「物語の作法」課題提出板の検索

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松本紗綾.*作品 の検索結果(ログ33-38)


松本紗綾 作品1/ピースメーカー 2004年04月19日(月)21時47分03秒

あたしは銃が手離せない。
誰かを傷付ける為じゃないの。
あたしがあたしを守るため。
銃を持つあたしに近づくおバカさんはいないでしょ。
だからあたしも傷つかない。
誰かが近くにいるから傷付けられるのよ。
傷付けられたくなかったら
銃を持ちなさい。
みんなに見せびらかす様に。
そして大声で叫びなさい。
あたしは強い!と。

銃を持たない強さを知らない私。

松本紗綾 作品2/愛する君へ。 2004年04月22日(木)23時06分37秒

人に頼ることの強さを教えてくれた君。
人に弱さを見せることを強いといった君。

ぼくは君に頼っています。
僕は君に弱いところも見せています。

ぼくは強くなりましたか?

松本紗綾 作品3/レスター 2004年05月08日(土)18時31分47秒

答えを教えてよ。
君が問題出したんだ。
答えを教えてくれないなんて
ずるいじゃないか。

一生懸命考えたよ。
本でも調べた。
でも、載ってなかったんだ。
どこにも。

仲間達にも聞いた。
たくさんの大人にも聞いたよ。
でも、みんな教えてくれないんだ。
教えてくれなかった。

ねぇ、答えは何?

`ツヨイってなぁんだ´

松本紗綾 作品4/放置プレイ 2004年05月11日(火)23時17分02秒

貴方に強くぶたれる度、あたしは満たされる。
あたしの顔程ある掌からの衝撃にあたしの全身は快感で震えるわ。

貴方に煙草を押付けられる度、あたしは安らぐ。
あたしから貴方へ向かう愛情が貴方からあたしに返される。
是程の幸せがあるかしら。

貴方に鎖で繫ぎ止められる度、あたしは潤う。
あたしの限られたスペースの中に乱暴に押入る貴方。
この世の中の何よりもいとおしい。

掌、煙草、鎖。
満たされる、安らぐ、潤う。

あたしをぶって。強く。激しく。
煙草を押付けて。もっと。沢山。
あたしを繫ぎ止めて。ずっと。此処に。

あたしは貴方だけの為に存在する。
貴方だけのモノなのに。
貴方は誰と居るの?何処に居るの?

掌、煙草、鎖。
満たされる、安らぐ、潤う。

あたしをぶって。強く。激しく。
煙草を押付けて。もっと。沢山。
あたしを繫ぎ止めて。ずっと。此処に。

あたしは今、貴方を想い、濡れてるわ。
是からも、あたしは独り、貴方を想い濡れるでしょう。



松本紗綾 作品5/オモイ 2004年05月29日(土)00時38分50秒

キミと出会ってから、どんどんボクの身体が重くなってくよ。
どんどん どんどん重くなって、苦しいんだ。
軽くなりたい。
どうすれば軽くなるのかな。

キミと話す度、どんどんボクの身体が重くなってくよ。
どんどん どんどん重くなって、辛いんだ。
軽くなりたい。
重さの原因はどうやらキミみたいだ。

キミに想いを伝えたら、どんどんボクの身体が軽くなるのかな。
どんどん どんどん重くなって、限界なんだ。
軽くなりたい。
ボクの想い、受け止めてくれますか。

松本紗綾 作品6/マザー 2004年06月02日(水)22時28分53秒

尊いものを守るために、尊いものを傷付ける。
愛する者との幸せのために、愛する者を悲しませる。
尊いものを守ったことになりますか?
愛する者と幸せになったと言えますか?

傷付けてはいけません。
悲しませてはいけません。

頭ではわかっているのに、出来ないこと。
心でもわかっているのに、出来ないこと。

わかっているからこそ、悩みます。
わかっているからこそ、苦しいのです。

そのことすらわからず、悩んでいない人もいます。
苦しんだことのない人もいるでしょう。

そのような人が羨ましいと思いますか?
そのような人になりたいと願いますか?

悩めることの幸せと、悩めないことの不幸せ。
苦しめることの幸せと、苦しめないことの不幸せ。

あなたには、悩むことの出来る人であってほしい。
あなたには、苦しむことの出来る人であってほしい。

松本紗綾 作品7/世界の中心 2004年06月22日(火)00時25分52秒

大きな不安がある。この世界には自分独りしか存在していないのではないか。自分以外の人は、人でありながら人ではない何かなのではないだろうか。自分の視界に入った時だけ、さも生きているかのごとく動く。視界に入らなくなった途端に、抜け殻のように停止する。もしくは、最初からそんな存在など無かったと言わんばかりに綺麗さっぱり消えてしまう。今、この瞬間、世界は世界として機能しているのだろうか。あらゆる人に、この瞬間何処で何をしていたか尋ねたならば、全員が答えるだろう。しかし、自分にそれを確かめる術は無い。自分には、その瞬間視界に入れることの出来る範囲は限られているのだから。その上、自分の目で見、感じたモノしか信じられない。では、どうすれば、どうなればこの不安を拭い去る事が出来るのか。この不安が消えなければ、いつか押し潰されてしまうのではないだろうか。

誰かに相談する…?でも、その誰かは自分の視界に入らなくなった途端にいなくなってしまう。では、ずっと誰かと一緒にいる?独りは不安だけしか残らないが、二人なら何か違う感情が起こるかもしれない。その誰かはどうやって決める?その前に、この不安を理解してくれる誰かはいるのだろうか。理解してくれるであろう誰かは、どこで見分ければいい?自分独りしか存在しないこの世界で。そもそも、誰かなんて存在しない世界で。

こんな話、親には出来ない。言っても、不安なこの気持ちでさえ理解されることは無いだろう。友達なら、理解を示してくれるかもしれない。上辺ぐらいは。でも、内心はバカだと笑うに違いない。では、自分が一番大切に想っているアノ人なら心から理解してくれるだろうか。自分が相手を想っているのと同じように、自分のことを想ってくれているのなら、理解し、力になってくれるに違いない。

今日もまた、こんなことを考えていたら眠ることが出来なかった。考えなければいいのだろうが、この不安に気づいてしまった今、考えない方が難しい。全てに疑いの目を向けてしまう。こんなことを考え込む自分自身が嫌になる。…と同時に、誇らしくもなる。大半の人が気づくことも無いであろう不安に気づくことが出来た。素晴しい事ではないだろうか。普通、目を向けられることすらないモノを、しっかり自らの目を向け、見据える。一種の才能と言えるのではないか。

こんな風にでも思わないとやってられない。誰かに聞いても、自分の望んでいるような聞きたい答えは返ってこないのだから。こんなことに貴重な時間を費やすのはやめよう。もったいない上に、きりが無い。

って、全部文章にしちゃったこと自体、どうかと自分でも思うけど、なんだか楽になったかも。これこそ究極の自己満足。勝手にすっきり。まあ、この先もこのことは頭から離れないだろうけどさ。…その時はその時。また書けばいいし。何度でも。

管理者:Ryo Michico <mail@ryomichico.net>
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