーズの海には
箱いっぱいの夢と希望と不安
もうすぐあふれそう 開いているのは右上の扉』
 
この部分を読んだとき「あれ、『空いている』が正しいんじゃないのかな」と思ったんです。
それとも、宝石箱の構造はよくわかりませんが、メインのスペースと開きづらくない扉の中は一杯になりそうだけど、『うまく開かない』扉が今までほっぽっとかれていたのだとしたら、空いてる『うまく開かない』扉が開く=いざなっている、、のかな、と。

どうなんでしょうか。

齋藤 亮 古内旭1A/感想。 2002年05月22日(水)00時35分32秒
課題(親記事)/古内旭1Aへの感想 への応答

読みやすい作品で、つっかえることなく読み終わりました。
個人的にこういう雰囲気の話は大好きです。
読了後、頭の中にいろいろ疑問が浮かびました。
箱はなんだったのか。鍵はなんだったのか。
この辺はもうちょっと考えないと想像がつきません。
それは僕の問題だから、おいといて。

気になったのは、肉付けがくどく感じたことです。
主人公や少女の賢さを表す部分や、森の不気味さを表す辺りの描写が過剰に感じました。

あと、『彼女』が説明していた世界は箱云々の話は本気で理解できませんでした。

多田草太朗 古内旭1A/感想 2002年05月22日(水)00時07分25秒
課題(親記事)/古内旭1Aへの感想 への応答

読んでみて、村上春樹に似ている印象を受けました。
ただ、村上春樹に似せた作品は数多く、これも言わば「春樹っぽい」作品とでしか見られない可能性があると思います。
僕は、どこがどう春樹と同じでどこがどう違うのかは断言できません。それは僕の読解能力のなさと言っても構いません。ただ、なにかが違う気がする。まあ、春樹春樹言ってもこれが古内さんのスタイルならば仕方ないので次いきます。あっ、春樹に似てるから「悪い」とか「いけない」とか「駄目」とかじゃあ全然ないですよ。これはただの感想です。
あと、気になったのは作中の女の子の喋り方です。なにか子供ではない男性の喋り方に思え、女の子らしさは感じられませんでした。
あと、主人公の僕が「我々」と言うところです。少し気になりました。何か意図があってわざとそうしているのかもしれないけれど。

多田草太朗 斎藤多佳子2A/可愛いですね 2002年05月21日(火)23時50分47秒
課題(親記事)/斎藤多佳子2Aへの感想 への応答

辞典を片手にインテリ面した奴らの作品とは違って、素直で可愛いらしい感じを受けました。
ただ、ぐらっとくるようなフレーズもなかったですが。「ぐらっとくるフレーズ」というのは、「惚れてしまう」ようなフレーズのこと。そして、「パクりてえな、これ」と思うようなフレーズのことです。
この作品、可愛らしいですが毒にもならないです。


齋藤 亮 斎藤多佳子2A/感想です。 2002年05月21日(火)23時46分31秒
課題(親記事)/斎藤多佳子2Aへの感想 への応答

詩などはほとんど読まない人なので、適切な評価はできないと思うのですが、感想を。

綺麗な単語が続出で、読んでいて快い作品だと思います。
ただ、最初の方はわくわくする様な内容なのですが、
最後の最後で突然ラブソングの様な一節が出てくるのは若干違和感を覚えました。

あと、「悲しいことがあった日はあめ玉一つ」入れるのは、何故あめ玉なんですか?
よくわからなかったです。

本当に詩は疎いので、的はずれなこと言っていたらすみません。

石黒美穂 感想の感想ていうか いろいろ(変 2002年05月21日(火)18時34分25秒

あぁああ しまった(、、
感想の親記事まちがえてますね すいません・・・

じゃなくて

顏文字沢山つかう イシグロですこんにちわ(駄目生徒
くせになってるような 好きだからというような・・・
でも これが私のスタイルであるような・・・
単に反抗しているような・・・ な 感じですが(ぉぃ
顏文字あっても 感想はきちんとかいているので(極真面目)
気を悪くしたかたがおられたりするかもしれませんが
広い心とか も 持ってくださいませんか?(、、;



で(言い訳はおいといて)

感想かいてくださったみなさま ありがとうございます
やっぱり 感想かいてもらったりすると
どんな ぐさーと来ることでも(なかったんっですが) 
結構うれしかったりするものなのですね(^^

あの詩は 実家(新潟なのですが) にいるときに
一気にかきあげてしまったものです(w;
時間は 正直かけてないですね!
実際 どんなとこかといいますと 田園地帯&山に半分囲まれた
けっこう 田舎です 
市街地へでるにも 田圃を両サイドに眺めながら しばらく永遠かと思う
農道を 高校時代なんかは自転車で通う所
・・・んー
ぼーっとするには すごくいいところです!
だから 「とろい」とか いってしまうんでしょうね(w 

文章力はないので 構成とか 皆さんがいったように 具体性がないから
浮いた感じの詩になってます(*``
かきながら どっちにも転びたくなくて 迷ってたせいもあるんでしょう・・・
きっとつぎは 詩をかくなら もうちょと ましに・・・なってると・・・いいな(希望


詩は好きです

でも 次は・・・何を書けるかな?(==+



石黒美穂 古内 旭 1Aへの感想 2002年05月21日(火)18時12分10秒
課題(親記事)/古内旭1Aへの感想 への応答

やっぱり ありがとうございますから はじめます(w

んー・・・
初めにおもったのは 箱が2種類あるんだなっておもったこと(’’
彼の鍵の入った箱と 世界を意味する箱
これって どんなふうにつながりがあったんだろう?
鍵の入った箱も 世界の箱の一つなのかな??
それとも 世界のほうの箱の中にも 鍵は存在するってことなのかな??

いろんな風にかんがえられるから 大きな話だなっと おもいました(w

宇宙とか世界とかそれのつながりとか っていう話はすごいすきなんです
そんなふうに あたしも考える時があるから


文とか 構成としては 段落・・・が ちょっとだけきになったかもしれません
たとえば「変化が訪れたのは秋だった。」の部分と その前の文章
せっかく話がかわるのなら 改行してみたら いいのかも・・・とか(w;
一文一文は 流れとか すごく読みやすかったです



それはそうと


なんだか びっくりしたことがあるんです
斉藤さんの作品への感想にもちらっと書いたのですが
ちいさいころ 母からもらった(こうしてみたw)オルゴールの箱に
そういえば 鍵をいれていたな・・・ と思い出したのです
その鍵なのですが どこで拾ったのか 何に使うのか 未ださっぱりわからない
そんなわけのわらんモノなのです(’’
とりあえず ちっこくて デザインもきれいだし なんとなくずっともってます
えぇ 未だに(w;

で この話をよんで・・・ これかぁぁ!!!
とか 思ったのはいうまでもありません
だったら おもしろいですよね★ 
こんど 近所(相模原市)で森さがしてみます!(ぇ




石黒美穂 斉藤 多佳子2Aの感想 2002年05月21日(火)17時35分55秒
課題(親記事)/斎藤多佳子2Aへの感想 への応答

大切によんだのです ありがとうございます(^^


きれいな きれいな 宝石箱w
あたしには 小さい頃 母さんの部屋から
盗ん・・・・・・ か 借りてきた オルゴールの箱が思い浮かびましたw
そんなになんでもいれたりしなかったけど
キレイなものと 大切なものと 危ないものをいれました(何ソレ
宝石箱は・・・ もってなかったので・・・(笑

やっぱり あたしも 右上の扉がきになるかな・・・
右うえ・・・ 右上・・・
なにがあるところでしょう?(w
それと あとのほうで 溢れそうになってたのは
なんだか ひっかかり・・・というか 
沢山たくさん 思いでがつまってる と いうかんじと
もぅ つまらない!!!(入らない) というかんじと 両方な感じをうけました
あと BGMにながすなら
「ドロップスのうた」だったかな?(’’;
その感じが にあうんじゃないかと 勝手に想像したりしたんです(*`` 


宝石箱より 綺麗な中身の すてきな音と輝きが聞こえたようなきがしました(’’
 

伊藤 麻恵 古内 旭1A/あえて小学6年生。いいと思う 2002年05月21日(火)14時25分11秒
課題(親記事)/古内旭1Aへの感想 への応答

主人公の年齢が小学6年生というのに対し、とても興味を覚えました。
奇妙な年齢ですよね、確かに。
子供だとは思うけれど、あきらかに中学年とは違う何かが…。女の子は初潮をむかえる頃ですしね。早い子はもう生理という事態をきちんと自分なりに受け止めてたりして。全国の小六のみなさんの多くがマセガキ。

そういう年に主人公を設定するのは面白いなぁと思ったんですが、この話、いろいろな具体名がでてきますよね。「ディズニーランドで買ったクランチ・チョコ」とか「ドラクエIV」であったりとか。で、転校生の女の子とシドニ−・シェルダンについて語らう場面がありますが、「小学6年生で〜?」と、率直に思いました。
しかしですね、よくよく考えてみると、前記の通り、小六というのはやたらおマセちゃんなので、きっと古本屋とかでむじゅかしそうな本をわざと選んで、「どう?アタシは(僕は)こんな難しい本も読めるのよ。いつまでもガキじゃないの。挿し絵のついた本なんてもう卒業よっ!」とうそぶいてみたいお年頃。なんか余計に小六というリアルさが増して、なるほどな〜と思いました。

しかし、この話のオチはちょっとよくわかりませんでした。彼女は何しに来たの?テストって何?そもそも彼女がいう世界を作っている箱にカギ穴があるのかどーか…。

ここまで書いてみなさんの意見読んだら古内さん本人がお答えになっとりましたな。ギャフン。

でもあたしはこういう小六好きだっ!         以上。

伊藤 麻恵 斉藤 多佳子2A/本当にあるんでしょうか 2002年05月21日(火)13時32分18秒
課題(親記事)/斎藤多佳子2Aへの感想 への応答

この宝石箱を、実際に斉藤さんが持っているのかなーと思うくらい箱についてしっかり書かれていて良かったです。
ガチャガチャいじりすぎて右上の扉がうまく開かない…っていうエピソ−ドが特に、「ありそう」って感じ。
この作品の雰囲気というか、なんかすごくかわいくっていいなぁ〜。

なんか最後はアマアマすぎるかな?と初め思ったんですけど、受ける印象が決してクドクはないので、やっぱこれでいいと思いました。
最後の一行は、アタシなんか発想出来ないもんね…。


久我真紗子 古内旭1A/解釈がいろいろできそう 2002年05月21日(火)03時45分14秒
課題(親記事)/古内旭1Aへの感想 への応答

 かなり考え込んでしまいました。
少女にしろ鍵にしろ話の1つの流れに沿って登場するだけで、
それが何を意味するのかは全く語られない。少女は暗示めいた発言をするが
その意図する所も謎のまま。まず初めて一読した時の感想は
これらの要因から、まるで夏の白昼に幽霊を見たような現実の中の非現実感を
漠然と感じました。あれは何だったんだろうっというような。また、以前は恐ろしくて神秘性に満ちた森が穏やかな森に
変わっていたので「僕」が大事な何かをなくして1つ大人になった成長の話なのかと。

 次に出来る限りしかけられた暗示的表現に気を配って何度か読んでみました。
抽象的な、宇宙とか世界の箱の繋がりを私なりに考えてみたのですが古内さんがこの
雑談板で仰っていた、内容自体が現実か非現実か分からない曖昧な状態かつ固定観念の
ない空間認識の世界で、「この表現はあーだこーだ」と言うのは野暮ではないかと気が
引けました。しかしこの作品ではいろんな可能性を読み取れるように工夫されていると
思いましたので、一読者の分析結果として載せてみようかと思いたったのです!そんなに
突っ込んで欲しくないと思われたらすみません。

 一番のプロットは 宇宙=世界の箱=もう一つの世界観(子供の世界観) だと思いました。
転校生の彼女は世界の始まりと終わりについて話すと世界が収まっている箱の話を
し始めます。(世界の始まりと終わりは宇宙の始まりと終わりの同義でしょう。)
そして暗く不快な森で彼女は青い小箱を青い鍵で開けるのです。
青い鍵。冒頭で登場するこの鍵は、宝物箱に必ず入っている鍵で「我々」はそれを
宝物と認識している。しかしいつかその存在を忘れ大人になってしまう。
大人になると失われてしまう、子供の時にしか使えないのがこの鍵なのです。
そして彼女がそれを使って箱を開けると、不気味な森は普通の森に変わってしまうのです。
 世界の箱=世界観だと思う根拠がこの森の変化で、「僕」の想像力が作り出す恐怖が不気味な
森を象徴していたのに対し普通の森はその想像力が消え去ってしまった抜け殻なのでは
ないかと思ったのです。
 そして世界の箱=世界観という考えを前提にすると、彼女の言葉にも別の意味が付属出来そうな気がします。
例えば彼女は世界の終わりを語るときに、膨大な量の有(ビックバン?)が失われることで時間が進み時間が進むということは、すなわち失われていくということ、と言います。
これにもう一つの解釈を付けると、膨大な量の想像力が失われることで大人になり
大人になるということは、すなわち子供の世界観が失われていくこと、と捉えることができます。
また彼女は世界の収まっていた箱の外にはまた箱があり、延々と外に向かっていた箱が
価値の転換があって内側に進んでいるとも言います。東條さんが仰っていた「極大と極小は
繋がっている」で思ったんですけど極大は外なる宇宙、極小は内なる宇宙つまり「僕」の
心に繋がっているのではないか、さすれば極小の箱(文中で唯一登場した箱)青い小箱は
「僕」の心ではなかったのか、などと考えてしまいます。
 ちょっと強引で暴走している気もありますが、これらの考えをまとめると青い鍵は
本当は使ってはいけないものだったのに彼女はそれ使って箱を開け「僕」を含む全世界の
世界観を一瞬で変えてしまったのではないか。

 彼女は一体何者なのかそれは分かりませんが、もしかしたら彼女は延々と宇宙の箱の中を
移動する破壊の使者みたいなものかもしれないなっと思います。少なくとも「僕」にとって
彼女は必ずしもいい存在ではなかった気がします。


 いろいろ書きましたがこの作品はいか様にも解釈できて議論の余地がたくさんありそうです。
「テスト」がなんなのかが私には分からなかったので次の授業でそこの所を聞けるのを楽しみ
にしています。

 




水落麻理 古内旭1A/不思議 2002年05月21日(火)00時04分25秒
課題(親記事)/古内旭1Aへの感想 への応答

読んでるうちにどんどんストーリーに引き込まれていていきました。個人的にああいった不思議な雰囲気を持つ作品はとても好きなので、楽しませてもらいました。
最初に読んだとき、ひっかかった点は2つでした。1つは、小学6年生なのに会話や考えが大人びすぎてること。もう1つは、ずっと「僕」で書かれているので「僕達」と言ったほうが自然なはずなんですが、「僕達」と書かれそうな場所はすべて「我々」と書かれていたこと。「我々」と出てくる度に「ん?」と思いながら読んでいました。何か意図があると思ったので雑談板を読み返したところ、その2つのことについては古内さん自らの説明があり、作者の意図がわかったので今から同じ事を述べてもしょうがないかなと思ったのですが、感想の一つになると思うのでいちよう述べておきました。
最初に読んだときに謎がたくさん残ったので、何かヒントでも文中にかくれているかな?と思い読み返してみましたが、テストとは何のテストだったのか?なぜ「僕」も鍵を持っていたのか?女の子はどこへ行ったのか?箱についてなど、そのどれも解けぬまま終わっていました。不思議を残したまま終わる作品も、読み終わったあとの後味がなんともいえず良いと思うのですが、この作品は謎が残りすぎではないでしょうか?女の子がどこへ行ったのか、どこから来たのか、など女の子の存在や箱の中については謎のままのほうが良いと思うのですが、テストと鍵についてはもう少し突き詰めて書いてもいいのではないでしょうか。そうすると作品に重みみたいなものが出てくる気がします。もちろんその二つのすべてを明らかにする必要はないですが、テストについては全くわからなかったので、テストとは何だったかをほのめかす程度に書いてみてはどうでしょう?鍵については文中に出てくる事柄と関連づけてみたり。
それにしても、展開のさせ方がうまくてみごとにのせられました。古内さんの他の作品も読んでみたくなりました。おもしろかったです。

久我真紗子 斎藤多佳子2A/キレイな詩 2002年05月20日(月)17時58分21秒
課題(親記事)/斎藤多佳子2Aへの感想 への応答

 キラキラビーズを敷き詰めたキレイな宝石箱。その輝きとかわいらしさが存分に伝わってくる心温まる詩でした。子供の頃はもらった箱がうれしくてキラキラビーズにガラスの指輪とおもちゃ達を入れて、大きくなった今はキラキラビーズはそのままに箱いっぱいの夢と希望と不安を入れて。大きくなって入れるものは変わったけれど宝石箱の底、キラキラビーズは変わらない。そんなキレイなビーズのあり方に斎藤さんが「わたしの心の輝きはそう簡単に変わらないのよ。」っと言っているような気がしました。そして、開けたり閉めたりしている内にうまく開かなくなってしまった「右上の扉」はいつしか誰かのために開いている「右上の扉」へ。最後の3行でそれまでの詩をひっくり返して恋の詩に変換してしまったのは「右上の扉」を計画的に使っているからで
これは、詩のような短い文で何かを伝えるためのうまい手だなぁと思いました。 
 一番最後の呼びかけが、それまで自分の心に向いていた目線がふいっとこっちを見たようで一瞬ギクっとしてしまいました。良い意味での不意打ちです。誰かのために心の一部を開けておくの事は恋に他ならず、その恋心が読み手にも伝染してなんとも照れてしまう、そんな印象でした。

 それからひとつ気になった事があるんですが、詩のひとかたまりになった節というのでしょうか、その節と節の空白です。「箱が古ぼけた時間だけ〜」の所から心の内面に向かった感じになっていると思うのですが、その変わり目の空白をも少し広げた方がいいと思うんです。と、いうのは最初に読んだ時つなげて読んでしまい少し途切れた印象を受けてしまったからです。よく見たら2行分程のスペースがありましたが、気がつきませんでした。他のスペースを2行開けて「箱が〜」のところから4行くらい開けて、そと後の空白も4行開けてあの1節を独立させたほうが、斎藤さんの詩がもっと生きるのではないかと思いました。よかったら試してみて下さい。
 

古内旭 東條さんへの返答 2002年05月19日(日)18時01分59秒
古内旭1A/いろいろ への応答

正確なご指摘をいただきました。いくつか返答させていただきます。

一人称単数が「僕」で、複数が「我々」というのはなんとも不自然です。「僕」というのはどうも男性的ではない甘い感じを与えるのに、「我々」というのはいかにも硬く前者とはイメージが違います。「僕」というのは何も説明はいらないと思いますが、それが複数形になった時になぜ「僕たち」とならないかというと、結局のところ語り手の感情の在処は「僕」にしかなく、誰かと2人になってもその相手の方には感情移入しないからです(当然、劇中の主人公にとってはですが)。ですから、「僕」と相手を切り離す意味で「我々」を使っています。日本語ならではの表現だと気に入っていますが、実は、村上春樹はほとんど全ての小説において「僕」と「我々」を用いています。東條さん同様、僕も村上春樹に対して同じような不自然さを持ちましたが、それを自分なりに解釈した結果、上記のようなことになり、それならば僕も使おうと思い至ったわけです。春樹語法であるとするならば、僕が使うのはご法度なのでしょうが、彼が僕と同じような理由でその言葉を選んでいるのかは分かりませんので、その辺はご勘弁願いたいと思います。それになんだか言葉が知的で美しくなるので好きです。

「象徴が回収されていない」という点は、意図的なものでしたが、回収の可能性をもう少し書き込むべきであったと思います。東條さんのご指摘の通り、パラレル的世界把握は僕の好きなところです。一人称で人間が語っている以上、外宇宙へのパラレル性はまだしも、内宇宙へのパラレル・ワールドは確実に存在するわけです。

好きな映画にデビッド・リンチを挙げておきます。最近の作品では『マルホランド・ドライブ』ですが、彼の映画はやはり意味不明で、象徴性に満ちた面白い作りになっています。パラレル・ワールドが同じ時空に存在することを前提としなければ理解に苦しむところもあります。
『イレイザーヘッド』、『ロスト・ハイウェイ』はビデオでも出ていますが、ご覧になった方がいらっしゃれば、感想を聞かせてほしいと思います。

SF小説に関しては、東條さんの挙げた3作品は残念ながら未読です。興味はあるので読んでみたいと思っています。ディックやハインラインは好きですが、それほど多くは読んでいないでしょう。


東條慎生 合評後に応答、または雑談 2002年05月19日(日)11時27分44秒

いろいろ応答したいと思います。
まず古内さんですが、音読するのを聞いた人は分かると思いますが、「交差点」というタイトル
からダイレクトに作品本文が始まっているということで、冒頭が途切れたというわけではありません。
ただ、作品自体が突然の始まりと突然の終わりを持っているためにそれも当然の解釈ですが。
ただ、気分次第でそのうち本当に冒頭がぶった切れたものを書きそうです。

多田さん。ブルトンの自動筆記―オートマティスムだと指摘ですが、事実、冒頭を書き始めてから二時間くらいで、
先をその場で考えながらの即興だったので、その指摘もある意味正しいといえます。私なりのオートマティスムではありました。
書き飛ばすと同時に読み飛ばすのが「正しい」読み方ではないでしょうか。なので「溜め」というのも余り考えず、
唐突に終わらせることを意図してあのような終わり方になっているわけです。
そういえば、キャバレーヴォルテルとは何でしょうか?ダダイズム関連だと思うのですが、
私はその辺を良く知らないので。

あと、ちょっと誰が書いたか分からないのですが、
SFの山田というとおそらく山田正紀でしょうか。
名前は知ってるのですが、読んだことはないですね。
覚えておきます。

あと、奥野さん。
私は酒は美味くもないし、酔うために飲むという感覚も分からないので嫌いです。
ただ、友人には普段から酔っぱらっているような言動と行動をするともっぱらの評判ですが。
テンションと雰囲気次第です。平熱は知りません。頭の中身はぐんにゃりしてます。
水と鉱物のイメージを形にするにはどうするか考えてます。

他にもいろいろありましたが、取り敢えずどうもでした。
やはり他人の感想を聞くのは面白いものです。

あと、他にも書けと先生仰られましたが、これ一発ネタであとは考えてなかったです。
また、これ以上書くとただ寒いものになりそうな気もしたので。
ただ、面白そうなのでネタがあれば他に書くことにします。
それよりもちゃんとした物語性を持ったものを書こうとも思うのですが、形にするのは難しいです。
ある意味、「交差点」のようなものの方が遙かに書きやすいです。
適当言ってりゃ良いわけですから(そういうわけでもないけれど)。

雑談なのですが、映画の話が出てきたので、最近友達に見せられた映画のことを
話したいと思います。
「少女革命ウテナ」です。
そこで引いてる人居ませんか? 面白いですよ。とても。
TVでのアニメで、その映画化のようですが、残念ながらTVのは見ていなかったため
逸していましたが、これほどのものとは思いませんでした。
物語も要約は出来ますが、それに意味はありません。
(まあ、いろいろと解釈が出来る暗示的な物語ではありますが)
ここで語られる物語は、少女漫画的ガジェットのパロディであり、
作品それ自体も少女漫画的図像を尽くパロディ化し、悪ふざけなまでに誇張しています。
男装した少女や、格好いい男の王子様、近親相姦やら同性愛やらの
少女漫画に特徴的な(だと思う)な要素がちりばめられています。
それでやっているのは図像の連想や誇張による馬鹿馬鹿しいまでの悪ふざけと言えます。
一面の薔薇畑で決闘したり、少女の胸から剣が出てきたり、車に変身したり、
無茶苦茶なことをやってます。他にも思い出せないくらい愉快な映像がここぞとばかりに出てくるのが、
面白いです。良くこれを映画にしたなあという感じが。BGMの奇怪さにも注目。
私の作品が(やってることは異なりますが)好きだという人には見てみることをお勧めします。
見ながら爆笑してました。男三人で。
ただ、騒ぎながら見ていて、物語とかは捨象して見ていたので、そういう感想になってます。

東條慎生 斉藤多佳子2A/感想 2002年05月19日(日)10時31分18秒
課題(親記事)/斎藤多佳子2Aへの感想 への応答

箱というとやはり皆、子供の頃の宝の入った箱を連想するというのは何か面白いところです。
古内さんの作品も、越智さんのも、その種の箱がまず、イメージの基点に立っています。
(その後にかなりの転換を図るものもありますが)
ここでは、そのイメージは心の比喩になっていて、それがとてもかわいらしいイメージになっているようです。
最後の問いかけは、「大切な人」に向けたのろけたことばのように思いました。
恋愛漫画の最後のワンシーンに一つだけ書かれた台詞、そういうイメージでした。

東條慎生 古内旭1A/いろいろ 2002年05月19日(日)10時25分00秒
課題(親記事)/古内旭1Aへの感想 への応答

SF映画はお好きな様ですが、SF小説は読みますか?
前のリーディングの時にも世界をある種相対化させる理論の部分を読んでましたけども、
やはりSFのおもしろさの一つもそういった世界の見方の枠組みを変えてしまうというところに
あると思います。そういう点でというか、荒唐無稽な奇想小説という点ではいろいろありますが、
たとえばヴォネガットの「スローターハウス5」だとかバリントン・J・ベイリーの「時間衝突」だとか、
ルーディ・ラッカーの「時空ドーナツ」だとかは私がとても好きな作品です。
前の二つは時間に関する奇想を扱っているのですが、「時空ドーナツ」は飛んでる作品でして、「テスト」の中の

「また箱があるんだよ。そのまた外にはまた箱があるの。そうやって延々と箱があるんだけど、
きっとどこかで価値の転換があって、延々と外に向かって続いていたものが気付くと内側に
進んでいる。だからきっと色んなところに世界の収まっている箱があるよ」

という記述と少し似た理論を基点にしています。
それは、「極大と極小は繋がっている」という理論です。これ以上は言いませんが、
興味があれば是非。

作品に関してですが、作品で提示されている上記の台詞のような理論、それは暗示にとどまっている。
これが作品の根幹をなすのか、それともある一挿話であるのかいまいち判然としない。
ただ、鍵という象徴からも判断されるように明らかに少女は箱を開けたはずで、
それは作中にもそう思わせるように書かれている。
しかし、それは「世界の収まっている箱」であるのかどうか。
私はここに何かの繋がらないもの、切断されたものを感じます。
そして「テスト」。
思わせぶりに発言され、タイトルにもなっているこのことばは、作品の中で意味が語られていない。
ならばそれを推理するわけですが、その材料がほとんど無い。
あるのは、彼女が「僕」よりもテストの点が良かったと言うことくらい。
物語は少年の通過儀礼を描いたようにも思え、それが「テスト」だったということも出来そうです。
ならば、彼女はテストに成功し、「僕」は失敗した、とも解釈出来ることになるわけですが。
そもそも冒頭の「鍵を使う機会」が作品中に現れていないのは作者のミスか、
それとも何かの意味を持った齟齬であるのか。
古内さんは山口さんの質問に答えて語られた内容自体が信憑性のあるものではない可能性を示唆していますが、
そうすると、この齟齬は回想の欺瞞性を現すか、回想が二つ以上ある―つまりパラレルな宇宙が
あるという暗示にも受け取れます。
ついでに、「僕」という一人称と「我々」という文語的な一人称が使われているのは不自然さを
感じさせずに居られないのですが、これも、仕掛けでしょうか。

長々と書きましたが、どうにもまとまらないのでここら辺で終わりにします。
作品の消化不良というか、何か不足を感じさせる(物語としてではなく、作品の象徴が
回収されていないと言う意味で)のは、仕掛けられたものの様なので、合評もしくは他の人の感想を待つことにします。

古内旭 山口さんへの返答 2002年05月19日(日)01時54分54秒
古内 旭1A/なんのテストだったのだろう? への応答

感想ありがとうございます。いくつかご質問をいただいたので返答させていただきます。が、合評会まで自作品については触れないのがルールでしょうか?
「何のテストだったのか?」
「鍵は何のためにあるのか?」
「少女はどこへ消えたのか?」
といったあたりは合評会までとっておきたいと思うのですが、最後の

「古内さんはなぜ主人公を大人びた優等生にしたのですか?」

というのは僕に向けられた具体的な質問のように思えましたので、お答えさせていただきたいと思います。
山口さんの仰るとおり、僕もああいう12歳の少年少女はいないと思います。
この話は主人公を語り手にして「回想」という形で書きました。語っている現在の主人公の年齢は書いていませんが、(僕は今年24歳ですので)20代半ばから30歳辺りをイメージしたつもりです。話は主人公の主観によって語られます。つまり、思い出の中では12歳のはずなのですが、語っている大人の自分の主観がそこに投影されるので、必然的に大人になってしまうという。「自分が12歳の時は、きっとその辺の今の12歳よりも大人びていた」とかいうインテリ意識も優等生的に書かれている理由の1つかもしれません。なのに「普通の小学生だった」みたいなことを語ったりしますが、語るのは大人、語られるのは小学生、ということでそういったものが融解している状況です。
転校生の女の子に関しては、「僕」さえ上回る優等生ぶりと大人の要素をもっている超越者ですが、それも「僕」が捏造していることなんです。語ることによって色んな状況を作り出していっている。
ですから、この話で語られていることは、どれが実在してどれが非実在なのか非常に曖昧なのです。極論すると、ここで語られた過去の「僕」が、成長して必ずしも現在語っている大人の「僕」になるとは限らないのです。

なのであえて変な小学生を書いてみたつもりです。奇妙な違和感を持ってもらえればと思いましたが、うまく効果が出ていないとあらば、考えてみる必要があります。貴重なご指摘、ありがとうございました。

山口文女 斎藤 多佳子2A/なにか良い事があったのかな? 2002年05月18日(土)14時57分33秒
課題(親記事)/斎藤多佳子2Aへの感想 への応答

まず、前の「無題」の作品に比べてすごく明るくなっているので驚きました。辛い事もあるけれ
ど幸せなのが、素直に表れていてよくわかりました。
小さな頃は、宝石箱に入れる宝物は指輪などモノだったのに対して、いまは想い出だったり目に
は見えないモノなのも、納得です。
「右上の扉」が気になります。「右上の扉」は何のためにあって、詩の中で何を意味しているの
かわかりません。だから、最後の「なんだかわかる?」の質問の答えも思いつかないのでしょう
か・・・。答えが知りたいです。でも、あの質問の答えは「大切な人」にしかわからないのでし
ょうか?それはそれで秘密めいていて良いのですが。答えがわからないのに「照れないで答えて
ほしいな」と言われ、なぜかわたしが照れてしまいました。

山口文女 古内 旭1A/なんのテストだったのだろう? 2002年05月18日(土)14時17分31秒
課題(親記事)/古内旭1Aへの感想 への応答

読み終わった後、色々な事を考えました。
一体なんのテストだったのか?
「鍵」はなんのためにあるのか?
少女はどこへ行ってしまったのか?
主人公は小学校を卒業するとともに少女を探すのを諦めてしまったのか?
たくさん謎があって面白いのですが、わたしには少し謎の量が多くスッキリしませんでした。き
っと主人公の少年も、まだモヤモヤを抱えているのでは・・・。そう見ると、常にモヤモヤを抱
えている思春期という不思議な時期を上手く表していると思います。
でも、主人公も少女も小学6年生にしては大人びていて優等生すぎて少し窮屈な感じがしたので
すが、今時の12才はこんな感じなのでしょうか?わたしにも12才の妹がいますが、わたしが
12才の頃よりはるかにマセていて、いつも驚かされます。
主人公の男の子を、もっと青臭さが残っているように書いたらどうだろう?と思ったのですが。
そうすることで、少女の不思議さがさらに際立つのではないでしょうか?でも、青臭さが残りす
ぎてしまうと思春期から離れてしまいますよね。難しいです。古内さんは、なぜ主人公を大人び
た優等生にしたのですか?

水落麻理 斉藤多佳子2A/幼い日の憧れ 2002年05月18日(土)02時09分10秒
課題(親記事)/斎藤多佳子2Aへの感想 への応答

うち間違いだと思うのですが、2行目の「お母さんが誰にもらって」は「お母さんが誰かにもらって」の間違えではないでしょうか?細かいところでごめんなさい。
では感想です。とてもかわいい詩だと思いました。私はこの詩を読んで自分の幼い頃を思い出しました。幼い頃母の宝石箱にすごく憧れて、いつか自分の宝石箱を自分の大切なものでいっぱいにしてみたいと思っていました。母の持つ宝石箱やそのたぐいには幼い頃、女の子の誰もが憧れたのではないのでしょうか。この詩の、宝石箱を母にせがんでもらうところや、中に飴玉やビー玉を入れるところ、中に入れる物達の幼稚っぽさが私に幼い頃の憧れを思い出させたのでしょう。この詩を読むまで忘れていた事でした。お星様を入れるのもとてもかわいくて好きです。その憧れのことが頭の中にあったせいか、最後に意味しているものに最初読んだときは気付けませんでした。わかったときはこっちの話だったのか!という印象でした。
詩の後半で、大切な人の存在がでてきたあとに、希望と不安などの内容がきたので最後にまた大切な人についての内容がくると思いませんでした。だから理解しにくいというところもあったと思います。下から2節めの内容をもう少しオチ?に近づいていくような内容にしたら、もっと伝わりやすくなるのではないでしょうか?時間があったので長々と書いてしまいました。あ!あと、「あなたが笑ってくれた日はハートを一つ」はかなり好きです。すごくかわいいと思いました。よく思いついたなあ、と感心しました。



松永洋介(アシスタント) 課題(親記事)/古内旭1Aへの感想 2002年05月17日(金)08時35分41秒
▼掲示板:課題/5月23日の合評会のための感想文 への応答

古内旭1A「テスト」を読んで、合評会のための感想を書く

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松永洋介(アシスタント) 課題(親記事)/斎藤多佳子2Aへの感想 2002年05月17日(金)08時34分31秒
▼掲示板:課題/5月23日の合評会のための感想文 への応答

斎藤多佳子2A「宝石箱」を読んで、合評会のための感想を書く

  1. この記事への応答として投稿すること
  2. 詳細はコメント元の記事を参照のこと


上村謙輔 東條慎生「交差点」の感想 2002年05月16日(木)09時57分11秒
▼掲示板:1A「交差点(かっこよく言えばクロス・ポイント)」 への応答

えーと、あんまりこの作品はよく意味がわかりませんでした。
段落分けが少なくて、難しい言葉が多くて読みにくかったです。
こういうのを文学的だとかいうのかは分かりませんが、そんな本を読まない私にとっては取っ付きにくいだけのお話でした。
最後の終わり方とかも意味がさっぱりです。
でも、車の走るスピード感はしました。

先週は忙しく、パソコンを開いてなかったので、ギリギリの応答で、すいません。

上村謙輔 石黒美穂「箱庭を歌う」の感想 2002年05月16日(木)09時48分36秒
▼掲示板:1A 「箱庭を歌う」 への応答

詩的な作り方が纏まっていて綺麗だった。
「土」って言葉が印象的だった。
きっと詩の世界が好きなひとなんでしょうね。
次の作品も頑張って下さい。

上村謙輔 越智美帆子「ケーキボックス」の感想 2002年05月16日(木)09時38分40秒
▼掲示板:1A「ケーキボックス」 への応答

独特の世界観をもっていていいなとおもった。
うまくいえないけど、子供の頃の記憶を蘇らされて、優しい気分になれた。
終わり方も綺麗な終わり方だった。
いい作品だと思う。

久我真紗子 石黒美穂1A/「箱庭を歌う」への感想 2002年05月16日(木)01時18分24秒
▼掲示板:1A 「箱庭を歌う」 への応答

望郷の思いを綴った詩ですね。
故郷は想う所であって、帰る所に在らず。
相反する二つの心情を一節にまとめた所に意図を感じます。
しかし、最後の一句はどういう意味でしょう?

渡邊 愛 石黒美穂1A「箱庭を歌う」の感想。  2002年05月16日(木)01時07分23秒
▼掲示板:1A 「箱庭を歌う」 への応答

 なんだかとても切なくなってしまいそうな作品でした。
何回も「ぼく」と言う言葉が使われていて、でもしつこいとも感じない。
頭の中に自然と「ぼく」を中心とした切ないストーリーが出来ていく・・・。そんな文章でした。

奥山 伸太郎 石黒美穂1A「箱庭を歌うへの感想」 2002年05月16日(木)01時05分09秒
▼掲示板:1A 「箱庭を歌う」 への応答

 
 時間が過ぎていくと、時には自分の居慣れた場所を離れなきゃならない時がある。
それは生きていくうえではよくあることだ。でもその大切な場所は、自分の居場所が変わった
後でもいつも心に残っていて、息づいている。そういうものだと思う。そういう場所が俺にも
あるから、すごく伝わった。細かい気持ちまで、よく表現できているのがすごい。
 あと、歌詞になっているのが。これはなかなかできないんじゃないかなと思う。

奥山 伸太郎 越智美帆子「ケーキボックスの感想」 2002年05月16日(木)00時48分47秒
▼掲示板:1A「ケーキボックス」 への応答

 「ケーキボックス」は、全体に白が強調されていて、なんていうかとても落ちついた、頭の中がすっきりしている時のような(?)印象を受けました。表現が下手でスイマセン。
 精神病院にいれられている人の話なのに(間違ってたらごめんなさい)、暗くなくて、むしろ
かわいい感じがしました。

奥山 伸太郎 東條慎生1A「交差点〜の感想」 2002年05月16日(木)00時35分17秒
▼掲示板:1A「交差点(かっこよく言えばクロス・ポイント)」 への応答

 この作品からは、なんていうか、すごく知的な面白さを感じました。文学的な面白さというか。もしかしたら言葉遣いで文学的にそう感じるのかもしれません。
ごく日常的な一場面を不必要なくらいものすごく真面目に大袈裟に表現する、というのは、笑いを作るときに結構使うパターンだと思います。東條君の作品は、このやり方を完璧に使いこなせてる。とりあえず、この面白さは自分にはなかなか出せない面白さなので、ちょっとうらやましいです。
 ここまで本気で交差点を通過するなんて、ねえ。

イシグロミホ 越智 美帆子 1A「ケーキボックス」への感想w 2002年05月16日(木)00時22分08秒
▼掲示板:1A「ケーキボックス」 への応答

読ませて頂きました どうもですw(挨拶

でわでわ(’’

小さな箱 白い箱 箱と部屋と飴細工とケーキ
そんな単語のトピックって すきですw

最初の段落と 最後をみると 彼女の目的は達成された感じで
素敵に幸せ気分かとおもわれるんですが
病棟・・・かな? と だとしたら医師と 彼女の意志とはべつに
「つれてこられた」という部分で ナイーブな印象
どっちなんでしょう?w

あと
「あなたの精神は華奢な飴細工のようにとても脆い。元々そうつくられているのです。だからとても繊細だ。しかし人の痛みもよくわかってあげられているはずです。」
と 「白衣を着た男」がいうのだけれど
そのセリフと 後が あんまりつながならないかも・・・とも思ってみたりしましたw
「人のいたみ」ってかくわりに 他との接点はないみたいなので


てか それいぜんに 世界観は 私の好きなタイプです(w
空気はとってもいい感じ★ミ 
越智さんの作品他のも読みたい気がしてきましたたたたw

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