「物語の作法」雑談板 (0018)


物語の作法ホームページへ ▼「物語の作法」課題提出板へ ▼課題と連絡へ うさぎアンテナへ
使い方・過去ログ一覧 ⇒このログの目次スレッド別 ⇒検索 

越智美帆子 またがんばります! 2004年01月28日(水)20時34分31秒

何度落選しても、懲りずに書き続けると思います。音楽をやる人が音楽をやらずにはいられないように、私もモノを書かずにはいられないので。というか、書くことが大好きなので。

寮美千子 R-18文学賞結果 2004年01月27日(火)01時31分28秒
ありがとうございます! への応答

新潮社のR-18文学賞。越智さんが「佐伯ツカサ」のペンネームで「また元通りの日常を」という作品で応募、一次選考を通過していたのですが、最終選考に残ることができませんでした。残念。
残っても残らなくても、ずっと自分の書きたいものを書き続けていきたいです。 by 越智さん
そうだ! がんばれ越智さん! 応募したその勇気はすばらしいし、応募できるようなひとつの作品を書き上げたというそのことだけでも、確実に腕力がついているはずです。そうやって、ひとつひとつ「書く」という体験を重ねてたくましくなっていくのは、すばらしいことです。

文学賞は、ひとつのチャレンジ。でも、ひとつのチャレンジでしかありません。これを踏み台にして、またジャンプしてくださいね! 新たな作品、待っています。

http://www.shinchosha.co.jp/r18/ichiji.html

寮美千子 五行詩という試み 2004年01月06日(火)23時26分49秒
▼掲示板:横田裕子 大掃除の時に出てきたガラクタ への応答

五行詩ていうのが流行っているらしくて、朝日新聞にもたびたび載っています。これ、なんだろうなあ?なんかぴんとこないなあ、と思っていたけれど、横田さんの作品見て、なるほど、と思いました。過剰になりがちな思いのたけを、ちょうどよく収められるサイズ。それが、時には物足りなくもなるけれど、過剰なものをうまく凝縮してこのサイズにすると、意外とさらっと読めて楽しい。横田さんに向いている表現方法かもしれない、と感じました。自分でそういうものを見つけてこられるのは、えらいね。
「ゆでたまご」
タマゴの殻に
小さなヒビを入れる
傷付けないで
つるつる剥いて
そして そっと歯を立てて
気分はよくでている。感触も伝わってくるけれど、ちょっと食い足りない感じ。最後の一行に、もうちょっと劇的な感じがほしいなあ。
「ロッキングチェア―」
受け止めることに
疲れきったあなたが座る
椅子の背もたれになれたら
けれど椅子はあなたには
まだ小さすぎて
いい、いい。ちゃんと物語になっているね。
「見栄を張りたいお年頃」
白いスニーカーを
黒いミュールに履き替えて
紅いルージュの
青いりんごは
熟れていくのを待っている
ちょっと月並み。横田さんの好きなテーマだけどね、観念的。もっと実感がほしいなあ。
「やつあたり」
愛だけで
地球はほんとに救えるの
それだけだったら
何度目なのさと
悪態をついた夜
愛だけで/ほんとに地球は救えるの というフレーズが強烈にいい。だけど、後半がいまひとつ意味不明。何度目って詰め寄っているのは「愛は地球を救う」っていうTV番組のことかな。この「人類愛」を「プライベートな愛」に重ねて書いてみたら、面白いかも。前半を生かして、短歌にしてもきっと生きるはず。
「ふたりではんぶんこ」
眠れない夜は
火照った手のひらのせい
冷たいコップの水じゃだめで
誰かのカラダをぎゅっと抱きしめて
熱を分けてあげたい
これが今回の最高傑作かな。触感的、実感的なのがとってもいい。こういうちょっと過剰な感じの情念も、五行詩だと喉ごしよくするっとはいってくる感じだね。

もともっと書いてね。がんばれ、横田!

横田裕子 あけました。 2004年01月04日(日)20時46分54秒

長い事授業にも出ない、課題も出さないでスミマセン。
ちょっと前に五行詩なるものも書いてみました。
短歌や俳句より難しい気がしました。
しばらく創作を書かない間に言葉の選び方を忘れてしまったな、と思いました。
時間あるときにもっと書いとくべきだった・・・何だか悔しいです。

大長老 いい!! 2003年12月28日(日)14時40分52秒

越智さんの小説。中味はこれからのお楽しみだけど、
タイトルについていえば、
『また元通りの日常を』
この言語感覚すっごくいいと思う。

越智美帆子 ありがとうございます! 2003年12月19日(金)16時35分31秒
越智美帆子さん、新潮社「R-18文学賞」一次選考通過! おめでとう! への応答

ありがとうございます。
新潮社のホームページを見たとき自分の筆名があって、友達と飲んでいた途中だったのですが、思わず涙が込み上げてきました。まだ一次選考、と自分に言い聞かせても、やはりずっと賞に出し続けていてよかったと思います。とても嬉しいです。

先生が書かれたとおり、最終選考の発表は年明けです。残っても残らなくても、ずっと自分の書きたいものを書き続けていきたいです。

寮美千子 越智美帆子さん、新潮社「R-18文学賞」一次選考通過! おめでとう! 2003年12月12日(金)21時37分39秒

いまさっき、越智美帆子さんから、新潮社の「第3回 R-18文学賞」の一次選考に通過したとのこと、連絡うけました。おめでとう! うれしい! わがことのようにうれしいです。

応募作は『また元通りの日常を』というタイトルで、佐伯ツカサというペンネームだそうです。応募533作品のなかから選ばれた48作品のなかに入りました。10倍強の競争をくぐり抜けての通過です。すごい! やったね!

来年1月中旬に、最終候補作品が発表され、審査員による審査とネット投票を合わせて、受賞作品が決定するということです。がんばれ! 最終に残れ! 残るんだ! そして、みんなで投票しよう!

せわしい年の暮れに、ほんとうにうれしい報告です。今年は、春に奥野美和さんがフーコー短歌賞の優秀賞を受賞したし、うれしいことが続きます。

文学賞狙いだけが書くことの目的なわけじゃないし、文学賞をもらった作品にだけ価値があるわけでもない。けれど、文学賞は世界と自分とをつなげ、未来へと道を拓いていくひとつの手段として、とても有効なものです。わたし自身も、賞をもらったことをきっかけに、作家への道を歩みはじめた者のひとりです。

書くことだけで自閉していないで、積極的に世界に投げかけていくことは、大切なこと。自分を世界に問いかけるみんなの勇気が、こんなうれしい結果を招きました。そして、こんなニュースを聞くと、やっぱりわたしもうれしい。とても元気が出ます。越智さんの勇気に感謝! 今年のクリスマスは、「ほかになんにもいらないから、越智さんの作品、最終選考に残してね!」とサンタクロースに頼みます。がんばれ、越智美帆子! じゃなくて、佐伯ツカサ!

http://www.shinchosha.co.jp/r18/ichiji.html

古内旭 明日の授業変更に関するお詫び 2003年12月10日(水)19時08分25秒

大変申し訳ございませんが、明日、どうしても休めない仕事が入ってしまいました為に、急遽先生に無理を言って授業内容の変更をお願いしました。急な変更でご迷惑をおかけします。既に感想を出していただいた方も、作品をお読みいただいた方にもお詫びを申し上げます。
私の『森乙女と呪い』は来年の授業で扱っていただけるということですので、ぜひよろしくお願いします。

古内旭 東條慎生『連星』瞥見 2003年11月27日(木)06時19分01秒
▼掲示板:東條慎生 作品1A「連星」 への応答

東條さんの『連星』読みました。何とも奇妙な読後感に捉われています。まるで友人にメールを書く「わたし」のように、この文章を書いています。

“和光大学4年の、実在する東條慎生”の去年の作品に『彼』というのがありましたが、そこでは「彼」と三人称で呼ばれる存在が重複する話が語られましたが、本作ではそもそも「私」が重複しています。作品そのものが“友人に宛てた電子メール”という形態で、丁寧なことに冒頭にそれらしいデータが付いています。差出人は「東條慎生」で、宛先は「秋月健」という人物です。最後の署名からも分かる通り、書き手「わたし」は「東條慎生」です。しかし、その東條慎生というのはどこかの出版社で働いているらしい。我々が認識する東條慎生とは別人なのです。送られてきた不思議な手紙の冒頭に「わたしはあなたが書いた〜」とあるのですが、この「あなた」も東條慎生。さらに「わたし」という言葉を探せば、手紙の中には小説の主人公の「わたし」やそのモデルの「わたし」が存在しています。何ともややこしい部分ではありますが、その相関関係を解き明かしてなぜ手紙が送られてきたのかという問題に、因果関係を拠り所に答えを出すことは出来ません。まだ書いていない小説の主人公から手紙が届くはずがないのです。そもそも、小説の主人公という虚構から物質として存在する手紙(電子メールではなく)が届くはずがありません。
後半に、4つの体験の関係について書かれていますが、これは4つどころの話ではありません。ほとんど無限に続くような気の遠い連鎖があるように思えます。

しかし、作品そのものが全て虚構なわけですから、乱暴な見方をすればすべては謎の手紙通りだとも言えるのです。確かにこの電子メールの形態をとった「小説」の主人公は「わたし」に違いない。それに予言的で書かれていない小説は、実は書かれているのです。

作品の始まりは、私(古内旭)にはどうやら実在しないと思われる虚構の「谷川氏の論文」が登場します。このくだりに関しては、事件そのものよりも周囲の反応が重要であるという結論(のようなもの)を最後に出しています。周囲の反応、すなわちそのものの本質と異なる部分において、そのもの自身が作られていく、ということです。それがどう作品全体に反映していくのかは、もう少し考えなければなりません。
また『プラトン的恋愛』という小説は実在しますが、私は未読につき、その関連性を指摘することができません。本作では金井美恵子作品(ドストエフスキー、ポーなども)がそのまま登場します。何か意図的なものがあるのでしょうか?

五十嵐 舞 来週ではなく今週でした・・・ 2003年11月18日(火)11時03分36秒
▼掲示板:五十嵐 舞 課題18/3首選びました。 への応答

 今週の木曜日は授業に出れないので・・・すみませんが、感想を早めに掲示板にアップしときました。先生のインド話も聞きたいとこなのですが・・・まことにすいません!!あと、寮先生、短歌?のほうのコメントをお願いします。

杉井武作 短歌 2003年11月17日(月)15時28分34秒
▼掲示板:杉井武作 作品3A/素材集 への応答

ざっと数えて110首ありました。
長いですがどうか愛情を持って全てお目を通してやってください。
そして厳しい審査で3首に厳選してやってください。
出来すぎた望みではありますが、もし3首以外に「これも捨て難い!」という句があれば、
3首とは別に感想頂けると嬉しくて悦にはいりますんでよろしく。

僕の予想では
パンパンパ(ハモリ) ドピュドピュドピュド(男) ゴクゴクゴ(女) あースッキリした(男) あーにがかった(女)
が970評
グチョグチョグ 痛っ痛っちょっと 指止めて うるせー俺は おめーがスキだ
が520評
くやしいわ あなたのチ○ポ あたしのさ 栗より少し おおきいみたい
が380評
で選ばれることを信じて疑わないわけですが、ひいき目なしでなにとぞひとつよろしく。

松永洋介(アシスタント) インド速報 2003年11月14日(金)22時32分12秒

バウチェ先生率いるインド・ムンバイ近郊フィールドワークの一行は、16日午前にも成田に帰ってくる予定。
しかし酒寄先生は一足先に帰国する事態に。(命に別状なし、犯罪被害なし)
今回はハードな日程になると予想されていたものの、ご報告によると、想像をはるかに超えた過酷なツアーだったとのこと。全員ヨレヨレになっているそうです。
ともかく無事の帰国を祈りましょう。

↓20日の授業に向けた課題(杉作短歌の批評)出しました。よろしく投稿おねがいします。

info0000.html#info20031114214700

外島理香 課題15「ミナミ」について。 2003年10月27日(月)13時52分26秒

 課題15「ミナミ」には、続きがあります。まだ未完成です。
いろいろと肉付けしたい箇所などあるのですが・・・みなさん批評、お願い致します。
もし「ミナミ」をこれからこうしたら・・・ということがありましたら、ぜひ教えてください。


外島理香 「ミナミ」。 2003年10月27日(月)13時43分37秒
スリリングな物語の行方は? への応答

先生、遅くなって申し訳ありませんが、「ミナミ」への応答、本当にありがとうございます。
とても嬉しく思いました。続きもがんばって作っていきたいという気持ちが、深まりました。
いろいろと模索中なので、より合評が楽しみです。

久我真紗子 『日本の差法』、ありがとうございました。 2003年10月21日(火)19時56分59秒
本日はありがとうございました! への応答

村井さん、その折は授業にお越しいただきありがとうございました。貴重な出版裏事情を聞けて、色々感心いたしました。村井さんが授業用にかなりたくさん本を持参されていて、そのお気持ちが嬉しかったことにもお礼を申し上げたいです。出版関係の方にお会いしたことはなかったのですが、出版って私のイメージでは、頭の中に作りたい本があって実際そのアイディアを本にして書店に並べられる、非常に快感な職業だと勝手に思い込ませて頂いておりましたが、村井さんのリアルないいものへの基準と絶対スゴイあるだろう行動力が出版には必要なのかぁと、改めて出版業のバイタリティに感心し、楽しい刺激を受けました。

いただきましたビートたけし×ホーキング青山の『日本の差法』拝読しました。とっても気楽に読めて、バリアフリーや障害者を隔離する制度について、どこかが不自由な人に手を貸すのは箸の持ち方と同じに作法であって特別マニュアル化するものではないとか、最近のボランティア精神の底には自己満足と、障害者という枠にはめた人間を自分は理解しているんだという健常者側の妄想、その先行したイメージと現実のギャップが勝手なバリアになっていること、などとんがった話をしているのに、全然構えずに自然体で読めて、ザルの如くするすると通過して自分の中へ入ってくる本でした。ノリがまるっきり漫才だからいい意味で話のハイライトがないんですね。ホーキング青山が芸人だって知りませんでした。
ビートたけしの「なに言ってもいいじゃん」側とホーキング青山の「なに言われてもいいじゃん」側が、お互いの立場を逆にしたり、漫才師同士の付き合いで言いことを言い合うのは、非常に面白いと思いました。というのは、もしかしたら多くの人が感じていかもしれない違和感や人間性のタブーだと思っていた事を、健常者と障害者(というと本のピントがずれちゃいますが)で同じ“漫才師”という二人の組み合わせだから形に出来たと思うのです。上の私が約した説明も、間違ってはいないけど、こんな難しい話ではなくてたけしが子供の頃には、小児マヒの子も朝鮮の人も韓国の人もおバカな子も貧乏な子もみんな言いたい事言い合えてけなしたりするけど決して差別にならなかった、こんなくだらない事して昔遊んでたんだっていうだけの話です。差別だから考えちゃいけないかなって禁句に思えたことを、たけしが純粋にお笑いのネタにして笑っちゃう所が唸りました。右手二回のオジサンの話。でも、やっぱり禁句は禁句なんですね。お笑い(たけし曰く古今亭志ん生さんや立川談志さんの)だから許されるっていうか、笑えなかったらそれは差別じゃんってなっちゃうアブナサがある。だから「笑いは暴力だ」って断言できる漫才師でなきゃうまく伝わらないんですね。たけしの子供時代の足立区には、障害健常、国籍、貧富全部の人がごっちゃになって生活していたわけで、先にも触れましたが、ヘンなのはその差別にならなかった理由というのが、すべての人がどこかしら差別される側に属していておあいこだからです。それが高度経済成長で皆が中間層の生活者になり、生産性のない障害者があぶり出されて役に立たないから「隠しちゃおう」ということで現在の隔離政策が始まった、と対談中に何度も話題に挙がっています。この対談は、そこから更になん歩も突っ込んで落語も差別もSEXも同次元で話していて、変な言い方ですがとてもすっきりする本です。他にも子育てとか安楽死、モチベーション、バイク事故、タカリ文化、映画etc...好きな話題がたくさんあって、おすすめですよ!


それから、外島さん。品物の保管ありがとうございます!撤収作業の参加者は外島さん一人だったそうで。当日は行けなくてスミマセンでした。あさってまで保管お願いしますね。
  
  




外島理香 夢の標本箱 2003年10月16日(木)03時22分08秒

みなさんの「夢の標本箱」の中のモノを家で保管していますが、今日の授業は用事ができて参加できません。すみません。

来週まで、大切に保管しておきます。来週より先に展示したモノが必要な人は、メールをください。



寮美千子 感謝!村井さま 2003年10月12日(日)23時40分49秒
本日はありがとうございました! への応答

▼村井さま
9日の授業におこしいただいて、ほんとうにありがとうございました。勢いのあるお話に、学生たちがぐんぐん引きこまれているのが、手に取るようにわかりました。まさに、今を生きる「旬」の編集者、という雰囲気に圧倒されっぱなしでした。

村井さんは、わたしが知っているどんな編集者とも違う匂い、違うたたずまいでした。なるほど、生き馬の目を抜くという勢いのある業界の編集者は、こうなんだな、と、わたしも勉強になりました。

「いま」の先端を走る人々にいききとした目で追いかけていらっしゃる一方で、宮澤賢治など過去の美しきものにも深く共感されていて、その幅の広さにも感動しました。これからも、すばらしい本づくりをなさってください。

学生たちのなかから、新しい時代を担う才能が生まれることを願っています。彼らとも、どうか末永くおつきあいただくよう、お願い申しあげます。

新風舎 村井 島本さんへ 2003年10月11日(土)14時39分09秒
先日はありがとうございました! への応答

温かいお言葉、ありがとうございます。

「編集王」! かなり読み込みました。
新風舎に入ってすぐに読んで、いたく感動しました。

この本の原案も担当した、担当編集の八巻さんは、一度お会いしたい方です。
おそらく、主人公のカンパチの名前の由来も、八巻さんの名前を逆にして、
音読みしたものだと思います。
「ぼくんち」で有名な西原の担当もこの方です。

編集者に必要な能力として、「作品を事件化させる力」があると思っていますが、
八巻さんには、漫画への情熱とともに、この力も備わっているように思います。

島本さんとも、また、機会があれば、いろいろお話できればいいですね。

島本 和規 先日はありがとうございました! 2003年10月10日(金)22時30分04秒
本日はありがとうございました! への応答

木曜日の村井さんのお話とてもおもしろかったです。
村井さんにはギラギラとしたオーラがあるようで、出版業界で充実した仕事をするには
あのギラギラが大事なんだろうと勝手に思うことにしました。
ぼくもこれからはもっとギラギラできるよう頑張りたいです。

本日、近所の本屋に小田扉さんのマンガを買いに行ったのですが見つからなかったです・・・明日出かける時にでも買います。どんなのか楽しみだー。
村井さん、マンガがお好きなら土田世紀さんの「編集王」をぜひ読んでみて下さい。まるごと貸したくなっちゃうぐらいの大オススメなので未見なら是非。マンガ編集者の話です。


それと誰だかわからないし、もしかしたら物語の作法の学生じゃないかもしれませんが、教室にクリアファイルを置き忘れたのを机のなかに入れておいてくれた人、ありがとうございました。無くしたら困るものが入っていたので本当に助かりました。

さらに、質問なのですが、夢の標本箱の撤収作業はいつやるんですか?
展示ってたしか1週間でしたよね?
明日だと午後から用事があるので午前中からお昼ぐらいまでしか参加できませんが
それまでなら参加できます。もし撤収作業に人が必要のようなら作業時間を教えていただければ参加したいです。


新風舎 村井 本日はありがとうございました! 2003年10月09日(木)17時56分27秒

「物語の作法」にお邪魔いたしました、村井です。
本日は、みなさんの沸々とした熱気溢れる授業に参加させていただき、
大変に有意義な時間を過ごすことができました。
また、私の拙い話(しかも時間超過、スイマセン)も聞いていただき、
ありがとうございました。

寮先生にお伝えしようかとも思いましたが、こちらの板に私の連絡先を掲載いたし
ますので、青山近辺にお越しの際は、是非ご連絡ください。
お茶ぐらいでしたら、奢れるかもしれません。れないかもしれません。

新風舎 管理部 村井光男 
会社電話 03-5775-5043
携帯メール sinpoosha050503@docomo.ne.jp
PCメール murai@shinpusha.co.jp

最後に少し聞かれましたが、気になる漫画家としては、
小田扉、福島聡、西岡兄妹と、やはり黒田硫黄ですね。
それと、漫画が好きな方には、学生時代に落語の寄席にいかれることをオススメします。

それでは、失礼いたします。

外島理香 夢の標本箱/お知らせ 2003年10月08日(水)23時49分26秒

 先日は、搬入お疲れ様でした。

 今日、展示場に写真と詩を加えました。久我さんにお願いして、一緒に作業してもらいました。ありがとう!久我さん。
 明日も朝に、写真と詩を追加するつもりなので、みなさん、どうぞ見てください。

 やはり感想をもらえると嬉しいですね。展示場にいると、見に来てくれた人の反応がダイレクトに伝わってきて、おもしろいです。せっかくの機会なので、迷惑にならない程度に展示を増やしたり、展示場に居座ったりして、思い切り楽しんでみたいと思います。

五十嵐 舞 手伝いにいけなくてすいません。 2003年10月08日(水)15時29分08秒
夢の標本箱/さらに展示を追加 への応答

 やはり家の手伝いというか片づけで手伝えませんでした。
夢の標本箱の展示を昨日見ました。来た方の感想みるとやはり瓜屋さんや滝さんのものが好評のようです。私のも誰か批評してくれる(非難でもかまはないです)といいなと思っています。あと、友達にも宣伝してきました。展示を見に行った時、ノートにオブジェに対して『あれなんですか』という質問があったので作ったご本人様気付いたら質問に答えてくれるといいなと思います。フルネームなくていいので、感想を書いてくれた人の名前があるともっと嬉しいなと思ってしまいました。先生が言っていた人のコメントホントに読んだとき嬉しかったですね、誰かに刺激を与えたということで単純に喜んでいます。また一人、ものを書くひとが増えて…自分自身の作品がその人に影響与えた訳ではないのですが。ホントに同じ課題を与えてみんなが持っている個性というか価値観というか世界が違うっていうことがこの作品群をみてつくづく面白いなと感じました。
では、先生木曜日に会いましょう。村井さんも夢の標本箱の展示、見てくれるといいですねというか強制的見せましょう!!(冗談)

寮美千子 夢の標本箱/「作家在廊」すべし! 2003年10月07日(火)02時52分16秒
夢の標本箱/さらに展示を追加 への応答

美術の個展などある時、よく案内に「作家在廊」といって、作家のいる日のスケジュールが書いてあることがあります。

個展は、作家と受け手の交流の場。相手が、作品をどう受け取ってくれるのか、それを肌で感じることのできる数少ない場でもあります。飛び込みで入ってきた見ず知らずの観客の反応を見ることも、表現活動の上での大きな勉強です。

みんな、せっかく展示してあるのだから、できるだけ会場に行って「作家在廊」という状況をつくりましょう。そして、見てくれる人に積極的に声をかけてみましょう。(でも、うるさくならない程度に。その距離を測ることもまた、勉強です)

作品は、自分が一方的に表現することだけでは完結しません。受け手がいて、はじめて成立するものです。こんないい機会はありません。会場へまめに足を運びましょう。

寮美千子 夢の標本箱/さらに展示を追加 2003年10月07日(火)02時43分49秒
夢の標本箱/搬入無事終了 への応答

久我さんの「白紙提出」だった部分、月曜日に追加しました。

「白紙」のところに対応するオブジェを見て、
自分なりの物語を投影していた観客もいたそうです。
ひとつだけ、わざと「白紙」を用意して、見た人に物語をつくってもらう、
という観客参加型のものを用意しても面白いかな、などと考えました。

「夢の標本箱」というタイトルも、外から見えるように追加。
オブジェとの対応がしやすいように、アルファベットも追加しました。

http://ryomichico.net/wako/yhb2003-1.jpg
http://ryomichico.net/wako/yhb2003-2.jpg
http://ryomichico.net/wako/yhb2003-3.jpg

学生の展示作品を、より美しくわかりやすく見せようと時間外労働で頑張る教官と、
その助手の松永ではありました。
こういうアイデアが、学生側から出ないのは、残念です。

おーい。だれか完成した展示を見た感想や、
搬入・展示作業をした人への感謝の言葉ぐらい書けよ〜! 
まったくう。

搬入・展示作業をした人も、ぜひ感想を。

設置した感想ノートに、観客の感想があるので、それにも目を通しておくようにね。

越智美帆子 どろどろとした原色の渦 2003年10月05日(日)12時33分14秒
快感サイケデリック への応答

ありがとうございます。としか言えない自分の言葉の未熟さがもどかしいですが、先生のお言葉、本当に嬉しいです。

『サイケデリック』は、どろどろとした原色の渦とくすんだセピア色とか古めかしい黄色っぽい写真の色をイメージして書きました。
メビウスの輪のように、裏(夢)へ行っても表(現実)に帰っても続く、そんな悪夢を想起していただけると嬉しいです。

寮美千子 夢の標本箱/搬入無事終了 2003年10月05日(日)00時21分43秒
明日はよろしくお願い致します への応答

梅根記念室への搬入。午後12時半から4時半まで、たっぷり4時間かかりましたが、無事搬入終了しました。

作業に来てくれたのは、久我さん、越智さん、菊池さん、滝さん、島本くん、外島さん。そして、わたしと松永。

昨夜、我が家では半分徹夜で、みんなの「言葉」80枚をレイアウトして、画用紙に印刷。この画用紙を縦につなげるために、今年は金具を使おうと思い、大きなゼムクリップを購入し「輪」にするために不要部分をパチンパチンとペンチで切断。これを160本作りました。さらには、展示物の写真をプリント。展覧会のタイトルをいれたポスターも制作。鳥籠を吊るための木材も用意。今年は、手許で「言葉」を読めるように、壁展示とは別に、ファイルも用意しました。その分の印刷も。ああ、それから、感想用のノートとペンの用意。結局、ほとんど寝るヒマなし。

というのを、ほんとうは諸君に分担してやってもらいたいところだけれど、指示するのもむずかしいし、頼まれた人が大変な負担だから、こちらでやりました。ほとんど、松永が無料奉仕してくれました。感謝。

搬入、設営も、参加した人はわかっただろうけれど、なかなかな労働。そして、実際にやってみないとわからない部分があって、その微調整も大変です。

しかし、苦労の甲斐あって、今年は昨年よりも美しい新しい展示方法を開発。「言葉」にも、ちゃんとスポットライトを当てて、実にプロっぽい、美しい仕上がりとなりました。ああ、この達成感! みんな、満足!

このような苦労のもとに展示された「夢の標本箱」です。みなさん、見に行ってくださいね。

展示が終わり、みんな用事があるので帰った後、すぐに見学者がはいってきました。わたしと松永は、ポスター貼りに。ああ、なんて親切な先生だ! 親切すぎる! で、ポスターを貼り終えて、展示会場も戻ってみると、さっき見ていた人が、まだ見ていてくれたのです。

大学見学に来た親子と、男女の学生が、ひとつひとつ文章とオブジェとを見比べながら、見ていてくれました。あれだけゆっくり見てもらえる展示もそうないと思います。よかった!

見学者が帰った後の感想ノートには「楽しい! わたしも作ってみたくなりました」と書かれていました。

来週一週間、どんな反応があるか、楽しみです。みなさんも、見た感想を、ぜひここに書いてくださいね。

きょう手伝ってくれたみんな、ほんとにありがとう。おかげで、とてもきれいな展示になりました。佳奈子さんの人形も、すごくよかった。では。

寮美千子 快感サイケデリック 2003年10月04日(土)03時28分22秒
▼掲示板:越智美帆子 作品2A/サイケデリック への応答

越智さんの新作。すてきにドライブ感のある作品でした。次から次に繰り出される原色の放埒なイメージ。その鮮やかなこと、疾走感のあること。すごい。

ラストのおちは、いわゆる「夢落ち」。作品冒頭から「これは、夢だろうな」と読者に予感させているから、普通ならがっかりしてしまうところなのに、全然そんなことはない。「監禁されている」という意外性が新鮮。目覚めてなお悪夢的、という構造もイカシテいます。

ともかく、言葉の手触りとスピードが、どうしようもなく快感。すばらしい。もっともっと書いてください。

奥野美和 明日はよろしくお願い致します 2003年10月04日(土)00時43分16秒

寮先生 松永さん 搬入を手伝って下さる皆様

明日は行けなくてすみません。
搬入よろしくお願い致します。

今年も、いろんな作品が集まって
わたしも見るのが楽しみです。

奥野美和

奥野美和 改めて新風舎 村井さま 2003年09月29日(月)08時24分41秒
拝啓 奥野様 への応答

こんにちは。和光大学奥野美和です。

ご丁寧な書きこみ、メールありがとうございます。
先ほど、下↓の書きこみにも書きましたが、
もっともっと村井さんのこころにも、
がっしり届くようなものを書かなくちゃ、と
改めて思う良いきっかけになりました。

正直、なにも気にしておりません。
ただ、本当に日々精進です。

それでは、お会い出来るのを楽しみにしております。

奥野美和

奥野美和 ありがとうございます。 2003年09月29日(月)08時18分43秒
奥野美和さん『短歌研究』に登場! への応答

短歌研究は、今出ている9月号です。
本当に、ひっそり出ていているんですけれど。


新風舎・村井さんのことも、
これからも、もっともっと
たくさんの人をくぐりぬけて、
わらって、よこぎって、ぶつかって、
うれしい風が吹かせればいいなあ、
と改めて思うきっかけになりました。
村井さん、お会い出来るのを楽しみにしております。


これからも、がんばります。

新風舎 村井 追加です。 2003年09月27日(土)01時06分08秒
質問、楽しみにしています! への応答

ちなみに、HP(寮先生ありがとうございます!)にのっている、安部譲二さんへの
インタビューは、私が担当したものです。
ほんとお会いするとしないでは、わからないことがたくさんありますね。

できれば、質問のほかに、こんな人のインタビューを聞きたいというのがあれば、
いっしょに教えてください。
今思うと、学生の特権を利用すれば、ほとんど全ての人に会うことが可能だったなと、
悔やまれます。
ですから、みなさんが、この人に会ってみたいという人がいれば、具体的にどうやったら
会えるかといった、作戦会議などをしてみるもの楽しいかもしれませんね。

私もムリクリあいましたから。たけしさんは。

この授業をきっかけに、憧れの人にあって、影響を受けたり、失望したり、さまざまな
コミュニケーション(使ってみました!)を経験するひとが出れば最高だと思います。

かってに、私の今回の授業の裏テーマとして、臨んでみます。

「物語の作法」の看板を「物語の差法」に書き換えてくるぐらいの気持ちで行きます!
寮先生、すいません! 冗談です。


http://www.shinpusha.co.jp/

寮美千子 新風舎 村井さま/学生への質問をどうぞ 2003年09月27日(土)00時52分25秒
質問、楽しみにしています! への応答

さっそくのご快諾、ありがとうございます。うっかりフルネームを出してすいませんでした。いただいたメールを見ながら打っていたので、雑談板にもお名前がフルネームであるものと勘違いしてしまいました。お名前は削除しました。すいません。

>短歌賞についてなど、どこまで話せるかわかりませんが、是非伺いたいです。

とおっしゃっていただいたので、それならばと会話の場を設定させていただきました。「無断交渉」ではありません。通常の授業もあるので、すべての時間を村井さんとの質疑応答にはあてられないのですが、どうかよろしくお願いします。

お忙しいでしょうし、村井さんも前日がお忙しいとのこと。朝が早いと大変でしょうから、11時半から12時10分までを、村井さんとの質疑応答にあてさせていただきたいと思います。教室には、11時半に入っていただければ結構です。参観ご希望であれば、10時40分からいらしていただいても結構です。作品合評をしています。

>現役の学生と触れ合える、またとない機会なので、
>ぜひみなさんには、ジャンルを問わず
>気になっている表現者や、作品についても教えていただきたいと思います。

村井さんからも、学生に質問があれば、事前にこの雑談板でどんどん質問項目を出してみてください。みんなも、それを見て、考えてくれると思います。もちろん、わたくしへの質問でも結構です。

>実はこの前日に会社の一大イベントがあり、
>連日、休みなしで働き、かなり疲弊しています。

お疲れのところ、恐縮です。疲れもとれるような楽しい時間にしたいと願っています。心からお待ちしています。


新風舎 村井 あ、すいません! 2003年09月27日(土)00時46分53秒
質問、楽しみにしています! への応答

間違えて、掲示板の方へ、載せてしまいました。
申し訳ありません。

寮先生、大変お手数をおかけして申し訳ありませんが、掲示板の移動お願いいたします。

新風舎 村井 質問、楽しみにしています! 2003年09月27日(土)00時09分14秒
歓迎 新風舎・村井さま への応答

さすが、寮先生! グッドアイデアです!

では、私は授業から参加すればよろしいんですよね。
ちょっと挨拶にいくつもりだったんですが、はからずも最高の舞台を提供いただき、
今からとても楽しみです。

たしかに、多少ですが、メールの無断掲載と無断出演交渉(フルネーム公開)とで、
どっちがあれかなぁという思いはありますが、そういったことを吹き飛ばすぐらいの
スバラシイお話です。

私も、いろいろ質問を考えてきますので、当日は、寮先生と、私と、皆様が横並びになって
有意義な「雑談(様々な内容のという意味で)の場」になればと思います。

現役の学生と触れ合える、またとない機会なので、ぜひみなさんには、ジャンルを問わず
気になっている表現者や、作品についても教えていただきたいと思います。

私の事前情報としては、社会人3年目の26歳です。
昨年一冊書籍を担当(企画・構成)しました。『日本の差法 ビートたけし×ホーキング青山』という、ちょっと変わったホンです。
現在は、管理部庶務課という、いわば会社のなんでも屋です。日々電球を取り替えながら、
次の企画を考えています。

実はこの前日に会社の一大イベントがあり、連日、休みなしで働きかなり疲弊しています。
それだけに、解放されたパワーで、寮先生、皆様にもあたっていきたいと思いますので、
宜しくお願いいたします!

寮美千子 歓迎 新風舎・村井さま 2003年09月26日(金)22時27分52秒
すれ違いですいません への応答

10月9日「物語の作法」に来ていただけるとのこと。ありがとうございます。学生ともども、とても楽しみにしています。

>短歌賞についてなど、どこまで話せるかわかりませんが、是非伺いたいです。

とおっしゃっていただけたので、さっそくですが、出版社の方である村井さんにぜひお伺いしてみたい質問を考えることを、この授業の課題にしてみました。

最近は「質問力」なんていう言葉もあるようですが、どんな質問ができるか、それによって、何をお話ししていただけるかが決まると思います。いいお話しをお伺いできるよう、みんなにはりきって質問を考えてもらいたいと思っています。

わざわざいらしていただいて、そのうえ、質問を浴びせかけるようなことをして恐縮ではありますが、どうかどうか、よろしくお願い申しあげます。学生にとっては、社会の最前線、それも出版社というところでお仕事をなさっていらっしゃる方と直接にお話しできるまたとない機会です。ほんとうに感謝しています。ぜったいにいじめたりしませんから、気楽に雑談でもするおつもりでいらしてください。

>少しわかりにくい点があるのですが、この場で質問をしても宜しいのでしょうか?

もちろんです。時間の許す限り、お返事させていただきたいと思います。

奥野にも、お言葉をかけてくださってありがとうございます。では、お目にかかれる日を楽しみに!

▼新風舎ホームページはこちら

http://www.shinpusha.co.jp/

新風舎 村井 拝啓 奥野様 2003年09月26日(金)11時40分19秒
対応が遅くなりすみません。 への応答

フーコー短歌賞の受賞、本当におめでとうございます。
林あまりさんら、厳しい選者の目から選ばれた作品です。
自信と自負をもって、これからも創作の道を歩まれることを念願いたします。

短歌研究社『短歌研究』への掲載、おめでとうございます。
フーコー短歌賞の創設メンバーともいえる、枡野浩一さんも、現代詩手帖への
掲載を経緯に詩人、歌人への道を歩みはじめたそうです。
作品は人の目に触れて、初めて完結するものと思います。がんばってくださいね。

作品の批評(いや感想程度のものですが)もさせていただきたいのですが、
まだ、奥野さんの作品を、完全に自分のなかで消化しきれません。
なので、現時点では、すばらしい作品を応募くださりありがとうございますとの、
率直な感想だけをお伝えしたいと思います。

奥野さんについて、奥野さん不在のまま、掲示板でやりとりがあり、不快な思いをさせて
しまったのではないかと、危惧しています。私の責任です。申し訳ありませんでした。

それでは、いつかお会いできる日を楽しみにしています。

草々

新風舎 村井 すれ違いですいません 2003年09月26日(金)11時08分44秒
拝啓 新風舎・村井さま への応答

わざわざ私たのために、丁寧なお手紙(掲示板の場合はどう表現するかわかりません)
ありがとうございました。

それでは、奥野様へは、あらためて掲示板で御挨拶いたします。
ですが、こういうのは本当に最初にすぐ言えればよかったと思います。
対人恐怖に近いぐらいの赤面症なので、どんどん状況的は追い込まれています。
が、しっかりと書きます。

10月9日の件ですが、寮先生にお待ちしていますといわれて、行かないような人間がいれば
そうとうの輩でありましょう。

短歌賞についてなど、どこまで話せるかわかりませんが、是非伺いたいです。


新風舎 村井 非常に参考になります 2003年09月26日(金)10時51分02秒
ネット・リテラシー基本編 ネット上の礼儀について への応答

非常にすばらしく、簡潔であり、ネットでの礼儀作法についてよくわかりました。
「すべては掲示板で解決しましょう」との先生の言葉をはき違えて、無許可で、
メールを引用してしまい誠に申し訳ございませんでした。

その上で、少しわかりにくい点があるのですが、この場で質問をしても宜しいのでしょうか?

寮美千子 拝啓 新風舎・村井さま 2003年09月26日(金)02時34分32秒
寮先生、奥野様、皆様へ への応答


村井さん、書き込みありがとうございます。これからは、村井さんのように、うっかり迷いこむ人がないように、掲示板ポリシーをわかりやすい形で提示することにしましょう。

きょう、学校でお手紙と「贈り物」いただきました。「贈り物」は、カレル・チャペックの愛らしい原書。まさしく「贈り物」という名前がふさわしい可憐な本で、心のこもったものでした。ありがとうございます。けれど、これは村井さんの大事な宝物ではないかと心配になりました。わたしは読めないし、そのお気持ちだけありがたくいただいて、もういちど、村井さんのお手元にと思っています。

村井さんのお心遣い、よくわかりました。今回は、そのお気持ちが空回りしてしまって、残念でした。村井さんの対処方法は、きっと「世間一般」でのいわゆる常識的対処であるのでしょう。以前にも、広告代理店と問題が起こったときに、先方が同じような対処をしたことがありました。こちらの都合も聞かず、わざわざ九州からかけつけて、謝罪の手紙をポストに入れていったのです。

わたしは、その時もがっかりした気持ちになり、情けなく、悲しくなりました。相手の「謝りたい気持ち」はわかります。けれど、気持ちだけあって、本当の問題解決にエネルギーが向いていない。せっかくのエネルギーが空回りしてしまうことを、とても悲しく思ったのです。

今回もそうですが、村井さんの「誠意」が空回りしてしまうのは、あまりにもったいない。大学に来てくださるなら、ぜひお目にかかりたいし、学生たちとも言葉を交わしてほしい。貴社から賞をいただいた奥野美和さんにも、ぜひ何か言葉をかけてほしい。そう思ったのです。

わたしの抗議は「きちんとコミュニケーションしてください。交流してください。受賞者の奥野さんにも、声をかけてください」ということでした。ところが、その反応が「コミュニケーション」ではなく「没コミュニケーション」的な「お詫びのお手紙」であったことが、ほんとうに残念でならなかったのです。

心のこもった贈り物もいいけれど、やっぱりもっと大切なのは、心のこもった言葉。それがあれば、ほかにはなんにもなくてよかったのです。

これは、村井さんがいけないのではなくて、わたしがいけない面も多々あると思います。わたしの人との関わり方、議論の方法は「日本人的ではない」とよくいわれます。わたしのモノの言い方は、単刀直入。慣れていない人は、それだけでびっくりしてしまいます。村井さんも、びっくりしてしまったのだと思います。

今回の、村井さんのわざわざの来訪とお詫びのお手紙、贈り物など、従来の日本社会であれば、たいへん手厚いお詫びの態度であると評価されるものでしょう。わたしも、評価したい気持ちはやまやまです。でも、それが手厚ければ手厚いほど「じゃあ、どうして奥野さんに声をかけてくれないの!」と思ってしまうのです。「求めているのは、交流なのに。せっかくエネルギー使ってもらっても、ピントがはずれてる」と。

村井さんは、わたしの抗議のメールに「あ、しまった」と思って萎縮なさってしまったのでしょう。それで、何を求められているのかも見えなくなり、ただもう「お詫び」とそのことだけで頭がいっぱいになってしまわれたのだと思います。そこでさらに、求められていることから遠い行動にお出になられてしまったのだと思います。

このようなことになったのは、わたしの「言い方」にも問題があったと思います。目的は「コミュニケーション」なのに、結果として相手の「没コミュニケーション」を招くような物の言い方は、やっぱり合目的的ではありません。わたしも、どうやったらもっときちんと相手に自分が求めるモノを伝えられるか、考えなくてはなりません。「論理的な言葉」だけではダメで、もっとやわらかなアトモスフィアが必要なのでしょう。寮美千子の最も苦手とするところではあります。反省。

このような行き違いは、今回に限らず、ほとんど永遠不変のテーマであると思います。子どもが親に求めているのは、さりげない言葉かけなのに、親はまったく別なもの、たとえば一流の大学に入るために一流の塾へ入れる費用を出す、なんていうことを「愛情」だと思ってしまう。そのために身を粉にして働いて、疲れて子どもと話す時間もない。親としては精一杯の愛のつもりなのに、結果的に行き違ってしまう。恋人でも、同じようなことはあるでしょう。

こんどのことは、どこかそのようなことに似た行き違いであると思います。村井さんの誠意は充分に受け取らせていただきました。この掲示板に再び登場してくださったことも、とてもうれしいことです。ありがとうございます。奥野美和さんも、お目にかかりたいといっています。授業のある日に、ぜひ大学に遊びにいらしてください。ぜひ、フーコー短歌賞のことや、出版ということなどについて、お話しください。

もうひとつ、お願いがあります。それは、わたしがいちばんいいたかったこと。奥野さんの受賞について、ぜひ一言でいいから、コメントをくださるよう、お願い申しあげます。


ところで、ひとつだけ小さな誤解があるようなので、申しあげさせていただきます。
掲示板閉鎖に関する記述のところを拝見し、正直、「バカとかいわれたらやだなぁ」と、道場主である寮先生の気迫に既に圧倒されているのも事実です。by 村井さん
わたしは学生を「バカ」呼ばわりなどしていません。どうか、よくお読みください。正確を期すために、わたしの文章を引用します。
それが時間外労働であることぐらい、ちょっと考えればバカでもわかるはずです。大学生にもなって、わからないというはずがありません。もし、わからないのなら、それはあまりにひどい想像力の欠如です。文学の想像力以前の問題です。だれかにサービスされることに慣れきっているお子さまの戯言であります。by 寮美千子
こちらが学生諸君に提供しているサービスが、事実上のボランティア(無料奉仕)によって成立していることを理解しないで、そのサービス内容が悪いと文句を付けるのは、文学の想像力以前の、日常の想像力の欠如である、ということをいっているわけです。文脈のなかで前後を把握して、きとんとお読みください。

また、この掲示板は、掲示板だけで成立しているのではありません。ここは、和光大学の講義「物語の作法」の掲示板。実際の授業あっての掲示板です。みんなで顔を合わせて言葉と心を交わすことを前提としています。そのなかでのわたしの言葉であることもご理解ください。

村井さんは、きっと文章の迫力に圧倒されて「バカ」というところだけが、文脈と関係なくグサリときてしまったのだと思います。よくあることです。どうか、文字面ではなく、文脈の中での把握をしていただくよう、お願い申しあげます。


それから、もうひとつ、申しあげたいことがあります。個人メールを著者の了解なく掲示板上で公開するのは、ルール違反です。掲示板上の問題は掲示板で解決という鉄則を破り、わたしがあえてメールにしたのには、それだけの理由があります。お返事は掲示板で、と書きましたが、それは、わたしのメールをコピー&ペーストしていいということではありません。わたしも、村井さんのメールを原文のままコピー&ペーストするようなことはしていません。

きっと、村井さんは「ネット・リテラシー」にお詳しくないのだと思います。村井さんに限らず、多くの人がそうです。ネットがまだ創生期で、みんなまだ戸惑っている時代だからです。そのために、さまざまなことが起こります。わたしたちは、そのなかから、試行錯誤をして、ひとつひとつ学んでいっている途上です。ひとつひとつが勉強です。村井さんがうっかり「道場」に足を踏み入れてしまったことは、ネット・リテラシーを考える上での、とてもいい機会になりました。

せっかくですから、これをきっかけに、ネット・リテラシーについての基本の基本を書いてみたいと思います。学生諸君も、よく読んでください。


というわけで、インターネットという新しいメディアゆえの行き違いはたくさんありますが、そのようなことにめげず、楽しく切磋琢磨していきましょう。村井さん、ネット・リテラシーに関して、改めて考えるきっかけを与えてくださってありがとうございます。ぜひ、掲示板だけではなく、現実世界の授業にも遊びにいらしてくださいね。

次の次の授業がある10月9日は、「物語の作法」受講生が「夢の標本箱2003」という展覧会をしている最中です。ぜひ見ていただきたい展覧会です。授業は10時40分から12時10分まで、H204教室で。学食でお昼などごいっしょにいかがですか。お待ちしています。

■一つ前の過去ログ:「物語の作法」雑談板 (0017)


管理者:Ryo Michico <mail@ryomichico.net>
Powered by CGI_Board 0.70