ハルモニア Cafe Lumiere (No.0024)

寮美千子/軽い掲示板
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  ほどけるまでの長い時間 2003年01月23日(木)02時57分58秒 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/6175/top.htm

寮さん、こんばんは。
明日はお休みなので夜ふかしをしている望です。


掲示板にブックマークをつけてそこから見ているおばかさんの私は、
寮さんの日記の存在を今日知ったのでした。


以下、引用します。


> 「ノイちゃん は、最後は苦しかったけれど、それより元気で楽しい時間の方が
> ずっと長かった。苦しがったのは、亡くなる前だけだったでしょう。
> 苦しかったこと より、たくさんの、元気な時間を過ごしたことを思い出してあ
> げたらいい。そうでしょう?」
> 確かにそう。そうだけれど、あの苦しそうなノイの姿が目に焼きついて離れない。




 私はつらい時、「それ以前」の自分の明るさや、失った友人との暖かい思い出
を糧にはできなかったと、思います。
 どんなにイメージを開こうとしても、逆に落差を感じてつらくなったり、恐ろ
しい事やつらい事が割り込んで立ち現れてしまって、自分を浮上させようという
努力は、何度も壁にぶち当たってこなごなに砕けました。
 苦しみと、幸せは、やっぱり比較できない。というのが私の実感です。
 比較する事がとても苦しい。
 だれかより幸せなはずだから苦しんじゃだめだとか、
 つらいことよりも暖かかった思い出を取ろうとしても、
 赤子の泣き声のように懸命に、苦しみは私の、関心を、意識を割くことを、
 求めつづけていたように思います。

 私は始めその叫びの真ん中を見据えつづけ、どんどん具合を悪くしていきなが
ら、それを見つづけました。
 そして何度目かの波に乗って今度は右手だけを外へ出し、明るいことを覚えな
おし、花の顔を覚えなおしました。
 二本の木を育てるように、引き裂かれそうな気がしながら、左手の苦しみも右
手の喜びも、置き去りにしないようにとばかり思いながら日々を過ごしました。
(どちらかの実感でどちらかを撃ち抜きたい気持ちも、いっぱい感じながら)

 長い長い時間が経って、日なたの夕方にふと初めて深く息をついた日に、
 カウンセリングの場で、黙っていられることが
 言えないのでなく黙って、そこにただ座っていられることができた日に
 初めて、苦しみの結び目のいちばん上がひとつ、ほどけたことを知りました。

 愛する人を失い、愛する人に注いだ自分の心をちぎられたような痛みが
 長い長い時をかけて静かに、冷え、静まっていく時には、とても遠くから、
 日々のこと、
 小さな愛しい思い出は
 失われることなく
 寮さんの胸に帰って来ることと思います。

 その時が本当のさようならで、
 また本当に、亡くなった人がともにあるということのはじまりだと思います。




 だからどうか、苦しみ続ける御自身を、責める時には、そのことを思い出して
ください。

kiyomi  やけどしそうなコメント・・・ひしひしと感じる寮さんのあったかい「子ども」ごころ 2003年01月22日(水)23時31分39秒
▼時の破片:18 Jan. 2003 パントマイム 清水きよし へのコメント

 お忙しい中、わざわざご来場本当にありがとうございました。とても嬉しかったです。 
 また、寮さんの辛口批評もじっくり読ませていただきました。そして、じっくり考えさせてもいただきました。「何故・・・何に・・・こんなに寮美千子氏が憤っているのか?」・・・を。

****************************************

 まず、清水さんの演技に対するコメントに関しては人それぞれ感じ方があり、興味深くききました。
 私自身も初めて見た時、大袈裟だなぁ・・・今時の子どもはこんな走り方もジェスチャーもしない・・・と思いました。我が職場の教員も、清水さんが演じる「子ども」は今の50代前後の人間にとってノスタルジーを感じるものであって、今の子どものリアリティーに迫っているわけではないことを、彼(清水さん)と話していました。ではあの日の子ども達は、何を追っていたか?
 会場には、かなり小さな子ども達もいました。演目の3番目あたりからそのストーリー性を追って楽しむのが少々難しくなった子どもも大勢いました。でも、「肉体の動き」そのものを場面場面で楽しむ姿は確かに存在し、決して清水さんとの距離は不快なものではなかった・・・と私達は受け取っています。
 マルセル・マルソーもイッセー尾形も具体的には知らず、不勉強なまま言葉を重ねるのは恐縮なのですが、ではそんな私自身は、何に惹かれたのか・・・。
 前述の第一印象を持ちつづけながらも、それでも尚その愚直なまでのまっすぐな「メッセージ」に・・・でしょうか。そして、からだそのものの「動き」にでしょうか。

 アンコールで披露してくださった「つばさ」は、幼い日に鳥になりたいと切望した少年にむくむくと羽がはえ、大空を飛翔するというファンタジックなショートストーリーです。肩からすっぽりと羽に変ってしまったようなあの柔らかな動きは、「動き」を超えて言葉にならないやさしいメッセージを心に届けてくれるような気がするのです。
 こんな風に、清水さんの作品等についての解釈は様々・・・ですね。

 寮さんが「憤って」いたのは、清水さんの演技が寮さんの美意識と合致しなかったこと以上に子ども達を「大切にしていない」と感じられた清水さんのステージ上の言動なのですね。
 七生の子ども達ののびのびした振る舞いを、とても暖かな視線でずっと見守って下さった寮さん。本当に嬉しく思います。舞台上の子ども達に同化した、寮さんの「子ども心」がそこここに溢れ、まるで盾になって子どもを守ろうとするかのような強さを感じます。

 しかし私には、あの時の会場の空気の流れを否定的には受け取れないのです。
 清水さんは謙虚でやさしい方です。(このことは、直接的にはステージ上の彼の言動と関係がないかもしれませんが・・・)踊り上手な中学部のH君に対する言葉は、それ以前の言葉を紡いでいくと決して黙殺したり、怒ったり・・・というものではなかったと思うのです。「あっちのほうが面白いかも知れないね」・・・と、子ども達の即興的な動きの面白さに脱帽していたのですから・・・。「面白いH君の動き」に嫉妬するかのポーズをとって発した言葉だと感じているのは、私だけでしょうか?清水さんはジョークを効かせられる程、トークに長けていないので誤解を招いたのではないでしょうか。

 即興・子どもの生き生きした動き・・・そのすばらしさを、清水さんはきちんと理解していらっしゃると思っています。舞踏家の大野一雄さんに師事なさったことがあるのですから特に「即興」の美学は持ち備えていらっしゃるはずです。

 寮さんの率直な意見に納得したり疑問に思ったり・・・、そしてその裏にあったかいハートも感じながら読ませていただいたページでした。
 
 ながなが綴ってしまいましたが、お付き合いありがとうございました。心から感謝しています。


  本とCDのお礼(はじめまして、です) 2003年01月20日(月)18時32分58秒

こんにちは。掲示板には初登場です。先だってノスタルギガンテスの本とCDの通販をお願いした翠(ミドリ)です。
寮さんの本の「ノスタルギガンテス」とユーリが主人公の3冊を読んで泣いた読者の1人です。
もう少し自分のことを言うなら、大阪出身、長崎在住、仕事は大学図書館司書です。図書館といっても、大学で、しかも医学系図書館にいるので、小説の類とは仕事では縁がありません。

本とCDありがとうございました。本のサインと一緒に書いてもらった文、とてもとても嬉しかったです。ええ、夢見てた以上です(笑)マイリマシタ。
CDは、聞いて「こんな声なんだー」とか「やっぱり全部は読まないよねぇ」「ピアノと合わせて、聞いてて緊張する〜!」などと。時々目眩うような、眩む感じがして楽しい(?)です。
本の中身の方はまだ読んでません。読み直すのは3年以上ぶりなので、一日中暇な日に静かにゆっくり読むつもりです。なんというか、初恋の人と久しぶりにデートする前の気分に近い。そんなことしたことないけど。
という感じで、本とCDが届いてなかなかシアワセです。ありがとうございました。

また別の話題にも、ポロリポロリと登場するつもりです。登場したいです。どうぞよろしく。

silica  寮さんの「時の破片」 2003年01月20日(月)13時37分45秒

こんにちは〜
寮さんの日記のコーナーができたのですね。ひとつひとつの事柄にコメントしたくなってしまうほど、寮さんの
心の引力の強さを思います。ノイちゃんのことはもちろん、紅白のこと、石鹸のこと、うどんのこと、職人技のこと・・・いろいろなのですが、なかでも山梨科学館のMARIKOさんのことは、私もどんなに古い体制の中でMARIKOさんが、質の高い夢のあるプラネタリウム作品作りに取り組んでいらっしゃるかをお伝えしたいなあ、と思ってました。
寮さんのことばは、もうドンピシャ!です。
「ラジオスターレストラン」を見にいきましたときにMARIKOさんがご自分の学びたいものを求めて、親元から飛び出して、どんどん広い世界へと自分の足で進まれていったお話などを聴かせていただきました。MARIKOさんの行動力と自分の眼で見つめてきたという自信がお仕事の幅を開拓されていこうとする前向きな姿勢につながっていらっしゃるのだと思います。
私は、涼やかにさらっとお話なさるMARIKOさんを拝見ながら、この世の中にはさりげなく普通の姿をしながら
素敵な人がたくさんいるのかもしれない、と嬉しく思いました。

* * *

「父は空 母は大地」が合唱団の委嘱作品として作曲されることになったのは、とっても楽しみですね! 
私は、寮さんの詩がもっと作曲家、作曲家のたまご(学生さん)の眼に触れたら、曲をつけたい、というかたが
もっと出るはずだと思っています。

出版社さん、不景気だからこそ、のちに文化を広げていく可能性のある寮美千子さんの詩集を出してくださーい! と、声を大にしてお願いしたいです。




川島由紀代  『星の魚』は私の幸せのお守り♪ 2003年01月19日(日)23時24分29秒 http://www005.upp.so-net.ne.jp/kobuta/
星の魚の美しい波紋 へのコメント

読ませていただいてからずいぶん経ってしまいましたが
私の感じたことをちょっと書かせていただこうかなぁと
思います。

☆私が星の魚だった頃は、どんなことをして遊んでいたのかしら?
 と、想像してみたりしちゃいました。
 覚えているはずも思い出せるはずもないけれど、なんとなく
 なつかしさを覚えるような、確かにそんな頃があったような、
 そんな気がしました。

☆私はこれから、どんな「元星の魚さん」の目の中にステキなものを
 見つけられるのだろうと、今からワクワクです。
 残念ながらまだそのようなピタッと感じる人に出会えていないので
 これからに大きな期待を持とう!と、いうことで、これから先、
 会う人会う人の目をじっとのぞきこんでしまいそうな私です(笑)

☆絵も、とっても美しいですね。
 以前、この掲示板で寮さんが「ここのところお絵かきしてました」と
 おっしゃっていたのは、この本の絵のことですよね?
 寮さんがどのような絵を描かれたのか、拝見できる日をとても楽しみに
 していました。複雑でもなく難しくもないのになぜかとってもおしゃれで
 流れるような線。はじけるようなみずみずしさや、ホワッとした感じの
 あたたかさを感じました。色合いもステキ。
 文字だけでも、絵だけでもステキなのに、それが寄り添って流れていく
 ので本を見ているだけでも幸せな気分になれちゃいます。
 ここのところ、毎日、寝る前に1度は読んでいます☆

 幸せな気分と言えば、幸運のお守りになるということを、
 パルステラさんから以前、このページで教えていただいて相模大野の
 ソニプラで買った「しあわせこぶた」も、あれ以来ずっと私のしあわせの
 お守りです星の魚としあわせこぶた近くに置いて置こうかな?
 しあわせをもっと呼び込めたりするかも〜(笑)

DORONKO  お見事!と言うしか…。 2003年01月19日(日)14時48分28秒
密告しちゃおう へのコメント

浜野さま

>京都のジャズ喫茶、「シャンクレール」なんざだめだよ

これはもう、ごもっともと言うしかございません。
あの頃は小生、音のことは二の次で、ひたすら感傷にひたりに
行っていたのですね。あれは、癒しの時間だったような――。
でも、「いい音らしい」ということで、「大和屋」?とかにも
行ってみたりはしたのですよ。

>樽の椅子の件は、ぜひ報告、いや密告しておかねば。罰として〜

賛成です!
でも、寮さん、よくぞそこまで!!
「見上げた」も通り越して、小生、思わず「エライッ!」と
うなりました。
店の人間も、「まさか?」と思って気付かなかったのでは?
いわゆる、これは一つの完全犯罪だったのでは?
が、ここに真相は暴かれてしまったわけでありますね――。


山田雄司(自営業)  ありがとうございました 2003年01月18日(土)23時02分43秒
アイヌの歌と語り 決算報告 へのコメント

北海道の山田です。遅ればせながら11月の「アイヌの歌と語り」では皆様に大変お世話になりました。当日はご挨拶もできず大変失礼いたしました。あらためて心より感謝申し上げます。

安東ウメ子さんという1人の人間に向かい合うことからすべてがはじまりました。研究や学問ではない。安東さんの生き様、そして生まれた(といっていいと思います)歌。それに正面から向き合うことから始まり、終えたと思っております。だから安東さんと寮さんであり、安東さんと伊福部さんだったのだと思っております。

あらためてアイヌ民族・文化の奥深さ、それに和人がどう向き合って生きるのか、当日のビデオを見ながら考えております。悩み、批判もされ、でも決して逃げることなく「研究家」ではなく一人間としてこれからも生きていこうと思っております。

安東さんは今月からまたアイヌ文化伝承活動のために本州へ、との便りをいただいております。どうか安東さんはじめ素晴らしいアイヌ文化の担い手の方々が本州にも来られます。ぜひお話を聞きにいかれてください。いやもっと大事なのは明治政府以来の歴史の中で「文化」という場からも阻害され、でも民族の魂を持ち続け本州で生きておられるアイヌ民族の方々はたくさんいらっしゃいます。若輩者の私がいうのも失礼な話ですが、日々、アイヌ民族のことを本州の皆様、考えていただけたら幸いでございます。

ということで本当にありがとうございました。
*追伸:小西様。行きます。決定です。

徳島 北島町立図書館・創世ホール 小西昌幸(海野十三の会理事)  父の死と林直人氏のことその他 2003年01月18日(土)20時51分19秒 http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/event/20033.html

■寮さんには既に個人的にお知らせしていることですが、寮さんの大切なご家族のノイちゃんが亡くなった2002年12月26日未明、私の父が急死しました。心筋こうそくでした。父は、12月25日の午後2時半ごろ救急車で病院に搬送され、翌26日午前5時33分、他界しました。享年75歳でした。全く心臓病の兆候もなかったので、家族一同ぼう然としています。
■昨年10月の末に、大阪から2人の大切な知人が徳島に来ました。林直人氏と北嶋建也(たつや)氏で、2人とも知る人ぞ知るロック・シンガーです(私は大好きです)。2人は私のうちに泊まってゆきました。
■林氏は町田町蔵(=町田康)とINUを結成した人で、関西パンクの最初期から活動して来ました。アウシュヴィッツというグループを率いてアルケミーレコードから2枚の素晴らしいCDを発表しています(アウシュヴィッツは既に解散しましたが、ロックの王道を行く威風堂々とした豊かな音楽を演奏していました)。その林氏は、今重い病と闘っています。澁澤龍彦さんと同じ病気で、医師から声帯切除をすすめられましたが、それを拒み放射線治療を続けています。
■林氏と北嶋氏は、徳島県山城町にできたこなきじじいの石像を見るためにやってきたのでした。2001年夏に私は林氏のインタビューをしたのですが(北嶋氏同席)、その席上2人からこなき石像へのカンパを託されました。石像は2001年秋に無事完成し、像の隣の陶板パネルには2人の名前が刻まれています。
■私は2人を精一杯もてなしました。林氏は徳島を去る日、私の家族(両親、妻、高2の長男と中3の次男)1人1人にあいさつをしました。自分の病と命のこと、もてなしへの礼を彼は述べて握手をかわしていました。
■林氏は父にもあいさつしていました。その父が今はもういません。
■1月19日、大阪・心斎橋のクラブクアトロに林氏が出演します。関西パンクの伝説のバンド「ウルトラ・ビデ」の復活ライヴのサポートとして、北嶋氏とともにステージに立ちます(もう1つのサポートバンドは、町田康グループ)。私は、林氏のステージを見るために、明日大阪に向かいます。そして林氏に、私の父の分まで生きてくれと伝えてきます。
■父の遺体を病院から自宅に運び、葬儀屋さんと翌日の葬儀日程を決めた後、私は職場に向かい1時間で竹内博氏講演会のチラシ版下を仕上げ、指定メモを書きました。葬儀の日に印刷所が版下を取りに来ることになっていたからです。3月23日の竹内氏講演会「3人の怪獣王」という催しには、父の死というへヴィな思い出が付きまとうことになりそうです。
■その講演会に、寮さんがわざわざおこしくださるということです。お会いできることを楽しみにしています。
■寮さん、やっと掲示板に父のことを書くことができました。どうもうまく書けませんでしたが、お許し下さい。
■上のURLで講演会の情報とチラシ画像、下のURLで「創世ホール通信/文化ジャーナル」1月号が読めます。興味ある方はご覧下さい。ご支援いただけると幸いです。

http://www.infoeddy.ne.jp/kitajima/hole/bunka/200301.html

浜野 智  密告しちゃおう 2003年01月18日(土)16時21分45秒
懺悔 椅子泥棒 へのコメント

昨日、拾得の店主、テリーから初のメール。パソコンには永久に縁のない男だと思っていたら、秘密の会員制掲示板をもっていたり、なんだかあやしげで。
樽の椅子の件は、ぜひ報告、いや密告しておかねば。罰として、七夕コンサートに行ってね、寮さん。
この夏は、僕も行く予定。

「ペシャワール」がつくられた頃に行われた豊田勇造×高瀬泰司対談が、青空文庫に収録されています(下記)。短いものだけれど、京都人の「骨」が感じられるはず。

そうそう、京都のジャズ喫茶、「シャンクレール」なんざだめだよ、ドロンコさん。
なんてったって、BIG BOY。JBLのパラゴンがあったもんねえ。
僕は2夏、東京からはるばるあの店に行った。ということは、2年は保ったということですね。
いつ消えてしまったのか、ちょっと知りたいところ。

http://www.aozora.gr.jp/cards/000070/card4056.html

寮美千子  アイヌの歌と語り 決算報告 2003年01月18日(土)04時03分04秒 http://ryomichico.net

昨年11月に開催した「アイヌの歌と語り」では、お世話になりました。遅まきながら、決算報告、ボランティア紹介などを、口承文芸研究会のサイトに掲載しました。ご覧になってください。

http://ryomichico.net/oral-lit/index.html

寮美千子  懺悔 椅子泥棒 2003年01月18日(土)04時00分01秒 http://ryomichico.net
見上げた不良だ! へのコメント

30年ほど前、マサとドクをそそのかし、京都「拾得」の樽の椅子を持ってきてしまったのは、わたしです。見上げた、ではなく見下げた不良の寮美千子でした。ごめんなさい。もう時効?

DORONKO  見上げた不良だ! 2003年01月17日(金)12時24分58秒
30年前の京都の匂い へのコメント

>「裸のラリーズ」なんかが出ていたなあ。

……といえば、久保田麻琴さんですよね。
小生、最近、久保田さんのお世話になっています。
主として仕事上ですが。

>ほかにも「ブルーノート」とか「ほんやら洞」とか〜

ぼくも、そのへんには行きましたね。
でも、ぼくにとって京都といえば、何といっても
「シアン・クレール」ですね!
といっても、都合3度ぐらいのものだったけれど――。
ただ、なぜか「拾得」には行ってないようでもあり、
一度だけは行ったようでもあり、記憶が定かでは
ありません。

>わたしが十代の終わりの頃〜

ぼくは主に学生時代だから、同じ頃なんですかね?
でも、こちらは成人になってたような気がするのだけれど。
寮さん、貴女はやっぱり見上げた不良でございます!

でも、ぼくのクライアントさんのところのマイク、
豊田勇造さんにもお使いいただけるようにしたいものですね。
――そういえば、「隠し」のストックが1本ありますので、
クライアントさんへのお話は後日ということにして、
まず、これをお回ししましょうか?
といっても、今ぼくの手元にあるわけじゃないのですが……。


浜野 智  拾得 2003年01月16日(木)23時57分57秒
30年前の京都の匂い へのコメント

拾得は、73年オープン。今年で30年です。
ホームページができました。
下記です。

http://www.live-schedule.com/jittoku/

寮美千子  30年前の京都の匂い 2003年01月16日(木)00時59分15秒 http://ryomichico.net
勇造30周年ライブ盤 へのコメント

「拾得」といえば、いまをさかのぼること30年近く前、1970年代半ば、わたしが十代の終わりの頃、なぜか京都に出没していた時?に、よく遊びに行ったところです。「裸のラリーズ」なんかが出ていたなあ。ほかにも「ブルーノート」とか「ほんやら洞」とか、名前は忘れたけれどシャンソンをかける古風な喫茶店とか、カレーとご飯を混ぜで食べなさいと強制されるカレー屋さんや、一見さんお断りの高級割烹?とか、ロック喫茶「地獄の季節」とか……マサとか、ピストンとか、ドクとか、いろんなヘンな奴らがいて……いかん、記憶があふれだしてしまった。

豊田勇造さんはちょうどその頃、京都で音楽活動をはじめられたんですね。あの時代の京都の、そして東京吉祥寺あたりの独特の匂いと熱気。豊田勇造さんは、その時代の匂いをいまもまといながら、古い、というのではなくて、それ自体を独自の様式として磨きあげ、一朝一夕には真似のできない洗練された姿になっている、その泥臭ささえ洗練と呼んでいいほどに、と以前南林間のイーサン食堂でライブを聴かせていただいたときに思いました。

長く歌ってきているのに、いや、長く歌ってきたからこそか、舞台をなめていない真剣な態度。妙に斜に構えて物知りおじさんぶったりしないで、まっすぐに直球で語りかけてきてくれるところが、とてもすがすがしかった。心を打たれました。姿ばかりでなく、もちろん歌も素敵だった。「ある朝高野の交差点近くを兎が飛んだ」もよかったけれど「花の都 ペシャワール」も心にしみました。ペシャワールが、アメリカのアフガニスタン爆撃によって難民都市となったことを思うと、胸が詰まりました。豊田勇造さんの30周年記念ライブCD、聴かなくちゃいけないな。浜野さん、ご紹介ありがとうございます。

CDジャケットの大きな映像は豊田勇造オフィシャルサイトに、CD購入はこちらから。

http://www.max.hi-ho.ne.jp/ulmado/

浜野 智  勇造30周年ライブ盤 2003年01月15日(水)20時12分29秒

豊田勇造デビュー30周年記念CD『振り返るには早すぎる』が発売になっています。
京都のライブハウス「拾得」でのライブ録音、3枚組、5000円です。
「ある朝高野の交差点近くをうさぎが飛んだ」はもちろん入っています。
タイの歌「満月」や、「ジェフ・ベックが来なかった雨の円山音楽堂」「海の始まり」「雲遊天下」「行方不知」なども。

お買い求めは、ネットショップ「ウルマ堂」にてどうぞ。

http://www.max.hi-ho.ne.jp/ulmado/

以上、友情宣伝(?)でした。

寮美千子  星の魚の美しい波紋 2003年01月15日(水)01時41分25秒 http://ryomichico.net
はじめまして、札幌からです。 へのコメント

銀河で星の魚が飛びはねて、いろんな波紋が広がっています。ありがとう。

▼由紀代さま
『星の魚』アマゾンで買ってくれたんだね。ありがとう。読んでみて、どうだった? 感想を、ぜひ!

▼向野さま
雪の札幌からの通信、ありがとうございます。2月11日に札幌市青少年科学館の「宇宙セミナー」で講演なさる電波天文学者の徂徠和夫氏が、いとてつ氏の話のなかに出てきた「もうすぐ結婚する友だち」だと知ってびっくり。そして、その結婚式で出席者に渡されたカードに『星の魚』の一節が引用されていたことを知って、また驚いてしまいました。11月に出版されたばっかりなのに、もう3組もの結婚を祝福させてもらったなんて、なんてしあわせな本でしょう。引用されたのは、こんな文章でした。
PROLOGUE
おぼえているよ
ぼくが まだ 天の河を泳ぐ
小さな魚だったころのことを

EPILOGUE
だから いっしょにいたいんだ
いつか 星の魚に戻る日まで
ずっと いっしょに
11日の向野さんの『ほしがうたっている』の朗読、どんなふうになるんだろう。どうか、楽しみながらのびのびと好きなように読んでください。

▼いとてつさま
星の観測、いかがですか。空の彼方から降ってくる微かな音楽を受けとろうと、大きな白い貝殻のように、じっと耳を澄ませている野辺山の45メートル望遠鏡のことを思うと、いつでも胸がいっぱいになります。聴こえないけれど、いつも聴こえている音楽。はるかな星々のざわめき。いとてつさんは、たったいまそんな星の声に耳を澄ませているんですね。

野辺山まで足を伸ばしたかったけれど、いろいろ仕事もあって戻ってきてしまいました。いつか、キープ牧場の清泉寮の暖炉のあるスイートで、みんなと夜を過ごしたいなあと思っています。もちろん、野辺山の見学もさせてもらって。いつか、きっとね!

▼信介さま
きのうは山梨県立科学館「ラジオスターレストランへようこそ」の最終上映。名残惜しくて、見に行ってきました。もう3回目だけれど、3回見ても楽しかった! と思うのは親バカだろうか。信介さんの音楽も、真理子さんが選んでくれた映像も、野川さんの演出も、みんなみんなすばらしかった。ありがとう!

▼きのうのこと
きのうは、川合慶一さんもふらりと見に来てくださったそうです。まだ会ったことのないフレーベル館の編集者の方も、お友だちを足を運んでくださり、信介さんの音楽をいたく気に入ってCD買って帰られたそうです。

わたしは、作曲家の高橋喜治さんと、フルート奏者の斎藤佐智江さんと、列車のなかで待ち合わせして山梨科学館に向かいました。高橋さんは『父は空 母は大地』の合唱曲を作曲してくださるとのこと。胸がどきどきするようなお話です。甲府駅では、やはりきょうが最後だからと見に来てくださった宝方さんとばったり。宝方さんの案内で、どんぐりと落ち葉の山道を歩いて科学館へ行きました。

いつものように真理子さんが気持ちよく出迎えてくださって、いい時間を過ごすことができました。川合さんがわたしにプレゼントしてくれた「アイヌの星」という本、ぜひプラネタリウムの番組にしたいよね、と真理子さんとも話し合いました。がんばるからね、川合さん!

そして恒例の「ほったらかし温泉」へ。星を見ながらの山頂の露天風呂。真理子さんに無理をいって車にぎゅう詰めで駅まで送っていただいて、帰りの各駅停車のなかで、持参のパンとワインとチーズで酒盛り。寸暇を惜しんで楽しむといった風情の贅沢な一日になりました。

星の魚が跳ねて広がる水紋。遠く遠く届くといいなあ。作曲家の高橋さん、まだ「星の魚」は読んでいないとのことだから、ぜひ読んでもらおう!


そうだ! 『星の魚』はこのサイトからサイン本を直販しています。よろしく!

http://ryomichico.net/sale.html#sakana_taiyaku

寮美千子  一年の計は元旦にあり 2003年01月15日(水)00時50分43秒 http://ryomichico.net
マダガスカル人にとって1月とい うのは へのコメント

年の初めに誓いを立てるの、日本もマダガスカルも同じなんだね。
日本では、建てた誓いを墨と筆で書いて「書き初め」をすることもあります。

マミさんは、どんな誓いを立てたんだろう?
わたしはまだ、誓いらしい誓いを立てていません。
誓いじゃないけど、今年は「楽園の鳥」の手直しをちゃんと完了させよう!
もっとしゃんとしないといけないなあと反省。じゃあ、またね。

いとてつ@野辺山  広がる波紋 2003年01月14日(火)21時36分48秒

私はいま、野辺山に来ています。45m電波望遠鏡での観測なのですが、一昨日、昨日とうって変わって今日は雪が降っております。電波望遠鏡は雪が積もるとそれが解けて落ちるまで使えないので出来るだけ積もらないように風下のほうを向けて、制御室で待機中です。

さて、寮さんが先日紹介してくださった私の書き込み
「『星の魚』が跳ねて広がる『偶然』の波紋」
lumi0021.html#lumi20021215030626
で書いた友人の結婚式が先週の土曜にありました。
そこで配られたメニューや座席表の載った冊子には、「星の魚」が一部引用してありました。残念ながら朗読や引き出物にはなりませんでしたが、野辺山で銀河を研究していたお二人の結婚式にはぴったりで大変嬉しかったです。これを見て、本を買ってくださる方が増えるといいなあ。

ちなみに下で向野さんが紹介されている講演会の講師がその新郎だということはここだけの秘密です。(^^; 講演会では向野さんが野辺山宇宙電波観測所10周年記念の絵本である「ほしがうたっている」を朗読なさるとのこと、寮さんの波紋は本当に遠くまで広がりますね。私は残念ながら講演を聞きに札幌までいくことはできませんが、お近くの方はぜひどうぞ。

日曜からは野辺山出張だったのですが、その途中で山梨県立科学館に寄り、「ラジオスターレストランへようこそ」を見せていただきました。私たちが宇宙の一部、星のかけらであることを大変よく紹介できていて、素晴らしいと思いました。私もかつて、「化学」で教育実習を行った際、中1の初めて化学を学ぶ生徒たちに、「君たちの体を作っている原子はちょっと前には宇宙を漂っていた」という話をした事を思い出しました。そのときの生徒たちの目の輝きが忘れられません。同じような感動を多くの人にこの番組で味わっていただけたらと思います。

「オーロラストーリー」とともに、「ラジオスターレストラン」もまたどこか、他のプラネでまた見られる日が来るといいですね。


lumi0021.html#lumi20021215030626

本多信介  オーマミ、オーマミマミマミ 2003年01月13日(月)21時35分41秒

ってのは今世紀のもっともくだらないヒットソングの一つじゃね

ヤー、マミ、国境ヲ感じさせてくれてサンキュー、

今日さー「成人式」ってのを日本では、やったんだよ、

でもそこにいたのは「七・五・三」の子供達だった、変な国だろ

「日本」って、ほとんど「大人」のいない国なんだぜーー

向野  はじめまして、札幌からです。 2003年01月13日(月)12時28分41秒

みなさまはじめまして。
札幌市青少年科学館の向野と申します。
この掲示板は山梨県立科学館のMARIKOさんから教えていただき、
何度かのぞかせてもらっていましたが、
先ほど「遊星たちの消息」に、
初めて告知をさせていただきました。
ご覧ください。

わたしは今プラネタリウムの仕事をしていますが、
もともとは天文の知識など何もないまま異動で科学館に配属になりました。
そして、プラネタリウムが今では大好きです。
この仕事を通じて、MARIKOさん、そして寮さんの作品にも出会うことができました。
そのことを、
とてもうれしく思っています。

今回の催しでは、寮さんのご理解を得て、
「ほしがうたっている」を朗読させていただきます。
来てくださる方に、
宇宙を身近に感じていただけるように、
そして、「今晩星を見てみよう」と思っていただけるように。
自分にできることを精一杯していこうと思っています。

ということで。
今後ともよろしくお願いします。
最後になってしまいましたが、
寮さんに。
素敵な作品を作ってくださったことに、感謝します。
これからも楽しみにしています。

planets0002.html#planets20030113114555

マミ  マダガスカル人にとって1月とい うのは 2003年01月13日(月)01時16分10秒

マダガスカル人にとって年が明けると生活はがらりと変わるです。
その際、ある人は友達とか家族の前に誓いを立てることにしました。

例えば、これから「私はタバコを吸わない、お酒を飲まない、など」と言います。新年の1月には挨拶をさせる機会です。

それで、事務所員や会社員などが日を決めて、大きなレストランのように食事を一緒に食べに行きます。

その他にも大家族でピクニックに行くこともあります。

それから、祖父と祖母が孫、孫娘に参られます。本当に祖父と祖母がとてもうれしいですよ。


川島由紀代  星の魚 2003年01月12日(日)23時13分13秒 http://www005.upp.so-net.ne.jp/kobuta/
星の魚売り/ヴァレンタインに本のチョコレートを贈ろう! へのコメント

星の魚、昨年末、アマゾンから注文して購入しました。
しばらく留守にしていたので、今日、やっと
受け取ることができました。
これから、読ませていただこうかと思っています♪
とってもドキドキしています☆
ステキな年の始めになりそうな予感です。
みなさまのお幸せをおすそわけしていただけるような・・・
そんな気分です。

星兎も読ませていただいたことは、あったのですが
手元になかったので、一緒に購入しました。

大切な宝物が二つ増えました。

寮さん、今度、お目にかかる機会があったら
私のにもサインしていただけないでしょうか?




寮美千子  星の魚売り/ヴァレンタインに本のチョコレートを贈ろう! 2003年01月12日(日)02時31分39秒 http://ryomichico.net

『星の魚』
昨年11月3日に発行した『星の魚』。結婚式の引き出物や贈り物にと、みなさんが大口注文してくださったおかげで、発売2カ月あまりで、220冊を直販することができました。ありがとう。すごい!

この本は自己資金100万円を投じて制作したため、出版社から現物支給でブツをもらったという経緯があり、その回収のために直販していたのですが、よーく考えてみたら、千冊売らないと資金回収に至らないことに気づきました。

というわけで、星の魚売りをはじめることにしました。『星の魚』『父は空 母は大地 対訳版』の2冊に限り、ネット販売します。希望により著者サイン入りにもできます。期間限定。資金回収できるまで、だから、だいぶかかるか?

『星の魚』
究極のラブソング。寮美千子によるイラスト入り。ヴァレンタインの贈り物にぴったり。100冊ほど買って、みんなに配りまくるという手もありますが、100人全員がこっちを振り向いちゃっても、当方は責任はとれません。なあんてね。

『父は空 母は大地 対訳版』
好評の大判絵本を小型化したもの。大地と人間の根源的なかかわりを、心にしみるシンプルな言葉で語りかける、ディープ・エコロジーのバイブルともいえるシアトル首長の言葉が日本語と英語で収録されています。中学生でもわかるやさしい美しい英語が魅力。大判絵本は篠崎正喜氏の美しい絵。対訳版では、アリゾナからニューメキシコにかけて残っているインディアンの遺跡の壁画をイラストにしました。朗読用テキストとしても最適。


「星の魚」初版完売できれば、資金回収可能なので、書店経由で売れてもいいわけなのだけど、この本はなぜか宣伝してもらえない。パロル舎の新聞や雑誌の広告からも、なぜかはずされてしまいます。というわけで、読んだ方、心を動かされた方、ぜひ「アマゾン」の読者書評のコーナーに、一言オススメの言葉を書いてください。よろしくお願いします。


というわけで、買うなら以下の直販コーナーから。書評はアマゾンへ。よろしく。

http://ryomichico.net/sale.html#sakana_taiyaku

silica  「ラジオスターレストラン」見てきました! 2003年01月12日(日)02時22分23秒

11日(土)に山梨の県立科学館へ行ってまいりました。MARIKOさんには、すっかりごいっしょしていただきまして、貴重なお時間をどうもありがとうございました。

「ラジオスターレストラン」は私が今までに出会ったことのないプラネタリウム番組でした。
遠いからといって見逃さなくて良かった!来て良かった!と心底そう思いました。

寮さんの美しいことばの作品は音と映像を伴って、五感に響く絵本となって展開されていきました。何だろう?という興味、はっとさせる迫力、違う世界へ自分も引き込まれるようなめまい、流れ、真っ暗闇、安心、友達、やさしく見守る年長者、安らぎ・・・それは子供の心が欲するものそのものの世界です。

音楽も絵も映像も語りも(寮さんがしゃべっているような錯覚を起こしちゃいそうな青木菜なさん)生き生きとしたアートの世界なので、子供も大人も嬉しくなってしまいます。
体感できるから、多くのかたに体験して欲しい、めったに出会えないプラネタリウム番組ですので、かけこみで来られそうなかたは、ぜひ!と手招きしたい気持ちでいっぱいです。

科学館の中にはいろいろな設備があって、初めてのかたには、番組以外の楽しみもいっぱいです。
(太陽の観察もできます。)
山々に囲まれて町を見る景色も広々としていながら、包み込まれて安らぐような風情があります。
空は東京よりもずっとずっと高く感じました。

日帰りでしたが、作品、人との出会いに満ちた素敵なひとときでした。




寮美千子  「ラジオスターレストラン」品切れ間近! 2003年01月11日(土)06時35分15秒 http://ryomichico.net
透明な光の楽器と巨きな音楽 へのコメント


鳥海さん、MARIKOさん、ありがとう。最終日の13日、できればわたしも見に行こうと思っています。きょうは、アラスカの写真を撮ってる写真家の土岐帆さんご夫妻が見に行ってくださったとのこと。明日はsilicaさんご一家が、明後日はいとてつさんが、見に行ってくださるそうです。みんなみんな、ありがとう。

きょう、フレーベル館の編集者ではじめての人から電話がかかってきました。「3歳児向けの保育絵本で、宇宙のことを題材に」という注文。うーん、腕が鳴る。やるぞ。でも、むずかしい。その方に「ラジオスターレストランへようこそ」の話をしたら、HPのみんなの書き込みを読んで「見に行きます!」とのこと。うれしい限りです。

「父は空 母は大地」を合唱曲にしたい、という申し出が、ある若手現代音楽作曲家の方からありました。その方も、最終日に「ラジオスターレストランへようこそ」を見にいかれるとのこと。この方ともこれから初対面です。

最後の駆け込みで、みんな見てくれてほんとにうれしい。サンキュ!


原作となった『ラジオスターレストラン』は品切れ間近。というか、事実上品切れ状態。わたしが自分で科学的註釈をつけた増補版をつくりたいといっているので、いまある版はもう増刷しません。ということは、この版は(これがまだ初版なんだけど)これが最後の手に入れるチャンス。書店で見つけたら「買い」であります。山梨科学館の売店にも少しあるはず。版元では品切れだから、もう、ここでしか手に入らないかもしれません。おみやげにぜひ! じゃあね。

MARIKO  透明な光の楽器と巨きな音楽 2003年01月10日(金)04時22分41秒
「人々のざわめきが、巨きな音楽になる」 へのコメント

鳥海さんのところに投稿したものと重複しますが・・・
(でもコピーしようとすると、エラーが出てしまうのですねえ、どうしてでしょう?)

「ラジオスターレストランへようこそ」
寮さんのそれ自体が音楽であるような言葉と、それにハーモニーする信介さんの
音楽、そして野川さんの全体構成によって、「あちらの世界とこちらの世界を
いったりきたりしながら最後に自分に帰ってくる」のが、今回の「巨きな音楽」
という感じ。

鳥海さんのフィルターを通ると、すべてが研ぎ澄まされて、ホンモノ以上に
なりますね。 宝石みたいな言葉をありがとう。

「星の潮流」は寮さんの書かれた文章の中でもことに好きなものの1つです。
寮さんに「出会えた」のは、これのおかげだったのかもしれない。
今回、St.GIGA時代を少しだけ共有させてもらい、そのココロにふれさせて
もらった、とても大切な時間を過ごしました。
あらためて、寮さん、どうもありがとう。

鳥海さんの書くように、「星の潮流」はぜひとも、もっともっと多くの方と
共有したい。 ぜひぜひ、今のHPへアップしてくださいませ。

ところで、
私の母も讃岐で育った人なので、小さいころは毎夏、瀬戸の海へ
遊びに行ったものでした。私は自称北方系ですが、瀬戸内のあの
きらきら光る穏やかさは、懐かしく大好きな風景の一つです。
讃岐弁の柔らかなイントネーションも好き。
「風景」というと、どうも視覚的なものに限定されてしまうイメージ。
体全部で感じるその場のことをどう表現すればよいのでしょう

鳥海  「人々のざわめきが、巨きな音楽になる」 2003年01月10日(金)02時29分03秒


人々のざわめきが、巨きな音楽になる。

     『ラジオスターレストラン』パロル舎,1991年


山梨県立科学館での『ラジオスターレストランへようこそ』においては、
登場人物と行き交う人々の話し声や、街の喧騒が”音楽”に聴こえました。
作品の音響効果は、St.Gigaのサウンドデザイナー・野川和夫氏によるものだそうです。

1999年12月。
St.Gigaの創生から最期までの物語の伏線として、
野川和夫氏と故・星野道夫氏の繋がりについて、
寮美千子さんがこの掲示板に書き記されました。
それらを、「星の潮流(その1)(その2)」として、
当方の掲示板に再掲させていただきました。

私は、これら一連の文章を『星兎』と同時期に享受しました。
今でも、『星兎』を読む度にこの文章を想い、
この文章を読む度に『星兎』を想います。
自身においては、両者が分け難く渾然一体となって、
死と生の輪郭を立体的に象り続けています。

『ラジオスターレストランへようこそ』をご覧になった方や、
今週末にご覧になる予定の方など、多くの方々と共有したい文章です。
寮さん、ご快諾いただきありがとうございました。

http://6004.teacup.com/michio/bbs

寮美千子  水のように透明な光の楽器 2003年01月09日(木)16時45分23秒 http://ryomichico.net
念願かなって へのコメント

▼Eliちゃん
ヴァイオリンの購入、おめでとう!
いつか、横浜の大埠頭で、とびきり素敵なシャコンヌ聞かせてください。
うーん、こりゃあ、うんと長生きしなければなるまい。
覚悟します。

わたしもヴァイオリン習いたいなあ。
きっといつかって思っている。
電気ヴァイオリンより、本物の方がいいっていってたよね。
うん、本物が欲しい。

▼水のような楽器
『ラジオスターレストラン』に、オプティカル・ヴァイオリンという楽器が出てきます。その名前は作中に書かれていないけれど、わたしはそう命名している。それは「水のように透明なヴァイオリン」(P262)
 音が流れだす。澄みきった音。胸を締めつけられるような旋律。
 ドームいっぱいに光の波が揺れる。時間の波のような輝き。それは、音と心を移して、微妙に色を変え、流れるように大きく揺れたり、小刻みに震える。ぼくは、もうすべてを忘れてその音に、光に身を浸した。『ラジオスターレストラン』P263より
いつか、そんな楽器ができたらいいのになあと思っていたら、年末に思わぬ電話がありました。20年ほど前に、横浜こども科学館の企画をいっしょにやらせてもらった坂本正治氏からの電話。坂本氏は、いま、そんな「光の出る楽器」を構想実験中。わたしはリーディングをやっていることを知って「きらきらとか、透明とか、そういうのは寮ちゃんのお得意だからなあって」と、電話をくれたのでした。

楽器完成のメドがついたら、使わせてくれるとのこと。誰かとコラボレして、ぜひ「光の楽器」の発表をしたいなあ! そういうのなら、電気もいいなあと思うのです。

▼音楽
でも、音楽って、実はそれだけで光や風を感じさせてくれるもの。じっと心と耳を澄ます時間もとても大事。そんな時間も、また大切にしたわたしです。

ああ、なんか音楽したくなってきた! 久しぶりに、ピアノでも弾いてみようかな。

Eli  念願かなって 2003年01月08日(水)23時17分01秒 http://boat.zero.ad.jp/cross-road/

前々からバイオリンが欲しいなと思っていたのですが、
とうとう購入しました(^^)
楽器の名前は(勝手ながら) イオ と付けちゃいました。
由来は、ジュピター(木星)の衛星イオ であり、
そしてもちろん、ユーリの相棒イオ でもあります☆
(私は自分のビオラに『ユーリ』と既に名付けずみ♪←ずうずうしい。笑)

寮さん、いつか、寮さんのために、バッハのシャコンヌを弾いてあげるね。
うさぎに届くように。空のうえのノイちゃんに届くように。

・・・シャコンヌはとっても難しい曲なので、何年後になるか分からないけれど^^;;

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